畠中恵のレビュー一覧

  • こいわすれ

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    江戸時代の神田町の話。ほのぼのだが謎解きミステリーあり。町人達のもめ事を調停する主人公やその周りの人達が面白い。ちょっと前の最新刊を読んだら面白くてまたシリーズ最初から読み直した。あっという間に読み終わった。ページを捲るのが止まらない。

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    2024年06月13日
  • わたしの名店

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    三浦しをんさんの文章が読みたいと思い手に取りました。
    総勢28名のエッセイ集。なのでしをんさんを満喫、とはいかなかったのだけれど。

    エピソードに触れることで行ってみたいお店もチラホラ。都内はもちろん、地方でも。

    なかでも心が動いたのは、藤岡陽子さん。
    食べ物って味だけじゃないよな、と再認識。
    味も香りも、記憶が蘇る。

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    2024年06月12日
  • またあおう(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズ
    えどさがし以来の外伝。

    想像していた内容とは違っていたけれど、それなりにおもしろく読めた。
    ただ若旦那が出てこないのは、ちょっと寂しい。
    もちろんあらゆるところに、若旦那の存在感はあるのだけれど。

    妖達もそれなりに成長しており、「全ては若旦那の為」と一貫したポリシーのもと、様々なことに立ち向かっていた。
    普段はわちゃわちゃしているのに、なかなか頑張ったと思う。

    まぁ、若旦那がいないので、それ程込み入った内容にならないのは仕方ないが、かなり物足りなく感じた。


    2024/06/09 10:44

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    2024年06月09日
  • わたしの名店

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    小説ではなくエッセイですが、著名人の人生が少し垣間見えた気がします。

    人には、必ず思い出のある名店がある。
    やはり、東京がメインでしたが、関西寄りが多い名店もあれば嬉しいですね。
    それでも、行ってみたい名店が多く迷います。

    僕自身も名店を持っていますが、もう店舗はありません。
    ご飯とモダン焼きが合体した飯モダンが小さい時から大好きでした。
    なんかふっと思い出させてくれるいいエッセイでした。

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    2024年06月09日
  • おまけのこ(新潮文庫)

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    心優しき若だんなと妖たちがちょっと訳ありの難事件に挑んでいく。「こわい」の話は“優しさ”を優しさとして素直に受け取れない心理が切なかったし不幸は自らの欲望が招いてることもあるのだなあ、と教訓になった。「畳紙」のお話は屏風のぞきとの飄々としたやり取りが心の厚化粧を落としていく過程が良い。妖たちと若旦那のやり取りが微笑ましい。

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    2024年05月31日
  • 猫君

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    時代小説はあまり普段読まないけど、これはわりと読みやすかったです。
    猫たちが主役のお話なので、癒されながら読めました。みかんが可愛くて、時に頼もしかった。新人猫又たちの成長も見どころで、楽しめた。

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    2024年05月19日
  • こいしり

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    ネタバレ

    畠中さんの作品は二冊目。シリーズものの第二弾ですが、今度も面白かったです!
    今回も麻之助が大活躍します。

    ・・・
    本シリーズの良さは、何といっても主人公麻之助のギャップ萌え的な魅力なのだと思います。

    町名主名代として、奉行所にあげるまではいかないものの、長屋など町民同士では解決できないようなもめごとを裁定する。

    16歳のふとしたことから真面目をどこかに落としてしまい、お気楽な若者となった麻之助。盛り場や賭場に知り合いが多く、演劇や賭け事など遊び上手。家にいれば嫁は取りたくないとか、仕事はしたくないとか、小遣い欲しいなど、謂いたい放題。でも、実は人の気持ちにきちんと配慮する気配り上手、義理

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    2024年05月15日
  • わたしの名店

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    作家だけでなく、俳優や芸人も書いているエッセー集。山田ルイ53世、朱野帰子が面白い。東京のお店が多かったので寂しい気持ちもあったけれど、まさかの最後にまさかの生駒頂上遊園地のお店が出てきてびっくり。(むっちゃ地元!)

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    2024年05月06日
  • しゃばけ(新潮文庫)

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    ので設定で読み進められないということはありませんでしたが、どうも妖怪ウォッチの登場人物に脳内変換してしまって、主人公はケータに、その取り巻きはジバニャンにコマジロウにと妖怪ウォッチを見ているように読んでしまいました。

    和菓子屋の息子の作る餡子がどうしても不味くて可哀想でした。沢山シリーズが出ているのでどこかで美味しい餡子を作れるようになっていれば良いなと思いました。

    主人公がひ弱で2日間とか寝込んでしまうのですが、そこまでひ弱に描く理由があったのでしょうか、沢山出ているシリーズの中で分かれば読んでみたいなと思いました。

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    2025年12月03日
  • わたしの名店

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    ネタバレ

    好きな作家さんが名前を連ねていたので手に取った1冊

    作家さんだけでなく、タレントさん、漫画家さんなど
    28名の方が 自分のイチオシだったり、思い出のお店を紹介しているエッセイ集。

    作家さんが食べ物ネタの取材に行きつけのお店を使っていたり、行きたいけど著名人だから顔を覚えられて、気恥ずかしくて足が遠のいたり・・・いつもは本の末尾で名前を拝見するだけの方の日常生活がのぞけて 楽しい。
    お店の名前も住所もついているから 近くに行く機会があったら寄ってみたい。

    まずは 塩谷舞さんお勧めの「あのガパオ」
    オチも含めて 私も食べてみたいと思う。 

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    2024年05月01日
  • アコギなのかリッパなのか 佐倉聖の事件簿

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    うーん。
    畠中さんの作品は時代ものなら解決への筋が安易でも納得でき、またそれくらいのレベルが楽しく読めるのですが、舞台が現代になると軽すぎて物足りないです。

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    2024年03月31日
  • いわいごと

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    「まんまこと」第8弾
    お気楽者の麻之助は、頼まれ事の解決のため、当事者への聞き取りや知り合いなど他人にも協力を仰いで、解決に導いていく。
    お気楽者と言われる麻之助だが、周りもその手腕を認めてきている。
    だからこそ、麻之助が心を決めた縁談があっと言う間もなく決まって行ったんだろうと思う。
    相馬小十郎が与力になるなど、変化が大きい巻でした。

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    2024年03月31日
  • つくもがみ貸します

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    ネタバレ

    <目次>


    <内容>
    『しゃばけ』シリーズの畠中恵さんの作品。相変わらず付喪神が登場するが、ここでは主人公の清次との、直接の絡みはない。でも付喪神から主人公が情報を得ることは一緒。連作の最後に「ねえさん」と呼ぶお紅都の関係が変わるが、それは呼んでのお楽しみ!

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    2024年03月30日
  • 人生を豊かにする 歴史・時代小説教室

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    平凡
     特殊といふのではなくて、ごく一般的な書きかたの紹介本。めあたらしさはなく、なんだか要領を得ない気分になる。

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    2024年03月08日
  • もういちど(新潮文庫)

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    ネタバレ

    <目次>


    <内容>
    江戸の町は夏も雨が降らず、みんなが龍神に祈り、お酒を献げたら、酔っ払った龍神と天の石が衝突、その衝撃で若だんなは赤ちゃんになってしまった。それから元に戻るまでの1年が描かれる。近作はネタが尽きそうだけど、いろいろ考えるね。

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    2024年03月06日
  • もういちど(新潮文庫)

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    ネタバレ

     毎度お馴染み、しゃばけシリーズ第20弾である。暑さで倒れた一太郎。これだけならいつもの話だが、根岸の寮に一時移ろうとしていた一太郎が、赤ん坊に戻ってしまった! 長崎屋の面々は、どうしてこういう目にばかり遭うのか。

     体は赤ん坊に戻っても、頭脳は元のまま。10ヵ月ほどかけて一太郎の体も元に戻っていくのだが、成長の早さを怪しまれないよう定期的に引っ越す必要が生じる。当然、息子を溺愛する藤兵衛には会わせられない。よく10ヵ月も我慢させたな。

     「もういちど」。一太郎が赤ん坊に戻るきっかけにも突っ込みたいが、見た目は赤ん坊の一太郎の大冒険にはもっと突っ込みたいぞ。最後は助かるのがお約束とはいえ…

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    2024年02月18日
  • 忍びの副業 下

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    最後まで伊賀と甲賀がどっちか覚えられず混乱。時代物の肩書とか何家と何家の争いとかもよくわからないまま単純に忍者ものとして楽しんだ。

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    2024年02月18日
  • またあおう(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「外伝」、いつも中心にいる若だんなは出てこないんです、、が、ちゃんと、居る。若だんなの気配、というか。もしくは何冊にもかけて長崎屋離れを度々除いてきたファンとしては最早自分も同じ空気を共有してすぐそばにいると錯覚しているのかもしれない。 現実的に言うと、妖たちはたとえ若だんなが何日も眠り続けていても、中山道のほうへ出張(!)していても、彼らの思いや会話にはいつも若だんなのことが出てくるから、なのだ。
    一番好きなのは最後の「かたみわけ」。豪快?な寛朝御坊が亡くなり、秋英御坊が心細さと戦いながら成長していく。寛朝からの大事な「かたみ」ともいうべき、寛春。寛朝御坊は自分亡き後の諸事まで全て整えられて

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    2024年02月10日
  • 忍びの副業 上

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    江戸時代中盤の忍者の末裔達のお話。悪い意味では無く、巻頭の登場人物紹介のイメージが焼きついて、軽快なストーリーに感じている。続きは読むつもりだ。
    後半の展開に期待。

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    2024年02月08日
  • もういちど(新潮文庫)

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    安楽椅子探偵系シリーズ小説なので仕方がないとはいえ、最後に病弱に戻されてしまうのが些かむごい。読み切りなら少し身体が弱い程度くらいに落ち着いて終幕できただろうか

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    2024年01月24日