畠中恵のレビュー一覧

  • つくもがみ、遊ぼうよ

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    <目次>


    <内容>
    読んだ順番が逆なので、大久屋の登場とか十夜の生まれの謎とか知った上での話でした。つくもがみたちがどんどんしゃっべたり、活躍したり、ニヤニヤしながら読みました。

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    2024年10月12日
  • 忍びの副業 下

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    下巻の結末は史実通りだと分かっているはずなのに、フィクションでもいいから覆ってくれと願いながら読みました。西之丸様…;;


    江戸中期についてその時代の将軍家の家系図について田沼意次について、詳しく知らなかったので一つの知見として勉強にもなりました。

    上下巻ともに表紙~裏表紙にかけての絵が素敵でした

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    2024年10月07日
  • 忍びの副業 上

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    幻の第11代将軍と言われた徳川家基に仕える忍びたち。
    畑中恵さんは『猫君』で実際の第11代将軍徳川家斉を描いていて、そちらでも家基の存在を丁寧に親しみを持って描いていたのを思い出した。(家斉が家基の存在を敬っていたというのは史実のようですし)
    思えば「しゃばけ」シリーズも江戸中期が舞台だし、ほぼ同時代なんですね。

    史実として家基の急死が不穏で謎に包まれているからこそ、この物語の中では特に“毒”に対して非常に過敏。だからこそ忍びの存在が良い。
    早々に鷹狩りのシーンが出てきてハラハラしました。


    若干スロースターターぎみな感触です。タイトル通り忍びたちを主役においてしまいますが、上巻の後半ほど

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    2024年10月07日
  • なぞとき

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    うっかり1巻飛ばして読んでしまった。

    なぞとき、と言いつつ謎自体はあっさり解けてその後の展開が面白かったりする。
    さすがだな。

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    2024年10月04日
  • たぶんねこ(新潮文庫)

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    シリーズ12弾。
    今回も面白く読ませていただきました。
    お金を稼ぐ大変さ、後輩に教える大変さは昔も今も同じですね。
    お見合いもバタバタなりましたが収まるところに収まる。
    仁吉が記憶喪失になるのは意外でした。
    最後の話は幽霊より人間が怖いと思いました。

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    2024年09月30日
  • ちょちょら(新潮文庫)

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    「ちょちょら」とは弁舌の立つお調子者、との説明。「まんまことシリーズ」の主人公に近いかと思ったが、全然違う主人公だった。
    間野新之助は兄が留守居役だったが、その兄が自裁したため後任として留守居役になってしまった。優秀な兄と比較して劣等感を持っている新之助は失敗ばかりしてしまう。留守居役については上田秀人さんの『百万石の留守居役シリーズ』で詳しく知っていたので、同じ大名の留守居役組合の先輩方に相当虐められると思っていた。ところが、先輩方は愛情ある鉄拳指導で厳しくも教え導いてくれる。
    兄の元許嫁に対する憧れや、藩の上司である家老との剣を抜きあっての騒動とかてんこ盛りの内容。最後は印旛沼の開拓騒動で

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    2024年09月25日
  • 猫君

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    どんとこい猫又!
    実際に猫と暮らしてる身としては20歳超えて猫又になってくれるならほんとに嬉しい。
    全体的に盛り上がりどころが今ひとつだったかな、という感じはした。猫たちは可愛いけど、問題の解決方法があっさりしてたかなぁ。

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    2024年09月13日
  • 新・しゃばけ読本(新潮文庫)

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    <目次>


    <内容>
    2010年刊の「しゃばけ読本」(新潮文庫)に2006年刊の「みぃつけた」(しゃばけの絵本)を合本にしたもの。しゃばけの人物一覧や2010年まで(17巻むすびつき)までの各話あらすじ、長崎屋や裏長屋の平面図、などなどが載っている。コンパクトに「しゃばけ」シリーズを知りたい人によい!

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    2024年09月02日
  • とるとだす(新潮文庫)

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    若だんなの為に色々な薬を試して倒れてしまった藤兵衛の為に一生懸命頑張る若だんなと妖たち。狂骨との戦いなどハラハラする場面がありつつ、最後はほのぼのとした気もちで終われるのがこのシリーズの良さだと思う。黒羽坊が寺に馴染んでいるのもホッとした。

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    2024年09月01日
  • なぞとき

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    ネタバレ

    【収録作品】なぞとき/かたごころ/こいぬくる/長崎屋の怪談/あすへゆく

    今回若だんなはほぼ元気。
    謎のほうは相変わらず持って回っている気がする。

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    2024年08月30日
  • おおあたり(新潮文庫)

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    金次の富札が巻き起こした騒動は現代でも起こりそうな話…お金が絡むと人は変わってしまうのだと切なくなりつつも、金銭に執着がない妖達と若だんなの余裕っぷりがなんだか“ズレて”いる姿には心が和む。小僧時代の仁吉と佐助の初々しいお話も良かった。栄吉の菓子の出来不出来の落差がスゴすぎるw

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    2024年08月24日
  • なぞとき

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    シリーズ第23弾

    今回はいつもより若旦那も寝込んでいることが少なくなってきた(笑)

    新刊が出ると惰性のように読んでいる気がする。

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    2024年08月19日
  • いわいごと

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    ネタバレ

     これは意外な展開だった……! 巻末の解説でも触れられているとおり、江戸時代の結婚事情を考えれば「そういうものかもしれない」と腑に落ちるものではあるのですが、読者感情としてはなんとも複雑……この展開を手放しで喜ぶのは、正直、かなり厳しい気がします;
     巻が進むにつれて、麻之助たちの立場上、シリーズ初期のような馬鹿や無茶が減っているのをちょっと寂しく思う反面、個々の成長や変化をリアルに丁寧に書いているんだなぁとも思わされました。
     麻之助の嫁取りという一つの区切りもついたところで、はてさて、ここからどう展開させていくのやら……?

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    2024年07月27日
  • ひなこまち(新潮文庫)

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    前作の『やなりいなり』を読んでから10年以上経っていたことにびっくり。
    主要なキャラクターのことはよく覚えていたのは、それだけキャラが魅力的だったからだろうか。
    聡明な若旦那だけど、病弱な体に引っ張られて、弱気になることが多かったように思うが、今回は「おっ」と思うところがあった。
    成長しているんだな。

    続きも10冊以上あるようで先に進む前に、1から読み返すか悩む。

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    2024年07月23日
  • わたしの名店

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    28人の著名人が紹介する大好きなお店。食べ歩きが趣味の人にピッタリの本でした。餃子が美味しそう。食べたいっ

    美味しい物を食べる時ってほんとに幸せ。外で食べると、意外な食材の組み合わせとか、味付けとか参考になる事がいっぱい。帰ってから、新メニューに挑戦するのもいいな。

    私のお気に入りの和食屋さんは、マスターが骨折してしばらくお休みだったけど、今週から再開。今が旬の鱧食べたいなぁ。年に一度のお楽しみ。スーパーの湯引きは細かな骨が気になり残念な時があるけど、こちらは骨切りが上手い。生肝を胡麻油と塩で。揚げたらサク、ふわ。煮ものとの優しい味わい。しゃぶしゃぶは、さっとくぐらせ、はながひらいたら食べ

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    2024年07月12日
  • いわいごと

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    生まれた時から名主の跡取りが決まっていてお決まりのお気楽な育ちの主人公。今回は麻乃介の再婚話。自分の意志は言葉にしない、相手の意志に任せる(尊重する)
    麻乃介。流れに任せる生き様。そんな主人公

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    2024年07月06日
  • 忍びの副業 下

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    史実に基づいた結末なんで「まあ、こうなるか」って感じ。
    江戸時代の武士の関係性をよく分かっていないのでちょっと難しく、江戸時代は町人の方が面白いかな。

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    2024年07月06日
  • うそうそ(新潮文庫)

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    【2024年139冊目】
    長崎屋の若だんなはとかく体が弱い。故に周りの者はいつも戦々恐々、病に倒れないかと心配をする日々。そんな境遇に鬱屈とした感情を抱いていた若だんなは、ひょんなことから初めて江戸を出て、箱根くんだりまで湯治に赴くことになる。ゆったりと湯につかって体を強くするつもり――だったのだが。「しゃばけ」シリーズ第五弾。

    うっかり続きものを途中から読んでしまったぜシリーズです。ただの時代小説ではなく、妖怪も出てくる建付けで、物語としては結構いろいろあるんですけれども、なぜだが全編ゆったりと時間が流れる不思議なお話でした。

    テンポが悪いわけでも、良いわけでもなく、物語の展開も次々と変

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    2024年07月04日
  • 猫君

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    20年生きた猫は猫又になるそうな。

    ヒトの言葉を話し、化けることもできる猫又。
    うちの子たちが猫又になったらきっとこういう感じかなぁ...ニヤニヤと妄想が止まらない。

    猫と生活をともにするようになってから早5ヶ月、まさか私がこんなに猫にのめり込んでしまうとは。

    猫又でも化け猫でもなんでもいいから、とにかく長生きしておくれ。

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    2024年06月30日
  • さくら聖・咲く 佐倉聖の事件簿

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    ネタバレ

    中学生の弟拓を養うため、元大物政治家、大堂の事務所で事務員して働く聖。大学を出た後は政治などといういかがわしいものときっぱり縁を切ってサラリーマンとして真っ当で地道な未来を進みたいんだと就活中。議員たちが持ち込んで来る難題を体力もあり頭の切れる聖はクリアしていくのだが、自分は何者になりたいかという未来には迷ってしまう。聖は不良だった過去はあるが、弟の面倒はみるし、お世話になってる人にきちんと仁義を通すできた若者だからこそ、周りの大人たちが見守ってくれているんだ。最後の決め方には大堂の愛を感じた。

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    2024年06月25日