坂木司のレビュー一覧
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『下田にいるか』 坂本司
(『和菓子のアン』の坂本さん)
コロナ禍の鬱屈した日常に、ふと「そうだ! 伊豆に行こう」。会社員の主人公が思い立ったが吉日とばかりに、電車に飛び乗って一泊旅へ。美味しい海の幸やご当地グルメに舌鼓を打ち、イルカショーでは童心に返る。
いつもモヤモヤとしていた仕事の悩みも、潮風と旅先の景色に浄化されていく。
ひと言
「まずは行ってみればいい。おいしい景色は逃げない。」
『情熱のパイナップルケーキ』 松尾由美
初読作家さん
パイナップルケーキの香りに誘われて、ひとり台湾へ。
職場に馴染めず、派遣という立場の曖昧さに息苦しさを覚える主人公。けれど旅先で出会う味と空気が、凝 -
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ネタバレ鳥井真一
ひきこもり気味のコンピュータ・プログラマー。外出嫌いで、ときおり精神が不安定になる。
坂木司
外資系の保険会社に勤める。鳥井とは中学生のときに出会う。
木村栄三郎
坂木の契約者。カルチャースクールで木工教室の先生をしている。
高田安次朗
栄三郎の友達。永遠の女好き。動物園でボランティアとして働いている。
松谷明子
雑貨店で店員をしつつ、休みを動物園に でのボランティアにあてている。
谷越淳三郎
中学で鳥井を苛めてた。動物園の出入りする「エース製薬」の営業。
滝本孝二
鳥井・坂木と高校で同じクラス。警察官。
鳥井誠一
鳥井の父親。
小宮弘幸
滝本の後輩。警察官。児童心理 -
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ネタバレ鳥井真一
ひきこもり気味の外出嫌いで、ときおり精神が不安定になる。
坂木司
外資系の保険会社に勤める。鳥井とは中学生のときに出会う。
吉成哲夫
坂木の同僚。がっちりとした体格に、短く刈り込んだ髪型がいかにも体育会系に見える男。
佐久間恭子
すらりと背の高い、知的美人。坂木の同期。
滝本孝二
鳥井・坂木と高校で同じクラス。警察官。
小宮弘幸
滝本の後輩。警察官。児童心理学をかじっている。
巣田香織
百貨店勤務。美人。男嫌い。
木村栄三郎
坂木の契約者。カルチャースクールで木工教室の先生をしている。
鳥井誠一
鳥井の父親。商社マンでバンクーバーに住んでいる。
塚田基
視覚障害者。 -
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ネタバレ鳥井真一
自称「ひきこもり」のコンピュータープログラマー。複雑な生い立ちのせいで心を閉ざしがち。
坂木司
外資系の保険会社に勤める。鳥井とは中学生のときに出会う。
巣田香織
買い物をしているときに、陳列していた商品にぶつかって坂木に助けられる。百貨店勤務。美人。男嫌い。
滝本孝二
鳥井・坂木と高校で同じクラス。警察官。
小宮弘幸
滝本の後輩。警察官。児童心理学をかじっている。
塚田基
視覚障害者。安藤とバイクに乗っているときの交通事故により光を失った。
木村栄三郎
坂木の契約者。孫が生まれた。昔気質の職人。今な引退して年金暮らし。
安藤純
女装や背広姿で塚田に付きまとう男。鳥井か -
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ネタバレ日常の謎ものに近いけれど、内容は重め。
それぞれの登場人物の生き方を深堀りするような内容。
ひきこもり探偵は、細かい要素から真相を誰よりも早く読み解いている。
相棒であり親友は、彼が自分を必要としているかに見えて、彼を失うのを恐れている。
自分のことを個性のない人間だと思っているけれど、相棒くんだって人助けに躊躇しないし、外資系保険会社で顧客に好かれて成績出しているし、十分すごい人なんだけどな。
自分のことは正しく見えないものだ。
みんな良い人でハピエンだけど、それは個々が自分の課題と向き合っていくというハピエン。それでしか人は救われない。そのときに誰かが傍にいてくれるとすごく力になる、という