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初対面の子供に親だって言われたら、あんたはどうする? 元はやんちゃなヤンキー、今はホストとして深夜に働く俺、沖田大和の生活は、「初めまして、お父さん」という見知らぬ小学5年生の挨拶で激変した。ホストクラブのオーナー・ジャスミンの紹介で、宅配便「ハチさん便」に転職した俺と、しっかり者で料理上手の息子・進。しかし宅配便の世界も親子の世界も謎とトラブルの連続で……ひと夏の父子同居を爽やかに描く短篇集。本篇に加え、プレゼント掌篇も収録!
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「初めまして、お父さん」。 元ヤンでホストの沖田大和の前にある夏の日、息子を名乗る家出少年が現れた。しかも、職場であるホストクラブに!
最初は疑った大和だが、進の名字と母親の名前を聞き、かつての恋人が、妊娠を告げることもなく産んだことを知る。
しっかり者の小学生に育った進の爆弾宣言で大和の生活は一変する。進と暮らすために、大和は夜の商売であるホストを辞めて宅配便のドライバーに転身する。
知性も教養もないけれど、心根は真っ直ぐな大和。しかし、荷物の世界も親子の世界も謎とトラブルの連続で……!?
ぎこちない父子のひと夏の交流を、爽やかに描きだす。文庫版あとがき&掌編を収録。 『ウィンター・ホリデー』『ホリデー・イン』へと続く人気シリーズの第一作。
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ホストクラブに勤めるヤマトの元に、息子だと名乗る進がやってくる。ヤマトが客に手を挙げ、ホストをクビになるも、オーナーであるジャスミンの粋な計らいで宅配業者のドライバーになる。(P70前後)
こういう人情の話大好き。めちゃくちゃアツい。ヤマトと一緒に「ジャスミン…!」と言ってしまう。
全編通してヤマトと進の関係に心が温まる。自分のことを思って怒ってくれることのありがたさ。子にいい所を見せようとして見栄を貼ったり、小さな嘘をついてしまう未完成な親。お互いに刺激を与え、受け取りあって少しずつ成長していく様が素敵。
ウインターホリデーも読む!!
Posted by ブクログ
個人的再読シリーズ
元ヤンホストのヤマトの前に突然息子と名乗る小学生が現れる
お客様に手を上げてしまった大和(ヤマト)はクビになり、アルバイトの宅配便ドライバーに転職する
口は悪いが真っ直ぐな大和と家事全般得意なお母さんのような出来すぎた息子の進
ぶつかって期待して傷付いて、泣いて笑って、濃くて短い一夏が過ぎていく
2人を取り囲む面々、ホストクラブオーナーのジャスミン、ジャスミンの同級生にして営業所のボス、冷静沈着な仕事仲間のリカさんも温かく心強い
特にジャスミンは、家出同然の大和を拾って教養を叩き込んでくれた大恩人、お客様のために手を上げたヤマトにケジメをつけさせ自身が関わっている宅配ドライバーの仕事を紹介する
揺るぎない核があってマカン・マランシリーズのシャールに通じるところがある
雨の中ずぶ濡れになりながら配達に来た大和におじいさんが新井クリーニング店と印刷されたタオルを渡してくれる
和菓子のアンシリーズのアンちゃんも住んでいる商店街のお店、同じ世界線に生きているんだなと思うと何だか嬉しくなった
Posted by ブクログ
「初めまして、お父さん」って急に言われたらびっくりするよね。元ヤンでホストの目の前に急にしっかり者の小学生が現れるとは。
大和は知性も教養もないけれど、心根は真っ直ぐでそこはやっぱり人間性なんだよなあって思った。
大和は不器用だけど、自分の息子を可愛がろうとする気持ちもあって。また息子の進が最後に「帰りたくない」と泣くシーン。普段はとってもしっかりしているけどやっぱりまだまだ子どもなんだなあと思うとともに、少し安心した。
不器用でも、宅配の仕事をしながら家に荷物を運んであげるとか、自分はびしょ濡れになっても荷物だけは守るとか、そういう些細な気遣いがとても大事なんだよなあと。私もよく宅配を利用するから、宅配人の人に改めて感謝しようと思ったよ。
例えば思い出ってさ、どこに行ったとか、大きい買い物をしたとか色々あると思うんだけど、何気ない日常を一緒に過ごしたことが案外心の中に大きく残ってたりして、ね。続編も買いたいな。
Posted by ブクログ
元ヤンでホストをしていたヤマトのもとに、息子だと名乗る小学生が現れた。
ーー「初めまして、お父さん」
ホストを辞め、宅配便のドライバーとなったヤマトもとい沖田大和の生活は一変。
早寝早起き、栄養バランスのとれた食事、飲酒制限など小姑のような息子・進との夏休み限定の生活が始まる。
大和よ、なぜそんなに簡単に受け入れられる…とは思うがそこはフィクションを楽しもう!
サービス業、接客業をしていると毎日本当にいろいろな人と出会う。
大和も配達先でのトラブルにしっかりと巻き込まれていく。
大和の子供らしさも好きだが、坂木さんの小説では上司や先輩の人柄に惹かれがちな私。
今回もオーナーであるジャスミン、先輩ホストの雪夜の温かさ、愛情が沁みた。
相手を思って叱るという行為がどれほど有難いことか…
そして大和のように素直に聞き入れることも大事。
シリーズ続けて読みます!
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