仔羊の巣 ひきこもり探偵シリーズ2

仔羊の巣 ひきこもり探偵シリーズ2

小説・文芸
550円 (税込)

2pt

季節はめぐり、僕、坂木司と鳥井真一の間にもゆっくりと変化の兆しは訪れていた。ひそやかだが確実な羽ばたきの予感、それが僕を不安にさせる。鳥井がひどい風邪をこじらせたある日、僕は同僚の吉成哲夫から、同期の女性の様子がおかしいと相談される。病気の鳥井に代わって慣れない探偵役をつとめることになった僕は・・・・・・。また、木工教室を開くようになった木村栄三郎さんのもとで出会った男性、そして地下鉄の駅構内で見掛けた少年が抱える悩み、そして僕自身に降りかかる悪意の連続、それらの真実を鳥井はどう解くのか――。坂木と鳥井に加わる、新たな仲間と風。ひきこもり探偵シリーズ第二弾。

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仔羊の巣 ひきこもり探偵シリーズ2 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    登場人物全員愛おしくなる
    生きてたら誰だって、落ち込んだり悩んだりすることもあるけど、いちばん近くにいる人に優しく出来たらそれで100点満点なのかも
    こんなにも優しいミステリーがあるんだって坂木司作品を読んだら毎回思うけどまたこれもだ…
    いつかトリイ食堂に足を運んでみたいな

    0
    2024年10月29日

    Posted by ブクログ

    「やはり、鳥井にとって僕はひとつの宗教なのかもしれない」
    「だからこそ、僕はその日が怖い。彼が神を捨て去る、その日が」

    最高すぎるだろ
    真似したい文章すぎるよ

    完全にキャラ萌えしているけれど、内容も濃くておもしろい……
    ジェンダー的なことをすごく考えて作り込まれている……
    安心して読める小説……すごい……

    0
    2022年09月12日

    Posted by 読むコレ

    もうね...なんていうか...。あざとさも、ベタベタなところも
    ウソ臭い部分もね、分かってるんです。
    でも好きなんなんです。仕方ないよね。

    今回は地下鉄をキーワードにしながら彼等の
    輪が少しづつ、ゆっくりと広がっていく様を
    読んでるだけで楽しいんです。
    文庫の解説で有栖川有栖氏が書いている
    ような解釈が正しい読み方かもしれないですが、
    自分のように純然たる単なるファンタジーとして
    読んでる人間もいる。
    自分にとっては絵本なんです。

    さて次作で完結。そこまで涙はとっておこう。

    0
    2013年01月31日

    Posted by ブクログ

    今回も新たな仲間が加わったり、坂木と鳥井のあれやこれやが会ったり…

    読んでて楽しいんだけど、事件を解決するというより、分かち合って行く側面が強いから読者側もメンタルが…

    0
    2026年08月23日

    Posted by ブクログ

    【説明】痛みを抱えて引きこもっている鳥井とピュアすぎる坂木の遭遇する謎。題名の「仔羊」はストレイシープってことかな。
    【感想】このシリーズを読んでいると想像してないところで痛みを負ってしんどい思いしてはる人たちがいるんやなあと思える。
    【内容】野生のチェシャ・キャット:同期の同僚佐久間恭子がおかしいと、やはり同期の同僚吉成哲夫が言うので調べることになった。人間関係の変わるときとは。/銀河鉄道を待ちながら:地下鉄のホームで風船を持って立ってる中学生。/カキの中のサンタクロース:狙われた坂木司。

    ■簡単な単語集

    【安藤純】歌舞伎の傍流の家の息子。芸名は石川助六。ある人物の友人だったが今は断絶状態。
    【栄三郎】→木村栄三郎
    【歌舞伎】長年の間にひとつひとつの言葉、動作、所作が最適化されてきておりどこをとっても完璧な風情。ビデオで撮ったものをどこでボーズしても様になる絵となっている。視覚障害者でも生の舞台は様々に体感できることがあり楽しめるらしい。
    【木村栄三郎】坂木の契約者。初孫ができた。元職人で下町に住んでいる。最近カルチャースクールで木工を教え始めた(専門ではないが)。
    【幸福】《生きていく上での幸福は、誰かとわかちあう記憶の豊かさにあると僕は思う。》p.70
    【小宮弘幸】滝本の後輩で相棒。京都出身で煮豆のよしあしがわかる舌の持ち主。もともと少年課をめざしていた。
    【斎藤】地下鉄職員。下島昭の同僚。
    【坂木司】語り手。外資系保険会社の営業マン。鳥井真一唯一の友人で鳥井の世話を焼くために比較的自由度の高い外資系の企業を選んだ。中学生の時鳥井のありようにあこがれ彼がいじめで不登校がちになったことにつけ込み? 友人になってほしいと申し込んだ。ピュアな人格ですぐ泣く。こいつが泣くと鳥井も泣く。
    【佐久間恭子】坂木司の同期の同僚。知的美人。
    【佐藤隆之】まりおの父。
    【下島昭】地下鉄職員。塚田くんに親切にしてくれた
    【巣田香織:すだ・かおり】美人だが厚化粧で台無し。ご近所らしい。スーバーで助けてくれた坂木に当たりスーパーに当たり散らしたが次に会ったときジュースをおごってくれた。
    【滝本孝二】高校で坂木、鳥井と同級生だった。今はお巡りさん。それもご近所の。豪快でラテン系な性格。記憶力は非常にいい。
    【塚田基:つかだ・もとい】盲学校に通っている美青年。坂木から声をかけ知り合った。双子につけられているらしい。
    【土屋降介】栄三郎さんに木工を教えてもらうことになった人物。手作りの玩具を14個作ろうとしている。
    【寺田結美】滝本の知人。オートバイで全国を走っているらしい。いろいろお土産をくれる。
    【鳥井真一】プログラマー。ひきこもり。探偵。坂木以外にはなかなか懐かない。坂木が泣くとおろおろしたり自分も泣いたりする。坂木《彼は僕という一神教の熱心な信者だ。》p.45。ツンデレ属性あり。甘党で全国の銘菓をお取り寄せする趣味がある。料理が上手い。辛辣な物言いをするがかなりピュアな人格。
    【鳥井誠一】鳥井の父。商社マンで現在はバンクーバー在住。
    【鳥井の母】鳥井を生んですぐ離婚し出奔した。
    【中川丈太郎】〈なか川〉の主人。
    【被害者】坂木《犯罪者を許す理由だけは与えられるんだね。もう罪はあがなったからと。でも被害者は一生被害者のままだ》p.66
    【美人】鳥井《メリットしかない事象なんて、そうそうこの世にないぜ》p.23
    【檜山利明】地下鉄の駅で風船を持っていた中学生くらいの少年。
    【まりお】駅前でずっと突っ立ってた7歳から10歳くらいまでの少年。気になって坂木が保護した。が、今の御時世なかなか危険な行為やと思う。ほとんどしゃべらない。
    【矢崎明日香】女子高生。坂木をつけ狙っていた。
    【吉成哲夫】坂木司の同期の同僚。スポーツ全般に得意。

    0
    2026年07月31日

    Posted by ブクログ

    「恋愛は曖昧なままでは両想いになることができない。だから区切りが存在する。
    目の前にいる友人は、なんだか気づいたら自分のそばにいて。はじめようと言わないうちにはじまっていて、やめよう、と言えないうちに離れてゆく。」

    友達には

    0
    2026年01月15日

    Posted by ブクログ

    鳥井&坂木コンビの2作目。人の心はこんなにも複雑なのだなあと思いました。知ってしまうとなるほどなのですが…表面だけ見ていてもわからないものなのだと改めてわかりました。

    0
    2025年02月09日

    Posted by ブクログ

    自称ひきこもりの人嫌い。
    口も態度も悪く、友人である坂木司だけを信奉する鳥井真一。
    そんな彼の周辺に少しずつ広がる人の輪。
    きっかけは日常の謎でも、本当に嫌な奴と繋がり続けるお人好しはそういない。
    心は開かないけど、ちゃんと言葉にしてくれる。
    それこそが鳥井の美点だろう。
    共依存ともいえる二人の関係がどう変化していくのか。
    お互いのためには自立した方が良い。
    だけど、このままでも良いんじゃない?と思ってしまうから困る。

    0
    2023年04月27日

    Posted by ブクログ

    引きこもりの名探偵鳥井と、彼とは特別な依存関係で繋がっている親友の坂木。二人とその周りの人々が織りなす日常に潜むミステリー小説第二弾。
    第一弾と同様、事件を解決するだけではなく、今回も関わった人たちとの関係が優しさでどんどん連鎖していく。坂木くんにまつわる事件が多め。身近な問題で毎回考えさせられるけれど、読み終わったときには心がほわっと温かくなっています。
    少しずつだけれど鳥井くんの行動範囲が広がっていますね。次がシリーズラストとのことで少し寂しいけれどそちらも楽しみです。

    0
    2023年02月04日

    Posted by ブクログ

    引きこもりの鳥井と保険会社営業マンの坂木司のホームズandワトソンコンビが日常のささいな事件を解決するお話。連作の2巻目です。
    あたたかい気持ちになれる不思議なミステリー。
    本作でも優しい人間関係やちょびっと美味しいご当地銘菓が登場してとても楽しめた。

    0
    2023年01月28日

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