肉小説集

肉小説集

616円 (税込)

3pt

凡庸を嫌い「上品」を好むデザイナーの僕。何もかも自分と正反対な婚約者には、さらに強烈な父親がいて――。(「アメリカ人の王様」)サークルで憧れの先輩と部屋で2人きり。「やりたいなら面白い話をして」と言われた俺は、祖父直伝のホラ話の数々を必死で始めるが……。(「魚のヒレ」)不器用でままならない人生の瞬間を、肉の部位とそれぞれの料理で彩った、妙味あふれる傑作短編集。解説・近藤史恵

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肉小説集 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年08月31日

    肉を描いた小説って面白そう!とこの本を手にとった。
    やっぱり面白かった。
    私にとって肉って美味しいご馳走だけど、そうじゃない人もいるところが新たな視点だった。
    不味そうに食べる描写も、何だか食べてみたくなるのが面白い。
    豚足、食べたことないから食べたいな。
    『アメリカ人の王様』と『肩の荷(+9)』と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月17日

    肉にまつわる短編6作

    ・武闘派の爪先
    ・アメリカの王様
    ・君の好きなバラ
    ・肩の荷(+9)
    ・魚のヒレ
    ・ほんの一部
    ・あとがき

    会社の人間関係や、これから家族になろうとしている親子関係、40代の悲哀など、肉にまつわる話から、人間模様を描く。


    先に鶏小説を読んでしまいましたが、こちらも秀作。

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    Posted by ブクログ 2019年01月07日

    短編集だが、どれもストーリーが似ていなく、そこが良い。共通点は、物語のバイプレーヤーに必ず肉料理があることのみ。タイトルに惹かれて読んだだけだが、大当たりだった。

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月18日

    ほんタメ!で紹介されたのをみて読んだ。
    豚の表紙が良い!

    アメリカ人の王様良かった!
    自分とは趣味が全然違うからと言って合わない、嫌いになるということではない。

    アメリカ人と思う、王様だと思うことで他人を受け入れることができる。
    でも歩道の真ん中で土下座はしないようにする笑

    肩の荷(+9)も良...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月27日

    豚肉にまつわる短編小説集

    課題本ではないけど読書会のために再読
    前にも読んで感想を書いたはずが、記録が残ってない
    何故だ?

    収録は6作
    ・武闘派の爪先
    ・アメリカ人の王様
    ・君の好きなバラ
    ・肩の荷(+9)
    ・魚のヒレ
    ・ほんの一部

    あと、あとがきと近藤史恵さんの解説


    ・武闘派の爪先
    田舎...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月20日

    豚足、トンカツ、角煮、ホルモン焼き、豚のヒレ肉、ハムを中心にした物語が6篇だが、様々な食事風景が描写されており、それぞれ楽しめた.どれも旨そうな感じだが、角煮が特に賞味してみたい.フィレがヒレに変わったことを発見した「魚のヒレ」も意味深な展開が楽しめた.

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    Posted by ブクログ 2022年05月31日

    さらっと、人の心情を表現できるのすごい。
    違和感なく入り込んでくる。

    「君の好きなバラ」の男子中学生の視点がすごく可愛かった

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    Posted by ブクログ 2021年05月22日

    まず装幀がめちゃくちゃかわいい。
    そんな単純な理由で手に取りました。
    お肉をテーマに紡がれる連作短編集。
    表紙のぶたさんに書いてある番号、それぞれのお話でキーになるお肉の部位です(笑)


    好きだったのは2本目に収録の「アメリカ人の王様」。
    「僕」と性格が正反対の婚約者、その強烈な父親とのツーショッ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月09日

    豚肉の部位をテーマに様々な男達が繰り出す彩りのある、そしていい味がする短編小説だった。どうしようもないお父さんから、エロティッシュな小学生まで幅広い内容で肉を食べるように最後まで飽きなかった。

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    Posted by ブクログ 2021年02月04日

    ちょっとひねくれ気味の男のひと(男の子も!)が主人公の短編集。

    見た目(タイトルとか表紙のイラスト)から想像するより、心の琴線に触れまくりです。
    わざとグルメ小説っぽくして、期待を裏切らせたのかな?

    とにかく、お上手でした。
    ああ、わかるなっていう、生きていく上でどうしても経験してしまう“みじめ...続きを読む

    0

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