坂木司のレビュー一覧

  • ホリデー・イン

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    これを読むと『ワーキングホリデー』の人たちのことがもっと好きになった!!また読みたい(^^)
    大東さんの第一印象は「何も考えてないチャラ男」だったけど、意外に苦労してたし、純粋過ぎるところが意外だった!!それに優しい!
    もしも、ジャスミンのバーがあるなら行ってみたいな♬(設定はホストクラブだけど、、、バーで良い)1番ジャスミンが好きかもしれない!会ってみたい笑

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    2021年08月24日
  • 短劇

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    坂木司さんの26編の短編集。
    個人的には「試写会」「ケーキ登場」「目撃者」「ビル業務」が好み。「試写会」と「ビル業務」は『世にも奇妙な物語り』に出そうな引き込まれていく話。「ケーキ登場」は同じ場面で遭遇した人たちそれぞれの解釈が面白い!!「目撃者」はモノが語る怖い女について!!でも、一番恐ろしかったのは「しつこい油」今までにこんな女性に出会ってなくて良かったと安堵した。それくらいやばい女性が出てきた!!
    今までのあたたかくてふんわりした坂木司ワールドとは異なる奇妙さを持ち合わせた短編集だった。

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    2021年07月24日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    冷やし中華にマヨネーズはかけませんが、他人と暮らすってそういうことなんだろうなあと思いました。価値観の相違をどのようにして擦り合わせていくのか、どのようにして生きていくのか。いつか他人と暮らすときにもう一度読み直したい作品です。

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    2021年07月03日
  • 動物園の鳥 ひきこもり探偵シリーズ3

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    青空の卵、子羊の巣と続いたひきこもり探偵シリーズ完結編。この本で印象に残ったフレーズは幼い鳥井が教師に向かって言った「協調性って嫌でも皆と一緒にいることですか」うーん、違うって言いたいんだけど合ってるような気もして協調性って本当に難しいなぁとなんか考え込んでしまった。
    しかし、完結編というだけあって鳥井が1人で家から出て坂木の家に来られたことが表す2人の関係性の変化、鳥井の家に沢山の人が集まって談笑している光景で終わることによって、これからもこの物語は続いていくんだなと思える安心感や嬉しさ。
    まさに終わりは始まりだ。

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    2021年06月28日
  • 仔羊の巣 ひきこもり探偵シリーズ2

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    2人の関係性にも少し慣れて読みやすくなったひきこもり探偵シリーズ第二作目。
    有栖川有栖の解説が非常にわかりやすく納得する点や気づきが多かった。ただ私は鳥井のこと好きです、、、。イラッとするけど憎めない感じ。
    でも1番好きな登場人物はやっぱり栄三郎さん!
    ほんとに下町のおじいさんって感じで、栄三郎さんが出てくる場面はどこも安心して読める気がする。
    まぁこの物語は人も死なないしヒヤヒヤする場面も特にないんだけれども。

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    2021年06月27日
  • ホリデー・イン

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    ジャスミン→大東→雪夜→ナナ→進→ジャスミンの順で主役になる短編集。
    『ウィンター・ホリデー』と間違えて先にこっち読んでました。
    復習のつもりで『ワーキング・ホリデー』を読み返したのに大東って知らない子がいるからあれ?と思った。先にちょっとネタバレしちゃったな。

    【追記】
    『ウィンター・ホリデー』読みました。なるほど、こう繋がってたのか。
    大東くんがなぜ断るのが嫌いなのか心の内が分かった。全然チャラくない、いい子じゃん。
    前作ではナナはどっちでもいい感じで付き合い始めた印象でしたが、コブちゃんと相性良さそう。
    ホリデーシリーズの集大成のようで満足できる1冊でした。

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    2021年06月18日
  • 夜更けのおつまみ

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    お酒大好きですが、つまみはなくても良い人間です。食事と共に飲酒して、食事が終わればアルコールだけでOK。夜更けにつまみを食べて飲酒したら体重増えるやんと思うから。

    でもこうしてこの本を読むと、作ってみたくなるつまみがいくつか。レシピが掲載されているものもあれば、掲載するまでもないものもあり、好き勝手な体裁が楽しい。読んだことのない作家もたくさんいて、興味を惹かれます。

    「食欲と性欲が欠けている小説」を書くと言われた綾崎さん。前者についての言い訳はわかりましたが、後者についてはどうなのかが気になります(笑)。

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    2021年06月15日
  • アンと青春

    ako

    購入済み

    和む

    読後が和みました。
    もう和菓子食べたくなるし、怒りも覚えたけど
    やっぱり読んでて楽しい!
    ほっこり出来ました。

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    2021年04月16日
  • 鶏小説集

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    連作短編集、トリニク編。お昼ごはんにコンビニに寄ってトリチキをよく買っていた頃を少しだけ思い出した。男の子、お父さん、男子それぞれの思いとトリニクがちょっと切なく描かれていて面白く読めた。足湯に浸かるくらいの軽さでじんわり、いいバランスだと思う。

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    2021年04月14日
  • 肉小説集

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    こう言う感じなのね!?

    っていう肉食男子。いや、肉食は勘弁男子やら、肉食系女子とお付き合いする男子やらとにかく肉にまつわりつつストーリーが展開する短編集。

    どのストーリーも共感できそうな出来なさそうな、ファンタジーのようなそうでもないような。笑笑

    恋愛小説のようなそうでもないような。

    この絶妙に人間関係が肉に調理されてる様子は、見て楽しむご馳走のようです。笑笑

    短編なので、途中途中味が変わるのも楽しめる。読みやすいので、吉牛くらいの気持ちで入れます。

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    2021年03月31日
  • エール!(2)

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    坂木司さん、初野晴さんの本をそのうち読みたいと
    思っていたので、いっぺんに読めるのー!と、借りた本。
    『お仕事小説アンソロジー』第2巻。1巻は未読。
    面白かった。

    登場する職業は、スイミングインストラクター・社労士・宅配ピザ店長・遺品整理会社員・ラジオパーソナリティ・メーカーOL。
    まったく自分とは縁遠い職業ばかりだけど、共感できる点もたくさんあった。

    仕事も親業も、よく観察し、自分の気持ちは抑えて相手のために何が良いのかを考え、最適な提示方法を試行錯誤し・・何より相手を信じて任せることがとっても大切なんだなと。

    アラサー女子たちがちゃんと気づいて、あちこちぶつかって傷をつくりながらも(

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    2021年03月03日
  • 仔羊の巣 ひきこもり探偵シリーズ2

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    デビュー作ほどのインパクトはなくなってしまったものの、よくぞここまで日常から推理ネタを探したものだと驚かされる。また少ないヒントで隙もなく大団円となり新しい仲間が増えることには安心感がある。

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    2021年02月09日
  • 仔羊の巣 ひきこもり探偵シリーズ2

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    青空の卵の続編。
    僕、坂木と、ひきこもりの友人鳥井が、周りで起きる小さな謎を解くシリーズ。
    今回は警察官の友人滝本が坂木に、木工教室の先生になった栄三郎さんが鳥井に、
    良い感じに扉をノック(またはパンチ?)したなぁと思う。
    謎解きのたびに新しい仲間が増え、二人だけの世界が少しずつ広がっていく様子が温かく気持ちよい。
    続きが楽しみです。

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    2020年12月08日
  • 肉小説集

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    出てくる料理があんまり美味しそうに見えない…ˊᵕˋ ;

    個人的に、『鶏小説集』の方が共感できる部分が多かった…かな?

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    2020年10月22日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    浅井リョウ「それでは二人組を作ってください」
    飛鳥井千砂「隣の空も青い」
    越谷オサム「ジャンピングニ―」
    坂木司「女子的生活」
    徳永圭「鳥かごの中身」
    似鳥鶏「十八階のよく飛ぶ神様」
    三上延「月の砂漠を」
    吉川トリコ「冷やし中華にマヨネーズ」
    以上8つの短編集。

    率直な感想を述べると、私には少し難しかった。
    同居人との間には特別な価値観があり、そしてその形の多様さはとても素敵だと思う。
    しかし、若輩者の私には実感が伴わなかった。
    この物語を楽しむには私の経験が足りない。
    逆に言えば、もっともっと多様な人と出会っていけば、きっとどこかで共感できることだろう。

    以下は、いくつか気になった作品に

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    2020年10月07日
  • 先生と僕

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    ほんわかしていてとても読みやすい。
    誰も死なない、誰も不幸にならないミステリー。
    作風とあっていて、のんびりした気分になれました。

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    2020年10月06日
  • 鶏小説集

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    肉小説集に続き、今度は鶏。
    今回も鶏肉料理が毎話出てきますね。
    短編集ですがどの話も少しずつ繋がりがあるので前の話にちょっと戻ってみたりしながら読みました。
    「丸ごとコンビニエント」が個人的には好み。
    結局先が気になって一冊一気読みでした。

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    2020年09月03日
  • 先生と僕

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    日常ミステリーの書き手、坂木司氏による、ミステリーガイドとしての役割も果たすミステリー作品。
    何とも頼りない大学生二葉と、どこか達観している中学生隼人の掛け合いが面白い。
    見ていると現実の犯罪って確かにロマンはないよね、とは思う笑

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    2020年08月15日
  • 肉小説集

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    豚の部位に応じた料理が毎話出てきますが、人間模様を主軸とした短編集かな。
    冒頭の「武闘派の爪先」では豚足が出てきます。私も主人公同様どうも苦手なので、どういったところがダメなのか共感できましたね。話の内容はかなりブラック…

    個人的には「肩の荷(+9)」が好みでほっこりしました。

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    2020年08月29日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    朝井リョウ、飛鳥井千沙、越谷オサム、坂木司、徳永圭、似鳥鶏、三上延、吉川トリコという8人の作家が、それぞれ「部屋に住む」ということをテーマに綴ったアンソロジー。

    それぞれの作家性というか、クリエイターの個性あふれる物語で非常に面白かった。

    「住む」ってのは衣食住のひとつを占めるとてもとても大事なマテリアルだし、更に異性とどんな形であれ一緒にひとところに住む、ともなれば「物語」は自ずと生まれるわけで。

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    2020年07月13日