坂木司のレビュー一覧

  • 動物園の鳥 ひきこもり探偵シリーズ3
    シリーズ三部作とは知らずに読んでしまったが充分に楽しめた。単なる謎解きだけでなく人と関わって生きていく中で考えなくてはいけないこと、本当に大切なことは何か、自分はどうあるべきか、登場人物と一緒に感情が揺れ動いた。どんなに大人になっても強く生きるって難しい。美月ちゃんのように人に嫌われることを恐れずに...続きを読む
  • 楽園ジューシー
    主人公は、多国籍ミックスな家庭に生まれた大学生の「ザッくん」。日本人には見えない顔立ちとクセ毛、肥満体型のせいで小中学校時代はいじめられていた。大学生になって肥満は解消したものの、イジメがトラウマになって、夢や希望を持てず、無気力に生きている。そんな「ザッくん」がひょんなことから沖縄の安宿でアルバイ...続きを読む
  • 青空の卵 ひきこもり探偵シリーズ1
    外資系保険会社勤務 平凡な坂木司
    過去の事情からひきこもってしまった大人と子どもの狭間 グレーゾーンがない鳥居真一
    そこから関係が広がっていく様々な人々のミステリー

    悲しい境遇からひきこもりとなってしまった鳥居と唯一の心の拠り所の坂木。2人の関係は、お互いに依存していると言っても過言ではないが、お...続きを読む
  • 先生と僕
    怖がりな大学生と頭の切れる中学生コンビがとても良い!大学生 二葉も記憶力が抜群によく、上手く隼人に使われているのが面白い。
    読みやすく読後感の良いお話!
  • 動物園の鳥 ひきこもり探偵シリーズ3
    鳥居と坂木の物語はこれにて終了。
    籠から出るために、彼らは大きな一歩を踏み出した。大好きなシリーズ!
  • 紙魚の手帖Vol.01
    22/1/14 三人書房
    22/1/15 セリアス
    初めての乾石智子。シリーズの他の作品も読んでみたい
    22/1/16 コラムいろいろ
    22/6/23 108の妻
    22/11/18 フォトジェニック
    vol.7の『ファインダー越しの、』の前日譚。順番逆で読んでしまったけど、みらいの「好きなものは撮り...続きを読む
  • 紙魚の手帖Vol.05
    22/7/6 世界の望む静謐
    犯人に感情移入すると辛い
    22/7/7 我輩は犯人である
    犯人がとてもかわいかった
    22/7/7 悪魔の橋
    23/10/27ナルマーン年代記 小瓶の魔族
    初廣島玲子さん読みやすい文体
    アラビアンナイトみたい
  • 紙魚の手帖Vol.02
    22/1/20 コラム
    22/4/12 沈黙のねうち
    言葉を失うってどういう気持ちなんだろう
    22/4/12 コラム
    22/10/13 羅馬ジェラート
    小市民シリーズを読み終え、やっと読めた
    小山内さんまたまた美味しく食べられず
  • 紙魚の手帖Vol.07
    22/10/15 ルナティック・レトリーバー
    パイプの形状がよくわからないが、ストーリーは面白かった
    選評も面白い
    22/10/18〜20 ファインダー越しの、
    これからこの2人はどうなるのかな
  • 紙魚の手帖Vol.03
    22/2/16 誰が配ったっけ?
    22/2/16 運命女神の指
    オーリエラント2作目 年表も面白い
    22/2/17 私の性自認は攻撃ヘリ
    すごい作品だったけど、SF読み慣れてなくて難しい
  • 紙魚の手帖Vol.04
    22/4/12 コラム
    22/6/30 流浪の月特集
    本編を聴き終えたのでやっと。救いの短編だった
    22/6/30 ハンブルパピー
    23/6/15 神の光 vol.11と対?
  • ワーキング・ホリデー
    突然現れた息子・進とひと夏を過ごすことになった大和。
    父と息子の暮らしは慌ただしく会話もぎこちない。
    だけど、たどたどしくも少しずつ心を通わせていく2人。
    なんて微笑ましい。
    大和の職業である宅配業に関する知識やトラブルについても書かれており、とても面白く読めた。
    終盤では思わず泣いてしまったし、ま...続きを読む
  • 紙魚の手帖Vol.05
    倒叙ミステリ特集。どれも面白かったけど、石持浅海さんの『五線紙上の殺意』が得に好み。
    『吾輩は犯人である』も他では見ないタイプ!猫かわいいし、短編として上手くできてるし面白かった。
  • シンデレラ・ティース
    坂木さんの書くストーリーはどれも個性豊かなキャラクターが生き生きと描かれていて、心の温まる推理小説で大好きです!
    作品の世界に一気に引き込まれて、それぞれのキャラクターの立ち居振る舞い、言動1つ1つに心を動かされます。
    姉妹作もぜひ読んでみたいです。
    サキちゃん、四谷さん、どうかお幸せに!!!
  • おいしい旅 想い出編
     温かな記憶を巡る「想い出」アンソロジー。

     お気に入りは福田さんの「幸福のレシピ」と新津さんの「ゲストハウス」。

    「幸福の〜」は、パティシエだった亡き夫の想い出のクリームブリュレの味が忘れられない琴子。旅行先として昔住んでいた神戸で思いを馳せていると、ひょんな事から知り合った一樹と一緒ににスイ...続きを読む
  • 女子的生活(新潮文庫)
    主人公のみきと一緒に怒って、スッキリして笑えるとても楽しい本でした。
    トランスジェンダーという個性がある、みきだからこその葛藤や社会の反応などをリアルに感じ、LGBTQへの知識や理解が深まる社会になって欲しいと思いました。
    女子の世界の「あるある!」というところを的確についていて、他人事とは思えな...続きを読む
  • 短劇
    掌編と言ってもよいくらいの短さで、どれも見事なオチとブラックユーモアが魅力の1冊。もう何回も読みなおしているがそのたびに、ひっくり返る気持ちよさが味わえる。「ケーキ登場」「怖いのは」「最先端」「ゴミ掃除」「試写会」「並列歩行」そしてあとがきがお気に入り。
  • エール!(2)
    1が良かったので読んでみた。
    6人の作家さんによる短編小説集で、どれも、私も仕事頑張ろう!という前向きな気持にさせてくれるストーリー。
    柿谷美雨さんの書くお話を初めて読んだが、とても良かった。この中では一番好きなお話でした。
  • 女子的生活(新潮文庫)
    ドラマが好きだったので原作を購入。自分らしく生きることを選んだみきの女子的な日々。ただ生きてるだけなのに変な目で見られて受け入れられなくて生きづらい世の中でも、自分らしく、闘いながら生きていくみきがカッコいいと思った。
  • 仔羊の巣 ひきこもり探偵シリーズ2
    「やはり、鳥井にとって僕はひとつの宗教なのかもしれない」
    「だからこそ、僕はその日が怖い。彼が神を捨て去る、その日が」

    最高すぎるだろ
    真似したい文章すぎるよ

    完全にキャラ萌えしているけれど、内容も濃くておもしろい……
    ジェンダー的なことをすごく考えて作り込まれている……
    安心して読める小説……...続きを読む