畠中恵のレビュー一覧

  • いっちばん(新潮文庫)

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     おなじみ畠中さんの「しゃばけ」シリーズの中の1冊です。文庫で発刊になったので買いました。
     若旦那を始め登場人物もなじみですし安心して楽しめる一冊です。

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    2019年01月16日
  • つくもがみ貸します

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    100年以上大切に使われてきた「モノ」だけがなれる「つくもがみ」。これを貸して商売をする姉弟(本当のではないが)の物語。つくもがみ達の自分勝手な解釈や会話が楽しい。
    若だんなシリーズの鳴家たちとはまた違った展開で、楽しく読めた。これまたシリーズ化して欲しいところ。

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    2016年07月31日
  • ねこのばば(新潮文庫)

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    ネタバレ

    久しぶりに「しゃばけ」シリーズを読みました。
    今回のは、ちょっと切なかったなぁ。
    最後の話がそうだから、切なく思ったのかな。
    若だんな、病弱だけどお家がお金持ちだから不自由なくて、親や手代たちに愛されて、友達もいて、好きになってくれる子もいて……なんて、「いいご身分じゃないの」と多少の嫉妬も挟みつつ読んでいたけど、やっぱり体が弱いっていうのは一番のネックで、自由に出かけられないし、自分が長く生きられるかわからないから、想ってくれる子に「うん」と言えなくて……。
    そんな若だんなの思いがすごく切なくて、今回で若だんなに愛着がわきました。
    う〜む、しゃばけシリーズ読むのしばらくお休みしてたけど、もっ

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    2023年09月01日
  • 百万の手

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    中学生・音村夏貴は火事で親友を失った。嘆き悲しむ夏貴に、死んだはずの親友が携帯から語りかけてきた。不審火の真相を調べて欲しいという彼の悩みに夏貴は立ち上がり友の魂と二人三脚で真相を探り出す。ファンタジック・ミステリー。

    面白かったです。
    親友や仲のよくなった女の子が途中で退場してしまうのが違和感あったけど。
    あと、義父がホストクラブの経営者だとか病院の描き方などちょっとミステリーとしてのリアリティが薄いなとも感じましたが・・。

    そういう欠点をさしひいても読みやすく、スピーディーに話が進み最後の方はドラマティックで、全体として面白く読めました。生命工学も興味のある分野だし・・。

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    2009年10月07日
  • 百万の手

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    ミステリーです。途中で思わず「嘘…」って否定したくなる悲しい展開もあって吃驚。でも物語はそこで終わらず続いていくんです。ゾワゾワしました。

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    2009年10月04日
  • 百万の手

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    『しゃばけ』シリーズとは完璧に趣向が違った。だけどなんだか雰囲気が同じだと感じたし、主人公がやっぱり病弱なのには少し笑えた。読みやすくて面白かったけど、まさか話が人工授精やクローンの方に流れていくとは思わなかった。

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    2009年10月04日
  • 百万の手

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    親友正哉の家が火事になり、彼が焼死した。両親を助けようと夏貴の目の前で燃えさかる火のなかに飛び込んでいったのだ。不審火だった。嘆き悲しむ夏貴の耳に親友の声が聞こえてきた

    さくさく読めておもしろかった!!これは推理系なものが好きな人は好きかもしれない。すごく頭の中に風景がうかぶのね!読み応えアリです。

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    2009年10月04日
  • ねこのばば(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズ第3弾。ほんわかだけじゃない、若だんなはどうなるのか、ハラハラドキドキした。犬神の昔話も良かった。

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    2026年01月11日
  • 若様とロマン

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    三作まとめて読みましたが、とても良い時代設定で、文明開化のスピード感をヒシヒシと感じられました

    若様たちやその周りにいる今まで会った人物たちも、みんなキャラがたってきて、引き込まれました。


    園山・運動会
    “もじょか”
    ひょうひょうといけめん園山さんのお見合い

    小山と小沼・川開き
    地味ーず2人、カッコよかったです。これはお見合い相手の娘さんたちも惚れちゃうな
    江戸と明治では、“時が違う”
    「勿論、嫁に貰います」最後にギュンきた

    加賀・百花園
    へたれな加賀の進化のとき。
    誰に頼み、いかに考え、どういう方向へ進めるかを決める。段取りの付け方を覚えるのだ。

    長瀬・居留置
    長瀬の口から「⋯⋯

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    2026年01月11日
  • たぶんねこ(新潮文庫)

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    妖含め、登場人物みんな素直というか一見ずうずうしく見える事も全部口に出す笑 それに寄り添ってくれる若だんなは優しい。本人に体が弱くて出来ない事が多いからこそ相手の気持ちを考えられるのだろうか。周りを助け、助けられて生きているんだなあ。

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    2026年01月07日
  • 若様組まいる

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    アイスクリンの前日譚。アイスクリンを経て本作めちゃくちゃ面白い~~~

    歩く凶器、いや狂気の美男、園山さん。絶対ビジュいいじゃんだよ。




    若様たちは上官たちに目をつけられても同期と仲良くできなくても万が一巡査の先輩たちに煙たがられても、積極的に懐に入りにいこうと手を打つことはしない、できない。いや同期とは少し歩み寄ろうとしつつうまくいかなかったり。
    “せいぜい嫌味を気にするなと、注意しあうくらいが関の山だ。”“何というか、そういう所が士族なのだ。”(真次郎曰く)
    ふふ。そう。商売人にはない、若様たちらしさ。可愛いぞ。

    明治維新後20年たった、旧幕臣の子息たち。旗本のお坊ちゃん。若殿様た

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    2026年01月06日
  • うそうそ(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズ第5弾。今回は一冊丸ごとの長編。廻船問屋長崎屋の一人息子(若だんな)の一太郎が箱根へ湯治に行くことになった。お供は妖の仁吉(白沢)と佐助(犬神)と腹違いの兄松之助。
    旅の途中で二人の兄いがいなくなり、宿では人攫いにあい、天狗に襲われる、湯治に来たはずなのに災難ばかりがふりかかる。
    箱根神社、芦ノ湖、塔ノ沢等箱根の見所が物語の各所で描かれていて読者自身が箱根をひと回りしている感覚になった。

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    2026年01月05日
  • しゃばけ(新潮文庫)

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    映画化、ドラマ化、アニメ化、漫画化された長期シリーズ1作目。江戸の街で巻き起こるゆるめの日常妖怪ミステリー。

    ドラマやアニメの第一話の様な構成で、キャラクターもシンプル。その後長くシリーズが続いた理由も分かるし、影響受けた作品も多そう。

    物語が二転三転するわけでもないので、ミステリー好きよりも日常系が好きな人向きかも。


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    2026年01月03日
  • まろ丸伊勢参り

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    もっとほのぼのした感じと思って読み始めたら、意外と不穏な雰囲気で、でも基本大悪人はいないので、細々した問題をあたふたと解決していく江戸〜お伊勢さんまでのロードムービー的構成になっている。新聞連載のためか行き着く暇なく色々なことが起きて、読んでいてせわしなく感じはしたが、飽きずに読めたのは、自分が今旅をしたい気分だからだったのかもしれない。

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    2026年01月03日
  • アイスクリン強し

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    文明開化の年表のような「序」から良かった

    長瀬やミナたちが幾つか明言されてない(若者たち)けど、明治二十三年でざっくり23歳とかだとすると、夏目漱石や正岡子規なんかと同い年同世代なんだよなぁなんて考えながら読みました。時代背景想像できるのがおもろい


    西洋菓子をはじめとした銀座の街のキラキラした部分、文明開化が花開き成金が金儲けに勤しんでいる、
    居留置のこと、
    貧民窟という江戸から東京に変わったことによる負の部分
    そして戦争の影が忍び寄る時代背景


    “サーベルよりもアイスクリンが強い”
    権力よりも最新情報

    「ゼリケーキ儚し」あたりからぐっと惹き込まれてきて、長瀬、真次郎、沙羅のスリーマ

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    2026年01月03日
  • まろ丸伊勢参り

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    犬連れで伊勢、大阪に向かう畠中流東海道の旅もの。
    畠中さんの話は設定が入り組んで頭に入ってこないことが多いが、これは縁者の店の名前が多いくらいで比較的シンプルな登場人物設定。

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    2025年12月31日
  • おまけのこ(新潮文庫)

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    こわい:仲間の妖からも忌み嫌われる狐者異(こわい)に声をかけずにいられなかった若だんな。でも、狐者異は「なんだい、優しいような口を聞くと思ったのに、お前も嫌な奴なのか!」「なんで皆、おいらに優しくしてくれないんだ!我慢なんて嫌なこった。酷いよ。離れにいる妖達なんて、嫌いだよっ」といって遠ざかっていった。
    畳紙:紅白粉問屋の孫娘お雛は厚化粧で素顔を隠す。屏風のぞきには左官の漆喰仕事みたいと言われるほどだが、止めることができない。許嫁の正三郎が薄化粧の美しい女性と話していたのをみてなんだかモヤモヤ。
    動く影:一太郎が5つの時の話。菓子屋の跡取り栄吉との絆が深まった出来事であり、一太郎初めての謎解き

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    2025年12月24日
  • おまけのこ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    今回も楽しました(笑)『こわい』『ありんすこく』は少し変わった感じがしたかな。良かったのは『畳紙』『おまけのこ』(笑)こういったシリーズ物の短編集はわき役たちの物語ができるのがいいですね(笑)屏風のぞきや家鳴達の活躍(?)がいいですね(笑)『動く影』のような昔の話もいい(笑)ここに登場した子供たちが大きくなって登場してくるとまた面白そうですね~(笑)

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    2025年12月21日
  • まんまこと

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    江戸時代の江戸古町名主の息子が江戸で起こったいろんな事件の謎解きをして町名主の代理としてうまい具合に調停をしていく短編6作。
    江戸っ子らしく人情に富んだ裁定をするのが小気味良い。
    ただ、主人公は遊び人という設定だが、ちょっと女言葉になっているのが気になった。

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    2025年12月18日
  • まろ丸伊勢参り

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    60年に一度のおかげ参りの年。
    西の大きな米問屋へ養女の話が出た姪を連れて、伊勢へ旅する九郎の物語。
    まだ6歳の姪の結、仔犬のまろ丸、荷物持ちの平八と共に伊勢へと向かいます。
    遠縁の結をわざわざ養女に迎える意図は?
    三男坊で身の振り方の定まらない九郎の将来は?
    奉公人として先の見えない平八の今後は?
    伊勢への道中の様々な事柄を経て、それぞれの人生を見つめ直し、身の振り方を考えていきます。
    旅の終わりには、旅の終わりの寂しさと、それぞれが明日へ向かって一歩踏み出す勇気を感じてぐっときました。

    お伊勢参りと言うと漠然とその時代の一大イベント、憧れのレジャーのように考えていましたが、本当に大変な旅

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    2025年12月18日