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僕、外資系の保険会社に勤める坂木司には一風変わった友人がいる。それは自称「ひきこもり」のコンピュータープログラマー、鳥井真一。複雑な生い立ちのせいで心を閉ざしがちな彼を、外出させようと僕は日夜頑張っている。料理が趣味の鳥井の食卓に僕が持ち込む、身近に起こった様々な謎。彼の鋭い観察眼は、一体そこにどんな風景を描き出すのか――。大人の視点で推理し、子供の純粋さで真実を語る鳥井。そしてそんな鳥井を支える坂木。謎を解き、人と出会うことによって次第に成長していく二人の姿を描いた感動の著者デビュー作。《ひきこもり探偵》シリーズ第一弾。
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Posted by ブクログ
読もうと思って読めていなかった、大好きな作家さんのデビュー作。もうだいぶ前に出版されたと知って驚いた。
異質で深い、坂木と鳥井の関係がとにかくよかった。知的で頭が切れる名探偵のような鳥井。どこか脆くて繊細で、自立して筋が通っていそうなのに何かに縋らないと崩れてしまいそうな鳥井。そのギャップがあまりにも好きでした。
そして坂木の人の良さ。まっすぐさ。坂木は自分のことを、あまりにも型通りで普通で空虚だと思っているのかもしれないけど、実はそうじゃない。どんなに愛を注がれて育っても、まっすぐに育たない気持ちなんていくらでもあるはずなのに、坂木にはそれが無い。
まっすぐ天に向かって伸びる大きな木と、その木陰にそっと寄り添って咲いてるタンポポみたいな、なかなか異色だけどなぜかほっこりする2人でした。
大人なのに不器用な人たちが出てくるのもいい。人間何歳になっても言葉にすることはすごく大切なんだなと思ったし、私は言葉にできない気持ちをこれからもたくさん経験していくんだろうなという、そんな気持ちです。
Posted by 読むコレ
自分にとっては本を読む事と音楽を
聴く事は殆ど同じ行為だと思っています。
例えばそれぞれの売り場に並ぶ大量の
書物やCDの中からその一つを選ぶ行為は、
自分が好き(であるだろう)という雰囲気を
察知するという事だ。
そしてその作品は、その曲のイントロの数秒を
聴いただけでで確信に変わる、凄い曲は
ド頭から凄い。NEW ORDERの「Regret」や
PILOTの「Magic」だったりする。
本も同じで自分にとって大好きな作品は
その1ページ目から、出会った!! とう事が分かる。
今作がそうなのだ。
そして、売り場に並ぶ夥しい書物の中から
自分の感覚でこの作品を手にしたという事。
まだ...自分は...大丈夫なんだと思いたい。
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