畠中恵のレビュー一覧
-
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ畠中さんの作品は二冊目。シリーズものの第二弾ですが、今度も面白かったです!
今回も麻之助が大活躍します。
・・・
本シリーズの良さは、何といっても主人公麻之助のギャップ萌え的な魅力なのだと思います。
町名主名代として、奉行所にあげるまではいかないものの、長屋など町民同士では解決できないようなもめごとを裁定する。
16歳のふとしたことから真面目をどこかに落としてしまい、お気楽な若者となった麻之助。盛り場や賭場に知り合いが多く、演劇や賭け事など遊び上手。家にいれば嫁は取りたくないとか、仕事はしたくないとか、小遣い欲しいなど、謂いたい放題。でも、実は人の気持ちにきちんと配慮する気配り上手、義理 -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ好きな作家さんが名前を連ねていたので手に取った1冊
作家さんだけでなく、タレントさん、漫画家さんなど
28名の方が 自分のイチオシだったり、思い出のお店を紹介しているエッセイ集。
作家さんが食べ物ネタの取材に行きつけのお店を使っていたり、行きたいけど著名人だから顔を覚えられて、気恥ずかしくて足が遠のいたり・・・いつもは本の末尾で名前を拝見するだけの方の日常生活がのぞけて 楽しい。
お店の名前も住所もついているから 近くに行く機会があったら寄ってみたい。
まずは 塩谷舞さんお勧めの「あのガパオ」
オチも含めて 私も食べてみたいと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ毎度お馴染み、しゃばけシリーズ第20弾である。暑さで倒れた一太郎。これだけならいつもの話だが、根岸の寮に一時移ろうとしていた一太郎が、赤ん坊に戻ってしまった! 長崎屋の面々は、どうしてこういう目にばかり遭うのか。
体は赤ん坊に戻っても、頭脳は元のまま。10ヵ月ほどかけて一太郎の体も元に戻っていくのだが、成長の早さを怪しまれないよう定期的に引っ越す必要が生じる。当然、息子を溺愛する藤兵衛には会わせられない。よく10ヵ月も我慢させたな。
「もういちど」。一太郎が赤ん坊に戻るきっかけにも突っ込みたいが、見た目は赤ん坊の一太郎の大冒険にはもっと突っ込みたいぞ。最後は助かるのがお約束とはいえ… -
Posted by ブクログ
ネタバレ「外伝」、いつも中心にいる若だんなは出てこないんです、、が、ちゃんと、居る。若だんなの気配、というか。もしくは何冊にもかけて長崎屋離れを度々除いてきたファンとしては最早自分も同じ空気を共有してすぐそばにいると錯覚しているのかもしれない。 現実的に言うと、妖たちはたとえ若だんなが何日も眠り続けていても、中山道のほうへ出張(!)していても、彼らの思いや会話にはいつも若だんなのことが出てくるから、なのだ。
一番好きなのは最後の「かたみわけ」。豪快?な寛朝御坊が亡くなり、秋英御坊が心細さと戦いながら成長していく。寛朝からの大事な「かたみ」ともいうべき、寛春。寛朝御坊は自分亡き後の諸事まで全て整えられて