坂木司のレビュー一覧

  • 何が困るかって

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    ショートショートっぽい感じでサクッと読めました。
    どんでん返しってほどではないですが、読んだ後…ん?となる感覚を味わえます。
    ほっこり系からグロテスクな話、解説求む!な話まで、バラエティ豊かです。

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    2023年05月20日
  • シンデレラ・ティース

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    ネタバレ

    本はジャケ買いすることが多いので、うっかりホテルジューシーを先に読んでしまいました。
    でも読み終わってみて、どちらから読んでも特に問題なさそうかなと思いました。良かった!

    実は、先にホテルジューシーを読んでいる時は、ヒロちゃんの心が広いだけでサキはちょっとワガママなお嬢様なのかなと勝手な印象を持っていました。

    でもサキもなんでもかんでもヒロちゃんに頼ったりせず、悩んだり葛藤したりして頑張ってたんだなあってわかりました。

    家庭環境が違いすぎて不思議なコンビだけど、なんかいいなー。卒業旅行楽しんでほしい!

    四谷くんのたくさん綿を持ってきたりとか、どんどん注文したりするとこ可愛いな。
    手が素

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    2023年05月16日
  • ホテルジューシー

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    ネタバレ

    オーナー代理と何かキュン進展があるのかと思いきやー
    (´;ω;`)

    もう1つの夏休みの物語も読んでみたいです。


    ギャルや夫婦の事情までなかなか想像できないけれど、決めつけで怒ったりするのはいかんよね。

    自分でも、本当はこういう事情なんだけど見てくる人全員に説明できないし、ほぼ確定で悪く捉えられるだろうなぁ…というようなことは経験したことがある。

    何か事情があるかもしれないなって慮ることは大事だし、例えば他人に当たり散らしてる人に遭遇してもどうせ内面まで踏み込めない関係ならば「なんかよっぽど辛いことがあったのかもなぁ」ぐらいに流す努力も必要だなと。

    オーナー代理に叩く権利があるかどう

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    2023年04月15日
  • おやつが好き お土産つき

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    読み終えた後「お腹すいたー」と思わず言いたくなるような一冊。もし東京に住んでいたら銀座にあるお菓子とかにも親近感がわくのかなと思いました。

    私は“和菓子のアン“きっかけで坂木さんの本を読むようになって、“和菓子のアン“きっかけで和菓子に興味をもつようになりました。自分の知らない世界に出会わせてくれるのが本の面白いところだなと改めて感じました!

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    2023年04月03日
  • おいしい旅 初めて編

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    『おいしい旅 想い出編』と同日発売された作品。

    収録作は
    「下田にいるか/坂木司」
    「情熱のパイナップルケーキ/松尾由美」
    「遠くの縁側/近藤史恵」
    「糸島の塩/松村比呂美」
    「もう一度花の下で/篠田真由美」
    「地の果ては、隣/永嶋恵美」
    「あなたと鯛茶漬けを/図子慧」の書下ろし7篇。

    家が好きで出不精の私だが本作を読むと旅に行ってその土地ならではの美味しいものを食したくなる。

    お気に入りは、コロナ禍前に女友達と二人で行ったサニーヒルズ台湾本店のパイナップルケーキを懐かしく思い出す松尾作品と、不穏な展開から反転する松村作品。

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    2023年03月26日
  • おいしい旅 初めて編

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    7人の作家さん達による、旅とおいしいものを題材にしたアンソロジー。

    坂木司さん、松尾由美さん、近藤史恵さん、松村比呂美さん、篠田真由美さん、永嶋恵美さん、図子慧さん

    坂木さん、近藤さん、松村さんのお話が好きだった♡
    読んでると情景が目に浮かぶ様で、なんだか心地よかった。そしてその土地にまつわるおいしそうなものに興味津々♪
    サメバーガー、糸島の塩、樺太の白身魚、、etc、、
    アムステルダムにはコロッケなど揚げ物の自販機があるらしい!しかも熱々!
    旅をすると色んな"初めて"に出会って、非日常を味わえる。ほんと最高のリフレッシュだな〜♬
    コロナ禍で旅行ほとんど行けてなかったか

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    2023年03月23日
  • シンデレラ・ティース

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    夏休みに歯医者の受付のアルバイトをする事で成長するお話し。
    歯は大事だけど、和菓子屋さんの方が楽しいかな。

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    2023年03月20日
  • ホリデー・イン

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    「ホリデー」シリーズの外伝ともいえる6つの短編が収録。

    1「ジャスミンの部屋」 …… ジャスミンが拾った謎の中年男の正体は?
    2「大東の彼女」 …… お気楽フリーターの大東の家族には実は重い過去があった
    3「雪夜の朝」 …… 完璧すぎるホストの雪夜にだってムカつく相手はいるんだ!
    4「ナナの好きなくちびる」 …… お嬢さまナナがクラブ・ジャスミンにはまった理由
    5「前へ、進」 …… まだ見ぬ父を探し当てた小学生の進むの目の前には――
    6「ジャスミンの残像」 …… ヤンキーだった大和とジャスミンの出逢いの瞬間

    あとがきが秀逸だった。

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    2023年11月25日
  • 先生と僕

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    人が死なないミステリーで日常の謎を探る系。物理トリックではなく、人間の思い込みや誤解で謎が生まれてしまう心理トリック的なミステリー。

    第1話の「書店の付箋」は、なるほどと思える心理トリックで面白かった。第4話のギャラリーの勧誘も現代的な謎で、今こそ「あるある」な感じ。
    種を知ってしまうと大した謎でもないのだが、たしかに日常にこの種の違和感は溢れている。まあいいか、で流してしまうことが多いのだが、探っていくときっとこの本のような事情があるのだろう。

    第1話:先生と僕
    本屋の雑誌の中に電話番号が書かれた付箋が…

    第2話:消えた歌声
    雑居ビルのカラオケ店で火事が起きるが、避難した女子高生の姿が

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    2023年03月17日
  • 鶏小説集

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    前作とちょっぴりリンクしている部分もあり面白かった。

    坂木先生は、登場人物の頭の中の描写が上手くて、わたしが普段ボソッと脳内で呟いているような言葉ととっても似ている気がする。

    前作今作共に「非リアなお肉」の話だったけど、まあそんなこともあるよねーって感じが逆に新鮮だった。

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    2023年03月17日
  • 肉小説集

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    食べ物をテーマにした心温まる短編集!とは真逆。でも読み終えるとお肉を食べた時のような満足感がたっぷり。

    主人公は自己分析をして、あーだのこーだの考えているけど、読んでるこっちからすれば、そうじゃないんだよなあ、むしろそういうところなんだよなあ、と。そこがおもしろい。

    作品に出てくる女の人がみんなステキで、男の子のしょうもなさをいい意味で諦めていたり、意地っ張りでツンとした冷たさの中にも可愛らしさがあったりする。

    どの短編も、主人公が男の人というところでは共通しているが、年代も切り口も全く違っていて、それぞれで別の楽しみ方ができたように思う。

    特に好きだったのは、「魚のヒレ」。大学生の男

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    2023年03月11日
  • 動物園の鳥 ひきこもり探偵シリーズ3

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    坂木司と鳥井シリーズの最終巻。
    動物園野良猫虐待事件を解決するストーリー。
    関係者から話を聞いていく中、
    鳥井を学生時代にいじめていた相手に
    遭遇してしまう。
    たった3巻で終わってしまうのが寂しい、
    最後まで楽しい連作だった。

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    2023年02月24日
  • シンデレラ・ティース

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    大学生の先は大の歯医者嫌い。母の紹介で半分騙されて歯科医院の受付として夏休み中の短期バイトを始める。連続短編集。
    恋愛小説のような雰囲気が強かった。あったかい気持ちでゆるゆると読める一冊です。
    沖縄でバイトするヒロちゃんも登場します。

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    2023年02月23日
  • おやつが好き お土産つき

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    気軽に読めるお菓子のエッセイ。
    銀座がメインになっているので、行けるかなでもちょっと遠いなという微妙な距離感を感じつつ読む。

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    2023年02月21日
  • おいしい旅 初めて編

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    ネタバレ

    アミの会にて7名の作品。
    1作目から読み進めてZOOM会議が登場し、発行年を確認。
    以前は震災前か震災後、という自分の区切だったが
    今はコロナ前、コロナ禍だなぁ。。早くコロナ後 にならないだろうか。
    ロシア侵攻の絡む話もあって
    今、この空気感に同調できる2023年に読めて良かったと思う。


    身近な旅先が多いので、本作を読むと旅行したくなる。
    一人旅の話も多いので、身軽に真似したくなる。

    坂木司「下田にいるか」
    2020年からのサフィール踊り子。知らなかった。
    日常の中に潜むリゾート感。
    「お値段は最後の決め手にした方が、いい条件が見つかるかもしれません」ナルホド。
    社員旅行で訪れたが、本作

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    2023年01月29日
  • おいしい旅 初めて編

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    読んでると旅をしたくなる話。ほんわかあり、偶然性あり。
    糸島は知らなかった。思わず検索してしまいました。行ってみたい。

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    2023年01月29日
  • 女子的生活(新潮文庫)

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    生まれながらにして性別が女の人より、「女子」をわかっており、女の世界のいい所悪い所を楽しみながら闘っている姿が強くてかっこよかった。辛い経験を沢山乗り越え、自分を信じて突き進める強さに本当に尊敬する。
    そして後藤くんや同僚達がミキの良き理解者で強い味方であったのも、ミキにとって大きな支えになっていて、感動するシーンが度々あった。テンポよくかつ心が温かく読めた。

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    2023年01月24日
  • 短劇

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    坂木司版世にも奇妙な物語。
    ぞくっとするような数ページの短い話の短編集。
    坂木司さんの明るい話に慣れている私は、こんな怖い世界も書く作家さんなんだと意外に思う一冊だった。

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    2023年01月20日
  • 青空の卵 ひきこもり探偵シリーズ1

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    ひきこもり探偵シリーズ①
    夏の終わりの三重奏
     男を狙う通り魔。犯人は理不尽なことをされていた女性。
    秋の足音
     イケメン盲目青年と男女の双子。バイク事故からの友情。
    冬の贈りもの
     歌舞伎俳優への貢ぎ物。成金夫婦の生い立ち。
    春の子供
     話せない、まりお君。ひとりぼっちでパパを待つ。
    初夏のひよこ
     成金夫婦、とし子&丈太郎。店を出す!!

    謎解き自体は、おもしろい!!
    けど、ひきこもりの鳥井とその友人坂木との友情が
    むず痒かったー!!
    こういう形の友情もあるのかもしれないけど、
    お互いがお互いを依存しあってるのは、
    あんまり共感できなかった。
    あと、鳥井の偉そうな口調もあんまり好き

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    2023年01月18日
  • 青空の卵 ひきこもり探偵シリーズ1

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    ネタバレ

    病み方が歪んでる。でも、最近多いナルシシスト的なのと違って、そっとしておいてあげようと思えるやつでよかった。キャラ多いのは同じ面子で色んな謎を次々出すと違和感あるからと見た。その辺りも高ポイント。

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    2023年01月14日