坂木司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
どの作品も書店にまつわる素敵な話で、それぞれに作家さんの個性がよく出ていてどれも最高でした。
個人的には、瀬尾まいこ先生の「続きは書店で」と一穂ミチ先生の「歌うように生きて」が大好きでした。「続きは書店で」では、そんな視点で本を読んだことはなかったなぁと思いながら菅原君の生き方に元気をもらい、これからが楽しみになった。私は誰となら親友になれそうかなぁと考えると「小鳥たち」に出てくる一葉かな。
「歌うように生きて」は、とにかく2人の関係が好きで最後にリウが呟いた詩の意味を知って胸がギュッとなった。きっといつかレウがルンの所に寝にくるといいなぁ -
Posted by ブクログ
瀬尾まいこ、一穂ミチ、坂木司、凪良ゆう、三浦しをんによる書店をめくるアンソロジー。
それぞれの作家さんの「らしさ」に溢れる物語。
瀬尾まいこさんらしく優しくて温かい人たちにほっこり。
凪良ゆうさんの透明感あふれる、心に響く物語に胸がきゅっとなる。
偶然か、失恋や離婚をした主人公が本屋さんをつぐ物語が3つ。
本屋さんを経営する舞台裏が垣間見えて、わくわく楽しいです。
中でも、胸が苦しいほどせつなくなったのが、一穂ミチさんの物語。
中国語の発音の美しさと繊細な心情がリンクして、胸に響きました。
私の住む街は数年前に閉店してしまって以来、本屋さんのない街になってしまいました。
「本屋とはおかしなものだ。そこで売っているものをいくら手に入れても、おなかはいっぱいにならないし、暖も涼も取ることはできない。でも、町に一軒も本屋がなかったら、なんとなくさびしく物足りない気持ちになるだろう。」
(三浦しをん『見晴らし書店の一日』)
本屋さんのある街って素敵。
老若男女が集う場所ってなかなかないですよね。
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「初めまして、お父さん」。 元ヤンでホストの沖田大和の前にある夏の日、息子を名乗る家出少年が現れた。しかも、職場であるホストクラブに!
最初は疑った大和だが、進の名字と母親の名前を聞き、かつての恋人が、妊娠を告げることもなく産んだことを知る。
しっかり者の小学生に育った進の爆弾宣言で大和の生活は一変する。進と暮らすために、大和は夜の商売であるホストを辞めて宅配便のドライバーに転身する。
知性も教養もないけれど、心根は真っ直ぐな大和。しかし、荷物の世界も親子の世界も謎とトラブルの連続で……!?
ぎこちない父子のひと夏の交流を、爽やかに描きだす。文庫版あとがき&掌編を収録。 『ウィンター・ホリデー』『ホリデー・イン』へと続く人気シリーズの第一作。 -
Posted by ブクログ
元ヤンキーでホストだった沖田大和の生活は、小学生の息子・進が突然に夏休みに現れたことから一変。宅配便のドライバーへと転身し子供のために奮闘する。そして冬休み、再び期間限定の親子生活がはじまるが、クリスマス、お正月、バレンタインとイベント盛り沢山のこの季節は、トラブルも続出で…。
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大好きな坂木司さんのホリデーシリーズを一気読み。
頭を使うような難しい話は一切なし。
コミカルでハートフルで、とにかく温かい。
物語の中で時折ちくりと苦しい瞬間もあるけど、
読み終えたあとには必ず優しい気持ちになれる。
自分の心がささくれ立ったときや、疲れたときに開きたくなる。
わたしのお守り本。 -
Posted by ブクログ
主人公は高校を卒業したばかりの杏子(キョウコ)。大学へ行くのは金がかかるから、と選択肢からはずし、専門学校はそこまでやりたいことはないし、ということで、でも就職はなんか違うな…となり「高卒ニート」を避けるべく探したバイト先がデパ地下の和菓子店。
店長はやり手っぽい『大人の女』という感じの人、先輩の男性は背が高いイケメンで和菓子職人を目指している人、そして同僚の女子大生。見た目は格好の良い方々だけど…。そんな中でふくよかな体形の杏子、杏の字はアンとも読めるので「アン」という呼び名になる。
来店する客の中にひとくせある方がいたり、事情がある方がいたり…和菓子のいろいろを知って学んでいくアン。
振り回されたりやきもきしたり、でもデパ地下の店員というメリットもあったりと経験を積んでいく物語。
読み終わった時になんでか涙が浮かんだ。