坂木司のレビュー一覧

  • 大きな音が聞こえるか
    青春小説
    買って何年積読したんだろう。
    妙に長い物語が読みたくなってやっと手に取れた。
    サーフィン好きな男子高校生が、終わらない波に乗りに行く冒険もの。
    かなりの分厚さながらスルスル読めて読後爽やか。
    冒険に出たいとの覚悟を決めた主人公もそれを支える大人達も素敵だった。
    結局は恵まれた環境に居る子だ...続きを読む
  • ショートケーキ。
    連作のつながり加減がいい感じ。ショートケーキはもちろん、まるごとバナナも食べたくなる。店員さんに気を使われるのは嬉しいけどちょっと恥ずかしい場合も…。
  • 楽園ジューシー
    ゆるーい沖縄の雰囲気はほどほどに結構他者との関わりだとか無意識の差別とはとかがテーマなのかなと感じた。

    ホテルジューシーの続編かなと読め始めたもののあんまり覚えてなかった。
  • ショートケーキ。
    坂木司さんの作品をひさびさに拝読。
    読みやすくて、いつ読んでも心があったまる。
    コージーコーナーのケーキが食べたくなった。
  • シンデレラ・ティース
    私も今でも歯医者さんに行くのは怖いですが、この本を読み改めて歯科従事者の方はいかに痛くせず、患者がより良い生活を送ることができるか考え、治療をしてくれているんだなと感じました。この本を読むと歯科恐怖症が少し和らぐ気がします。「どうかあなたの口が、いつも楽しいことへの入口でありますように。」
  • ホテルジューシー
    目次
    ・ホテルジューシー
    ・越境者
    ・等価交換
    ・嵐の中の旅人たち
    ・トモダチ・プライス
    ・≠(同じじゃない)
    ・微風

    主人公は女子大生のヒロ。
    卒業旅行の資金のために、夏休みにバイトをすることにした。
    最初は石垣島のホテルで楽しく働いていたのだが、途中から沖縄本島のホテルで働くことになった。
    ...続きを読む
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)
    「月の砂漠を」を読んでみたくて購入。「女子的生活」「十八階のよく飛ぶ神様」「冷やし中華にマヨネーズ」が面白かった。
  • おいしい旅 初めて編
    とても とても 旅をしたくなった。
    海外は、ハードルが高いけど、国内ならすぐ行ける気がする!下田でイルカを見たいし、糸島の塩で握ったおにぎりを食べたい。ようやく、自由に、動ける時が来たのだから。
  • おいしい旅 想い出編
    いろんなタイプの話があって、
    飽きずに最後まで一気読み。

    特に横浜アラモードが良かったなあ。
    ラストの展開でグッときた。
    なるほどの伏線回収。
  • おいしい旅 初めて編
    すきな作家さんの旅の話は、そこに行ってみたくなる

    思い立ったときに気軽に出かけられないこともつらさを感じるけど、あったものがなくなっているのには悲しみを覚えるし、それが壊されてしまったものだったらなおさら非難してしまうだろう
    “在る”こと自体が奇跡なんだと思えてしまえば、希望を持てるだろうか、絶望...続きを読む
  • 仔羊の巣 ひきこもり探偵シリーズ2
    自称ひきこもりの人嫌い。
    口も態度も悪く、友人である坂木司だけを信奉する鳥井真一。
    そんな彼の周辺に少しずつ広がる人の輪。
    きっかけは日常の謎でも、本当に嫌な奴と繋がり続けるお人好しはそういない。
    心は開かないけど、ちゃんと言葉にしてくれる。
    それこそが鳥井の美点だろう。
    共依存ともいえる二人の関係...続きを読む
  • 女子的生活(新潮文庫)
    女子的生活ってそういうことか!
    次々にいやーな感じのモヤモヤがくるけれども、立ち向かっていくみきの姿は本当に痛快。
    読んで良かった!
  • 女子的生活(新潮文庫)
    なんて痛快な女子的生活だろう。
    嬉しいことも嫌なことも全部引っくるめて楽しもうとする“みき”を見習いたい。
    もう何から何まで魅力的で友達になって欲しいくらいだった。
    女子あるあるさえも笑い飛ばすそのパワーが羨ましい。
    不自由さの中でタフに生きる彼女の姿に、元気をもらえる人は多いだろうなあ。
  • ホテルジューシー
    ちょっと先が読めるものもあるけど、それも坂木さん作品の味であり良さだよねーと思えます。
    沖縄の食べ物や場所がたくさん出て来て、また行きたくなるなー。

    個人的には「じゅーしー」がホテル名になるのは大変違和感がありますが…そのあたりは感性でしょうか。
    オーナー代理が個人的に好きなタイプのキャラクターな...続きを読む
  • おいしい旅 初めて編
    既存の作品を集めたのではなく、
    この本のために書いたんだな。
    それぞれの作品の主題というわけではないけれど、
    現在のリアルな世界が描かれている。

    数年後、読み返した時には
    どんな気持ちになるのかな。
  • 肉小説集
    豚肉にまつわる短編小説集

    課題本ではないけど読書会のために再読
    前にも読んで感想を書いたはずが、記録が残ってない
    何故だ?

    収録は6作
    ・武闘派の爪先
    ・アメリカ人の王様
    ・君の好きなバラ
    ・肩の荷(+9)
    ・魚のヒレ
    ・ほんの一部

    あと、あとがきと近藤史恵さんの解説


    ・武闘派の爪先
    田舎...続きを読む
  • 紙魚の手帖Vol.04
    【ほんタメ】で、あかりんが紹介していたので気になって読んでみました。
    対談も面白く読めたけど、他の方々の掌編小説も色々読めて面白かった。
  • ウィンター・ホリデー
    ホリデーシリーズ 第2弾

    エリア0 配達予告
    エリア1 サンタ便(トナカイなし)
    エリア2 歳末特別配送 
    エリア3 初荷の酒
    エリア4 ハート配達人
    エリア5 届けたい

    劇的な再会を果たした大和と進のその後。

    元カノで進の母親・由希子の登場と、成長した大和の反応が面白い。

    いびつな関係だっ...続きを読む
  • おいしい旅 想い出編
    女性作家7人の旅をテーマにしたアンソロジー。
    行先は京都、神戸、赤羽、広島、長野、ドイツ(ミュンヘン)、横浜。

    初めて編に続いてこちらも読んでみました。
    それぞれ友達や家族とのふれ合いが描かれていて、優しい雰囲気でとても良かったです。
    住んでいた所や行ったことのある所と、食べ物の記憶は深く結び付い...続きを読む
  • 女子的生活(新潮文庫)
    読むと元気がでる小説です!
    何があっても、『さて、明日は何着て行こう!』と前向きに生きようとするみきに好感が持てました。
    スラスラ読めました。