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東京の商店街育ちの新井和也は、大学卒業を間近にした冬、家族の危機に直面する。そこで急遽、就職の決まっていない和也が、家業の新井クリーニング店を継ぐことに。同級生たちの新しい門出に沸く春、不慣れなクリーニングの集荷作業で、お客さんから預かった衣類から思わぬ謎が生まれていく。同じ商店街の喫茶店で働く沢田直之、店のアイロン職人・シゲさんなど周囲の人々に助けられながら、失敗を重ねつつも謎を解明していく和也。商店街の四季を通じて和也の成長と、人の温かさをさわやかに描く、連作集。青春ミステリの決定版。
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Posted by ブクログ
幼き頃にあった活気のある商店街、よくオマケもらったり、味見させてもらったりしたなぁ。おばあちゃんとクリーニング屋さんの御用聞きさんとののんびりした世間話。思わずそんなあれこれを思い出しながら、ほんわりしたミステリーに、和也と沢田君の関係性。とても穏やかな心持ちで読み終えました。 特に沢田君の言葉のチ...続きを読むョイスがいい! お気に入りは、「おほめいただき光栄の行ったり来たり」 「愛されていたという記憶さえあれば、人は一人になっても生きていける。大切にされた命だとわかっていれば、暗い道で迷うこともない」 続編があればぜひ読みたい、そんな物語でした。
職人肌のクリーニング店。何だかいい感じ。 ロッキーの店長さんも、そして、店長さんの留守を預かる沢田さんも何とも素敵。 ほのぼのあったまるお話の数々に、生地や服、クリーニングにまつわる知識がちりばめられて楽しく読めました。
今度は下町のクリーニング屋さんが舞台。坂木作品の登場人物はみんな温かみに溢れていて悪い人が出てこないので安心して読める。主人公の和也が1冊を通して成長していくさまがいい。自然と人や動物を惹きつける魅力のある男の子。探偵役の沢田くんはもうとにかくカッコいい!彼の作るフレンチトーストや彼の淹れるコーヒー...続きを読むを私も堪能したい。アイロン職人のシゲさんも一本筋が通っていて素敵な人。坂木作品って構成はワンパターンなのにはまってしまうのは何でだろう。装丁の石川さんと同様に続編を期待。2011/255
坂木さんのお仕事が舞台の小説は、いつも読むとその職業に興味が湧くし、なんとなく好きになっちゃいます。 今回はクリーニング店。 坂木さんのミステリーはよくある殺人事件が起こる類のものではありません。 今回、本の巻末の解説を読んでいてそこに書いてありましたが、1話限りで去ってしまう使い捨ての人物を作り...続きを読むたくないという坂木さんなりのこだわりだったことを知りました。 今回のクリーニング店に勤めているおばちゃんも和菓子のアンのアンちゃんのお母さんだったりしますしね。 いろんなシリーズを読んでいてチラッと登場する知ったキャラクターを見つけた時の嬉しさがたまりません。 今回の主人公のカズくんや友達の沢田くんなんかもまた登場するといいなぁ。
面白かった。 日常のミステリー。謎解きを追いながらも、ほのぼのとしたり、ほろりときたり。 クリーニングの意外な知識も得る事ができて、主婦にもオススメです。 さあ、クローゼットの服のビニールカバー剥がさなくちゃ!
ミステリーというより、謎解き小説だね。おまけに、極上の下町純情青春小説でもある。 さりげない日常の中にある「物語」を書かせると、坂木さんは本当にうまいなぁ。どこの町にもある、どこにでもあるクリーニング店が舞台。そうそう、こんな人たちいるよなぁ、がしみじみとしたタッチで描かれる。
クリーニング屋の長男和也は、父の急死で店を手伝い始めることになるが・・・少しいい話過ぎる感じはするが、心暖まる話で「きれない糸」で良かった
軽くて乾いていて、どこまでも自由。 それは裏を返せば、孤独な姿なのかもしれない。 02/06/09〜02/09/09
「和菓子のアン」で知った著者。この本の出発は更に前だが、ライトミステリーと言う点では変わらないんだな、と。主人公と推理をする人物が別だが、なるほど、タイトルとはこうしてリンクするんだなと気付いたのは終盤だった。ミステリーとして読むのが最適な作品、とは思わないからこそ読み始めたので、特に問題無し。
「和菓子のアン」とリンクしていたとは‥読み終わり、みなさんの感想を読んで気づく‥私もまだまだだなぁ(汗) 困っている人、動物(笑)がいると、どうしても放っておけないお人好しの主人公、アライクリーニング店の長男、新井和也。 彼のまわりで起こる様々な事件を、友人の沢田がサクサク謎解きをしていく。 沢田...続きを読むくんの思考回路に「この人は何者⁈」と惹きつけられる。 最終4話目、読んでいると鼻の奥がツーンとしてきて涙が滲んできた。沢田くんの生い立ちもちょこっとでてくる。 良い終わり方だったな♪
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