坂木司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
どのお話も書店の存在意義を描いたものばかりで、本屋さんに行きたくなります。
凪良ゆうさんの『小鳥たち』と三浦しをんさんの『見晴らし書店の一日』が好きでした。
全体的に書店の開店か店じまいを扱った作品が多い中、しをんさんの作品は、代替わりではあるけれど、変わらない日常がコミカルに描かれていて、笑いながら読みました。しをんさんワールドが全開でした。
瀬尾まいこさんの作品は、もしかして『強運の持ち主』の2人では?と思っています。かなりうれしく、再読したくなりました。
凪良ゆうさんの『小鳥たち』は、一葉さんと越智くんの友人関係がすごくいい。また、書店が小鳥のとまり木のような存在というのも良かっ -
Posted by ブクログ
本屋を題材にしたアンソロジー。
私自身、中途半端な田舎に住んでいるので、通勤通学の帰り道にふらりと立ち寄れる本屋はなく、「街の本屋」や「いつもの本屋」という思い出もあまりない。だから少し、作中に登場するような本屋や、そこに通う人たちの日常に憧れを持った。
この本に登場する本屋たちは、多くの本があるわけでなくても、そこに集う人たちの生活や思いが積み重なり、たくさんのドラマを抱えている。
本屋をやることも、本屋に寄ることも、お腹が膨れたり声を上げて笑ったりするような営みではないのかもしれない。それでもそこには、とても静かで、待っていてくれるような穏やかで温かい時間が流れているように感じた。
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Posted by ブクログ
和菓子は知識があればより楽しめるお菓子なのだと勉強になり、実際に食べたくなった。百貨店で売っているような贈呈用は別として、日頃食べるどら焼きや羊羹、大福といった和菓子は、洋菓子と比べるとどこか地味で味も似たり寄ったりだと思っていた。それでも和菓子が長く愛されてきたのは、見立てや言葉遊びに満ちているからなのかなと。大人になってその面白さに気づくと、こうして文化が受け継がれてきた理由がよく分かる。(もちろん、味も美味しいと思っている)
ぽっちゃり体型ゆえに心無い言葉をかけられる主人公の姿には、自分自身の経験も重なりとても共感した。周囲の言葉を気にしない強さや、異なる見方を受け入れる柔軟性を持つ彼