坂木司のレビュー一覧
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人気作家5人が書店とそこで働く人たちへの愛をこめて贈る、珠玉のアンソロジー。好きな作家さんばかりだったので、迷わず手に取った。
巻頭の作品は瀬尾まいこさんの『続きは書店で』。
「バイトの面接を申し込もうと思ってるんですけど、自分に向いてるかどうかなって」と占い師のもとにやってきた大学1年生の菅原。しかし、バイト先に選んだ書店は1か月ほどで閉店することが決まっていた…
装丁のイメージ通り本屋さんを舞台に、ほんわかした作品が多く収録されていて、やっぱり本屋さんっていいよなと、本屋さんに行きたくなる。
収録されている中で、『歌うように生きて』は物語後半に意外な展開があり、一穂さんの作品はやっぱり好みだな〜
街の本屋さん、がんばれ! -
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おお実にこれはのんびりと読めるやつだ。いやもちろんぽっちゃり系界隈にとってはまたは女子たちにとって同じように読めるのかは分からないんだけども。
ではこれが男ならどうかと言われればカワイイというのは無理があろうから鍛えるしかないか。もしくは主人公と同じくキャラを作るか。
かようにデブである時点で方向性が決まってしまいそうだけども飛べないデブはただのデブなんであってしかしデブじゃなくてもぶっちゃけ変わらんという気もするけどそれはさておき。キャラを濃いめに設定しているわけだけど、しかし妙にテンプレ通り感もあってちょっとね。
いやそんな事より和菓子だった。洋菓子側より、和菓子側なんつってな。たまには良い和菓子も食ってみるか。 -
Posted by ブクログ
大好きな作家さんたちが寄せていたそれも大好きな本屋が舞台のアンソロジーだったので迷わず手に取りました。
どれもじんわりくる短篇でした。
瀬尾まいこさんの「続きは書店で」は、以前読んだ「強運の持ち主」と主人公が同じっぽいなと思ったら、ほんとにそうで、続編っぽいエピソードで嬉しかったです。
一穂ミチさんの「歌うように生きて」は、人生大変だよね。でも決めれば強く生きて行ける!と思わせてくれる話だった。
坂木司さんの「手に取って見てみろよ」は、坂木司さんらしいお話。こんな本屋近所にあったらなと思いました。
凪良ゆうさんの「小鳥たち」は、最近地元に戻ってきた自分の境遇にも少し近い感じがしてしっとり沁みました。
三浦しおんさんの「見晴らし書店の一日」も家業の本屋を継いだ次女の仕事ぶり?気持ちが描かれていてそんなに大きな事件が起きるわけじゃないけど、わかるなぁとこうやって生きていこうと思える話だった。 -
Posted by ブクログ
【説明】美しくもあり、いびつでもある坂木と鳥井の関係はどうなる?
【感想】僕の周囲には、笑顔の価値を知っている人が多い。(p.219)/あいつは、守っているつもりでその相手にすがっているからだ(p.221)/「永遠」はなくても、もしかしたら「絶対」はあるのかもしれないし。(p.226)/僕たちにとっての檻とはなんだろう。それは考え方の枠ではないだろうか。(p.238)
【内容】今回は長編。動物園で保護される虐待を受けた猫たち。その事件の波紋は坂木と鳥井や他の登場人物にもかかわってくるのだった。/今回、坂木は泣かなかった。/シリーズ中で鳥井が作った料理のレシピ、お取り寄せリスト付き。
■坂木と鳥井についての簡単な単語集
【安藤純】歌舞伎の傍流の家の息子。芸名は石川助六。ある人物の友人だったが今は断絶状態。
【栄三郎】→木村栄三郎
【江畑憲満:えばたのりみつ】動物園の広報課。ボランティアをとりまとめている
【歌舞伎】長年の間にひとつひとつの言葉、動作、所作が最適化されてきておりどこをとっても完璧な風情。ビデオで撮ったものをどこでボーズしても様になる絵となっている。視覚障害者でも生の舞台は様々に体感できることがあり楽しめるらしい。
【ガンちゃん】上野動物園近くのホームレス。人がよくてぼんやりしている。いじめられた猫を助けている。《ガンちゃんはきっと、誰に対してもガンちゃんなのだ。》動物園p.136
【木村栄三郎】保険外交員としての坂木の契約者。初孫ができた。元職人で下町に住んでいる。最近カルチャースクールで木工を教え始めた(専門ではないが)。
【幸福】《生きていく上での幸福は、誰かとわかちあう記憶の豊かさにあると僕は思う。》p.70
【小宮弘幸】滝本の後輩で相棒。京都出身で煮豆のよしあしがわかる舌の持ち主。もともと少年課をめざしていた。
【斎藤】地下鉄職員。下島昭の同僚。
【坂木司】語り手。外資系保険会社の営業マン。鳥井真一唯一の友人で鳥井の世話を焼くために比較的自由度の高い外資系の企業を選んだ。中学生の時鳥井のありようにあこがれ彼がいじめで不登校がちになったことにつけ込み? 友人になってほしいと申し込んだ。ピュアな人格ですぐ泣く。こいつが泣くと鳥井も泣く。
【佐久間恭子】坂木司の同期の同僚。知的美人。
【佐藤隆之】まりおの父。
【下島昭】地下鉄職員。塚田くんに親切にしてくれた
【巣田香織:すだ・かおり】美人だが厚化粧で台無し。ご近所らしい。スーバーで助けてくれた坂木に当たりスーパーに当たり散らしたが次に会ったときジュースをおごってくれた。
【高田安二朗】栄三郎さんの友だち。老人。「永遠の女好き」らしい。動物園(モデルは上野動物園だと思われる)でボランティアをしており女性関係で悩んでいる?
【滝本孝二】高校で坂木、鳥井と同級生だった。今はお巡りさん。それもご近所の。豪快でラテン系な性格。記憶力は非常にいい。
【谷越淳三郎】坂木と鳥井が中学のときのクラスメート。鳥井を苛めていた張本人。
【塚田基:つかだ・もとい】盲学校に通っている美青年。坂木から声をかけ知り合った。双子につけられているらしい。
【土屋降介】栄三郎さんに木工を教えてもらうことになった人物。手作りの玩具を14個作ろうとしている。
【寺田結美】滝本の知人。オートバイで全国を走っているらしい。いろいろお土産をくれる。
【利明】地下鉄の駅で風船を持っていた中学生くらいの少年。
【鳥井真一】プログラマー。ひきこもり。探偵。坂木以外にはなかなか懐かない。坂木が泣くとおろおろしたり自分も泣いたりする。坂木《彼は僕という一神教の熱心な信者だ。》p.45。ツンデレ属性あり。甘党で全国の銘菓をお取り寄せする趣味がある。料理が上手い。辛辣な物言いをするがかなりピュアな人格。
【鳥井誠一】鳥井の父。商社マンで現在はバンクーバー在住。
【鳥井の母】鳥井を生んですぐ離婚し出奔した。
【中川丈太郎】〈なか川〉の主人。最近アレルギー対応メニューを始めた。
【被害者】坂木《犯罪者を許す理由だけは与えられるんだね。もう罪はあがなったからと。でも被害者は一生被害者のままだ》p.66
【美人】鳥井《メリットしかない事象なんて、そうそうこの世にないぜ》p.23
【檜山利明】→利明
【松谷明子】安二朗さんが動物園ボランティアで知り合った女性。23歳。男性には好かれるが、女性には好かれないタイプ。
【まりお】駅前でずっと突っ立ってた7歳から10歳くらいまでの少年。気になって坂木が保護した。が、今の御時世なかなか危険な行為やと思う。ほとんどしゃべらない。
【美月】滝本の妹。18歳。
【矢崎明日香】女子高生。坂木をつけ狙っていた。
【吉成哲夫】坂木司の同期の同僚。スポーツ全般に得意。 -
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ネタバレ金沢に行く機会ができて、再読。
最初に読んだのは結構前だけど、この巻を読んで金沢に行きたい熱が高まったんだったな〜。金沢のガイドブックと合わせて読んだら「このスポットだ!」とより楽しめた。金沢旅行の際、作中に出てくる予約して買う和菓子屋さんのモデルのお店にも行くことができた!
他の話にも、わらび餅やら、山椒のお菓子やら、おいしそうなものがたくさん出てきて和菓子熱が高まる。
そして、アンちゃんと立花さんとのムズキュンな関係に悶絶。アンちゃんの劣等感や気後れに共感。椿店長への想い。
坂木司は、BUMP OF CHICKENファンなのかな?と思うくだり(ホーリーナイトで聖夜・聖なる騎士)もあり、再読ながらとても楽しめた一冊。