畠中恵のレビュー一覧
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ネタバレ久しぶりに「しゃばけ」シリーズを読みました。
今回のは、ちょっと切なかったなぁ。
最後の話がそうだから、切なく思ったのかな。
若だんな、病弱だけどお家がお金持ちだから不自由なくて、親や手代たちに愛されて、友達もいて、好きになってくれる子もいて……なんて、「いいご身分じゃないの」と多少の嫉妬も挟みつつ読んでいたけど、やっぱり体が弱いっていうのは一番のネックで、自由に出かけられないし、自分が長く生きられるかわからないから、想ってくれる子に「うん」と言えなくて……。
そんな若だんなの思いがすごく切なくて、今回で若だんなに愛着がわきました。
う〜む、しゃばけシリーズ読むのしばらくお休みしてたけど、もっ -
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中学生・音村夏貴は火事で親友を失った。嘆き悲しむ夏貴に、死んだはずの親友が携帯から語りかけてきた。不審火の真相を調べて欲しいという彼の悩みに夏貴は立ち上がり友の魂と二人三脚で真相を探り出す。ファンタジック・ミステリー。
面白かったです。
親友や仲のよくなった女の子が途中で退場してしまうのが違和感あったけど。
あと、義父がホストクラブの経営者だとか病院の描き方などちょっとミステリーとしてのリアリティが薄いなとも感じましたが・・。
そういう欠点をさしひいても読みやすく、スピーディーに話が進み最後の方はドラマティックで、全体として面白く読めました。生命工学も興味のある分野だし・・。
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三作まとめて読みましたが、とても良い時代設定で、文明開化のスピード感をヒシヒシと感じられました
若様たちやその周りにいる今まで会った人物たちも、みんなキャラがたってきて、引き込まれました。
園山・運動会
“もじょか”
ひょうひょうといけめん園山さんのお見合い
小山と小沼・川開き
地味ーず2人、カッコよかったです。これはお見合い相手の娘さんたちも惚れちゃうな
江戸と明治では、“時が違う”
「勿論、嫁に貰います」最後にギュンきた
加賀・百花園
へたれな加賀の進化のとき。
誰に頼み、いかに考え、どういう方向へ進めるかを決める。段取りの付け方を覚えるのだ。
長瀬・居留置
長瀬の口から「⋯⋯ -
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アイスクリンの前日譚。アイスクリンを経て本作めちゃくちゃ面白い~~~
歩く凶器、いや狂気の美男、園山さん。絶対ビジュいいじゃんだよ。
若様たちは上官たちに目をつけられても同期と仲良くできなくても万が一巡査の先輩たちに煙たがられても、積極的に懐に入りにいこうと手を打つことはしない、できない。いや同期とは少し歩み寄ろうとしつつうまくいかなかったり。
“せいぜい嫌味を気にするなと、注意しあうくらいが関の山だ。”“何というか、そういう所が士族なのだ。”(真次郎曰く)
ふふ。そう。商売人にはない、若様たちらしさ。可愛いぞ。
明治維新後20年たった、旧幕臣の子息たち。旗本のお坊ちゃん。若殿様た -
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文明開化の年表のような「序」から良かった
長瀬やミナたちが幾つか明言されてない(若者たち)けど、明治二十三年でざっくり23歳とかだとすると、夏目漱石や正岡子規なんかと同い年同世代なんだよなぁなんて考えながら読みました。時代背景想像できるのがおもろい
西洋菓子をはじめとした銀座の街のキラキラした部分、文明開化が花開き成金が金儲けに勤しんでいる、
居留置のこと、
貧民窟という江戸から東京に変わったことによる負の部分
そして戦争の影が忍び寄る時代背景
“サーベルよりもアイスクリンが強い”
権力よりも最新情報
「ゼリケーキ儚し」あたりからぐっと惹き込まれてきて、長瀬、真次郎、沙羅のスリーマ -
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こわい:仲間の妖からも忌み嫌われる狐者異(こわい)に声をかけずにいられなかった若だんな。でも、狐者異は「なんだい、優しいような口を聞くと思ったのに、お前も嫌な奴なのか!」「なんで皆、おいらに優しくしてくれないんだ!我慢なんて嫌なこった。酷いよ。離れにいる妖達なんて、嫌いだよっ」といって遠ざかっていった。
畳紙:紅白粉問屋の孫娘お雛は厚化粧で素顔を隠す。屏風のぞきには左官の漆喰仕事みたいと言われるほどだが、止めることができない。許嫁の正三郎が薄化粧の美しい女性と話していたのをみてなんだかモヤモヤ。
動く影:一太郎が5つの時の話。菓子屋の跡取り栄吉との絆が深まった出来事であり、一太郎初めての謎解き -
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60年に一度のおかげ参りの年。
西の大きな米問屋へ養女の話が出た姪を連れて、伊勢へ旅する九郎の物語。
まだ6歳の姪の結、仔犬のまろ丸、荷物持ちの平八と共に伊勢へと向かいます。
遠縁の結をわざわざ養女に迎える意図は?
三男坊で身の振り方の定まらない九郎の将来は?
奉公人として先の見えない平八の今後は?
伊勢への道中の様々な事柄を経て、それぞれの人生を見つめ直し、身の振り方を考えていきます。
旅の終わりには、旅の終わりの寂しさと、それぞれが明日へ向かって一歩踏み出す勇気を感じてぐっときました。
お伊勢参りと言うと漠然とその時代の一大イベント、憧れのレジャーのように考えていましたが、本当に大変な旅