坂木司のレビュー一覧

  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    色んな人の作品を読めて面白かった、別の本も読んでみようって沢山思えたし。サラーって読めて面白かった!女子的生活がお気に入り。

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    2024年07月04日
  • 青空の卵 ひきこもり探偵シリーズ1

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    穏やかな爽やかな空気感のお話。こんなに年齢も性別も職業もバラバラのバラエティ溢れる人々。共通点は温かみがあること。でも、薄いわけではなく、きっと、読み手の状態によって、響く部分が違ってくるんだろうなと思う。

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    2024年06月29日
  • おやつが好き お土産つき

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    「銀座百店」に連載されていた「おやつが好き」というエッセイを書籍化したもの。
    主に銀座のお店で販売されているおやつが紹介されていて、読んでいて楽しかった。

    気になったおやつメモ
    ・空也もなか
    ・銀座ウエスト ドライケーキ
    ・メルヘン サンドイッチ
    ・和光 パフェ
    ・フレデリックカッセル ミルフィーユ
    ・マーロウ プリン
    ・菊の舎本店 冨貴寄
    ・グランメゾン ロオジエ

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    2024年06月20日
  • 先生と僕

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     常に悪い想像をしてしまうクセのせいで極度の怖がりである伊藤二葉。それゆえにミステリすら読めないが、断れない性格のせいで、推理小説研究会に所属することになってしまう。
     うなだれている二葉の前に現れたのは、頭脳明晰でイケメンな中学生、瀬川隼人。親を納得させるために必要のない家庭教師を探している隼人は二葉に目を付けて声をかけたのであった。
     二葉は半ば押し切られるように家庭教師となり、先生として勉強を見る傍ら、生徒として、ミステリについて隼人に教えてもらうこととなった。
     
     なんの変哲もない日常を過ごす中で、隼人は持ち前の観察眼と好奇心で、ちょっとした謎を発見し、首を突っ込んでいく。二葉の特技

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    2024年06月20日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    誰かと一緒に楽しく暮らしたいのに
    何か上手くいかない、アンソロジー8編
    各部屋間取り付きでイメージが湧きますね

    「それでは二人組を作ってください」朝井リョウ
    これは「何様」に収録されていた短編ですね
    ぞわり、隠しきりたい心情をえぐるタイプの
    大好きなやつ。何者→何様で読んでいただけたら幸いです

    「女子的生活」坂本司
    これは、もしかしたら、昔NHKドラマ10で志尊淳が、めちゃかわ女装男子を演じていた原作ですかな?
    意味深なストーリーへの入りも良い
    吹っ切れた、女の子になって女の子と付き合いたい、今はまだ女装男子の切れ味良い攻め気味の会話がそそる

    「十八階のよく飛ぶ神様」似鳥鶏
    悪い神様と良

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    2024年06月10日
  • 先生と僕

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    家庭教師の生徒である隼人くんは、大のミステリー好き。僕にミステリーを教えてくれる先生でもある。

    この可愛いコンビが日常生活の謎を解き明かしていく、平和でライトなミステリー連作集。

    ホラーやグロ要素が全く無いので、そういうのが苦手な人にもおすすめできる一冊。


    この隼人くん、中学生ながらにして自分で自分の魅せ方を分かっていて、登場人物みんな、そんなチャーミングな隼人くんのトリコになっている。

    私もそのうちの一人なのだ。


    作中で、毎回隼人くんが僕にミステリー小説をおすすめするのだけれども、それを読んでみたらこの小説の理解がよりいっそう深まるんだろうなぁ。

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    2024年05月24日
  • 大きな音が聞こえるか

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    やりたいことや好きだという気持ち全てを理屈で説明できない

    自分ができるから、持っているからって、相手から奪うことは、持たざる人への侵害。

    やりたいことに近い場所にいること、声に出すこと、今私がまさに実践し始めたことだったからよいタイミングで出会えた作品でした。

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    2024年05月20日
  • 青空の卵 ひきこもり探偵シリーズ1

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    日常ミステリー系。


    引きこもり探偵の鳥井が個性的なキャラクターで引き付けられるが、それ以上に鳥井とその友人の坂木の関係性が気になって仕方がなかった。


    結局のところ、坂木は、鳥井に引きこもっていて欲しいのか、それとも外出してほしいのかこういう関係をずっと続けて欲しいのかよくわからない。
    共依存なのかな?
    後書きを読んでも、著者の2人の関係性についての意図はよくわからなかった。


    生きていく上での幸福は、誰かと分かち合う記憶の豊かさにあると僕は思う。
    という坂木の言葉が深くて、私の心に刺さった。

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    2024年05月08日
  • ホリデー・イン

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    ネタバレ

    ホリデーシリーズ番外編。
    これ読むとジャスミンがより好きになる。

    ジャスミン……ヤマトのこと好きだったんだね……。

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    2024年05月05日
  • ウィンター・ホリデー

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    悪い人が出てこないので気軽に読める。
    暗い話とか読むと気分が引っ張られてしまう人にも安心しておすすめできる。

    コブちゃん……イケメンすぎるよ(中身は)。
    個人的には雪夜とナナが好き。
    ナナは間違いなく不安定だし、本人もそれを自覚してるし隠す気もないけど、雪夜もなんだかんだ寂しそうな雰囲気を感じる。

    そしてサクライさんとかとれあの登場に、坂木司ファンならニヤニヤしちゃう。

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    2024年04月30日
  • 女子的生活(新潮文庫)

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    あとがき正しく、闘う人の物語。トランスジェンダーである「みき」は世間の偏見や女社会の歪み合い、各種ハラスメント、そして自分の将来に対する不安など沢山のものと闘っている。芯のある考え方や正面からぶつかって行く姿が格好良くて、とても魅力的な女性だった。
    そしてもう一人、良い役割をしている後藤というキャラクター。私自身、セクシャルマイノリティに対する偏見は無いけれど、無意識に差別的な表現をしていたかもしれないとドキっとした。私も物語を通して、後藤と一緒に成長できてたら嬉しいな。

    ただ一つ言えるのは、海外ドラマOPさながらの朝は、女子のマジョリティでは無い。笑

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    2024年04月19日
  • シンデレラ・ティース

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    ありそうでなかった歯医者さんが舞台の小説
    謎解きを楽しみながら、歯科医療の知識も身に付きます
    著者の通院が着想のきっかけだなんて、小説家の発想力はすごいですね

    さえりさんのレビューで気になって読みました


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    2024年04月11日
  • おいしい旅 初めて編

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    「アミの会」がなんだかわからんが、旅と、その物語のなかで出会う食べ物の短編集。
    寝る前に1つづつ読むのがちょうどよかったです。
    後半の話はちょっと感情移入するまで時間かかって眠くなるやつもありましたが、おおむね面白かったです。
    一番印象に残ったのはサフィール踊り子に乗って下田に行く話。割と近いから私も体験できそうだからかな。現存する施設に興味を持ってWEBで調べて想像力を補完するのも楽しかったです。
    オランダの揚げ物三昧の話も楽しかったです。


    【下田×キンメコロッケ】 坂木司「下田にいるか」
    【台湾×パイナップルケーキ】 松尾由美「情熱のパイナップルケーキ」
    【オランダ×ニシン、フライドポ

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    2024年03月30日
  • おいしい旅 初めて編

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    ネタバレ

    帯に書かれた、「旅に出たくなる"絶品"アンソロジー!」とても素敵でまさにその通り、という感じでした。どれも前作とは変わって少し遠出をするような料理もですが、旅行もテーマとなっているアンソロジー。
    1番好みだったのは図子慧さんが書かれた「あなたと鯛茶漬けを」。タイトル通り鯛茶漬けに注目するのはもちろんですが、主人公が心の中でもがき苦しく、でも食事を通して自分を取り戻す描写に共感しました。食べて美味しい楽しいだけではなく、自分が健やかになる食事、心が満たされる食事を大切にしたいと思わされる作品でした。

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    2024年03月23日
  • 先生と僕

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    久しぶりに読んだけど、やっぱりこのコンビ良かった
    ちゃんと言いたいことが言えて、本気で心配していて、ちゃんと謝れる
    当たり前のことをきちんと言えるって大事
    あと推理力凄すぎたし、中学生としてのかわいさが若干古いけど
    こういうところに出てくる小説は漏れなく読みたくなる 人に合うものを勧められる才能も素敵

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    2024年03月16日
  • 仔羊の巣 ひきこもり探偵シリーズ2

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    嫌なヤツが良い人ぶるよりも、良い人がとことん良い人でいる事の方が難しい事ってあると思う。

    人ってなぜか、私はそんな良い人じゃありませんよって見せようとする所ありますよね。良い人でいる事が恥ずかしい様な、うしろめたい様な…。

    だから、バカがつくほどいつでもお人好しの坂木はかっこいい。でも、そんな心を持った坂木だからこそ、今後が心配…。

    少しずつ世界が広がっきた鳥井。それに引き換え坂木は…。鳥井の世界が広がれば広がる程心配になります…。

    それにしても栄三郎さんの存在がありがたい〜

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    2024年03月14日
  • 夜更けのおつまみ

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    酒とつまみ、酒と肴。
    色々な著名人の酒と、その次に来る品物は美味しそうで、美味しそうで、想像しただけでも、頭を酒が駆け巡ったよ。

    豆腐のあれこれ、居酒屋のあれこれ、どれをとっても大人の味だなぁ。

    数年前に弟がくれた本、ありがとう!

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    2024年02月11日
  • 青空の卵 ひきこもり探偵シリーズ1

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    ひきこもりの鳥井が人との出会いによって少しずつかわっていく姿に嬉しくもあり、坂木の気持ちを思うと切なくもあり。

    そんな鳥井と坂木の友情が美しくもあり、依存している2人の今後が心配でもあり…。続編も気になります。

    日常ミステリーが好きな方におすすめです。

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    2024年02月08日
  • ホテルジューシー

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    読み始めて
    沖縄に行ってみたくなりました。
    ホテルジューシーに出会うと
    楽しいかも?
    主人公のヒロちゃんは
    ホテルジューシーでの
    アルバイト期間に徐々に
    心の成長がしていってるのが
    伝わってきたので
    母親の気持ちになってました。

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    2024年02月04日
  • ホテルジューシー

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    ネタバレ

    私も主人公に似て融通が効かないタイプなので、ジューシーに来てしまった時の気持ちが分かる。
    殆どの章が犯罪に絡んでいたので、那覇に対するイメージはあまり良くなくなってしまったかも。
    最後の、旅先でもつい働いてしまう奥さんと、働くのが苦手だけど奥さんが大好きで帰りたくなる家にしてくれる旦那さんの話が好き。現代でこそ働かない旦那さんを見て、その可能性が感じられるだろうけど当時はまだ難しかっただろうなあ。
    姉妹作の「シンデレラ・ティース」も合わせて読みたい。

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    2024年01月23日