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とある高校の喫茶部。それぞれ好みのおやつを持ち寄る四人は、
不思議な噂を耳にする。
「うまい棒一本で、世界の秘密がわかるらしい」
それはただの都市伝説か、それとも――!?
ゆる部活のメンバーがたどりついた「答え」とは。
「おやつ部」のメンバーが、世界の謎にゆるく挑む。
スナックをつまむ指先が光るのは、油のせいだけじゃない、かも。
おいしく楽しく、ときどき切ない5つの物語。
うまい棒一本で、世界の秘密がわかるらしい――
学内で囁かれる噂の真相とは?(「うまいダッツ」)
おばあちゃんが失くしたブローチを探すことになったおやつ部の面々。
探し物の過程で見えてきたものとは。(「チロル・ア・リトル」)
お菓子当てクイズに参加することになった四人。
果たして、その勝敗はいかに。(「バカみたいにウケない」)
SNS上の友達と気まずくなってしまったメンバー。
会いたくない彼女と会いたい彼女、それぞれの理由とは。(「それは王朝の」)
学年が上がり、初めてできた後輩。
しかし彼らは全員、妙にまじめで――。(「百年の愛」)
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Posted by ブクログ
面白かった~!!!
わりと最初はついていけなくて
「これはつかめないタイプの坂木氏か」
と、思ったのに、二章からはぐいぐい引き込まれて一気読み。
お菓子についてのあれこれももちろん面白いけど、高校生の日常(?)…というには深い。
今はやりの(?)言葉で言えば「多様性」が、常に著者には見え隠れするけど、こんな言葉がここまでフューチャーされるよりずっと以前から、著者はこういったテーマを優しくえがくよね…。
すごい、好き。
著者の本は、既読でも時折読み返すのがいいんやろな…。そのときどきで受け取る者がすごく変わりそう。
ひきこもり探偵シリーズを読んだのはたぶん20代やったので、こちらももう一度読み返してみようかな。
当時は、わたしはもっととがっていて、いうたらわりと他者を排除し歩いてたと思う。
他者の「好き」をいちいち否定することについての定義がズバンと書かれていてめちゃくちゃ唸った。
確かにそう。なんとなくわかってるけど、それを言語化されるとすごく刺さる。
一言でいうなら「妬み」やね。それはそう。
「自分の」(←ここが大事)「好き」な気持ちを思い切り出せる、また、そうまでできる「好き」に出会えることがうらやましい。
「うらやましい」という気持ちがねじれて、そうやって「好き」を追求している人を馬鹿にして下に見ることで安心する。そういうムーブは、著者いわく「概念のおっさん」らしいよ。
わたしはそういうことをするタイプではないけど、ときおりそういう気持ちは出る…。
やっぱり他者をねたむときって、ひまなんよね。ひま。(他者への気持ちに対して)こねくりまわした理由をつけたがるけど、そんなこねくりも含めて、ひま。ひまやねん。
もうほんま、他者を妬むひまがあるんやったら自分のことに忙しくしよう、って反省する。
とはいえ、その「忙しくする」の対象が、若いころは仕事でよかったけど、50才になった今、仕事で忙しくしているだけではいかん、と、思っているのも前述の通り。
(そこでSNSでは筋トレを勧めるよね。わかる。でもわたしは筋トレが好きではない。笑)
悲しいかな、手の届くような「熱中できるもの」が、ない…。
ないわけではないけど、仕事と生活と「熱中できるもの」の、バランス? 体力分布? これが下手。
仕事や生活にマックス(体力等を)かけすぎて、いざ休みの日に何かしようという気になれない。
ここらへん、もうすこし仕事や生活への比重を軽くして、個人的な熱中できるものにまわしていかんとな…。
そうでないと、わたしのなかにも「概念のおっさん」ができてしまう~!
わたしの場合、同年代や若い子に対して「概念のおっさん」はでないけど、わたしより上世代にめっちゃ出そう。あかんあかん。
あとどうでもいいけどすごい新しいハードカバーやったので、ページがキリッとしてていい匂いすぎて最高やった。
何回か本の匂いを吸ってしまいました。すいません。
Posted by ブクログ
坂木司さんの作品はいずれも大好きで、かなり読んでいるほうです。
誰にでも起こりそうな日常の謎への、読中の没入感と
読後の爽快感とほっこり感。
これを体感したくてこの本を手に取ったんですよー!
と、毎作感謝です。もちろん今作も。
自分が学生の時にこの本があって、出会えていたら、
他人から見たら全く特別には見えなくても、
今、いい時間の中にいるよ、
と自分で自分を肯定してあげられただろうなぁと思いました。
そして、今の自分の子どもがまさに『いい時間』にいるんだという事を、気づかせてくれて、ありがとうございます。
おかげで、
最近の若者は!
って言う大人にならなくてすみそうです。
Posted by ブクログ
読んでてすごく楽しかったー!!坂木さんの文章は相変わらず読みやすいし、おやつ部のみんなのキャラも良い。そして出てくるのが身近なお菓子たちで親近感。どんなだっけ〜と思ったものは思わず調べちゃった。いや〜私も食べたい!
うまい棒、チロルチョコ、ばかうけ、ホワイトロリータ、マリー…みんなおいしいよね〜。こんな部活あったら最高。アラタ、コウ、タキタ、セラのゆるい感じも好きだった。日常ミステリー?感もほんのりありつつ、おやつ食べてるシーンばっかでそれもまた楽しかった。会話の間に食べる描写多すぎて。笑
「チロル・ア・リトル」が一番好きだったかも。ミツコさんの策士な感じが、侮れない…。その後も四人と交流が続いてるのも良いなと思った。人と人の関係っていろいろで、みんな違うけど、自分は自分として生きられると良いなぁと思った。
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