坂木司のレビュー一覧
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幼き頃にあった活気のある商店街、よくオマケもらったり、味見させてもらったりしたなぁ。おばあちゃんとクリーニング屋さんの御用聞きさんとののんびりした世間話。思わずそんなあれこれを思い出しながら、ほんわりしたミステリーに、和也と沢田君の関係性。とても穏やかな心持ちで読み終えました。
特に沢田君の言葉のチョイスがいい!
お気に入りは、「おほめいただき光栄の行ったり来たり」
「愛されていたという記憶さえあれば、人は一人になっても生きていける。大切にされた命だとわかっていれば、暗い道で迷うこともない」
続編があればぜひ読みたい、そんな物語でした。 -
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個人的再読シリーズ
元ヤンホストのヤマトの前に突然息子と名乗る小学生が現れる
お客様に手を上げてしまった大和(ヤマト)はクビになり、アルバイトの宅配便ドライバーに転職する
口は悪いが真っ直ぐな大和と家事全般得意なお母さんのような出来すぎた息子の進
ぶつかって期待して傷付いて、泣いて笑って、濃くて短い一夏が過ぎていく
2人を取り囲む面々、ホストクラブオーナーのジャスミン、ジャスミンの同級生にして営業所のボス、冷静沈着な仕事仲間のリカさんも温かく心強い
特にジャスミンは、家出同然の大和を拾って教養を叩き込んでくれた大恩人、お客様のために手を上げたヤマトにケジメをつけさせ自身が関わっている宅配ドライバーの仕事を紹介する
揺るぎない核があってマカン・マランシリーズのシャールに通じるところがある
雨の中ずぶ濡れになりながら配達に来た大和におじいさんが新井クリーニング店と印刷されたタオルを渡してくれる
和菓子のアンシリーズのアンちゃんも住んでいる商店街のお店、同じ世界線に生きているんだなと思うと何だか嬉しくなった -
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ネタバレ久々に色んな感情を思い出させてくれ、生きる活力をくれるような、とても沁みる小説だった。
約700頁なうえに活字も小さく(「アンタは京極夏彦か」という感想を見て笑ってしまった)、自分の中でもトップを争う分厚さだったけれど、泳の冒険にのめり込みすぎて、休むことなく読み終えてしまった。
1人の少年が成長していく様子を丁寧に描いていてとてもいい。中高生にも出会って欲しい作品だし、大人になってからでも大事なことに気付かせてくれる一冊で、個人的お勧めしたい小説ランキングにランクインした。
色んな人(異文化という意味でも、年齢という意味でも)に会うことで刺激・学びを得られ、なんなら手助けも得られることもあるということ、そして夢ややりたいことは口に出していくと実現に向かって進んでいくということを教えてくれて、前向きになれる。
恵まれた環境で育ち金銭にも不自由せず、帰宅部で大学もエスカレーターな泳が冒頭で感じていた、何をするわけでもない日々や将来に対する漠然とした絶望感とか、楽しくもなさそうに日々働く大人に対する感情とか、親という存在をめんどくさいと思う気持ちとか、それでも何かやりたいという想いを秘めているところとか、自分の高校生時代と被りすぎて(みんなそうなのかもしれないが)、そうだよねそうだよね、と思いつつ、でもそれこそ大人って楽しいよって、そんな風に思っている現中高生たちに教えてあげたいと思った。
一方で、自分で“やりたい“と思ったことでないと一歩踏み出すことってできないだろうなと改めて感じたので、自分の子どもたちが“やりたい“ことが見つかった時に全力で応援できる体制を整えておきたいとも思った。
泳が自分の名前に意味を見出してウキウキしているところ、年相応の可愛さがあってよかったなぁ。
あとは泳と二階堂の関係は勿論、泳と山下との関係もいい。男の子のぶつかり合って仲良くなるところ痺れるし憧れる。
『何かが流れ出す。自分が動いているのか、周りが流れているのかわからない。けど、確実に何かが変わっていく。その手応えがある。水をぐんと蹴って、身体が進む感覚。それが今、俺を動かしている。』
ここがとても好き。この感覚を、感じることができる人生でありたいし、泳のように終わらない波に乗りたい。
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26歳独身、まだおしゃれしたいし
可愛い系が好きだけどジャンルに迷う私には
生き方考え方含めて(←ここ大事)
刺さる。
すごく引き込まれた・:*+.\(( °ω° ))/.:+
【女の子の可愛い日常】〜と思って読んだら
あらまぁこれは本気の女の頭の中の話
逆に男の子についてもすごくわかった気がした。笑
でもこれは女の子目線の‘男の子’についてだから
あくまで感想として捉えるべきか?
納得しかしないし痛快さもある。
初めてのジャンルで、言葉つがいがきついとかは感じなかった。
欲しい表現がそのまま描かれているような。
わかりやすくてテンポもいい、軽いだけじゃなくて黒歴史まで少し思い出せるいい話…༼⍨༽
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日常系ミステリ。
頭が良く骨太なミステリー作品が大好きで好奇心旺盛な中学生・瀬川隼人と、
彼の家庭教師にしてネガティブ思考でミステリーが苦手な大学生の「僕」こと伊藤二葉の二人がコンビ(ホームズとワトソン)を組んで、日常に蔓延る悪事を解明していく連作短編集。
面白かった!
登場人物も多くなく、メインである二人のキャラクターと彼らの事件に対する心持ちにだけスポットがあたっていて、テンポ良く読みやすくも、侮れないミステリー作品集になっている。
心配性で人が死ぬようなミステリー作品が苦手な伊藤二葉に対して、ミステリ好きな瀬川隼人が彼にオススメの気軽に読めるミステリー作品を紹介してくれる「ブックガイド」的側面もある。
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ネタバレ女子大生の一夏のアルバイトお仕事ミステリー。
・シンデレラ・ティース
・ファントムVS.ファントム
・オランダ人の買い物
・遊園地のお姫様
・フレッチャーさんからの伝言
あとがき
文庫版あとがき
解説 高橋渉
ひょんなことから大嫌いな歯科で受付のアルバイトをすることになった女子大生の叶咲子。
ちょっとセクハラの院長や歯科医の叔父、セクシーな歯科衛生士など人に恵まれ、働き始める。
持ち込まれる歯科にまつわる患者の悩みごとや謎を、歯科技工士の四谷が解決し、そこに引かれていく咲子。
あまりスポットの当たらない歯科という舞台を面白く、興味深く描いた作品。
ホテルジューシーシリーズのヒロちゃんも出てくるが、この作品の後だったとは。