坂木司のレビュー一覧

  • 何が困るかって

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    “奇妙な味”を楽しむために読んだけれど、ダークサイドの次元が違った。
    平凡な日常に潜む「人の悪意」や「残酷さ」を引きずり出すショートショートが18篇。
    この言い様のない恐ろしさは何だろう。
    淡々と進むストーリーがひどく不気味でゾッとしてしまう。
    よくこんな話思いつくなあ。

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    2022年07月17日
  • 肉小説集

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    豚肉の部位をモチーフにした短編集。
    すべて男性(男児含む)が主人公だ。
    印象にのこった話をいくつか。

    「武闘派の爪先」
    なんかこわい話。世にも奇妙な物語の、ホラー要素強めのやつみたいな。
    美味しそうな料理が出てくるのを期待してたのにそうじゃないし、可愛い豚の絵の表紙と全然合ってないじゃないか、こういうこわい系の話が続くなら嫌だなぁ…と思った。
    結果、こわい不気味はこの話だけだった。ほっ…。

    「君の好きなバラ」
    豚の角煮が美味しそうだったー。
    一番、食べ物描写がたまらん話。
    豚の角煮丼食べたい。
    そんで、中学生男子にそこまで「お母さん」として妄想されて憧れられるおばさんってどんなだ?笑
    私がパッと思いついたのは、西田尚美かなぁ。原田知世や石田ゆり子も綺麗で可愛らしいけど、彼女たちからは「この人が自分のお母さんだったら…妄想」は湧き立たないだろうな〜。

    「肩の荷(+9)」
    40代後半って、こんなふうに噛みきれない、硬いもの食べられないってなるのかなぁ。
    今30代後半の私。あと10年くらいで食べる楽しみを感じられなくなるなんて、嫌だー!
    そして、老いについても、他人事とは思えないほどリアルな描写。
    見た目を売りにして生きてないけど、自分の老いに向き合うって、結構つらいことなんだろうな、と思った。

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    2022年07月10日
  • 肉小説集

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    表紙がかわいいし、グルメ小説が好きなので読んでみた。坂木司さんの本はあまり読んだことがないので、ドキドキしながら読んだ。
    表紙の可愛さからは想像しなかった鳥肌がたつようなシーンもあったけど、独特でおもしろかった。

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    2022年07月08日
  • 女子的生活(新潮文庫)

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    会話文が多いのでサラサラと読めた。
    こういう友達が周りに居ないので、考え方が新鮮だった。志尊淳くんは好きなので、機会があればドラマも見てみたい。

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    2022年06月15日
  • 女子的生活(新潮文庫)

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    この部屋で君と で読んだ話が面白かったので、こっちも読んでみた。
    やっぱり最初の話し(この部屋で君との掲載作品)が一番かな。
    後は意外と普通。。。

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    2022年06月12日
  • 夜更けのおつまみ

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    ちょっと一杯の人も
    ちびちび、ずーっと飲む人も。
    31名の物書きさんたちが
    それぞれの愛する肴一品を紹介。

    この「ちょっとずつ」感がいい。
    一応、簡単なレシピがついているから
    自分で作ってみるのもアリ。
    酒は妄想で味わうだけですが
    肴って飲まない人間の舌にも合うのよね〜。

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    2022年06月10日
  • 鶏小説集

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    ネタバレ

    *塾友のレンと俺は、似てるけど似てない―夜のコンビニで出会った少年たちの葛藤を描く(「トリとチキン」)。我が子を好きになれず悩む父親が、たった1人だけに打ち明けた本音とその答えとは…(「地鶏のひよこ」)。他人の意見に振り回され、疲弊する漫画家が思い出す、彼のデビュー作を生み出した強烈な友人(「とべエンド」)。トリドリな味わいの全5編*

    どこかにはありそうなお話だけど、ちょっぴりやるせなく、切ない側面を見せてくれるような連作短編集。

    親子だけど、なんだか合わない…ってことも世の中にはあるだろうな、もちろん。
    けれど、よそ様の子を「夢の息子」って思わず言ってしまう状況、なんて切ないんだろう。親にとっても、子にとっても。
    最後はゆるーくふわっと希望が垣間見えるような終わりだけど、なんとなく寂しさが拭えない読後感でした。

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    2022年06月06日
  • おやつが好き お土産つき

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    出てくるお店やおやつを検索しながら読むのでなかなかすすまない。
    ただ食べたいなと思ってもなかなかいかれない銀座でしか手に入らないものだったりするのが残念。
    ネットでも手に入るものもあるのだけれど、やはり店に行って買うところからしたいなと。

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    2022年06月05日
  • ホリデー・イン

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    「ホリデー」シリーズに夢中になったのは随分まえのことだ。このサイドストーリーを読んだら、また読み返してもいいなって気になった。オイラはジャスミンが好きだ。おかまだからじゃなくて、でかいカラダを持っていていざとなれば強いから。だから見ず知らずの男を拾うことができる。オイラと比べたらそもそも生き物としての余裕が違うのだ。それに裏打ちされた優しさも持っている。生き物として強いうえに優しいのだから、男でも女でもジャスミンのそばにいればホッとするし心も開けるってものだ。オイラがたとえ優しいとしてもいざって時にカラダを使って誰かを守るなんてできないもんね。だからいまからでも屈強なカラダにしたいと思う。余裕がほしいのかもしれないな。お金もそうかも。ないよりあったほうがいい。そんでその余裕をなんか粋なことにつけたらいいな。

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    2022年05月15日
  • おやつが好き お土産つき

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    気になって思わず検索したのが
    「風雅巻き」「ザ・パイホール・ロサンゼルス」「二人静」

    私もおやつが好き!

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    2022年04月17日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    面白いところとそう出ないところと。
    この本に触れたおかげで、どんな作家の本を読みたいのか分かったのが学び。

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    2022年04月09日
  • 短劇

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    懸賞で当たった映画の試写会で私が目にしたのは、自分の行動が盗撮された映像だった。その後、悪夢のような出来事が私を襲う…(「試写会」)。とある村に代々伝わる極秘の祭り。村の十七歳の男女全員が集められて行われる、世にも恐ろしく残酷な儀式とは?(「秘祭」)。ブラックな笑いと鮮やかなオチ。新鮮やオドロキに満ちた、坂木司版「世にも奇妙な物語」。

    最初の短編「カフェラテのない日」がほのぼのした終わり方だったので、油断した。坂木司という作家のイメージが覆された一冊だった。
    ブラックな話を読みたい人、オススメです。

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    2022年04月06日
  • 女子的生活(新潮文庫)

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    「この部屋で君と」でも読んだはじめの章が、いちばんスピードがあってよかったな。
    終盤の、後藤とケンくんの言い合うくだり、おもしろかった。
    ドラマ見たかった。

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    2022年03月28日
  • ホリデー・イン

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    ホリデーシリーズスピンオフ。続けて読んだので、それぞれの登場人物のキャラクターが目に浮かび、楽しく読めました。

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    2022年03月26日
  • エール!(2)

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    好きな作家さんがいたので読んでみた。そしたら舞台が今いる街なんじゃないかと思えるような他の作家さんが書いた短編があった。こんなのがあるからアンソロジーは時々読むと楽しい。

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    2022年03月19日
  • 鶏小説集

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    鶏肉繋がりの連作短編集
    それぞれの登場人物がちょっと繋がりがあったり
    ってか、鶏肉と言うよりはコンビニのあげチキが一番の共通点なのでは?

    収録は5編
    ・トリとチキン
    ・地鶏のひよこ
    ・丸ごとコンビニエント
    ・羽のある肉
    ・とべ エンド


    ・トリとチキン
    毎年、花火大会を共に過ごしている塾友
    二人は他人にも関わらずまるで兄弟のよう
    そしてお互いの家族に対して憧れを感じている
    隣の芝生は青いって言いますからねぇ
    お互いにないものねだりな気がしますが……


    ・地鶏のひよこ
    息子に対して世間が言うほどの親近感を感じられない父親
    自分は地方出身だけど、息子は都会生まれ都会育ちという隔絶感

    ま、所詮親も人なんだから、いくら自分の子供でも無条件で好ましい存在になるとは限りませんわな
    それをうだうだと愚痴をこぼす姿が情けない


    ・丸ごとコンビニエント
    コンビニのアルバイト店員が遭遇したクリスマスの夜の事件
    コンビニ店員の話は現代のプロレタリアート文学なのではなかろうか?
    ま、実際は廃棄品を有効活用するのは本部からの厳しい指導でできなくなってるんでしょうけどね
    あと、商品に衛生上の問題があるのはけっこうやばいんじゃねぇの?


    ・羽のある肉
    高校受験を控えた中学3年生のひと夏の青春
    いやぁ~、若さですなぁ


    ・とべ エンド
    自殺願望のある漫画家の誕生秘話
    相手の嘘がわかるってすごい能力では?と思ったけど、実際は「嘘をつかれていると自分が感じたら吐き気がする」のがより正確な表現なんだろうか?

    ある程度優しくしてくれる「いい人」か、嘘を言わない理不尽な乱暴者か
    編集者と編集長の違いも似たようなもの

    まぁ、人生誰が自分の本当の味方なのかはわかんないですよねー



    全体を通して、前作は豚肉繋がりで、今回は鶏肉というかあげちき繋がり
    順当に行けば次作は牛肉ですかね?

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    2022年03月18日
  • 肉小説集

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    「武闘派の爪先」、「君の好きなバラ」、「肩の荷(+9)」、「魚のヒレ」、「ほんの一部」の5編。個人的には「君の好きなバラ」と「魚のヒレ」が好きかな。出てくる料理は、基本的においしく描かれていない。でも、その味覚が印象に残るようなよくマッチしたストーリーで、ある意味よい定食になっていると思った。

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    2021年11月12日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    アンソロジーは結構好きで色々読んだけど、他の著書も読みたいと思える作家さんが何人かいて、ラッキーだった。

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    2021年10月16日
  • 鶏小説集

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    坂木さんの文章はやっぱり読みやすいなぁ。少し疲れている時でも、スルスル読める。
    登場人物たちも味があっていい。
    揚げチキと鶏ハムが食べたくなった。

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    2021年10月14日
  • ホリデー・イン

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    ホリデーシリーズの2作目かと期待していたら、スピンオフ作品だった。1作目に出てきた個性ある人々の昔の話しや、主人公の父子の出会うまでの話しなど遡ったストーリーが多い。全般的に心温まる話しなのは同じ。
    あと書きでこのシリーズが映画化されたことを知ったが主人公役で疑問が・・どうなのだろう。話題にはなるのだろうが。

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    2021年10月12日