坂木司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ8~18頁の短編が26編からなる作品集。
坂木司初読みなので、作者らしいのか、異色なのかはわからないが、どれもくすっと笑った後はちょっとブラックだったり、かなりグロテスクだったりする。
世にも奇妙な物語を彷彿とさせる、幻想的でシュールな作品たち。
中でも私の好みは、同じレストランに居合わせた客の、他人には推し量れない心の奥を描いた「ケーキ登場」。
急な便意をもよおして飛び込んだビルのトイレの壁に見つけた入り口をたどっていった先の出来事を描いた「ビル業務」。
地下鉄が止まったため、家まで歩いて帰ることにした男の目の前に、自分にそっくりな男が現れた。その男に張り合うように歩き続けた先に待ち受けてい -
Posted by ブクログ
短編集。
坂木さんのどこかあたたかくて優しい物語が好きだ。
この短編集には、どちらかというとブラックな物語ばかりが収録されている。
最初に収録されている「カフェラテのない日」は、謎めいてはいるけれどけっしてブラックではない。
多少の歪みは感じるけれど、ちゃんと最後には良い気持ちで読み終わることができた。
ところが…。
読み進んでいくと、ブラックさは激しく加速していく。
ときに、「ちょっとこれは限度ギリギリ」と思ってしまう方向へのブラックさのある物語もあった。
本当にショートショートなので、1話ずつ読んでいくこともできる。
物語によって出来不出来のバラツキはあるようにも感じたけれど、中には「な -
Posted by ブクログ
ネタバレデパ地下の、和菓子屋のアンちゃんの物語を読んで
物語の雰囲気や文章の流れ、言葉の選択、
なんとなく気に入って、続けて読んでいます。
今回は『切れない糸』
子供の頃から困った動物や人が「困り顔」で寄ってくる
不思議な運命の主人公。
突然の父の死で、つぐ気持ちもなかった
商店街のクリーニング店を継ぐことに。
はじめは成り行きで、他の未来にも未練タラタラ。
しかし、家族や従業員、大学時代の知人に
助けられながら、困った事件を解決してゆくことに。
3冊目のなる「坂木司」さんの本ですが
やっぱ好き!いい感じです。
ほろり具合がいい、謎解きがスパイシー、
人の背景も魅力的。
登場人物がそれぞれに魅