坂木司のレビュー一覧
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「おやつ部」の高校生男女4人(アラタ、コウ、タキタ、サラ)が、おやつを食べながらわいわいするお話。
世界の秘密を教えてくれるという謎の男を探したり、コウのおばあちゃんの無くしたブローチを探したり、先輩の依頼でおやつに関するクイズバトルに参戦したり。
とにかく時間の使い方が高校生っぽくていい!
「なんだか楽しそう!」というノリで行動するのが、青春っぽい。
あとがきに「これはコロナ禍で書いたお話です」と書かれているのを読んで、あのコロナ禍真っ只中では、おかしを交換したり、ましてや一緒にシェアしながら食べるなんて言語道断!といった緊張感があったことを思い出す。
そして、思い出すと同時に、「こんな風 -
Posted by ブクログ
1話目は本そのもののジャンルが分かってなくて何となくで読んだか、やっぱり、日常の些細なミステリーを追っていく内容で安定感あり。
4人の高校生のキャラもそれぞれクセがあり(主人公はそこまでないかな)、それぞれの性格やコンプレックスを関する悩み、考え方は今時の中・高生にぜひ読んでもらいたい。
前向きに考えられる一冊。また、こんな考え方もできるんだなと思う。
四話「それは王朝の」は勝手な自分の思い込みで、相手が気付くまで攻撃し続けるのはいかがなものかと思った。
五話「百年の愛」はセラの優しさ、芯の強さ、可愛らしさが詰まってて、良かったな。
また4人のお菓子を交えたお話を読みたいと感じた。
坂木さんの -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ第3弾
今回も美味しそうなものがいっぱい。花びら餅も、巻き柿も、切り山椒も食べてみたい。歴史や由来も知ることができて、とても興味深い。
アンちゃんも少しづつ成長していて微笑ましい。でも、若い時だからこそあるよね。他の人と自分の働きを比べてしまったり、言われた一言に悩んだり。いや、若さとか関係なく働いてる限り多かれ少なかれあるか〜。
アンちゃんをみていると、出会いと別れが人を成長させるって素直に感じられます。
そして、問題に対して逃げずに真摯に取り組む姿って、応援したくなりますね。
あと、アンちゃんはもっと自分に自信を持ってもいいと思うわ〜。 -
Posted by ブクログ
本ためでおすすめされていたので、読んでみた作品。
坂木司さんは初めて読んだけど、『和菓子とアン』で気になっていた作家さん。そんな方のおやつに関するエッセイ本ということで、カフェや和洋問わずお菓子が好きな私も楽しめそうということでワクワク。
目次から見ていて楽しい。知っているお店、行ったことあるお店、知らなかったお店……。
東京生まれ東京育ちの私にとっても、銀座は慣れ親しんだ街だから、読んでいてとっても共感しながら楽しめた。
カフェやお菓子がいっぱい出てきて、今すぐ私も行きたいし、食べたい!
和菓子だと、空也最中や二人静、清月堂のおとし文が私も好きなので出てきて嬉しかった。
カフェだと、ウエスト