アンと幸福

坂木司

「みつ屋」以外にも目が届くようになってきた今日このごろ。別れと出会いと「なんで？」を乗り越えて、アンちゃんも新しい扉を開きます。東京デパートの食品売り場から、たくさんのはじめての場所へ……。甘酸っぱい謎と和菓子の世界が、あなたをお待ちしています。??人の転機は十人十色。甘いお菓子で一息いれて、さあ進みましょう。累計100万部突破！ 「和菓子のアン」シリーズ3年ぶりの最新作、どうぞ召し上がれ。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: 光文社
• 電子版発売日: 2023年10月25日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★★]

暫く本から離れていたときに見かけてシリーズ全巻読み終わりました
アンちゃんが少しずつ成長していく姿が読んでて楽しかった。
そして和菓子もそれ以外の食べ物も美味しそう。
小さな気付きが沢山かかれてる本です

[ブクログ · ★★★★★]

あーーーアンちゃんも立花さんも椿店長も大好きだ〜‼︎
現在4作目　次はあるのだろうか？あって欲しい‼︎
今回もアンちゃんの学びと興味　推理　成長　全てが可愛くて立花さんのいう眩しいがビシビシ伝わってくる。
みつ屋に来店するお客さんとのお仕事ミステリーだけにとどまらず、ちょっぴり恋愛をかすめているようなもどかしさや楽しさ満載だった。
読んでいるだけで一緒に幸福を味わえた。

[ブクログ · ★★★★★]

次の旅行先は和歌山で決定です✨✨✨

アンちゃんと乙女の関係が進みそうで進まない！w でも近づいてる！！
みんな大好き！
癒されます

[ブクログ · ★★★★★]

シリーズ4作目。

椿店長が去ったみつ屋に新しい店長がやってくるところから始まり、アンちゃんにとっても大きな転機が訪れる巻でした。

みつ屋での日々を通して、いろんなことをたくさん考えて経験して、どんどん成長していくアンちゃん。
やっぱり応援したくなる素敵な主人公です(^^)

そして今回も和菓子や季節の食べ物にまつわる歴史や由来など、興味深いお話がたくさん。
和菓子の世界は知れば知るほど奥深く、素敵な遊び心に溢れていて、自分でももっと勉強してみたいなぁ。

和歌山への出張編も、自分もアンちゃんたちと一緒に旅行しているような気分で楽しく読みました。
特産の梅干しに新鮮な海鮮、温泉にパンダ…。
こんなに魅力あふれる土地だったのか和歌山…！
めちゃくちゃ行ってみたくなりました〜。

今回も美味しそうで奥深い和菓子の世界と、アンちゃんの成長譚にワクワク、ほっこりできる1冊でした。
お気に入りのおやつ（できれば和菓子）を食べながらこの本を読めば、まさに「幸福」なリラックスタイムの完成(*´꒳`*)
おすすめです♪

[ブクログ · ★★★★★]

アンちゃん、新しい階段を1段登った感じで。

デパ地下と呼ばれる場所で、みつ屋という和菓子屋さんで働く杏ちゃん。

新しい店長が来て、新しい店長のあれ？と思う行動の正体は？

そして、椿店長と、お菓子の神様がいる和歌山県へ。

今回は、新しい出発と別れの予感が入った1冊だなぁと思いました。

[ブクログ · ★★★★★]

学歴も手に職もない主人公のアンちゃんが働き始めたアルバイト先、デパ地下の和菓子店「みつ屋」を舞台に和菓子にまつわる日常の謎を解き明かしていくお仕事小説第四弾。
―人生の転機なんて、ほんの少しのきっかけで訪れる。
まさに人生論。深みのあるお話でした。
人生において選択を迫られる場面は幾度となく訪れる。それが正しい選択だったか、進んだあとでさえも別の道を選んでいたらと考えてしまう。
情報ばかりが先行して、流されたり悩みがちだけど、結局最後に決めるのは自分自身。また、幸福の形も人それぞれで。
自分を見失わず、後悔しない選択ができればいいな、と思う。

あと、これは余談だけれど。坂木さんの紡ぐ言葉って、ついつい普段使いしたくなるような表現がたくさんある。読むごとに自身の脳内辞書がアップデートされるところも楽しみの一つ。

【次に読みたい】
・シンデレラ・ティース/坂木司

[りすぽん · ★★★★★]

甘くて苦いこともある人生

和菓子の所以を話の中に散りばめながら、日々、成長していく人の姿や何気ない日常が描かれている。そして、出会いと別れと新たな生活の始まりが苦くも甘く素敵に描かれています。

＃ほのぼの ＃癒やされる ＃共感する

[ブクログ · ★★★★☆]

表紙のみかん大福からして、とっても美味しそう。
南紀白浜の朝食バイキングに温泉、アドベンチャーワールド、行きたい

[ブクログ · ★★★★☆]

アンちゃんの成長が嬉しい。素直で丁寧で優しくていつも心があたたかくなる。色々な立場を考えて思いやれる所はいつも見習わないとと思う。立花さんの悩みはもどかしくて、私はうーんって思ったんだけども。年齢の異なる友達となると年下から誘ってくれたら楽だよねとは思った。そこは信頼だよね。みんないい人だからいい気分で読み終えることができる安定のシリーズ！

[ブクログ · ★★★★☆]

アンちゃんシリーズの4作品目。前回、2作品目と3作品目の間が空いてしまい、それまでのエピソードの記憶がやや曖昧になってしまったため、今回は間をあけずに続けて読むことにした。前作の最後で椿店長が異動になったが、今作では更にそれぞれが自分の道を歩み出そうとする展開。お菓子以外の食べ物の描写や、「みつ屋」から離れた外の世界でのアンちゃんの学びも描かれていて、前作以上にアンちゃんがぐんぐん大人になっていく感があった。嬉しいけど、ちょっぴり寂しさもある。（アンちゃんと同じ？）
アンちゃんのすごいところは、どんなことにも真っ直ぐ向き合うところだと思う。私だったら、ちょっと苦手なタイプの人との関わりは避けてしまいそうだし、いまひとつ理解できない問いかけや行動は見ない・聞かないようにしてしまいそう。自分の価値観ですぐに決めつけシャットアウトするのではなく、何か理由があるのではないか、相手のために自分も何か役立てるのではないかと考える姿勢を、素直に持てているところが素敵だ。
本筋とは外れるが、西行の和歌のところにもやもや引っかかってしまったのと、立花さんのお悩みがなんだかすっきりできなかったのは、少し残念。白浜には行ってみたくなった。