坂木司のレビュー一覧

  • エール!(1)
    お仕事小説アンソロジー。
    大崎梢さんの漫画家のお話と、近藤史恵さんのツアーコンダクターのお話がすごく面白かったです!短編だから読みやすい。「エール!」は3巻まであるみたいなので、全部読んでみたいです。
  • エール!(3)
    憧れて手に入れた仕事にも嫌な事はある。
    こんな仕事辞めてやる!という仕事の中に、
    笑顔になる一瞬がある。
    生活の為に働くのだから割り切る、
    という考えもある意味正解だと思うし、
    この仕事が天職だと思っていたのに、
    向いてないって挫折する事も多分ある。

    大変そうだね、と言われる仕事に、
    笑顔で楽しげ...続きを読む
  • ホテルジューシー
    夏休みにリゾートバイトしに来た、現実的でしっかり者の大学生が主人公。
    沖縄のゆるっとした感じに揉まれて彼女自身も丸くなってくっていうか成長していく話。
    沖縄行ったことないけど、読んだ後夜の沖縄の生ぬるい風がふいてる感じがした
    まっすぐで自分にも周りにも正義をつらぬくヒロちゃんが、オーナー代理とかお客...続きを読む
  • シンデレラ・ティース
    大学生の咲子さんが苦手な歯医者で受付として夏休みだけアルバイトをするという話。私も歯医者は苦手。あの音、確かに聞こえてくるだけでぞわっとする。品川クリニックの皆はそれが分かっている。歯医者に好んで来たい人などいない。そうわかっているから、院長指導の下色々工夫する。中には咲子さんの恋愛話なども書かれて...続きを読む
  • ホテルジューシー
    「楽園ジューシー」の前作にあたる小説。
    私はホテルジューシーの方が好き。まっすぐ過ぎなのはたまにキズの面があるが、わかるわかると思うところがあった。ホテルのスタッフの面々が個性的。このバイトで、いい意味でのいい加減も少しつかめたかな…。沖縄に行きたい思いがさらに増した!早く行きたいな!
  • 女子的生活(新潮文庫)
    なるほど女子的!
    最初の数ページすっかり思い込みで読み進めてしまいました。やられたー!

    ほんわかかつ純情な感じの和菓子のアンから坂木デビューした私は、坂木先生ってこんなライトな貞操観念?のお話も書くんだ!?と驚きました。でも全然嫌じゃないし良い。

    性的嗜好は色々あっていいんじゃないかなって元々思...続きを読む
  • ホテルジューシー
    シンデレラティースと対になっている一冊。
    こっちはしっかり者で真面目な女子大生が主人公。

    ギャル2人の章が切なくて、1番印象に残っている。
  • 楽園ジューシー
    いつか行ってみたい私の憧れの沖縄。
    若者が夏のバイトに行くお話。個性的な面々に、囲まれ少しずつ経験していくざっくん。若いのに、内向きで過去の3人で夜の散歩をしてあれこれ話をしている時がMAXで今は余生と、過去を振り返ってばかり。こういう人からああいうメールがしょっちゅう来るのは確かに鬱陶しいだろうな...続きを読む
  • 動物園の鳥 ひきこもり探偵シリーズ3
    動物園を舞台にした
    ストーリー
    出てくる鍋焼きうどんや
    ポトフが美味しそうでした♡
    最後にレシピが記載されてて
    作ってみようと思います♪
  • 楽園ジューシー
    和菓子のアンの作者さんだと知って、面白そうだなぁと手に取った次第であります。楽しく読み進めていきましたが最後の方の話では、胸をグッサリと抉られるような感覚に陥りました。
    ザッくん、君は偉いよ。もしも私が君の立場だったなら、ショックで自分の殻に閉じこもってしまったに違いないよ。君の未来はきっと明るい。...続きを読む
  • ショートケーキ。
    どこかほろ苦くもやっぱり甘い。
    甘くて美味しいものといえば、な坂木司さん
    今回も読み終わった頃にはケーキを食べていました。
    「日々の何かを救ってくれる」帯にあるこの言葉がまさにぴったりな1冊
    厳しい現実も甘いものと一緒なら乗り越えていける。そんな気持ちになりました
  • ホリデー・イン
    ホリデーシリーズのスピンオフ。読みながらだんだんみんなのことを思い出す。面白かったしほんわかしたっけ。解説の藤田さんの「再読する楽しみ」うなずけました。
  • 肉小説集
    肉の部位の図を目次代わりに使う発想は面白い。
    肉小説と謳ってはいますが、肉料理主体ではなく、それぞれの部位で様々な人間模様、人生観を描いた短編集でした。
  • おいしい旅 初めて編
    思い出編の感想で、小説内でコロナ取り上げられるの苦手って書いたけど前言撤回。

    下田にいるか、すごい良かった。絶妙な閉塞感と解放感。光を掴めた感じがして励まされる。


    情熱のパイナップルケーキ、糸島の塩、が好きだったかな。遠くの縁側も面白かった。(近藤史恵が好きだから、期待しすぎてしまった)
    初め...続きを読む
  • おいしい旅 初めて編
    とにかく皆さんの作品読みやすいです。そして人々の感情や、周りの環境、美味しそうな食事たちなど情景の描写が想像しやすくわかりやすい。綺麗でほっこりする作品が多く心が落ち着き好きな本でした。
  • 女子的生活(新潮文庫)
    キラキラ女子の生活かーと冒頭構えながら読んだけど、最終的にみきという人間が好きになっていて性的嗜好とかホントただの個性だなと思った。
    自分も明日から頑張ろうと思える元気をもらえる本。
  • おいしい旅 初めて編
    アミの会という女性作家達の集団の作ったおいしい旅をテーマにした短編集。
    知らない作家さんが多かったがどれもこころあたたまる話だった。
    坂木司は、覆面作家なのに女性作家集団に入っているのかと驚いたら、ゲストなのだそう…
  • ショートケーキ。
    ケーキにまつわる物語5篇。

    どれもこれも共感できつつ、羨ましくなりつつ。読後感がとても気持ち良い。
  • ショートケーキ。
    「和菓子のアン」シリーズが好きなので、おなじ作者の甘いものをテーマにした連続短編小説で、やっぱり楽しく読めました。

    ごくふつうの愛すべき人たちの、ありふれた日常とショートケーキが象徴するあたたかくてささやかな幸せ。

    さいごに載っている短歌もとてもすてき。
  • 女子的生活(新潮文庫)
    読み終わった時に、とりあえず頑張ろうって思えた本。主人公のみきを応援しよう、と思っていたら、読み終わった頃には元気をもらっていた。笑顔になれる本。