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小説でしか表現できない〈奇妙な味〉が横溢した、短いけど忘れがたい、不思議なお話を読んでみませんか?――子供じみた嫉妬から仕掛けられた「いじわるゲーム」の行方、夜更けの酒場で披露される「怖い話」の意外な結末、バスの車内で静かに熾烈に繰り広げられる「勝負」、あなたの日常を見守るけなげな「洗面台」の独白、「鍵のかからない部屋」から出たくてたまらない“私”の物語――日常と非日常のあわいに見える18の情景をさまざまな筆致で描きだす、『青空の卵』や『和菓子のアン』の名手が贈る珠玉のショートストーリー集。巻末に「ホリデーが肉だと先生が困る」を特別併載。/解説=東雅夫
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Posted by ブクログ
何が困るかって、この本はジャンル分けできない(^ ^;
ショートショートと言うほど短くもないのかも、ですが、
十八編も入ってると「短編集」というには多いような(^ ^;
まず、間違いなく面白い一冊であることは間違いない。
ただ一作ごとにテーマもジャンルもテイストも違うので、
「一冊通しての感想」が語りにくい(^ ^;
共通しているのは「モヤモヤ感」か(^ ^;
スカッとした快刀乱麻の謎解き、みたいのは出てこず、
微妙な叙述トリックで「え、これって、もしや...」
みたいな印象のまま「ふつりと」終わる印象(^ ^;
あ、そうそう、全体を通して擬音も印象的。
擬音が豊富なのは日本語に特徴的なことだそうですが、
ぞくり、ざわり、ぶつり、ちょん、などなど、
随所に登場する擬音が独特の間を生み、
それが不安定なリズム感を呼び、読み手をざわつかせる。
また、短い文章の中で、的確な状況表現も助けている。
巻末の解説によると、「奇妙な味」という言葉が
ある一括りの小説群を指すために使われるそうで。
まさに「奇妙な味の一冊」と称するに相応しい本書。
モヤモヤ感がお好きな方には、ぜひお勧めです(^ ^
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小説・文芸
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