坂木司のレビュー一覧

  • シンデレラ・ティース
    歯医者さんの受付バイトをはじめた歯医者さん嫌いの大学生が主人公。
    お客さんの不可解な言動を推理する『和菓子のアン』みたいな話。
    クリニックの人たちがみんな一緒に働いて楽しそうなおじさまお姉さまお兄さんなのいいなって思った
    そこまで丁寧に見てくれるなら歯医者さん行ってもいっかな←
    サキちゃんと四谷さん...続きを読む
  • シンデレラ・ティース
    女子大生の一夏のアルバイトお仕事ミステリー。

    ・シンデレラ・ティース
    ・ファントムVS.ファントム
    ・オランダ人の買い物
    ・遊園地のお姫様
    ・フレッチャーさんからの伝言
    あとがき
    文庫版あとがき
    解説 高橋渉

    ひょんなことから大嫌いな歯科で受付のアルバイトをすることになった女子大生の叶咲子。

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  • おいしい旅 しあわせ編
    おいしいもの食べるってしあわせな気持ちになる。
    このアンソロジーでも、色んな事情で旅をする人が、おいしいものと出会っている。
    1作目の大崎梢さん。小学生の男の子の1人旅という冒険が素敵。2人は、その後もいい関係を築いていけるね。
    時空を超えていく篠田真由美さんの旅も素晴らしかった。
    柴田よしきさん、...続きを読む
  • おいしい旅 しあわせ編
    どの旅もおいしそうで、たのしそう。

    でも最期のアイスランドの旅は自分の介護の経験も重なって少しつらかったかなぁ。

    介護をしていない人間は口だけは出すものですからねぇ。

    いろいろ思うことありの最後の一遍でした。
  • 青空の卵 ひきこもり探偵シリーズ1
    なんて優しい物語なんだろう。読む手が止まらなかった。
    すらすらと読めてしまう作品は大体 全体を通して削りまとめられている印象なので、心に響く文章にはなかなか出逢えなかったりするのだが、この作品には次から次へと覚えておきたい言葉が散りばめられていて、大変興奮した。
    この作品に出逢えて良かった。
  • おいしい旅 しあわせ編
    旅先で美味しい体験を一緒に味わっている感覚が楽しい。人との出会いが大切だと解る本。いつの日か、同じような旅に出たい。
  • おいしい旅 しあわせ編
    間違いなくしあわせなお話だよね。

    友達を得たり、実は想い人はもうすぐそばにいたり
    離婚危機の夫婦の糸をつないだり…

    切ないお話としては切れない運命に
    翻弄された女性たちが出てくる
    『夢よりも甘く』かな。
    結構不幸が続くんだけれども
    それはあることのせいで…

    これは私も受けている宿命だから
    痛い...続きを読む
  • 紙魚の手帖Vol.12
    書籍のSFアンソロジー「Genesis」が雑誌になったようです。今後は書籍のアンソロジーは出ないのは少し寂しくもあるが、代わりに雑誌を購入するいいきっかけになるのかもしれない。収録作品はどれも面白かった。話が止まっていそうで進んでいる「ローラのオリジナル」(円城塔)、なんとも切ないSFラブストーリー...続きを読む
  • ショートケーキ。
    ショートケーキが繋ぐ連作短編集。苦しいとき、悲しいとき、嬉しいとき、楽しいとき、様々なときに共にいるショートケーキ。私もショートケーキが食べたくなった。ケーキはお祝いのイメージだったけど、大変なときもケーキを食べよう。
  • 楽園ジューシー
    ホテルジューシー、相変わらずいいな~(*´ー`*)面白くて、胸が痛んで、涙がこぼれる(´_`。)゙そしてザッくんは大人になる(^^)オーナー代理のアロハシャツは私も欲しい(^^;)
  • ショートケーキ。
    ショートケーキを中心に様々な人物の生活が描かれる。
    ホールケーキを買っていく女の子たちのことを「天使」と呼ぶ。とても良いと思いました。
  • 女子的生活(新潮文庫)
    初、坂木司さん。
    性の嗜好はよく分からなくなって、気にならかった。
    後書きを読んでたら性の話が殊更にメインテーマとして語られていたように感じた。この話の重要な部分なんだろうけど、部品の一つというか。
    とにかくみきとかおりの会話が良かった。単に声にした内容だけでなくて裏に色んな察しがあった上で行われて...続きを読む
  • 青空の卵 ひきこもり探偵シリーズ1
    「引きこもり探偵シリーズ」は大好き。鳥井真一くんが、何故だか評判悪いようだが(信じられない!)私は大好き。
  • 青空の卵 ひきこもり探偵シリーズ1
    「先生と僕」を読んで、他の作品が読みたくなって手に取った本です。
    少し考えさせられる部分もありますが、重過ぎない終わり方かな?と思いました。
    続編も見たくなりました。
  • 動物園の鳥 ひきこもり探偵シリーズ3
    シリーズ完結編では鳥井たちそれぞれの傷ついた過去が明らかになる。
    人の心の傷に触れるのはやっぱり苦しい。
    たとえそれが他者のものだとしても、その痛みが想像できてしまうと泣けてくる。
    だからこそ日常の謎を介して自身の問題と向き合い、前に進もうとする彼らを愛おしく思えるのだろう。
    坂木と鳥井。
    大人にな...続きを読む
  • 女子的生活(新潮文庫)
    本屋さんで運命的に出会った本です。出会えてよかった!!
    みきちゃんの視点で話が最後まで、ずーっと続きます。可愛くて、可愛いに抜かりなくて、でも付き合ってみると結構サラッとしているみきちゃん。
    最初は「体は男」という事実に、「おおっ?!」という気持ちが湧いて来てしまったけれど、どんどん読み進めていくう...続きを読む
  • ワーキング・ホリデー
    ホリデーシリーズ 第1弾

    エリア1 宛先人不明
    エリア2 火気厳禁
    エリア3 こわれ物注意
    エリア4 代金引換
    エリア5 天地無用
    謝辞という名のあとがき

    「初めまして、お父さん」 親子の夏が始まった-。息子と過ごすために、ホストから「ハチさん便」ドライバーへ。正義感の強い元ヤンキー父と、おばち...続きを読む
  • おいしい旅 想い出編
    前作ほどではありませんがこれも最後まで読むことができました。最後の話とミュンヘンの空港から街歩きまでの部分が特に良かったです。
  • 青空の卵 ひきこもり探偵シリーズ1
    この人の文章好き。どろどろとしたところがないわけではないけど、読んでて心に負担がこない重苦しさだからすいすい読み進められる。
  • 青空の卵 ひきこもり探偵シリーズ1
    素直すぎる坂木と自称ひきこもりの鳥井。
    2人が挑む日常の謎には、人と繋がることの苦しみと喜びで満ち溢れている。
    どの話にも自分の想いを上手く表現できない人が登場する。
    その結果、他人に害をなしたり、互いに傷つけ合ったり、誤解を生じさせてしまう。
    だけど不快さはなく、他人事とも思えない。
    どこか共感で...続きを読む