坂木司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「和菓子のあん」の坂木さんの本。登場人物の軽快な口調で物語が進んでいくので、読みやすいし、早く読める。
コージーコーナーのショートケーキにまつわる話が5話。登場人物が続いていく方法を何ていうのかな。
1話目は、子供の頃に両親が離婚した二十歳になる2人の女の子の話。失われたホールケーキの会というネーミングが何とも楽しい。お父さんとの話で、終わり方がとても温かい。
2話目はそのケーキを売ったコージーコーナーのバイトの男の子の話。家族の青春が終わったって言い方になんか納得してしまった。お姉さんに対する家族の温かさが嬉しい。
3話目はそのコージーコーナーの店員の話。2話目の男の子の様子をを外側の視点で。おばちゃん感満載。わきわきするよね。ショートケーキの追いイチゴ。美味しそうでやってみたいけど、量的に誰か一緒じゃないと無理だな…。
4話目は3人の赤ちゃんのママの話。そうそう、ままならないんだよね〜、子育ての時期って。でも、今から思えばあの時期はしあわせだったなぁと、家族の青春が終わった私は思う。読み進めていて、ショートケーキしかつながりがないなーと思ってたら、追いいちごが出てきた。
5話目は、ついていきたい男の人の話。2話目に絡んでる。ここに出てくる女の人、ほんと女の騎士だわ。まるごとバナナって食べたことないんだけど、美味しいのかな。最近甘い物たくさん食べられなくなってきて、ケーキから遠ざかっているんだけど、これなら食べられるかも…。
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Posted by ブクログ
ネタバレ高校生二人組が、ホールケーキを買って、二人きりでたいらげていくなんて、とってもいいなーと思った。ホールケーキなんて久しく食べてないし、一人で食べるにはひと切れで十分だけれど、ホールケーキにしかない豪華なウェディングドレスのような存在感と、背徳感からくる心の高ぶりを、ちょっと感じてみたくもなった。作者あとがきのコージーコーナーの広告、素敵すぎた。天才すぎる発想!
ホールケーキでなくても、やっぱりケーキって特別なスイーツだと思う。まず見た目が綺麗だし、ショーケースに色とりどりのケーキが姿勢よく並んでいる様子は、もうどんな棚にも勝てない魅力がある。ケーキ屋さんで、ケーキを箱に詰めるためだけに働きたいと、今でも思ったりする。白壁の清潔感あるしんとした空間の中に並ぶケーキたちに囲まれて、一つずつ丁寧に箱に詰めて、見送りたい…