畠中恵のレビュー一覧
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小柳ルミ子(誰も知らない?)の歌に「もう一度生まれ変わってめぐり逢いたいね」というフレーズがあったが。(更に誰も知らない)
ほんそれ。小さい頃から体の弱い者には「元気だったら〇〇できたのに」というフレーズは何度もリピートする。若旦那ほどの虚弱体質なら尚のこと。
赤ちゃんに戻って元気な体でブラッシュアップライフよろしく人生2周目したい…が、できちゃいました。
同じくらいの年の子と走る…どれほど楽しいコトだったか。ご飯もたくさん食べられる。
いろいろあって元に戻ってしまうけど、この経験は本当に大切なはず。若旦那にはそれを悔やむのではなく力にできる知恵があるから。 -
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ネタバレ「五百年前の判じ絵」古来より人が願う長寿というものは、居場所のない者にとってありがたくないことなのだなぁ。
佐助の、おぎんが500年名前を覚えてくれていたことを喜び、時々挨拶に寄らせてもらえたらうれしい、ということが私からしたら驚き。
子守は仕事であって、礼には見えないのに、微笑んでいそうな佐助の顔が目に浮かぶ。
「太郎君、東へ」禰々子は強くて頼りになるし、ちょっと抜けてるし、本当に魅力的。あんな親分ならほんと素敵だなぁ。
脳内配役の綾瀬はるかさんがほんとハマります。
「たちまちづき」京都を気にする秋英さん可愛い。安右衛門さんの解決は天晴れ。
「親分のおかみさん」日限の親分に赤子がやってきた経 -
購入済み
20年生きた猫は猫又になるらしい……。
江戸を舞台に新米猫又のみかんが、仲間とともに成長する軽快な物語でした。
妖怪猫又になっても猫の愛らしさは健在で、江戸城の中の人間や猫又の師匠の前で見せる猫らしい姿に笑みが溢れます。 -
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ネタバレいつもはホッとしたり、心温まったりする展開が、今回初めて涙が出てしまった。
妖の時の長さと、人の短さ。だから佐助と仁吉もあれほどまでに若だんなを守ろうと必死になり、甘くなるのだと、納得がいく。
三途の川で、佐助や仁吉に頼れぬが、それでも妖を浮世に戻したい若だんな。前作、箱根の湯治旅のおかげか、兄や不在の若だんなが少し頼もしく感じられた。
そして、若だんなの三途の川で出会った子ども達への対応や、小紅にしろ、本当に情の深いこと。
相変わらず、脳内配役は
若だんな:ラウールさん
仁吉:岩本照さん
佐助:宮舘涼太さん
松之助:目黒蓮さん
三春屋の栄吉:向井康二さん
屏風のぞき:渡辺翔太さんときて
秋