坂木司のレビュー一覧
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「ワーキング・ホリデー」の続編。大和が進と過ごす冬休み(クリスマス)からホワイトデーまでの様子。
おせちを配達する側のことは全く考えたことがなかった。大晦日に近付くほど冷凍がナマモノになり、高級になり、代えが効かないなど初めて知ることにびっくりした。積み方にも色々気を遣っている様子など読むと、益々尊敬と感謝の念が湧いてきた。
解説にもあったけど、私もジャスミンのキャラが好き。こんな人が身近にいたらいいな。「どこまでも近付くだけの人間関係なんて存在しない」「自分の子供を持つか持たないか、持てるか持てないかは個人の判断と運命。でもあたしは、出会う全ての子供は自分の子供だと思って接する」 -
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ネタバレ目次
・野生のチェシャ・キャット
・銀河鉄道を待ちながら
・カキの中のサンタクロース
三部作の最初と最後を読んだのは10年以上前。
で、残っていた真ん中を読んだのですが…人間関係忘れてる。
もちろん鳥井と坂木の関係は覚えている。
最終的にどうなったのかも含めて。
けど、これは真ん中なので、どうにも宙ぶらりんなのよね、坂木の覚悟が。
坂木がいないとすべての人間関係を拒否して家から一歩も出ない鳥井。
そして自分が鳥井の唯一の世間との窓口であることに自身の存在意義を置く坂木。
この関係は歪である。
少なくとも坂木はそれをわかっていながら、鳥井の手を離す勇気が持てない。
だけど、誰かの一生をず -
Posted by ブクログ
動物園のまわりに痛めつけられた猫が多くあらわれる。
この謎を解いてほしいと頼まれた鳥井と坂木。苦手な屋外で不承不承捜査に乗り出す鳥井とその背中を支えながらある決意をかためつつある坂木、彼らをとりまく人々のお話。
鳥井と坂木の物語3部作完結編です。
ここにきてやっと思いついたんですが、「日常の小さな謎」って実は人間関係にとってはわりかし大きなコトなんじゃないかって。
自分で大きな負い目をかかえて、鳥井を最優先にする坂木と、その鋭い観察眼と推理力で物事を見透かしてしまう癖に、自分たちのことは見えていない鳥井。
解決すべき謎に関しては3部作の中で一番好みでないですが、不器用にひろげてきた鳥井を囲む -