感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2023年12月26日
日常系ミステリ。
頭が良く骨太なミステリー作品が大好きで好奇心旺盛な中学生・瀬川隼人と、
彼の家庭教師にしてネガティブ思考でミステリーが苦手な大学生の「僕」こと伊藤二葉の二人がコンビ(ホームズとワトソン)を組んで、日常に蔓延る悪事を解明していく連作短編集。
面白かった!
登場人物も多くなく、メイ...続きを読むンである二人のキャラクターと彼らの事件に対する心持ちにだけスポットがあたっていて、テンポ良く読みやすくも、侮れないミステリー作品集になっている。
心配性で人が死ぬようなミステリー作品が苦手な伊藤二葉に対して、ミステリ好きな瀬川隼人が彼にオススメの気軽に読めるミステリー作品を紹介してくれる「ブックガイド」的側面もある。
Posted by ブクログ 2022年12月06日
怖がりな大学生と頭の切れる中学生コンビがとても良い!大学生 二葉も記憶力が抜群によく、上手く隼人に使われているのが面白い。
読みやすく読後感の良いお話!
Posted by ブクログ 2022年07月03日
『人の死なないミステリーが好きなあなたのために…』
気の弱い大学1年生の『僕』と、ミステリー好きな中学1年生の『先生』の2人が、身近で起きる不思議なことを解決していく日常ミステリー。作中で紹介されているミステリー作品は、是非、読んでみたいな〜
Posted by ブクログ 2022年01月17日
坂木司作品がおもしろすぎるので今は彼の小説ばかり読んでいる。
「先生と僕」はレビューが高かったりTwitterで「坂木司」を調べたらこの作品を勧めてる人が多かったから読んだ。おもしろかった!
年齢的におかしいことは分かっているのだけど、二葉さんを高本学くん、隼人くんを植田圭輔さんにあてはめて読んだ。...続きを読む合うんだよ~~~~すごくイメージが合うんだよ~~~~
日常ミステリ、読んでいて楽しい。
「これ、どういうこと!?どうなるの!?」って、ちゃんとハラハラさせられる。文章の書き方が好きだなぁ。
Posted by ブクログ 2021年09月11日
本の中に出てくる本も読んでみたい!という人にお薦め。日常の謎解き+ミステリの先生による本の紹介(しかも殺人が起こらず、怖くないのに本格派)が絶妙。
隼人くんを黒猫に擬猫化する発想が好き。
猫をかぶった隼人くんも、素のままの隼人くんも何とも言えない可愛さがある。
巻末に『ホリデーとホテルと僕』とい...続きを読むう、ホリデーシリーズ、ホテルジューシーを読んだ人には嬉しいおまけが付いている。
Posted by ブクログ 2021年05月19日
純情な大学生とミステリー大好き中学生の謎解き。
一話 先生と僕
二話 消えた歌声
三話 逃げ水のいるプール
四話 額縁の裏
五話 見えない盗品
ネガティブ思考で怖くて殺人の小説が読めない上京したての大学生・伊藤二葉は、世の中を斜に見るエリート中学生・瀬川隼人にスカウトされ、家庭教師に。
家庭教...続きを読む師のフリをしながら、小説の指南を受ける秘密の契約を結んだ二人が、何気ない日常のズレから、犯罪や謎に気づき、解き明かす。
キャラも良いし、設定も面白いし、ほんわか過ぎず、サクッと読めて、面白い。
Posted by ブクログ 2020年07月16日
どっちが 先生だか わからない。
そこが 面白いですね。
ところで 猫は いつ 登場するのでしょうか。
続編が あるんですよね。
とても 楽しみです。
Posted by ブクログ 2019年10月03日
やっぱり坂木司先生は本当におもろい。とおもう。
どこか日常にありそうだけど一風変わった設定。
二人ともいいキャラしてるし、掛け合いがおもろ。
ほのぼのだらだろ読めます。
再読何回もしています。おもろ。
Posted by ブクログ 2018年10月12日
ちょっとおませ?な中学生の隼人くんと、上京したての怖がり大学生の二葉さん。
(隼人くんの洞察力と二葉さんの記憶力はちょっとうらやましい)
という何とも珍妙なコンビ。
大人しい二葉さんが、1人でなら決して出会えなかったであろう人たちと出会って世界を広げるのも何とも面白い。
事件自体は本当に身近で、他愛...続きを読むもないものばかり。安心して読める感じ。
先生と生徒の立場が2人の間で行ったり来たりするのが何とも面白かったです。
Posted by ブクログ 2023年01月04日
目次
・先生と僕
・消えた歌声
・逃げ水のいるプール
・額縁の裏
・見えない盗品
怖がりの大学生とミステリ大好き中学生のバディ物です。
家庭教師の大学生と、賢い中学生と言い換えてもよいでしょう。
でもってタイトルの先生とは、中学生の瀬川隼人の方。
注意力があって、頭の回転が速くて、物事の心理を突...続きを読むくような洞察力があって、見た目もよいうえに演技力もある。
大学の推理小説研究会に入ったものの、怖がりゆえ殺人事件を扱った小説は読めない伊藤二葉は、家庭教師をすることと引き換えに怖くない推理小説を紹介してもらっている。
しかしこの二人、一般的な家庭教師や教え子より頻繁に会っていませんか?
そして事件にも頻繁に遭う。
本屋さんの雑誌に貼られた付箋の謎。カラオケ店の7階にはなぜトイレがないのか。区民プールでバイトする友人の不審な行動。商店街にひっそりとあるギャラリーの展覧会で…。ネットでペット用品を買おうとすると…。
謎そのものは軽めで、全然怖くない…わけでもないな。
こころの弱っている人を巧妙に取り込もうとするやり口が恐ろしい話もあった。
けれど、二葉は怖がりだけど弱虫ではないし、隼人は出木杉君だけど根はよいこ。
隼人のお母さんも、中学生の息子に家庭教師をつけると言っても教育ママというわけではなく、おっとりとした、嫌味なく上流階級の方。
続編も出ているようなので、そのうち読んでみよう。
Posted by ブクログ 2022年03月11日
タイトルから勝手に大人の先生が出て来ると思ってた笑 謎が綺麗に解決するけどマルチとか盗撮とかリアルな怖さがあった 出てくるミステリ小説も読みたい!
Posted by ブクログ 2021年12月29日
読まずに停滞していたが
読み始めると面白い
隼人君という中学生に家庭教師として雇われた大学生 二葉
二葉の記憶力が優れている特技を使って小さいけどどこにでもありそうな事件の謎を解いていく隼人
名探偵コナンじゃないけど
楽しく読めた。
シリーズ物となってそうなので 次作を読んでみよう。
面白かった。
星4なのは「もっと読みたかった」から。
最後に私のお気に入りがオススメで出てきて
嬉しかったなあ。
ほかのオススメも気になってきました。
Posted by ブクログ 2020年06月06日
漱石関係の話か?と思ったら、違った。
田舎から出てきたばかりの素朴な大学生、伊藤二葉くんと、家庭教師の教え子である金持ち美少年中学生、瀬川隼人。
「先生」のはずの二葉が、ミステリーを隼人少年に「指南」される。
しかも、隼人は次々とプチ犯罪を見つけ出し、名探偵よろしくそれを解決してしまう。
けれど、二...続きを読む葉くんには「特殊能力」がある。
極度の怖がりの二葉くんは、人が死ぬ小説なんて読めない。
これはー私だ!
こういう人物が視点人物なので、この小説は安心して読める。
彼の存在は安心弁のようなものだ。
そうして、隼人から差し出される、「二葉さん向けミステリー」は、きっと比較的ライトなやつに違いない。
リリアン・J・ブラウンの『猫は手がかりを読む』シリーズ、読んでみたくなった。
Posted by ブクログ 2019年05月22日
年上の怖がりな主人公と
年下の好奇心旺盛、ミステリー好きな隼人くんが
日常の小さな謎を解明する優しいストーリー。
物知りで大人びた「都会の猫」のような隼人くんが
主人公の力になりたくて焦りなどの感情を出してくれるシーンが好きです。この2人の話、もっと読みたくて続編も買いました。
好きな一冊で...続きを読むす。
Posted by ブクログ 2019年03月25日
主人公が家庭教師することになった中学生の隼人くんとちょっとした謎や事件を解いていく。
主人公のために隼人くんが殺人の苦手な主人公のために読みやすいミステリーを紹介してくれる。
C0193
Posted by ブクログ 2019年02月01日
家庭教師をすることになった怖がりの大学生とその家庭教師の相手である推理好きのしっかりもの中学生のお話。
一応家庭教師とその教え子のはずなんだけど、ミステリの先生である中学生と教え子大学生の方がタイトルだよね。面白い。
お話は日常の謎系なんだけど、犯罪でもあるのがほとんどで、ほっこりって訳にはいかない...続きを読むかな。
でも読みやすくて面白いです。二人の関係も良いけど、この本で終わりなのかな?
また、殺人のないミステリ小説の紹介にもなってるのでそちらもよんでみたいな。
Posted by ブクログ 2024年03月16日
久しぶりに読んだけど、やっぱりこのコンビ良かった
ちゃんと言いたいことが言えて、本気で心配していて、ちゃんと謝れる
当たり前のことをきちんと言えるって大事
あと推理力凄すぎたし、中学生としてのかわいさが若干古いけど
こういうところに出てくる小説は漏れなく読みたくなる 人に合うものを勧められる才能も...続きを読む素敵
Posted by ブクログ 2023年11月10日
入院中に読んだ5冊目!
ミステリが苦手な主人公・伊藤二葉と
ミステリ大好き中学生・隼人くんのお話。
怖いもの苦手な二葉のために隼人くんが優しいミステリを勧めてくれるのだが、そもそも"先生と僕"が優しいミステリという劇中劇のような構成になっている。
中学生の隼人くんの推理発表...続きを読むを二葉が代行する部分は名探偵○ナンを彷彿とさせる。
心ざわめかないライトなミステリーを読みたい人におすすめ。
坂木司先生らしい穏やかなミステリーでした。
Posted by ブクログ 2023年11月09日
頭脳明晰な中学生と特殊な記憶力を持つ大学生の二人のやり取りは、何故かほっこりします。
日常に潜む事件を面白可笑しく、且つ世の中の闇の部分を描いており、ミステリーとして楽しむ事が出来ました。
Posted by ブクログ 2023年06月14日
皆様、ミステリはお好きですか?
今作の主人公は伊藤二葉、十八歳。
人が殺される小説は読めない、極度の怖がり。
しかし、友人山田の誘いで推理小説研究会へ入部することとなる。
そんなある日公園のベンチで本を読もうとしていると、ある男に声を掛けられた。
「こんばんは」「大学生?」「よかったらバイトしない...続きを読む?」そんな怪しい言葉に逃げようと立ち上がった二葉。
そこであることに気がつく。彼は、少年だったのだ。
家庭教師を探しているという少年、瀬川隼人。
勉強も運動もよくできる模範的な生徒の隼人に二葉が教えることはない。そう思い断ろうとするが、前半は自習、後半は二葉のミステリ講義という案に落ち着いた。
そんな2人の周りで起こる「?」を解決していく。
本屋の雑誌に貼られた謎の付箋、
カラオケ店から消えた二人組、
個展のギャラリーに誘う女性…
もちろん殺人などの物騒な事件ではない。
隼人の行動にはかなり振り回されるが、推理力と年相応の笑顔にも救われる二葉。
お互いが生徒で先生という不思議な関係が微笑ましい。
坂木先生の作品は相変わらず読みやすいし、入りやすい。
本が苦手な人、ミステリが苦手な人が坂木先生の作品と出会って何かが変わるきっかけになればと思う。
Posted by ブクログ 2023年03月17日
人が死なないミステリーで日常の謎を探る系。物理トリックではなく、人間の思い込みや誤解で謎が生まれてしまう心理トリック的なミステリー。
第1話の「書店の付箋」は、なるほどと思える心理トリックで面白かった。第4話のギャラリーの勧誘も現代的な謎で、今こそ「あるある」な感じ。
種を知ってしまうと大した謎で...続きを読むもないのだが、たしかに日常にこの種の違和感は溢れている。まあいいか、で流してしまうことが多いのだが、探っていくときっとこの本のような事情があるのだろう。
第1話:先生と僕
本屋の雑誌の中に電話番号が書かれた付箋が…
第2話:消えた歌声
雑居ビルのカラオケ店で火事が起きるが、避難した女子高生の姿が見当たらなくて…
第3話:逃げ水のいるプール
区民プールに不思議な係員がいて…
第4話:額縁の裏
先生はギャラリーで店員と親しくなるが、絵を買うような金はなく…
第5話:見えない盗品
Posted by ブクログ 2023年01月12日
大学生の二葉がひょんなことから推理研究会に入り、ひょんなことからミステリー好きの先生、
中学生の隼人と出会う。
二葉は隼人の家庭教師となり隼人にミステリーを教えてもらうという話の連作短編集。
巻末に特別便という素敵なお話もあり、
坂木司ファンとしては嬉しい登場人物が出て来て思わずにやけてしまいました...続きを読む。楽しい一冊でした。
Posted by ブクログ 2022年07月26日
男子大学生と男子中学生が日常の謎を解き明かすべく奮闘するコージーミステリー。
コミカルな二人の掛け合いが微笑ましい。
また、本書で紹介されるミステリー作品にも興味がそそられる。
そのうち読んでみよう。
序盤で登場する『ミステリー作品ばかりが並べられた隼人君の本棚』がめちゃくちゃ気になる。
Posted by ブクログ 2021年09月05日
個人的に隼人君を「都会の猫」と表していたのが印象的でした。
隼人君のイメージとピッタリ!!
話の中で、キャラクターのブレもなくて、読みやすかったです。
私自身、ミステリ小説はあまり読まないのですが私も読んでみようかな??と思いました!
短編というのもあって、隙間時間にさら〜っと読めるのもいいところだ...続きを読むと思います!!
Posted by ブクログ 2020年08月15日
日常ミステリーの書き手、坂木司氏による、ミステリーガイドとしての役割も果たすミステリー作品。
何とも頼りない大学生二葉と、どこか達観している中学生隼人の掛け合いが面白い。
見ていると現実の犯罪って確かにロマンはないよね、とは思う笑
Posted by ブクログ 2018年10月16日
大学に入ったばかりの二葉くんと彼が家庭教師する中学生の隼人くんの物語。
面白かったけど、中学生の隼人くんより大学生の二葉くんが子供ぽいのが
気になりました。隼人くんのおすすめの推理小説は、私も全部読んでいるので
話が合いそうと思いました。扱っている事件が中学生には荷が重いのではないかと
いう感じもし...続きを読むます。
Posted by ブクログ 2018年09月18日
さくさくっとビスケットのように軽く楽しくつまめるような、そんな日常系ミステリー。
記憶力抜群だけど臆病な「僕」のキャラクターが面白く、個人的には探偵役の隼人君より存在感があるような。
どの短編も日常の些細な謎を扱っていて、その点は北村さんの円紫さんシリーズと同じ感じですが、こちらはもっとのんびりとし...続きを読むた空気が漂っている気がして、寝る前に読むのにちょうどよかったです。
それにしても「僕」の記憶力は羨ましい限り・・。
だからこそ、その気弱な性格が浮き上がって、好感がもてますけど(笑)