あらすじ
元ヤンキーでホストだった沖田大和の生活は、小学生の息子・進が突然に夏休みに現れたことから一変。宅配便のドライバーへと転身し子供のために奮闘する。そして冬休み、再び期間限定の親子生活がはじまるが、クリスマス、お正月、バレンタインとイベント盛り沢山のこの季節は、トラブルも続出で……。
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おもしろかった!
ヤマトさんと進くん、まわりのみんな、ゆきこさん。
みんな優しくてあたたかい!
今回は、年末からお正月にかけて。
おせちの宅配やお年玉問題などなど。
新人(後輩)大東くん。やまとさんさら学ぶものがたくさんあったんだろうな〜と。
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ワーキング・ホリデーを読んで愛すべき登場人物たちの虜に。
続編も最高に素晴らしい。絆が深まった個々の人物の心模様の描き方に感動しまくり。由希子さんのくだりも涙が出てくるり自分の思いは全て解説の吉田伸子さんが代弁してくれた。まさにその通り。和菓子のアンのサクライさんにも思いがけなく出会えて、余す所なく楽しめた。
この勢いで、スピンオフのホリデー・イン突入しよう!
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あったけえ、あったけえよお…。やさしくてあったけえ…。前作からみんなが一歩前に踏み出したような感じがあって、それが自分のことのようにうれしかった。『ウィンター・ホリデー』という題名だけど、ほんとうにね、冬の寒い日にぴったりな一冊だと思う。特にわたしはクリスマスが終わったあとのなにかと忙しない時期に読んだけれど、やさしい気分になるしかないこの一冊が最適だった。あとがきも読むと、「届けたい」というきもちの重さがぐっと増した気がしたよ。宅配業者の方にはほんとうに頭があがらない。また冬の時期になったら再読したいなあ。
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夏に初めて出会った父親と息子が不器用ながら近づき関係を深めていく
夏休みの次は冬休み、仕事も環境も今までとは違う年末年始を過ごし新しい世界を知る
それと共に宅配ドライバーの悲喜こもごもも
おせちの宅配は冷凍、チルド、生の順に難易度が上がる
落としたら中身はパー、高額おせちは当然生で大晦日の配達予定、取り返しのつかない新たな一年をぶち壊してしまうかもしれない…
少し考えれば確かに!と気付くけど、配達される側はちゃんと届いて当たり前の意識になっているから気付けない
当たり前を当たり前にしてくれている仕事人に感謝
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ホリデーシリーズ面白かったです!
クスッと笑えるところがいくつもあり、やっぱり坂木司さんのストーリーすきです!
【片方が増えたからって、もう片方が減るわけじゃないんだ】ってフレーズが好きでした。
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今回の坂木さんのお話は、
父大和さんと子進が軸になっていますが
父の元職場のホスト仲間たちの
面々、
それに今の職場「ハチさん便」の
仲間たちの温かく
そして
にぎやかな日常をドラマを見ているような感覚であっという間に読み切ってしまいました。
シリーズだったとは知らずに
読んでしまいましたが、全然オッケーあっという間に
お話になじみ、すっかりはまってしまいました。
父のヤンチャだけど温かいふるまいや、
主婦のように気配りができる息子のやりとりが、
なんともいえずいい具合で居心地が良かったです。
本当にドラマ化したらいいのになんて思いながら楽しく読めました。
なんというか平和で温かい
そんなお話でした。
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冬休みだけでなく、前後含めての話。
ページ数も多くなっている。
が、なんとなく前作よりは良さが薄まっている印象。
でも、悪くない。
和菓子のアンの登場人物も出てきて、嬉しくなる。
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クリスマスにお正月、バレンタインからホワイトデーまで!
もう少し待って冬に読めば良かったかな、と後悔するくらい冬のイベントが盛り沢山。
でも続けて読みたかったので…
ワーキングホリデーの続編である今作でも大和の豪速球っぷりは健在。
進の目には見えない成長もなんだか切ない。
おせちやチョコレートなどナマモノの取り扱いを見ていると、配達業務されている方に尊敬の念を抱く。いつもありがとう。
運ぶのは"モノ"だけれど、"気持ち"も一緒に届けてくれることがよく分かる。
ジャスミンの言葉は変わらず私の心に響いてくれる。
今回は大和の後輩たちや進のともだち・コウタも加わってパワーアップしていた。
それからラストにかけてのナナとコブちゃん、いいね〜
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今回もあったかかった。いい人しか出てこない。安心して読める。
和菓子のアンのファンなのであの人物の登場を待ってました!けどもう少し出番欲しかったー!
ホリデーシリーズ次はスピンオフなのね。読みます!
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ヤマトの成長をところどころに感じる。父と子もぎこちないところもありながら、絆を深めていく姿が微笑ましい。
母親からしたらおもしろくない状況だし、どう考えても十年以上も連絡取らずに離れてた元彼、知らないとはいえ育児にミリも関わってこなかった父親に未練もなにも無いと思うけど、そこはファンタジーで含みを持たせてある。周りのキャラクター達もみんな良い人で、安心して、疲れず読める。
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「ワーキング・ホリデー」の続編。進の母、由希子登場。大和の中にあった由希子イメージから変わっていたけどお母さんになったんだから変わって当たり前!二人を会わせたくて企んだ進とコウタ、思わぬ大騒ぎになってひったくりを捕まえるきっかけにもなったし良かったね。ナナはいい子だなー。バレンタインに出会った人みんなにチョコをあげる、そこに込められた想いが素晴らしい。
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キタキタ!待ってましたのサクライさん。
もっとガッツリ登場して欲しかったー!
和菓子のアンもだけど、ホリデーシリーズも、しっかり背景が思い浮かぶからか実在する世界のような感じがする。こんな風に違ったシリーズ同士が同じ世界の中で広がっていく光景ってすごく好きだ。
捜索中のトホホ感丸出しな生中継、笑ってしまった。
大和と進、そして由紀子、この後どんな風に関係が変わっていくのか、シリーズ第3段のホリデー・インをこの流れで読み継ぐ楽しみ!
勢いのまま読むぞー!
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「ワーキング・ホリデー」の世界に魅了され、そのまま手に取った。
1人ひとりの登場人物が魅力的で、それぞれを主人公にしたお話も読みたくなる。
大和が人間的にどんどん成長しているのがわかるし、親子間の関わりは微笑ましくて好き。
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「ワーキングホリデー」の続編。
ぎくしゃくしながらの親子関係の構築、という基本線は踏襲しつつ、子供が思春期の入り口らしいこじらせの気配を漂わせ始めたり、母親の存在感が増してきたりと着実に話が進んでいます。基本的に不器用ながらも善人たちの物語なので(特にコブちゃん!)、ほっこりしながら気軽に読める作品です。
初詣の辺りで深読みしすぎて嫌な展開が脳内をよぎりましたが、完全な思い過ごしで安堵しました(笑)。
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ホリデーシリーズ 第2弾
エリア0 配達予告
エリア1 サンタ便(トナカイなし)
エリア2 歳末特別配送
エリア3 初荷の酒
エリア4 ハート配達人
エリア5 届けたい
劇的な再会を果たした大和と進のその後。
元カノで進の母親・由希子の登場と、成長した大和の反応が面白い。
いびつな関係だった親子が形を成していこうとする過程が胸にジンと来る。
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坂木司 ホリデーシリーズ2作目
元ヤンで元ホストの父親 大和。
そして 母と二人で育ってきたしっかり者の息子 進。
親子としての対面はまだまだ日が浅いけれど、
昔のホスト仲間や宅配の「ハチさん便」の営業所の仲間たちが手助けをしながら二人の絆は強くなっていく。
今回はウインターホリデーということで、
年末の宅配の仕事の忙しさや失敗、そして人との交流。
また クリスマスやバレンタインなど行事にからめながら 様々な事件がおこり、みんなで解決していく。
坂木さんの小説は 嫌な人が出てこないから ホント
ほんわか暖かい。
そして 時々(う~んその通り)と妙に納得する言葉が出てきて 自分を顧みることもある。
今回も楽しく 気持ちよく読めました。おすすめ。
Posted by ブクログ
このドタバタ感がやっぱ良い。
喧嘩したり遠慮し合ったりで、すれ違いの絶えない大和と進。
それでも少しずつ思い出を積み重ねて、着実に親子としての関係が形成されていく。
由希子との今後も気になるところ。
おせちの配達にどれほど注意が必要か、という宅配事情には驚いた。
Posted by ブクログ
この父子にズキューンとやられました。
これには前作『ワーキングホリデー』というのがあるのを読み始めた後知ったのですが、読む順番が逆になっても十分楽しめます。
ホストを辞め、運送会社に勤めてからも、運送会社の仲間たち、そしてホストクラブで大和を教育し、導いてくれた人たちが、大和と息子の進のことを見守ってくれます。
ヤマトも単細胞みたいなところがあるけれど、周りの人に影響を受けながら成長していく姿も、父親大和も息子進もお互いを必要としているのに、会って間もないのでどうやって距離を詰めようかと考える姿も、キュンキュンしてしまいます。
寒い冬に温かな気持ちにさせてくれる、1冊でした。
元ヤンキーの話で、ここまでほっこりさせてくれるのも珍しいかも。
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【読み終わって感じたこと】
これから大和と由希子と進の絆が、2人同士から3人の輪になっていく希望を抱ける物語だった。これからもこの家族はお互いを支え合って生きていくのだろうと思える、幸せいっぱいな作品だった。
【印象に残ったシーン】
大和が言われるがままに婚姻届にハンコを押して、由希子が動揺するシーン。なんだか心が温かくなる、日常のふざけた場面が愛おしく感じた。
【好きなセリフ】
「お母さんといたい気持ちと、お父さんといたい気持ち。両方一緒にあるだけだよ。片方が増えたからって、もう片方が減るわけじゃないんだ」
母との絆も、父との絆も、進はどっちも大切にしたいことがわかるセリフにジーンときた。
【こういう人におすすめ】
・「ホリデー」シリーズが好きな人
・親子の絆を描いた作品が好きな人
・暖かい物語が好きな人
Posted by ブクログ
「ワーキング・ホリデー」の続編。大和が進と過ごす冬休み(クリスマス)からホワイトデーまでの様子。
おせちを配達する側のことは全く考えたことがなかった。大晦日に近付くほど冷凍がナマモノになり、高級になり、代えが効かないなど初めて知ることにびっくりした。積み方にも色々気を遣っている様子など読むと、益々尊敬と感謝の念が湧いてきた。
解説にもあったけど、私もジャスミンのキャラが好き。こんな人が身近にいたらいいな。「どこまでも近付くだけの人間関係なんて存在しない」「自分の子供を持つか持たないか、持てるか持てないかは個人の判断と運命。でもあたしは、出会う全ての子供は自分の子供だと思って接する」
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ワーキング・ホリデー続編。
新たに息子君の地元での友達や新バイト君、それから前回よりは出てきてくれたお母さん!とりどり織り交ぜての連作短編集でした。
ぐっとくるよね。ほろりともくるよね。
いつかきっと、誤解も解けてまあるくまとまるといいですよね!
和菓子屋でバイト中のサクライさんには思わず吹いてしまいましたよ。
気になる方は、是非和菓子のアンを!
Posted by ブクログ
【要約】ヤマトは元ホストで、現在は配送業に従事している。ある日、かつての交際相手との間に生まれた息子・進が休暇中に訪ねてくる。ヤマトは進との交流を通して、親としての愛情や責任を感じ始める。日々の配送業務を通じて、人々が物に託した思いや感情に触れることで、自らのこれまでの生き方を見つめ直し、成長していく物語である。。
【感想】この作品を読み終えた後、シリーズの2作目であることを知る。ホスト時代のオーナー・ジャスミンの言葉、「どこまでも近づくだけの人間関係なんて存在しないのよ」「お手軽は馬鹿を作る近道」が非常に深く印象に残る。物語は元彼女との関係がハッピーエンド風に締めくくられるが、その結末がやや理想的すぎるのではないかとも感じられた。
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ホリデーシリーズ2
夏休みから冬休みに移行
今回も大和よ…もっと大人らしく素直になってよ笑笑
進が今回もかわいくて健気で…進の気持ちを考えるとキューってなる。
ゆきこももっと素直になればいいのに…
2人とももっと子供の事考えてよ…って感じ。
Posted by ブクログ
悪い人が出てこないので気軽に読める。
暗い話とか読むと気分が引っ張られてしまう人にも安心しておすすめできる。
コブちゃん……イケメンすぎるよ(中身は)。
個人的には雪夜とナナが好き。
ナナは間違いなく不安定だし、本人もそれを自覚してるし隠す気もないけど、雪夜もなんだかんだ寂しそうな雰囲気を感じる。
そしてサクライさんとかとれあの登場に、坂木司ファンならニヤニヤしちゃう。
Posted by ブクログ
ヤマトの進への感情が、恋愛したての彼女への思いみたいになる時があって(笑
過去と想像だけのユキコさんから、リアルなユキコさんが現れて良かった。これからのヤマトとの進展にちょっと期待。
コブちゃんとナナが付き合うのは、途中でうすうす感じてたけど、ナナちゃんが働き出して頼れる人ができてよかったな。
全体的にサラッと嫌な思いとかしないで、気持ちよく読めた。スプリングホリデーはないのかなぁ。
Posted by ブクログ
ヤマト
沖田大和。ハチさん便で働くヤンキー上がりの元ホスト。
ジャスミン
ホストクラブ『クラブ・ジャスミン』のオーナー。おかま。
ボス
鬼頭の親父。ハチさん便『ハニービー・エクスプレス』の支店長。心の中でゴリと命名している。
リカさん
刈沢。理科系な風貌と冷静な態度から、そう呼ばれている。
コブちゃん
林。本人は林家こぶ平にちなんだあだ名だと信じているが、実は小太りのコブが正式な由来だという体系の持ち主。
イワさん
岩尾。シルバーエイジ枠でアルバイトに入っているじいさん。
進
母親が元恋人の由希子。
雪夜
ホスト。
ナナ
ホストクラブの常連客。
ミキティ
ハチさん便のアルバイト。
シュン
進の友達。
ヒデト
進の友達。
大東
初日から遅刻してきたハチさん便の新人アルバイト。
根岸家
お年寄りの二人暮らし。おせち料理を一緒に作ってくれる。
コウタ
進の友達。
金田まり
自分が出した荷物を取りに来て来た。
サクライ
レディースの後輩。大和が結婚式に出席。女子大生。和菓子屋でアルバイト。