畠中恵のレビュー一覧
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ネタバレ就職活動のとき、自分にどんな仕事が向いているかなんて全然分からなくて、志望動機と言われてもそれっぽいことをうまくまとめられなくて、うっすいことしか書けなくて途方に暮れたことを思い出す。
氷河期と言われた時代だったこともあって、とにかくちゃんと働いてそれなりにお給料が出るならいい、くらいの勢いだった。そのなかで、自分に結構向いてたんじゃない?と思える職種に入り込んだんだから、とりあえず自分のことは褒めてあげたい。
というわけで、いざ就職活動となって、給与や福利厚生の条件ばかりが膨らんで、どんな仕事をしたいのかに迷ってしまう聖の気持ちはよく分かる。ついでに、なんでもいいならここでいいじゃんと言い -
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2001年第13回日本ファンタジーノベル大賞受賞の「しゃばけ」 のシリーズ第24弾ぐらい?
2016年にはこのシリーズで第一回吉川英治文庫賞
コミック化アニメ化新潮特設サイトも準備されて
過去作品も登場する妖も確認できます
「小説新潮」連載中でなかなかの高待遇
全巻一巻完結で読めますけど
やはり第一巻「しゃばけ」は抑えておいた方が良いかなと思う
廻船問屋で薬屋の若旦那が主人公
病弱で妖達に大人気
確か母親が妖で人間とのミックスだったと思う
毎回いろんな事件を妖もと解決していくのだけど
今回は、“以津真天”という怪鳥が鍵となる
江戸時代の中でタイムスリップして未来で事件解決して どうにか帰 -
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旧幕臣の若様達は、元家臣達を養うために巡査を目指すことを決意し、みんなで巡査教習所に通う。
アイスクリン強しの前日譚。
江戸幕府が倒れて20年。薩摩出身で官軍側のものや、旧幕臣で徳川について静岡に行ったもの、同じ旧幕臣でも維新後に江戸に残って新政府に加わったもの、そして平民出身のものなど、立場の違う学生達が衝突する。商人で力をつけたものもいれば、元旗本は養う家臣ばかり多くて貧乏だったり、立場の変化に戸惑う様子も興味深い。ピストル強盗や胡散臭い教師など、問題は次々に押し寄せ、後半は犯人探しに奔走する。
面白いが、登場人物が多すぎて混乱するのと、最後の謎解きもわかりにくくて盛り上がりに欠けたのが残 -
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