坂木司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
坂木さんのお仕事が舞台の小説は、いつも読むとその職業に興味が湧くし、なんとなく好きになっちゃいます。
今回はクリーニング店。
坂木さんのミステリーはよくある殺人事件が起こる類のものではありません。
今回、本の巻末の解説を読んでいてそこに書いてありましたが、1話限りで去ってしまう使い捨ての人物を作りたくないという坂木さんなりのこだわりだったことを知りました。
今回のクリーニング店に勤めているおばちゃんも和菓子のアンのアンちゃんのお母さんだったりしますしね。
いろんなシリーズを読んでいてチラッと登場する知ったキャラクターを見つけた時の嬉しさがたまりません。
今回の主人公のカズくんや友達の沢田く -
Posted by 読むコレ
自分にとっては本を読む事と音楽を
聴く事は殆ど同じ行為だと思っています。
例えばそれぞれの売り場に並ぶ大量の
書物やCDの中からその一つを選ぶ行為は、
自分が好き(であるだろう)という雰囲気を
察知するという事だ。
そしてその作品は、その曲のイントロの数秒を
聴いただけでで確信に変わる、凄い曲は
ド頭から凄い。NEW ORDERの「Regret」や
PILOTの「Magic」だったりする。
本も同じで自分にとって大好きな作品は
その1ページ目から、出会った!! とう事が分かる。
今作がそうなのだ。
そして、売り場に並ぶ夥しい書物の中から
自分の感覚でこの -
Posted by ブクログ
異なる作家さんたちの本屋にまつわるアンソロジー。
個人書店がどんどんなくなっていく世の中で、なぜ今書店をやるのか。なんというか、もう損得とかの話じゃないんだなと思った。本屋は、私たちの生活になくても問題ないものだけど、ないと生活はつまらなくなる。読者目線だとこれぐらいの感想になるが、本屋を経営する側としては…という視点から考えたことはなかった。やはり、経営は楽ではないようだが、お客さんとの繋がりだったり、自分の心の拠り所だったり、簡単には手放せないものがあるのだと思う。
三浦しをんさんの短編が特に好きだ。毎日本屋に来て本を買っていく人、ちょっとエッチな本を堂々と買いに来る人など、誰がどんな -
Posted by ブクログ
妹尾まいこ、一穂ミチ、坂木司、凪良ゆう、三浦しをんの5人の作家さんによる書店にまつわる短編集。なんと贅沢な短編集、しかも書店がテーマとあって楽しみにしていた。書店への愛がぎっしり詰まった、期待を裏切らないおもしろさ。どの作品も良かったが、特に心惹かれたのは、坂木司さんの「手にとって見てみろよ」。書店と駄菓子屋を新しく開店させる物語。開店するにあたって、準備を手伝ってくれる取次店の西月さんのキャラクターに惹かれた。
書店の経営は厳しい。なんとか存続してほしいと心から思う。我が街にも書店は児童書や絵本を主に扱うようになった1軒だけになった。久しぶりにその書店に足を運んでみたいと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
本屋さんを愛する5人の作家が、
本屋さんを描く5つの物語
幼いころに読んでもらった絵本、
はじめて自分で買った小説、
発売が待ちきれなかった雑誌、
人生を変えた一冊……。
本との出会いを心の栄養にして、
ひとは成長していきます。
そんな本を届ける最前線にいるのは、
ままならないことの多い人生に向き合いながら店を開き、
日々、お客さんを迎える街の本屋さん。
人気作家5人が書店とそこで働く人たちへの愛をこめて贈る、
珠玉のアンソロジー。
【収録作】
『続きは書店で』 瀬尾まいこ
書店でバイトしたいと占い師のもとにやってきた若者。
店はあと1ケ月ほどで閉店することが決まっ -
Posted by ブクログ
(もうすぐ潰れる)本屋でバイトをするべきか占ってほしいという体育会系の青年が、友だち百人を目指して、本の中の登場人物も数に入れつつ、元気に友人を増やしていく『続きは書店で』は、明るく前向きな気持ちになれる。歌うように発音する中国からの留学生と、毎週大学の生協にある書店で待ち合わせる『歌うように生きて』は、ちょっと切ない。オシャレなセレクト系の本屋の前で振られ、昔からの友人と、寂れた商店街の一角で大人も子どもも集える本屋を作ろうとする『手に取って見てみろよ』も良い話だった。夫の浮気から離婚し、実家の書店を継いだら初恋の相手が来店する『小鳥たち』には、トキメキもあり。最後の『見晴らし書店の一日』は