畠中恵のレビュー一覧

  • 猫君

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    猫好きな私はタイトルで手にとりました
    新米猫又たちの頑張りと可愛さにクスッと笑いながら楽しく読めました
    読み終えた後も、新米猫又たちがあの後どうなったかな…身の回りにいてくれたら…と想像力掻き立てくれた1冊でした

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    2023年04月01日
  • 猫君

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    20年生きた猫は、人に化けて言葉を操る妖怪「猫又」に
    なる…。将軍様の庇護のもと、江戸城内の学び舎
    「猫宿」で修業に励む新米猫又のみかんたち。猫宿の
    長は、魔王と呼ばれたあの戦国武将で…。

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    2024年02月10日
  • いちねんかん(新潮文庫)

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    ネタバレ

     「若だんなが一年間両親から長崎屋を託される」という、シリーズでこれまでになかった展開で、新鮮なエピソードも多くて楽しめました。特に屏風のぞきと金次が奉公人として働くようになるとは……なんとなく、このシリーズの目指すところや終着点が見えてきた気がして、若だんなの成長とともに頼もしく感じられました。

     それにしても、いつにもまして……いや、いつもどおり?の、兄やたちを筆頭とした若だんなファーストぶりが実に微笑ましい(笑)

     「ともをえる」の昌三さん、若だんなの善き友人になる人としてかなり推されていましたが、特別個性があるキャラクターでもなく、遠くの地にも行ってしまうので、今後の登場はレアにな

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    2023年03月04日
  • えどさがし(新潮文庫)

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    ネタバレ

    明治になっても、妖たちが若旦那を慕って待ってるところで、胸が熱くなった。
    仁吉のとんび姿、見たいなぁ。
    さぞ似合っているんだろうなぁ。
    あえて、若旦那との再会を描かずに読者に委ねる形にしてるのも、いいな。

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    2023年02月22日
  • やなりいなり(新潮文庫)

    匿名

    購入済み

    相変わらずたくさんの妖怪たちとわちゃわちゃしながら色々な事件に巻き込まれる若だんな。
    今回は登場人物(人ではないのもいるけど)
    多かったような?

    この巻の結末には驚いたし
    まさかこんなに切ないお話とは。
    今までのお話の中で一番切なかったかもしれない。
    最後の栄吉の言葉、胸にきました。

    #切ない

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    2023年02月19日
  • わが殿 下

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    新銅山の開堀、面扶持の断行、藩校の開設、類を
    見ない大型船の造船…。七郎右衛門は、幾度も
    窮地に陥りながらも、大野藩主・土井利忠の期待に
    応え続ける。そんななか黒船が襲来、日本に
    激震が走る!

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    2023年08月25日
  • わが殿 上

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    幕末期、財政赤字に喘ぐ大野藩主に借財の返済と
    いう大役に任命されたのは、僅か八十石の家の
    長男・内山七郎右衛門。”わが殿”に惚れ込んだ
    七郎右衛門は、無理難題を一手に引き受け…。

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    2023年08月14日
  • まことの華姫

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    火事の怪我が元で人形を作れなくなった元人形師が美しい姫人形を腹話術でしゃべらせる芸人になった。両国の元締めの親分の娘お夏と一緒に、周りで起きる謎を解いていく物語。まるで生きているかのように話す華姫が生き生きと描かれている。
    ただ、しゃばけシリーズに比べるとやや物足りなさを感じた。

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    2023年02月05日
  • つくもがみ、遊ぼうよ

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    シリーズ第二弾は、人間たちが代替わりした後の物語。
    自尊心が強すぎる付喪神なのに何故か愛らしいのは、威張っているのに抜けているところと、根が優しいからでしょうか。しゃばけの妖にどこか通じるところがあり、まさに畠中さんが得意とする雰囲気でした。

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    2023年02月01日
  • わが殿 上

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    小藩の武士が若き俊英藩主に惚れ込み、藩主の目標である藩政改革を援けるため、藩主に見込まれた金勘定の能力で東奔西走する話。
    藩内の小さなコミュニティの人間関係に苦労したり藩主の無茶振りに振り回されたりしながらも、妻との関係や子供が生まれない悩みと向き合い、自分の人生を生きていく。
    上巻を読む限りでは、財政物や殿とのバディ物というよりは、幕末の動乱前の静かな時代を必死で生きた1人の武士の話だと思った。

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    2023年01月28日
  • いちねんかん(新潮文庫)

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    若旦那が自立するための準備を行う話

    出てくる神様がだんだん俗っぽくなってきている
    昔のように問答無用で祟ってくるくらいの理不尽さがなくなってきた
    単なる妖の上位互換になってきていてガッカリ感がある

    妖の係わり方も直接的になってきている
    個人的には妖は情報収集のみの方が話に深みが出てくると思う
    若旦那の妖使いとしての能力が増してきたということか

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    2023年01月21日
  • やなりいなり(新潮文庫)

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    ネタバレ

    簡単にまとめると
    京橋の橋姫が恋をすることで通町が大混乱に。
    落語の粗忽長屋が本当に。
    長崎屋の旦那、藤兵衛が三日も帰ってこない。若旦那はなんでかと考える。
    空から青い綺麗な玉が落ちてきた。鳴家たちが触って長崎屋の外へ飛んで行って大騒ぎ。
    親友とその元許嫁の妹、そして自らの許嫁とその持参金で大騒ぎに。
    といった五つのお話し。
    なんか説得力がないというか切れがない感じ、それでも粗忽長屋もどきが良かったかな。

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    2023年01月20日
  • いちねんかん(新潮文庫)

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    両親が店を若だんなに任せて、一年間の療養に出かける。寝ついてばかりの若だんなに任せても大丈夫なの?若だんなだけでなく、店の者全員の成長に期待してのことなのだろう。
    そして、主の留守を狙ったかの様に、様々な難題が降りかかる。若だんなと妖達が奮闘する。

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    2023年01月03日
  • いちねんかん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    両親が旅で不在中に長崎屋をまかされた若旦那が努力する話。通常の店の差配や町衆との関わりなどに取り組む。無論、そこにあやかしや怪異が絡んでくる。
    普段、病弱で寝たきりイメージの若旦那が普通を目指して努力する姿が微笑ましい。
    また要所要所で見せる対応が出来る人だなぁと思わせる内容。成長した若旦那の物語を読んでみたいと感じた。
    できればおりんちゃんも登場して欲しかった。

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    2022年12月27日
  • またあおう(新潮文庫)

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    ネタバレ

    妖達が主人公、若旦那ほぼ出て来ず
    更に本編から十数年前、後の話もあってそこは面白く、若旦那が居なくても仲良く頼もしくやれてるんだなぁと、ほのぼのしました

    最終話、まさかの広徳寺の寛朝様、寛永寺の寿真様が亡くなった後の話で、秋英さんが独り立ちするまでの不安や不甲斐なさを克服していく過程に心が締め付けられるようでした
    大切で守ってくれてた人が亡くなるのは辛いなぁ

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    2022年12月25日
  • またあおう(新潮文庫)

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    若旦那が不在の間の仲間たちの物語。妖たちの若旦那への思いや、若旦那と異なる形で妖との関係を持つ人のアナザーストーリー。別視点でのしゃばけ世界が楽しめる。秋英の成長が楽しみな一話が秀逸。

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    2022年12月20日
  • えどさがし(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズの20冊目でそろそろ満たされてきた。
    次の第20弾「もういちど」で終わりかな。
    それとも第21弾「こいごころ」も読んでしまうかな。

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    2022年12月11日
  • いちねんかん(新潮文庫)

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    軽め小説
    かかった時間75分くらい?

    何作か読んだことがあるシリーズものの続き。内容は、ほのぼのファンタジーで、なんとなく日常系アニメっぽい雰囲気(妖怪とか出てくるけど)。
    読んでいて気づいたけど、読点多すぎやしないか?

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    2022年12月04日
  • 御坊日々

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    初出2020〜21年「週刊朝日」

    廃仏毀釈、徳川埋蔵金、欧化政策、の三題噺的なストーリー展開だが、4分の3くらいまではかなり退屈。

    浅草の東春寺は、廃仏毀釈で弱体化させられたうえに、寺町を潰して3番目の公園をつくる騒動に巻き込まれ、住職が死んで廃寺となったが、弟子の冬伯が相場師になって寺を再興していた。

    舞台は明治20年、経営が悪化した料理屋からの相談を受けたり、貧民窟の頭たちが徳川埋蔵金を目当てに乗り込んでくる、という事態は伏線。外務大臣(きっと井上馨)がまた埋蔵金を使って東京の都市改造を計画していると聞いて、かつての師の死の経緯を知るため、料理屋での怪談芝居を使って大臣に迫り、真相を

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    2022年11月17日
  • かわたれどき

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    いよいよ麻之助さんも再婚ですね。そうなるんじゃないかな…と思っていたので良かった。おじさん発言にも負けないで!こうなると次は吉五郎さんと一葉さんが気になりますねぇ。次の巻は嫁入りがメインになるのかな今から楽しみです。

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    2022年11月10日