あらすじ
大人気「しゃばけ」シリーズの戯作者、畠中恵さんって、こんな人なんです! 遅咲きだったデビュー秘話、妖たちとの初めての出合い。愛する本や映画のこと、創作における苦労。今は亡き小説の師匠の思い出。隠しておきたい弱点や、とっておきのストレス対処法……。お江戸の世界と日常を自由自在に行き来しながら、愛すべき小説を生み出す作家の素顔とは。もりだくさんの初エッセイ集。
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★4.5くらいかな、、!
時代物の印象がある作家さん。
この本も、時代物っぽい語り口でとても引き込まれた。
挿絵もかわいい!!
本の森を探検している様子、本にも人間味を感じて、エッセイやけど小説っぽくもあり面白かった。
お料理に関するエッセイも、良かった。
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しゃばけシリーズでお馴染みの、畠中さんの短文集。
最初の方はちょっと文章が硬いかな?
様々な雑誌に乗せられたコラムは、エッセイというより、もっとぎゅっと濃縮された感じがします。
何に掲載されていたのかを見ると、ふむふむなるほど、と思える。
日常のことや、青春時代のことなど、年代が近いので、しみじみ読ませていただきました。
「あじゃれ よみうり」からの抜粋も面白い。
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「しゃばけ」の作者:畠中さんのエッセイ集。お江戸にちなんだ文体がなんとも言えず、“妙”な雰囲気を醸し出していて読んでて面白かったです。
しゃばけシリーズを読んでて思った、とっても食事のシーンが魅力的(食欲をそそる)だなぁという原因は、やはり作者の趣向なんだとはっきりわかりました。ぜひ続けていただきたい。。。豆大福が食べたくなりました。
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大好きな作家さんのエッセイということで、楽しく読ませていただきました。
日々の生活から鳴家達と暮らしているようで羨ましく思いました。私も逢ってみたいです。
と、羨ましく思うと同時に、失礼かもしれませんが、すごく身近に畠屋さんを感じることができたのもよかったです。
私の好きな森見登美彦さんのことも書かれてて、なんかニヤニヤしてしまいました。
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畠屋さんのエッセイ集。畠中恵さんらしいと感じがあって、物語から想像していた作家さんの印象とそれほどの差はありませんでした。
さてさて 今度のお話は??(^^♪
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江戸の町を舞台に、器物に宿った妖が大活躍する「つくもがみ」シリーズ。
本作、てっきりシリーズの続き!?と思い購入しましたが、違いました笑
ただ、どういう方が書いているのかが分かり、なかなか面白かったです。
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なかなか変わった経歴の方ですよね。
もともと漫画家志望で、就職歴もあり、漫画家アシスタント経験もあり、その末に文章教室に通い(七年!)、最終的に『しゃばけ』で賞をもらって作家デビュー。そしてその時齢四十を過ぎていたとのこと。
そんな筆者の、読書論エッセイ(作品を戸建ての家にたとえ、その中に主人公や登場人物が住まう)、過去の名作(文学作品、映画作品)に寄せた小文、書評、はたまた中国への豪華食ツアー随行記など、多種多様なエッセイ集。最後の1/6程は新潮社のウエッブサイト内に開設されていた「しゃばけ倶楽部 バーチャル長崎屋」がソースとなっている文章群。
ご自身の意見をズババっと物申す雰囲気ではない方のようですが、ほんわりと人となりは分かるかもしれません。
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作品は楽しませていただいている一方、個人的に気になったのは、なぜ筆者は江戸を舞台に作品を書き始めたのか、ということ。
本作中のどこかに近所の骨董屋でとある器物に出会った(結局買わなかったそうですが)みたいな話はありました。
読者的には、激烈に江戸時代に恋をしてしまった事件・エピソードとかを期待してしまいます…。或いは、師匠が時代物を書かれていたからとか、割と単純だったりするのでしょうか?
そういう話は語られてませんでしたが、教えていただけたら興味深く読めたかもしれません。
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ということで、畠中氏のエッセイでした。
ファンの方にはおすすめできます。ファンでない方は作品から読まれることをお勧めしたく思います。
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『しゃばけ』シリーズの畠中さんのエッセイ集、
長らく積読状態でしたが『本の運命』に引き寄せられるように。
ただひたすらに、「本が好きなんだなぁ」と、
そんな想いが伝わってきて、楽しくさらっと読めました。
“首までどっぷりと“ヨム”にはまりたい”
本を読むために半ドンになんて、羨ましい。
なかなかそういった時間を作ることは少ないので、今度試してみよう。。
そうそう「本」の中に出てくる料理を再現とは、、凄いですね。
久々に『鬼平犯科帳』を読みたくなってまいりました。。
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ちょっと読みにくい部分もあり、読みやすい部分や興味深い部分だけさらりと読んでみました。
著者の「食」に関する興味や、その丈夫な胃袋には感服。中国爆食ツアーのお話はおもしろかったです。
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畠中作品はどれもすきなので、エッセイにも手を出してみた。ただ、最初の方のお話の書き方が僕に合わずとても読みにくかった。途中から普通の文体になりそこからは問題なかったのだけど。
作者の考えが語られる部分も少なく、あまり読んでいて面白くなかった。
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『しゃばけ』シリーズで、歴史小説とファンタジーとの取り合わせという新しい世界を提示してくれた、畠中恵。
その初となるエッセー集が文庫本になっていたので、読んでみることにしました。
作家デビュー以降に、著者が雑誌等に寄稿した文章が、集められています。
身辺雑記的なものも多いのですが、特に中核となっているのが、「読書」に関する記述です。
「思い出の本」や、文章を書く立場となって気をつけていることなどが、畠中恵らしい独特の文章で書かれています。
長編小説が終盤に差し掛かった時の感覚などは、自分が感じていることにとても似ていて、親近感が持てました。
その他、著者が本を楽しむポイントというのが、著者自身の作品にも、特徴として表れているなあと、感じました。
一遍の長さは数ページ程度なので、畠中恵の小説世界に親しんでいる読者には、気軽に読める一冊だと思います。
Posted by ブクログ
「しゃばけシリーズ」のファンなので、作品裏話などを読みたくて購入。
最後まで飽きずに読み終えましたが、相性とか好みによるのでしょう、
この作者の文章は、エッセイよりも小説のほうが私は面白いと感じました。
Posted by ブクログ
畠中さんのエッセイということで興味が湧きました。作家になる前の畠中さんが三枚おろしにされてたり、携帯で市外局番入れ忘れたり(実は私も経験あり)何気ない日常に色んなことが溢れているんですね。