坂木司のレビュー一覧
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「和菓子のアン」シリーズ三作目
前巻の終わりには立花さんの衝撃的な事実が発覚してすべて持ってかれたわけだけれど
果たして、今作で進展はあるのか?
以下、公式のあらすじ
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累計100万部突破のベストセラー
「和菓子のアン」シリーズ第三弾!
今回は金沢も旅します!
デパ地下を舞台にしたほの甘ミステリー
成人式を迎えても、大人になった実感のわかないアンちゃん。同い年の優秀な「みつ屋」の社員と自分を比べて落ち込んだり、金沢で素晴らしいお菓子に出合って目を輝かせたり。まだまだアンちゃんの学びの日々は続きます。
これからもそんな日常が――と思いきや、えっ -
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ネタバレ和菓子のアンシリーズ第3弾。シリーズも3冊目となると、アンちゃんの活躍を見守るのがだんだん親目線になりつつある。笑
みつ屋で働き始めたアンちゃんの姿を思い返すと、仕事の楽しさ厳しさやりがい、個性豊かなメンバーと彩る職場の雰囲気作り、食や和菓子への想いがどんどん強くなっているのがよく分かる!みつ屋での職歴が徐々に長くなってきたからこそ、いろんな新しい壁にぶつかることもあり、その度にハラハラが止まらない…!
落ち込んでもそこで終わりじゃないのがアンちゃんの強さ。彼女の成長をずっと見守っていたいと思わずにはいられない作品。読む度に和菓子の知識が豊富すぎて本当勉強になる。
今作では椿店長の異動があっ -
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「和菓子のアン シリーズ」のように食べ物の内容が多い。全国の営業所を回ったが、九州で行ったことの無いのが沖縄。食べたことの無い食べ物が一杯出てくる。やはりコッテリしたものが多いようだ。
主人公の女子大生ヒロちゃんは、大家族の長女に生まれ、面倒見が良い上に真面目で頑固。
卒業旅行のために金を貯めようと石垣島でリゾートバイト。仕事が出来すぎて、沖縄本島のホテルに応援で出される。ホテルジューシーのオーナー代理を始めに従業員は沖縄的な自由人。お客さんのトラブルやら事件に巻き込まれるヒロちゃんは徐々に丸くなって行く。
彼女の長い一夏の経験が面白かった。親友のサキちゃんのアルバイト先の歯医者での物語は、既 -
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ハードな本ばかり続いたから、ちょっと一息つこうと手に取った本だったが、逆にところどころ突いてくる痛い内容だった。( ;∀;)w
いるいる!こういう目障りなおばさん!て、おばさんの自分が言うのも何だし、なんなら自分が若い子に言われていそうだがw。私だったら相手にせん!←いかんわ。
そこをあえて自分から挑むアンちゃん。頭が下がります。
ヘルプスタッフが桜井さんに小言言う気持ちもなんかわかるわー。しなくていい嫉妬心を感じてしまうんだよね。ほっとけばいいのに。人は人、自分は自分。でも、人って比較してしまう。これは、この本の前に読んだ『火車/宮部みゆき著』にも通じるものがあった。「自分に負けてる仲間を探 -
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前作『和菓子のアン』からの2作目。
主人公アンちゃんの成長が著しくて見守っていたくなる。
序盤の、日本の文化について、頷きつつ、でも国内独自で発展して生活や自然に根付いて発展していった文化もたくさんあるから、誇っていいと思う。
謎解きは、日常でもあり得そうで、背伸びしてなくて心地よい。
言葉の由来って、囲碁から来てるものもたくさんあるし、ただ使うたけじゃなくて、
これってどうしてこういう言い方になったんだろう、とか、
なぜこの場面て使うんだろう、とか調べると凄く面白い。
英語ルーツでも言葉遊びみたいなのがあって、住むところや環境は違えど人間の思考は似てくるのかも?と思ったり。
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文庫版を手に取った。
単行版だと、和菓子の詰め合わせのような表紙。
まるで和菓子を購入するかのように手に取りました。
最初、「アンちゃん、偏見凄くない?」とびっくり。
そこ以外は、仕事に対しても前向きになってきているし、応援したいなーと思う。
和菓子は短歌と似ている。
短い文の中にたくさんの意味が込められていたり、
読み方や見え方も、手に取る人の数だけあるんだなぁと。
決して安いものではない。それをわざわざ買いに来るには、ちゃんと意味がある。
お客様はどうしてその和菓子を所望するのか。
知らずに買いに来たお客様にも、説明出来るようになっているアンちゃん。
成長が見られて嬉