坂木司のレビュー一覧

  • 鶏小説集

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    「鶏」がテーマの短編集
    それをテーマに、こんなに愉快なストーリーをいろいろ生み出すなんてサスガだと思う。

    読みながら人のつながりが見えてきて嬉しくなりました。登場人物の別の顔、人間模様を楽しめるのがいい。
    軽い読み心地の短編だけど、ちゃんと坂木ワールドを楽しめました。

    著者の作品には思わずクスリとなるおもしろさがある。坂木さんの文章が好きだなぁって思ってたけど、
    登場人物にしゃべらせてるセリフが好き!
    キャラクターが好きなんだ!
    …って読んでて、ふと思った。

    『子供ってのは、奇跡のタイムマシーンやぞ』

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    2024年11月30日
  • うまいダッツ

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    最後の最後に「ロッテの生チョコパイで指をべっべたにしながら 坂木司」と書いてあって、わっかるー!!指ベタベタにしながら食べるチョコパイ美味しいんだよねー!!と思っていたら、…ん?“生”チョコパイ?“生”??
    “生”チョコパイとはなんぞや??
    調べたよね。
    なんだこれ!?めちゃくちゃ美味しそう!!!!
    チルドデザートって!えぇぇぇ!?
    夢のようなデザート!!!!
    食べたい!!!!!
    うぉぉぉぉ!!!!!
    と本の感想そっちのけで生チョコパイに心全部持っていかれました笑
    戻ってこい、私の感想…笑

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    2024年11月29日
  • 何が困るかって

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    日々やけどちょいとズレたらスリリング/掌編集十八編/それぞれ一人称で軽く語られる、日常に忍び寄るなんとなく怖いもの、というよりスリリングという感じ話/多くの作品で、読み進めているとある瞬間、不意に裏返る。その瞬間がおそろしい/すれっからしな読者のための本なのかも。

    ■メモ

    でも、それってきっと本当の話だからだよ。現実には、オチなんてつかない話の方が多いからね。(p.22)

    けれど既存の単語について「なぜ」から考えることは、けっこう新鮮だと日々感じている。(p.30)

    娘という、一冊の辞書。(p.30)

    もしかすると鍵をぶら下げるということは、所有物を見せびらかすための行為なのだろうか。(p.179)

    お釈迦さまの不幸って「持てる者」の一番になっちゃってたことだよね。(p.227)

    家出をひっくり返すと出家。なんかね、やっぱり同じものな気がするなあ。(p.228)

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    2024年11月08日
  • ウィンター・ホリデー

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    【要約】ヤマトは元ホストで、現在は配送業に従事している。ある日、かつての交際相手との間に生まれた息子・進が休暇中に訪ねてくる。ヤマトは進との交流を通して、親としての愛情や責任を感じ始める。日々の配送業務を通じて、人々が物に託した思いや感情に触れることで、自らのこれまでの生き方を見つめ直し、成長していく物語である。。

    【感想】この作品を読み終えた後、シリーズの2作目であることを知る。ホスト時代のオーナー・ジャスミンの言葉、「どこまでも近づくだけの人間関係なんて存在しないのよ」「お手軽は馬鹿を作る近道」が非常に深く印象に残る。物語は元彼女との関係がハッピーエンド風に締めくくられるが、その結末がやや理想的すぎるのではないかとも感じられた。

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    2024年11月07日
  • 肉小説集

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    「武闘派の爪先」「アメリカ人の王様」「君の好きなバラ」「肩の荷(+9)」「魚のヒレ」「ほんの一部」お肉の部位にひっかけて、笑いあり、ブラックユーモアありの6話の短編集。和菓子のアンとはまた違った雰囲気の坂木さんが楽しめました。

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    2024年11月05日
  • おいしい旅 初めて編

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    隙間時間にほっこりしたいときにはおすすめ あたたかい気持ちになる短編集で、疲れていても頭に入りやすい。インパクトがすごくあるわけではないけれど、気軽に読める一冊。

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    2026年01月12日
  • 鶏小説集

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     無性にコンビニのフライドチキンが食べたくなりますね。

     あんま夜中とかに読まない方が良いかもです笑。

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    2024年10月26日
  • ウィンター・ホリデー

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    ホリデーシリーズ2
    夏休みから冬休みに移行
    今回も大和よ…もっと大人らしく素直になってよ笑笑
    進が今回もかわいくて健気で…進の気持ちを考えるとキューってなる。
    ゆきこももっと素直になればいいのに…
    2人とももっと子供の事考えてよ…って感じ。

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    2024年10月22日
  • ワーキング・ホリデー

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    ホリデーシリーズ1
    なかなか現実味のないお話かな。
    でも進がかわいい!
    しかし五年生ってこんなにしっかりしてるの?!
    もう少し大和が大人らしく接して欲しい笑笑

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    2024年10月22日
  • ホリデー・イン

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    大好きなホリデーシリーズのサイドストーリー。
    実はシリーズ本編の「ワーキング・ホリデー」は、私がお仕事小説の面白さに目覚めた思い出深い作品。

    主人公の大和のキャラがかなり好き。元ヤンで元ホスト、バカだけど情にもろくて真っ直ぐなバカなのが愛しい。

    本編につながる登場人物のエピソードを知れて嬉しい。
    楽しくなったり、ちょっと切なかったり、しんみりしたり…。いろいろあるけど、どれも温もりのある余韻がいい感じ。
    個人的に特に良かったのはジャスミンの短編でした。

    坂木さんの作品は、読んでいて心が弾むような楽しさを感じる。
    他作品「ショートケーキ」とか本当に読んでいて楽しくてめちゃくちゃ好き。


    『未来なんてのは結局、今の積み重ねでしかないのよ。一足飛びに未来へ行けるわけじゃなし』

    『ここまで来るのに、どれだけ頑張ったの?どれだけの気持ちを振り絞ってお話ししたの?』

    『ちゃんと悩んだ道なら、間違いなんてひとつもない。あたしは、そう信じてる。』

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    2024年10月05日
  • 動物園の鳥 ひきこもり探偵シリーズ3

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    まだ掘り下げられそうなネタありそうだったけどおわった。
    まぁ、主人公の二人が気持ち悪い…話は悪くないけど

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    2024年10月01日
  • 仔羊の巣 ひきこもり探偵シリーズ2

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    やはり鳥井真一好きになれない。
    主人公の坂木司もか…
    物語中でも言及されているけどホモじゃないって、そう見えるよねぇ…
    でも人死にのない日常の謎解きは良い。
    最後の解説が、有栖川有栖って同じように主人公の名前が作者の話を書いてる人だった。

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    2024年09月29日
  • 青空の卵 ひきこもり探偵シリーズ1

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    3.4
    ほんの少しの会話や状況から、びっくりする程の情報を引き出していく鳥井にびっくり。とても繊細な2人の関係性が今後どうなって行くのかも気になる。あんちゃんシリーズもそうだけど、人の心の繊細部分を描くのが上手な作家さんだな。

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    2024年09月25日
  • エール!(2)

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    ネタバレ

    初野晴さんの短編が目当てで購入。

    働く女性の疲れを吹き飛ばすお仕事小説集、とありますが、あまり背中を押す内容ではないような?

    小説のジャンルがバラバラで、普段読まない作家さんに出会えたのは僥倖でした。

    当の初野さんの作品では初野節が炸裂していて、このラインナップでは浮いているように感じました。

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    2024年07月22日
  • 仔羊の巣 ひきこもり探偵シリーズ2

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    ひきこもり探偵シリーズ第二弾
    相変わらずひきこもり探偵の鳥井と
    坂木君の関係性は相変わらず
    謎も殺人などの殺伐としたものではなく
    普段の生活の中のささやかなミステリーを紐解く

    時々登場するご当地おやつなどを楽しみながら
    ゆっくりとした読書にピッタリだと思う
    今回は梅むらの豆かん!←私の大好きなオヤツ!
    ああ 食べたくなってきたな…

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    2024年07月18日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    色んな人の作品を読めて面白かった、別の本も読んでみようって沢山思えたし。サラーって読めて面白かった!女子的生活がお気に入り。

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    2024年07月04日
  • 青空の卵 ひきこもり探偵シリーズ1

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    穏やかな爽やかな空気感のお話。こんなに年齢も性別も職業もバラバラのバラエティ溢れる人々。共通点は温かみがあること。でも、薄いわけではなく、きっと、読み手の状態によって、響く部分が違ってくるんだろうなと思う。

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    2024年06月29日
  • おやつが好き お土産つき

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    「銀座百店」に連載されていた「おやつが好き」というエッセイを書籍化したもの。
    主に銀座のお店で販売されているおやつが紹介されていて、読んでいて楽しかった。

    気になったおやつメモ
    ・空也もなか
    ・銀座ウエスト ドライケーキ
    ・メルヘン サンドイッチ
    ・和光 パフェ
    ・フレデリックカッセル ミルフィーユ
    ・マーロウ プリン
    ・菊の舎本店 冨貴寄
    ・グランメゾン ロオジエ

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    2024年06月20日
  • 先生と僕

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     常に悪い想像をしてしまうクセのせいで極度の怖がりである伊藤二葉。それゆえにミステリすら読めないが、断れない性格のせいで、推理小説研究会に所属することになってしまう。
     うなだれている二葉の前に現れたのは、頭脳明晰でイケメンな中学生、瀬川隼人。親を納得させるために必要のない家庭教師を探している隼人は二葉に目を付けて声をかけたのであった。
     二葉は半ば押し切られるように家庭教師となり、先生として勉強を見る傍ら、生徒として、ミステリについて隼人に教えてもらうこととなった。
     
     なんの変哲もない日常を過ごす中で、隼人は持ち前の観察眼と好奇心で、ちょっとした謎を発見し、首を突っ込んでいく。二葉の特技である記憶力も生かしながら、隼人を中心に謎に挑む二人。
     雑誌に残された謎のメッセージ、カラオケから突如消えた客、プールに現れた怪しい男、値段のない絵の正体、消えた盗品
     中学生ながらに非常に卓越した推理力を披露する隼人は、自分の容姿や人の扱いが上手く、それらを駆使して謎を解き明かす。葉は見たものを映像としてすぐさま記憶する特技を用いて隼人の推理を助ける。日常に潜む、ありえなさそうで、ありえそうな謎に凸凹コンビが挑んでいく。

     先生と僕というタイトルからわかるように二人の関係はそれである。しかし、面白いのは大学生である二葉が生徒で中学生である隼人が先生であるという点である。ミステリが苦手な二葉の為に隼人が読みやすい小説を教えるのである。その甲斐があって二葉は徐々にミステリの魅力に気付く。
     そして、二人の関係も、先生と生徒だけでなく年の離れた友達、もしくは兄弟のように微笑ましいものである。そして時折、達観した隼人にとっても学びになることを二葉がぽろっというのである。そんな二人の関係もあってミステリながら殺伐とした様子はなく、読みやすいのである。
     読んでいて、時折、社会情勢がふるいなと思って、確認すると2011年の作品であった。ちょっと懐かしい気持ちになったのである。双葉文庫の40周年記念カバーの一冊で手を取ったため、このような作品にも出会えて感謝である。そんな、ちょっと懐かしい、軽いミステリが読みたい方にオススメの一冊です!

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    2024年06月20日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    誰かと一緒に楽しく暮らしたいのに
    何か上手くいかない、アンソロジー8編
    各部屋間取り付きでイメージが湧きますね

    「それでは二人組を作ってください」朝井リョウ
    これは「何様」に収録されていた短編ですね
    ぞわり、隠しきりたい心情をえぐるタイプの
    大好きなやつ。何者→何様で読んでいただけたら幸いです

    「女子的生活」坂本司
    これは、もしかしたら、昔NHKドラマ10で志尊淳が、めちゃかわ女装男子を演じていた原作ですかな?
    意味深なストーリーへの入りも良い
    吹っ切れた、女の子になって女の子と付き合いたい、今はまだ女装男子の切れ味良い攻め気味の会話がそそる

    「十八階のよく飛ぶ神様」似鳥鶏
    悪い神様と良い神様との同居
    シュール 似鳥さんはこちらが本領なのかな

    「冷やし中華にマヨネーズ」吉川トリコ
    十三年という時間を過ごしたカップル
    最初は確かに好きだった
    生活感の食い違い 目に付く悪癖
    いつしか 部屋をシェアする関係に
    クズな男が浮気を繰り返し部屋を出ていく
    そうそう、今は悲しくても別れて正解

    「ジャンピングニー」越谷オサム
    好きな男はどうも生き方が甘い
    嫌いになったわけではないが、自分次のために別れを告る

    「隣の空も青い」飛鳥井千砂

    「鳥かごの中身」徳永圭
    彼女がインコを逃して出ていく
    そのあとに迷い込む隣の部屋の少女

    「月の砂漠を」三上延

    順不同でしたー

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    2024年06月10日