感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年03月21日
知っているおやつがたくさん出てくるワクワクと、ほっこりする同級生エピソード。
でてくるおやつが食べたくなり買ってしまう。
美味しくて楽しい一冊。
Posted by ブクログ 2024年04月25日
【収録作品】うまいダッツ/チロル・ア・リトル/バカみたいにウケない/それは王朝の/百年の愛
とある高校の喫茶部。その中の「おやつ部」のメンバーである、ライトオカルト系のオタク気質のアラタ、テツオタで発達障害の気があるコウ、推しの声優がいて介護系の知識もあるタキタ、実家が空手道場で体が大きいが武術は...続きを読む苦手なセラが、さまざまな謎にゆるく挑む。
「うまいダッツ」 うまい棒一本で世界の秘密を教えてくれるらしいという予言者を探しに、4人はショッピングモールへ行く。
「チロル・ア・リトル」 4人は、コウの祖母がなくしたブローチを探しに行く。探しているとヘルパーが掃除のために現れた。
「バカみたいにウケない」 4人は、喫茶部の先輩で純喫茶が好きなシマダ先輩らに頼まれ、インスタライブのクイズに協力することになる。
「それは王朝の」 同担で仲が良かったSNSでできた友達サノイと気まずくなってしまったタキタ。その理由がわからず、困っていた。
「百年の愛」 4人は進級し、後輩が入部してくる。彼らはみな真面目で、4人は接し方に戸惑っていた。
謎は軽いし、お菓子は簡単に手に入るもので、さくさく読める。でも、ゆるさを謳歌する4人だけに、偏見や決めつけからの自由を守るスタンスは譲らず、その守り方は毅然としつつ優しい感じで好もしい。
「概念のおっさん」や「検知器」の話にうなずきながら読む。
Posted by ブクログ 2024年04月22日
あー、面白かった。
おやつ部に元気をもらいました。
いいねぇ、じわじわくる良さ。
キャベツ太郎、、餅太郎、ビッグカツ、うまい棒、アポロチョコ…。
懐かしのお菓子が出るわ出るわ。
昔、駄菓子屋さんでどれにしようかとワクワクした記憶が呼び起こされます。
絶妙にツボにハマるフレーズにちょいちょい出会え...続きを読むるのも楽しいし、個性派揃いなおやつ部メンバーも魅力的でした。
私も一緒にお菓子食べて、ただおしゃべりしたい!
個人的にはセラが推し。
最終話の「百年の愛」が特に好きでした。
思わずクスッとなる言葉のセレクトや場面、心が弾む描写は著者ならではだと思う。
これからもおやつ部の4人を見守っていきたい!
これはシリーズ化して欲しいなぁ。
Posted by ブクログ 2024年04月20日
市販のものでも、手作りのものでもお菓子を食べると疲れも吹っ飛ぶし、嫌なことも忘れるし、イライラも消える。そんなお菓子をめぐる高校生4人の物語。
ユルい部活の喫茶部。その中で、部員それぞれ好きな活動をしていて、この物語の中心となる男女4人組は喫茶部の中の通称おやつ部所属。
汗水垂らして部活に打ち込...続きを読むんだり、爽やかな恋愛なんて全然出てこないけど、市販のお菓子がたくさん出てくる。スナック菓子にチョコレート、クッキー、駄菓子みんな食べたくなってくる。
私なら喫茶店で読書をする活動をしたいな。
Posted by ブクログ 2024年04月10日
とある高校の喫茶部。
消去法で入った部活の中でなんとなく自然発生したおやつ部で
なんとなく活動する四人組。
異なる性格異なる趣味の四人の
力の抜けたトークが楽しく
一緒にお菓子をつまんでいる気持ちに。
Posted by ブクログ 2024年04月08日
喫茶部(おやつ部)所属の仲良し四人組に羨望。庶民的お菓子を日々研究?し、遂には幸雄のクイズに挑むことに…台湾茶の作法や、心の謎を解明する彼らの繊細さも見所。のんびりお菓子を頬張るアラタ達に終始ほっこり。
Posted by ブクログ 2024年04月07日
坂木さんの新作!またまたサイン本getしたよー♡
そして内容も面白かったー
坂木さんらしい作品で今回は「おやつ」が
テーマになってる!どれも馴染みのあるおやつで
食べたくなること間違いなし
ちょっとした謎解き絡めてテンポよく進んでいく。
高校生なの?と思うくらい登場人物が愛おしい。笑
すべてが可...続きを読む愛くて癒された1冊でした!
私もそのゆるめな喫茶部に入部希望です。
続編もぜひ読みたいなーー◎
Posted by ブクログ 2024年04月02日
書店で見かけたとき、タイトルよりも帯にある「うまい棒」の4文字が目立っていた。『和菓子のアン』シリーズを手掛ける坂木司さんの新刊は、全5編に誰でも食べたことがある有名菓子が登場する作品集である。
某高校に存在する緩-い部活動、その名も喫茶部。1年生のあるグループは、普段は部室で持ち寄ったおやつ...続きを読むを食べるだけ。そんな彼らに、「うまい棒」にまつわる噂話が持ち込まれる。「うまい棒」一本で世界の秘密がわかる?
「うまいダッツ」。大真面目に噂を検証するべく、週末のショッピングモールに集う面々。噂の真相は、至って真面目なのだった。「チロル・ア・リトル」。本作中では嫌な話。高校生に難題を処理させるなよおい。その4文字に対する理解はまだまだ低い。チロルチョコが和らげてくれる? とだけ書いておく。
「バカみたいにウケない」。先輩のたっての願いで、インスタライブのクイズ大会に参加した面々だが…。インスタはやっていないが、こういうタイプは実際にいそう。「それは王朝の」難しいファン同士の関係。やっぱり不自然だよねえこの作戦。その菓子の名前の由来は知らなかった。
最後に「百年の愛」。「おやつ部」の1年生たちも進級し、新入部員を迎えたが…どうやら緩さを許容できないらしい? そんな後輩に戸惑いつつ、面倒臭い奴と片づけないのが「おやつ部」のよいところ。骨がある後輩じゃないか。
基本的に緩―く読める作品集だが、中年読者なりに思うところもある。思春期特有の潔癖さに起因する「痛み」を、我々世代は受け流せたが、生まれながらにネットやSNSに触れてきた現代の10代は、簡単に受け流せない。
あとがきによると、本作はコロナ禍で気軽に食べ物のシェアもできない時期に書かれたそうである。我々の子ども時代から、現在に至るまで販売が続いている菓子たち。時代が変わっても、その味だけは不変であってほしいものだ。
Posted by ブクログ 2024年03月21日
高校の「喫茶部」に入ったアラタ(都市伝説好きのオカルト野郎)コウ(鉄オタ)タキタ(声優に夢中)セラ(家が空手道場)の4人が、それぞれ好みのおやつを持ち寄りおやつ部としてゆる〜く活動をしている。
オタクなだけになんとも緩やかな雰囲気で、トゲトゲした攻撃がないのが心地よい。
この4人が身近に起こる出来...続きを読む事をさらりと個々の持ち味を活かして、上手く解決していく。
ゆるゆるしているのにそれぞれの個性をわかっていて対処していくのが驚きでもあり、行動の早さは高校生だなと感じさせられる。
出てくるお菓子も知っているものばかりで、懐かしいとさえ思えて、食べたくなる。
5つの短編
○うまいダッツ〜学校で噂の真相とは。
○チロル・ア・リトル〜おばあちゃんが失くしたブローチ。
○バカみたいにウケない〜お菓子当てクイズ参加。
○それは王朝の〜SNS上の友人と気まずくなった理由。
○百年の愛〜真面目な後輩。
Posted by ブクログ 2024年04月29日
日常の謎+美味しそうな食べ物+ほのぼのと見せかけてかなりシニカル=いつもの坂木司
おやつ部の高校生4人が仲良くダラダラしていて可愛い。セラが好きでした。
Posted by ブクログ 2024年04月25日
男女2人ずつ4人の高校生の役割?みたいなのがいい!物事深読みせずに素直に信じるタイプとか、雑学すごいけど空気読めないとか、皆のフォローをどうやってしよう?と頭を働かせるタイプとか…。
明るく軽く読める1冊。
Posted by ブクログ 2024年04月18日
性格もバラバラな4人が高校の部活を通して
お互いの個性を認め、ちょっとした
イレギュラーな日常を過ごしていく感じが
面白かったです。作中に出てくるおやつも
スーパーに売っている物をピックアップして
くれているためすごく親近感というか
身近に感じたし、学生側から見る大人が今の
自分の年代に近いのでそう...続きを読むいった点も
あり学生時代から随分と月日が経っていて
ちょっと感覚的にどうかなと思っていたけど
思っていたより話の中に入れた気がしました。
「うまいダッツ」の意味が思っていたのと
違う展開と結末でぐっと心を掴まれて
あとはいろんなお菓子や先輩に後輩などなど
あっと言う間に読み切ってしまった。
おやつ部・・・私の時代にあったなら
是非入部してみたかったなぁ。
久しぶりにホワイトロリータ買おうかな・・・
Posted by ブクログ 2024年04月15日
のんびりとした雰囲気の物語で、肩の力を抜きながら読みました。
あとがきにあった、コロナ禍でダラダラとお菓子を食べる時間の共有って、確かに減ったなと感じたし、そういう当たり前に感じてたものが、無くなって、また当たり前になって…
日々の小さな喜びや楽しみを改めて見直してみようと思いました。
Posted by ブクログ 2024年04月11日
高校の「おやつ部」が美味しいおやつを食べながら謎を解決していく爽やかな作品!作中で出てくるおやつは実際に売っていて誰もが知っているものだから読みながら食べたくなりました。
学校で囁かれる噂を調べるためにショッピングモールに集まったり、お菓子当てクイズに参加することになったりと彼ら彼女らの毎日は忙しい...続きを読む!
「おやつ部」は作者の坂木さんが生み出したオリジナルの高校の部活で、「すべきことはなにも決まってない」「ただ、おやつを食べるだけ」というゆるい部活。
こんな部活があったら入りたくなる!
楽しくて読みやすかった。「おやつ部」のメンバーと同世代の学生さんに特にオススメです。
Posted by ブクログ 2024年03月20日
最近よく名前を見る作家さんだが初読みである。
部活参加が必須の高校で、「何もしたくない人」用の部活“喫茶部”に籍を置く、男女4人の新入生を描いた5篇の連作短篇集。喫茶部での彼らの活動は「駄菓子研究」で、部室に集まっては持ち寄った駄菓子を食べながら駄弁るだけ。先輩からは「おやつ部」と揶揄されている。
...続きを読むそんな彼らが「うまい棒」をめぐる都市伝説に挑む表題作を始めとして、なんとも脱力系の作品だった。最初の3篇は呆れながら読み、それでも構造がわかってくるとだんだん楽しめるようにはなった。