畠中恵のレビュー一覧

  • 御坊日々

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    僧侶と相場師の顔をもつ冬伯が主人公。

    廃寺となった東春寺を立て直し、困りごとを解決しながら縁が繋がっていきます。
    とても穏やかな冬泊の人柄が、とても好ましいです。

    今の時代も本当に目まぐるしく感じますが、江戸から明治は本当に大変な世の中だったのだろうと思います。

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    2022年05月04日
  • ねこのばば(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズの三作目で、五編が収録された短編集です。

    病弱ながらも、事件を解決に導く高い推理能力を持つ若だんなと、個性豊かな妖(あやかし)たちが活躍するこのシリーズは、時代小説が苦手な方でも十分楽しめるのではないかと思います。

    事件の裏側に潜むものに、背筋が寒くなったり、ただただ悲しくなったりするのですが、若だんなの優しい人柄から滲み出る温かな気持ちが、読者の救いになっているのではないでしょうか。
    何より、妖との強い絆が感じられるところが
    良いですね。

    シリーズ一作目から二十年以上経っても、多くの方が読まれているこのシリーズを、いつかは読破したいと思っています。

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    2022年05月02日
  • 御坊日々

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    明治20年代を舞台にした連作集だが、これまでの畠中さんの作品の主人公ほどの魅力が内容に感じてしまった。特に後半、うだうだ感。冬伯も物足りないが、周りを固めるメンバーもイマイチ。埋蔵金の話はなんやねん!って感じでした

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    2022年04月27日
  • たぶんねこ(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズは
    新しい人や妖の何気ない話が次の人と妖との縁に繋がっていくのが面白くて好き

    仁吉がたまには失敗するのも良し

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    2022年04月21日
  • 御坊日々

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    御一新で潰れた寺を相場師になった小僧が再建し、という設定もかなり変わっているし、そこに相談に訪れる人々の悩みの解決法も現実離れしてはいるのだが、なんとなくいい人情話を聞いた気になるのは作者の持ち味だったり筆力だったりするのだろう。

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    2022年04月05日
  • つくもがみ貸します

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    古道具屋兼、損料屋の「出雲屋」

    数々の付喪神たちが日々おしゃべりをしている店内。
    お紅と清次の姉弟は付喪神たちの力を借りつつ
    恋愛がらみの謎に迫る

    「しゃばけ」シリーズが好きなので読んだけれど
    付喪神たちのキャラがいまひとつ生かされてないかなという感想。

    それでもさすがの畠中作品。

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    2022年04月01日
  • ひなこまち(新潮文庫)

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    ある時、ふと現れた『お願いです、助けて下さい』という木札。そこから始まる。

    ・ろくでなしの船箪笥
    若だんなの友・七之助が亡くなった祖父から形見としてもらった船箪笥…何故か抽斗が開かない!

    ・ばくのふだ
    悪夢を食べる漠の物語り。漠が噺家に?

    ・ひなこまち
    美しい娘を1人雛小町に選ぶというイベントが事件を引き起こす!

    ・さくらがり
    若だんな花見に行く。もちろん妖たちも一緒…何も起こらないはずがない(笑)

    ・河童の秘薬
    河童からもらった秘薬。
    さくらがりで知り合ったお侍さんにあげるが…またまた怪奇なできごとに巻き込まれてしまう若だんな。

    ・お馴染まない一席・・・柳家喬太郎

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    2022年03月27日
  • とっても不幸な幸運 〈新装版〉

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    短編集でさらさらとすぐに読み終わる軽めの1冊。
    すごく心に残るわけじゃないけど、読み終わったときに少し温まる?ような休憩にちょうど良かったです。解説にも書いてあったようにドラマ化するならこの俳優さんだな〜とか想像しながら読んでしまいました。

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    2022年03月20日
  • かわたれどき

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    1話1話、麻乃助達の力が試される。大人達は、そろそろ世代交代の準備を始めたらしい。麻乃助も少しずつ腹を括る中で、先立ったお寿ずのことを心の奥にしまうことができたようだ。そんな状況が、「かわたれどき」なのでしょう。頑張れ麻乃助。

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    2022年02月27日
  • ゆんでめて(新潮文庫)

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    これは…頭が少し混乱しました(笑)

    あまり内容を書くとネタバレになるので、メモ程度に。

    ・ゆんでめて
    屏風のぞき、いづこへ…

    ・こいやこい
    いつかに出てきた若だんなの友・七之助が結婚?!
    な・なんと…婚約者・千里が5人も?!誰が本物か?

    ・花の下にて合戦したる
    若だんな飛鳥山へ花見に行く。
    色々な妖達、友人とともに大騒ぎ。

    ・雨の日の客
    男前な女の妖が登場?かっこいい!
    降り止まぬ雨の中、避難に急ぐ江戸の人々。
    そんな中、事件が起こる…

    ・始まりの日
    時売り屋・八津屋さん登場。
    長崎屋にしつこく絡む…

    …あとがき(大森望さん)

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    2022年02月12日
  • ねこのばば(新潮文庫)

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    楽しかった!
    登場人物が生き生きと、読み終わっても
    頭の中で動き出すような物語だ。
    しかし残念なオトコ、若だんな!
    度胸もあるし頭の切れるセレブ王子なのに18にもなってお子ちゃまで本当にもーっとイライラすることしばしば。
    手代二人はどんなイケメンか想像してにやにやしてしまう。小鬼はかわいいんだろうな。
    人情物だけどミステリーで江戸時代で妖。
    宮部みゆきもそんなお話あったよね、
    けど全く違う世界観。
    どっちも好きです。これは疲れた時にのんびり読みたいシリーズ。沢山あって嬉しい

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    2022年02月08日
  • ころころろ(新潮文庫)

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    来ました!しゃばげシリーズ!
    年末年始は重いテーマの本が多かったので、ほっこりしまくりです。

    ・はじめての
    若だんなが12歳の頃の話し。
    はじめての…恋???失恋???
    さ〜物語りの始まりです。
    (今回は短編でありながらの長編作です)

    ・ほねぬすびと
    若だんなの目が見えなくなる?!
    長崎屋が請け負った運びの仕事。荷物が消えると言う事件が。
    若だんなも長崎屋もピンチ!

    ・ころこころ
    若だんなの光(視力)を取り戻すため奮闘!
    これは仁吉の奮闘記。厄介者を面倒見ながら…仁吉はどうなるか?

    ・けじあり
    こちらは佐助の奮闘記。
    ん?佐助が結婚???優しい佐助が見られます。

    ・物語のつづき
    若だ

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    2022年01月16日
  • いっちばん(新潮文庫)

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    今回は『じんわり』と来るものが多かったかな?
    何にしてもホッとできるシリーズ。

    ・いっちばん
    若だんな、日限の親分と江戸で横行してる掏摸を追う。
    小さい物語りの中でバラバラの物語りがスルスルと1つにまとまってく…楽しかったです。

    ・いっぷく
    長崎屋が『品比べ』に巻き込まれる。
    若だんなに新たな友ができる?

    ・天狗の使い魔
    若だんなが誘拐される!
    大人しく人質となっていない若だんな(笑)
    さて、どうなるか?

    ・餡子は甘いか
    若だんなの親友・栄吉の目線で書かれてる章。
    栄吉、がんばれ!

    ・ひなのちよがみ
    薄化粧のお雛さん。それはそれは美しく可愛らしい。
    お雛さん・許嫁の正三郎、そこに現れ

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    2021年12月29日
  • 御坊日々

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    明治という激動の時代を洒脱に強かに生きる僧侶と、彼らを取り巻く人達から持ち込まれる問題を解決していくお話。

    帯に「ミステリー感」を匂わせていますが、ミステリーではないです。
    謎を解くというより、知恵を絞って問題を解決していく人情物で、テーマは「縁」。

    本筋に「師僧の死の謎」がありますが、本筋よりも各話で舞い込んでくる問題解決の方が良かったです。
    私的には2話目が1番良かった。

    1話ごとに繋がっていく人の縁に優しさを感じせるストーリーで、私にとっての「縁」というものを考えるきっかけになりました。

    主人公の冬伯さんが、人間味があり、御坊さんだけどとても身近に感じさせるフランクさもあり魅力的

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    2021年12月18日
  • てんげんつう(新潮文庫)

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    しゃばけ(娑婆気シリーズ)のてんげんつう(天眼通)
    相変わらず身体の弱い長崎屋若旦那と、もろもろ妖達との痛快軽快江戸時代ファンタジー小説。
    何がすごいって、毎月、この設定で作品を書き続けていること。かなりの妖怪好きですよね。
    各短編、それぞれ主人公となる妖が、コミカルに活躍。ビジュアルがわからない妖を調べながら読んでたら、立派なHPがあってびっくり。アニメ化もされている!一息つける作品。

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    2021年12月15日
  • 御坊日々

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    は一時廃寺となったものを冬伯が相場で稼ぎ買い戻した東春寺に住む冬伯と弟子の玄泉。

    廃仏毀釈や江戸から明治への移り変わりや、東春寺に持ち込まれる相談毎など楽しく読めるので、師僧の死にそこまで話の展開でこだわる必要性はない気がする。

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    2021年12月12日
  • 御坊日々

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    明治20年の東京浅草の寺町、東春寺が舞台
    渋沢栄一が「徳川バンザーイ!」と叫び
    上野の不忍池の周りで競馬に歓声が、あがっていた時代の話しです。

    短編5偏
    家族がいても孤独な人。
    家族も無く、残飯を食べ、生き抜いて、貧民窟から這い出る為にあがき、もがき、苦しんでいた人達が、東春寺で縁がつながり、話が進んで行きます。
    重い話が、何故か?軽やかに進みます。
    畠中恵さんの力です。


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    2021年12月11日
  • ちんぷんかん(新潮文庫)

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    ★3.5
    やっぱり…ホッとしますね〜。若だんな。
    江戸通町一帯が火事に見舞われる。長崎屋も被害に。

    ・鬼と小鬼
    若だんなが冥土行き?
    が、タイトルにある小鬼こと鳴家も着いてきた。
    鳴家を元の世に戻すため若だんなが戦います!

    ・ちんぷんかん
    ここでは目線は広徳寺の僧・秋英。
    成長する秋英が見れます。

    ・男ぶり
    若だんなの母・おたえの若き日の恋物語。
    父・藤兵衛との馴れ初めも❤︎

    ・今昔
    若だんなの兄・松之助に縁談が。
    縁談の決着版です。

    ・はるがいくよ
    離れの庭先に植えられた桜の木。
    寂しい若だんなの心と合わさり、不思議な出来事が。
    感動の物語り。

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    2021年11月29日
  • てんげんつう(新潮文庫)

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    「しゃばけ」シリーズは三巻まで読んで随分経つが、まだ続いていて十八巻になる。魅力はアニメ的な読みやすさと登場キャラクターのほのぼのとした安心感みたいな気分を味わえることか。収容5作のうち、「てんげんつう」と「くりかえし」が良かった。2021.11.26

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    2021年11月26日
  • てんげんつう(新潮文庫)

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    ネタバレ

    畠中恵「しゃばけシリーズ」第18弾
    と言っても 1作目を読んでからずいぶんご無沙汰で、登場人物(妖達も)を思い出すのに一苦労だった。

    主人公の若旦那は 祖母が大妖のおぎんで、体は弱いが、妖達に守られながら 楽しく過ごしていた。
    そこに毎回毎回 巻き起こる謎の事件。
    妖達と一緒に その事件の解決をしていく。

    第18弾の中で なかなか厄介で、人間の業を感じるのが題名になっている「てんげんつう」だろう。
    【千里眼は持ちたいが、人には嫌われたくない、生きやすさが欲しい】他人より優位に立てる力は欲しい、がその弊害は欲しくないのは 世の常。
    自分の力量や素質が大いなる力に見合わない場合 やはり人を狂わ

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    2021年11月23日