畠中恵のレビュー一覧

  • いつまで(新潮文庫)

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    孤者異の話しは面白かった。以津真天と違い立ち居振る舞いに冷たく鋭い風がまとわりついているようだった。以津真天は中二病だ。素直になれなかっただけだ。これから若だんなや妖達とうまく馴染めたらいいけどね。

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    2025年09月25日
  • まろ丸伊勢参り

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    6歳の姪・結に大阪の大店への養子話が舞い込む
    九郎は姉夫婦に頼まれ、大阪まで送るはずが60年に一度おかげ参りで賑わう伊勢を目指すことに

    ストーリーテラーが子犬のまろ丸
    宿では籠に入ってたり、疲れて懐にしまわれたりとほのぼの

    まろ丸の大阪での日々は続編となるのだろうか?

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    2025年09月24日
  • あやかしたち

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    誰も彼も、自分の居場所がほしい。
    長刀を振り回すおたえが格好いいのと、身近な呪いって誰にも付きまとうものだと感じた。
    兄や達に見つかって「うわぁ、終わった」って言っちゃう素直な若だんなが好き。

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    2025年09月20日
  • わたしの名店

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    ★3.5

    どれも名文で、読書の幅が広がりそうです。
    「この店行きたい!」と思った店は既に閉店されていて残念。

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    2025年09月19日
  • ああうれしい

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    <目次>
    略

    <内容>
    若だんなシリーズの新刊。久しぶりで話に乗っかるのに少し時間がかかった。相馬さん(小十郎)はあまり登場しない。結婚しちゃうけど…。

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    2025年09月10日
  • またあおう(新潮文庫)

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    ネタバレ

    外伝らしく読みやすい内容かと思いきや、寛朝様が亡くなった後のお話まで入っておりしんみりしてしまった。
    「居場所が定まると総身が重くなくなる」という佐助の言葉にもじんわり。それでも時が経っていくのを寂しく思う。

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    2025年09月09日
  • ひとめぼれ

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    登場人物が多すぎてちんぷんかんぷん、え?誰だっけ?ページを戻し確認!の繰り返し。恵さんのせいじゃないのです。後期高齢者の私のオツムの問題です。あしからず

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    2025年09月09日
  • なぞとき

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    以津真天がすっかりレギュラーで微笑ましい。
    内容は驚くようなことはなく、安定している。
    こいぬくると長崎屋の怪談がしゃばけらしくて好き。
    人間の損得感情など切っても切れぬ感情が描かれている。
    最後の奉公人のお話で徳三郎と勘太は早々に結末が分かったが、勝吉は役者に熱を上げている娘さんの入り婿になるのかと思いきや全く関係なくて少し拍子抜けした。

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    2025年09月06日
  • もういちど(新潮文庫)

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    初めて手に入れた野を駆ける日々に、成長とともに別れを告げて虚弱に戻っていく残酷さよ。
    「悪い子になってみたかった」と話すぼっちゃんの幼少期がこの言葉からも分かる。
    手に入れてから無くすほうがよっぽどつらい。

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    2025年09月03日
  • まろ丸伊勢参り

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    両替商の三男坊・九郎の姪の結に、大坂の大店の
    跡取りになる養子話が舞い込む。なぜか伊勢まで
    結を連れて来て欲しいと言われ、九郎は仔犬の
    まろ丸をお供に、結を伊勢まで送り届けることに…。

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    2025年10月04日
  • てんげんつう(新潮文庫)

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    ネタバレ

    仁吉に惚れた天狗のお姫様のお話から先を見越す天眼通の相談事まで。
    先日の仁吉の記憶喪失のお話から、今まで明確に登場しなかったおぎん様がぽつぽつ出演し始めた気がする。「いつも、いつも、いつもこの仁吉を困らせて」って言う仁吉はやはり嬉しそう。
    人も妖も己の利を優先させて勝手な中で若だんなが誰かのために成長し頑張る姿は微笑ましい。

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    2025年08月27日
  • つくも神さん、お茶ください(新潮文庫)

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    ネタバレ

    江戸の町を舞台に、器物に宿った妖が大活躍する「つくもがみ」シリーズ。

    本作、てっきりシリーズの続き!?と思い購入しましたが、違いました笑

    ただ、どういう方が書いているのかが分かり、なかなか面白かったです。

    ・・・
    なかなか変わった経歴の方ですよね。

    もともと漫画家志望で、就職歴もあり、漫画家アシスタント経験もあり、その末に文章教室に通い(七年!)、最終的に『しゃばけ』で賞をもらって作家デビュー。そしてその時齢四十を過ぎていたとのこと。

    そんな筆者の、読書論エッセイ(作品を戸建ての家にたとえ、その中に主人公や登場人物が住まう)、過去の名作(文学作品、映画作品)に寄せた小文、書評、はたまた中国への豪華食ツアー随行記など、多種多様なエッセイ集。最後の1/6程は新潮社のウエッブサイト内に開設されていた「しゃばけ倶楽部 バーチャル長崎屋」がソースとなっている文章群。

    ご自身の意見をズババっと物申す雰囲気ではない方のようですが、ほんわりと人となりは分かるかもしれません。

    ・・・
    作品は楽しませていただいている一方、個人的に気になったのは、なぜ筆者は江戸を舞台に作品を書き始めたのか、ということ。

    本作中のどこかに近所の骨董屋でとある器物に出会った(結局買わなかったそうですが)みたいな話はありました。

    読者的には、激烈に江戸時代に恋をしてしまった事件・エピソードとかを期待してしまいます…。或いは、師匠が時代物を書かれていたからとか、割と単純だったりするのでしょうか?

    そういう話は語られてませんでしたが、教えていただけたら興味深く読めたかもしれません。

    ・・・
    ということで、畠中氏のエッセイでした。

    ファンの方にはおすすめできます。ファンでない方は作品から読まれることをお勧めしたく思います。

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    2025年08月24日
  • 猫君

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    畠中恵さん初読み。

    江戸時代に20年生きた猫は猫又という妖になって人に化けたり、術を使えるようになってさらに生きるらしい。

    そして猫又になる初年度は猫宿で初期研修を受ける。主人猫のみかんや脇猫のぽん太、鞠姫、白花などが助け合い、成長していく物語。

    少し読みにくい印象でしたが、猫たちが可愛くて結末も楽しいものでした。

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    2025年08月23日
  • わたしの名店

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    店に、料理に、店主に、お客さんそれぞれの情とか思い出とかがある。良さを感じるポイントもそれぞれで店主の動きや店の空気感、その店にしかない癖など、そうゆうところ見るんだーといろんな視点を楽しめた
    素敵な店、料理、発見したこと、感心したこと、その時自分が置かれていた状況とか気分とか合わせて言語化することでより深く色褪せない思い出に残るように思う。そうやって少しでも言語化してみたい。

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    2025年08月22日
  • むすびつき(新潮文庫)

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    生まれ変わりがテーマの一冊。
    妖たちがメインの話が多く、金次や鈴彦姫などが主軸となる短編が入っている。
    たまに「これどうなったの?」という短編もあるが、なかでも『くわれる』が結局どうなったのか描かれていないので謎である。そのうち栄吉の話が出てきたら語られるかな?
    妖がメインの中で、彼らとの時間や感じ方をまざまざと感じる若だんな。死ぬのは怖いけど、縁を手放すの方がよっぽど恐ろしい若だんなに幸あれ。

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    2025年08月19日
  • とるとだす(新潮文庫)

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    ネタバレ

    藤兵衛が倒れたことで連なる物語。
    長崎屋の〜はびっくりするタイトルで、内容はひどく悲しく淋しい。
    ばけねこつきも手から零れ落ちる砂のように脆い話だったが、その後の彼の人生が全く別のものになっていて安心した。
    未来に待つ別れをそっと滲ませて、それでも一緒にはいけないからいつか巡る江戸を待ち侘びる。

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    2025年08月14日
  • アイスクリン強し

    ネタバレ

    そこまで面白くはなかったです。

    西洋菓子店の真次郎と巡査の若様組と呼ばれる元士族の長瀬達が明治時代の中で人の為に色々頑張る話…って感じでした。

    他レビューで主人公が誰か分かりづらいというレビューが多かったですが、まあ真次郎なのでしょうが長瀬達巡査が主に動いてもいるので小説で一人を主人公としたい人には誰が主人公が分かりづらいという事なんだと思います、私も小説や漫画の主人公は基本的に一人がいいので誰か分かりづらい小説は嫌でした。

    まあ明治時代の西洋菓子を各タイトルに使ってる割にはそこまでお菓子が話に絡んできませんし(毎回少し真次郎が西洋菓子を誰かに届ける、作るの描写があるだけで大部分は明治で起こった事件の話)どちらかというとミステリー小説だと思いました。

    真次郎の幼なじみの沙羅との恋愛ものにしては、彼女も真次郎に婚約の結果がどうだったのか何故か意味深に質問の答えを隠していて結局真次郎が好きなのか最後まで分からないので…恋愛って感じではないですしね、真次郎に対して失くした似たリボン貰ってそれらしい感情出してる割には恋愛描写が少なすぎますから。

    ちなみに明治の新聞社の悩み相談は本当はペットの犬や迷子の相談や恋愛やら浮気やら色々あったのですが、真次郎と長瀬のゴシップ的な感じだったので何かつまらなかったですね…まあ町民達を面白くさせる為に悪く書く新聞社記者も中にはいるのでしょうが。

    ちなみにいくら薄給の巡査とお金があまりない西洋菓子店の店主とはいえ、お金に困った時だけ、やたらと成金の沙羅を頼りにするという点はどうなのかなと思ってしまいました…これじゃ二人はお金としてしか沙羅を見てない感じに思えます、まあそれだけ階級低い身分はお金を集めるのが大変な時代と職業だったのでしょうけど。

    同作者の作品、明治金色キタンと明治妖モダンは面白い事を期待します。

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    2025年08月14日
  • いっちばん(新潮文庫)

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    オーディブルにて。
    暇つぶしにちょうどいい内容と、夢中になりすぎない面白さ。
    三途の川から一緒に逃げた冬吉とはここで再会。

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    2025年08月14日
  • ちんぷんかん(新潮文庫)

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    オーディブルにて。
    暇つぶしにちょうどいい内容と、夢中になりすぎない面白さ。
    賽の河原から一緒に逃げた子とはどこかでまた再会しそう。

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    2025年08月14日
  • いつまで(新潮文庫)

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    久しぶりの長編は、若旦那がタイムスリップする話だった。
    悪夢が5年後の未来に繋がった理由は、少し乱暴だが、神仏にも頼りにされる若旦那は、江戸下町の「影」の大物と認識されているんだね。
    しかし、なんとか店の役に立ちたいという気持ちは、なかなか実を結ばない。つらいねぇ。

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    2025年08月14日