坂木司のレビュー一覧

  • ワーキング・ホリデー

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    やさしくてあったかくてよかった〜…!読みやすかったのもあって一気読み。元ヤンホストの前にある日突然現れた、息子を名乗る少年。でこぼこ親子の不器用なひと夏がもうかわいくて…最高にきゅんきゅんしたぜ。心配することの愛情が、じんわり心に沁みた気がする。次巻もはやく買わないとな。

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    2024年11月05日
  • 仔羊の巣 ひきこもり探偵シリーズ2

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    登場人物全員愛おしくなる
    生きてたら誰だって、落ち込んだり悩んだりすることもあるけど、いちばん近くにいる人に優しく出来たらそれで100点満点なのかも
    こんなにも優しいミステリーがあるんだって坂木司作品を読んだら毎回思うけどまたこれもだ…
    いつかトリイ食堂に足を運んでみたいな

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    2024年10月29日
  • うまいダッツ

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    坂木さんの美味しい小説にハズレなし!
    身近なお菓子で、懐かし美味しい描写&ミステリで楽しい。
    「自分にはわからない楽しいことを見つけて、好きな気持ちを思いっきり出せるものと出会って羨ましいーだから妬んで、馬鹿にして下に見ることで安心したい」
    この気持ち、無意識にしたこともされたこともある。言葉にするとコワイ。他人を尊重しつつ、自分も胸張って好きなことを全うしたい。

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    2024年10月19日
  • アンと愛情

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    今作も面白かった!
    和菓子は深い。名前や歴史、色々わかってくると、食べる前と後では味わいが変わってくる。
    アンちゃんと立花くんの距離が近づいているのかそうでもないのか。焦ったいのがまた楽しい。柏木くんも加わって三角関係とかもあるのか?
    店長の件もあるし、今後の東京デパートのみつ屋が楽しみ!

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    2024年09月29日
  • アンと愛情

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    あまいは、うまい。
    和菓子の描写がすごく美味しそう!!
    慣れてきて、知識を蓄えても
    その使い方って大事よね。
    アンちゃんは人に寄り添って成長していく…

    豆大福たべたい

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    2024年09月21日
  • 切れない糸

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    幼き頃にあった活気のある商店街、よくオマケもらったり、味見させてもらったりしたなぁ。おばあちゃんとクリーニング屋さんの御用聞きさんとののんびりした世間話。思わずそんなあれこれを思い出しながら、ほんわりしたミステリーに、和也と沢田君の関係性。とても穏やかな心持ちで読み終えました。
    特に沢田君の言葉のチョイスがいい!
    お気に入りは、「おほめいただき光栄の行ったり来たり」
    「愛されていたという記憶さえあれば、人は一人になっても生きていける。大切にされた命だとわかっていれば、暗い道で迷うこともない」

    続編があればぜひ読みたい、そんな物語でした。

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    2024年09月09日
  • アンと愛情

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    ネタバレ

    ちょうど読んでる時期に仕事でしんどい思いをしていた。人間関係や本当にこのままこの場所で働いていて良いのかとても悩んでいて、孤独な気持ちだった。
    物語の中でも主人公が同じような境遇にいて、自分だけではないんだと、もう少し頑張ろうと感じた。それと同時に、自分の周囲の人への感謝を感じた。このタイミングでこの小説を読めて良かった、救われた。
    主人公の成長を身近に感じられるこの小説が大好きです。

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    2024年09月08日
  • アンと愛情

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    すあま って ちくわぶ みたいに関東だけのものなんですね。初めて知りました。うちは 子供が小中学生の時 東京だったので すあまは みんな大好きです。
    最後にでてくる 豆大福も可愛いですね!
    出てくる和菓子 片っ端から食べたくなりますね。

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    2024年09月02日
  • アンと愛情

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    またまた今回も面白かったー
    アンちゃん確実に成長してるしこれからますます大人になって成長していく姿が楽しみです。
    アンちゃんも鈍感だから恋の展開もドキドキしながら楽しんでます。
    すっかり和菓子のファンになりました。

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    2024年08月28日
  • アンと愛情

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    ネタバレ

    和菓子のアン第三弾。

    成人式を迎えたアンちゃん。
    着物は和菓子以上に日本文化の「いろいろ」がある世界なので、
    楽しく着ることができて良かった。
    そうそう、色合わせの感覚が洋服とは全然違うんだよね。

    前作の京都旅行の次は今回は金沢旅行。
    三人旅でもそれぞれ個人行動するとは、
    なんだか大人になった感じ。
    でもまさか、
    前作で洋菓子屋の柏木さんと出会った時の感じの悪い客が、
    柏木さんのお兄さんだったとは。

    空港店から催事の応援に来た同い年の桐生さんと
    お互いに接客について学びあって成長したと思ったら、
    慕っていた店長が異動になってしまった。

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    2024年08月26日
  • ウィンター・ホリデー

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    夏に初めて出会った父親と息子が不器用ながら近づき関係を深めていく
    夏休みの次は冬休み、仕事も環境も今までとは違う年末年始を過ごし新しい世界を知る
    それと共に宅配ドライバーの悲喜こもごもも
    おせちの宅配は冷凍、チルド、生の順に難易度が上がる
    落としたら中身はパー、高額おせちは当然生で大晦日の配達予定、取り返しのつかない新たな一年をぶち壊してしまうかもしれない…
    少し考えれば確かに!と気付くけど、配達される側はちゃんと届いて当たり前の意識になっているから気付けない
    当たり前を当たり前にしてくれている仕事人に感謝

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    2024年06月26日
  • ワーキング・ホリデー

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    個人的再読シリーズ
    元ヤンホストのヤマトの前に突然息子と名乗る小学生が現れる
    お客様に手を上げてしまった大和(ヤマト)はクビになり、アルバイトの宅配便ドライバーに転職する

    口は悪いが真っ直ぐな大和と家事全般得意なお母さんのような出来すぎた息子の進
    ぶつかって期待して傷付いて、泣いて笑って、濃くて短い一夏が過ぎていく

    2人を取り囲む面々、ホストクラブオーナーのジャスミン、ジャスミンの同級生にして営業所のボス、冷静沈着な仕事仲間のリカさんも温かく心強い
    特にジャスミンは、家出同然の大和を拾って教養を叩き込んでくれた大恩人、お客様のために手を上げたヤマトにケジメをつけさせ自身が関わっている宅配ド

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    2024年06月21日
  • 動物園の鳥 ひきこもり探偵シリーズ3

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    〈再登録〉シリーズ初長編にして最終巻。今作は完結ということで、坂木と鳥井が抱えていた問題も明らかになり、二人の関係にも変化が訪れます。鳥井の中学時代のエピソードや、些細な悪意が引き起こした悲劇など読んでいて辛くなるところもありましたが、人間の弱さを描きながらも救いも用意されているところがよかった。
    謎を解くたびに痛みも喜びも分かち合える仲間を得て、鳥井自身もすこしずつ癒されていったのでしょうか。二人とも共依存関係からゆっくり前進していくのでしょう。

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    2024年05月27日
  • シンデレラ・ティース

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    星5です。もっと星つけたいかも…
    こんな素敵な歯医者さんがあれば絶対行きます。
    坂本司さんの本は、優しい人が集まってくるような情景が浮かぶので、読んでいてこの仲間に入りたいと思うのです。
    歯医者さんにも読んでほしい!!

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    2024年05月17日
  • 大きな音が聞こえるか

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    ネタバレ

    久々に色んな感情を思い出させてくれ、生きる活力をくれるような、とても沁みる小説だった。
    約700頁なうえに活字も小さく(「アンタは京極夏彦か」という感想を見て笑ってしまった)、自分の中でもトップを争う分厚さだったけれど、泳の冒険にのめり込みすぎて、休むことなく読み終えてしまった。

    1人の少年が成長していく様子を丁寧に描いていてとてもいい。中高生にも出会って欲しい作品だし、大人になってからでも大事なことに気付かせてくれる一冊で、個人的お勧めしたい小説ランキングにランクインした。

    色んな人(異文化という意味でも、年齢という意味でも)に会うことで刺激・学びを得られ、なんなら手助けも得られることも

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    2024年05月14日
  • シンデレラ・ティース

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    歯医者嫌いの女子:咲子が、叔父の勤めている歯科医院に受付アルバイトとして仕事をすることになった。個性的な先輩、ちょっと気になる歯科技工士に囲まれながら来院した『お客様』の謎を解くというストーリー。
    日常的な軽い謎解きが得意な筆者ならではの、ほのぼのとしたストーリー展開。安心して読める。(安心という言葉が相応しいがどうかはわからないが)ハードなミステリーやサスペンスだと重い時があるので。
    今まで知らなかった歯科の世界にも触れられ、美味しそうな描写にも惹かれる。姉妹作があるとのことなのでまた読むことにする。

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    2024年04月12日
  • ホリデー・イン

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    ホリデーシリーズ読んでから読むと、さらに面白い!
    ですが、一つどうしてもわからないのが、「ジャスミンの部屋」で、ジャスミンが拾った謎の中年男の正体。
    ホリデーシリーズのどこかにでてきていますか?どなたか、ぜひ教えてください!

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    2024年03月26日
  • 先生と僕

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    大学生の僕は中学生の隼人の家庭教師になるが、、、どちらが先生か、、、小さなミステリーを解決していく2人。

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    2024年03月10日
  • 大きな音が聞こえるか

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    「行かせてくれよ」
    八田泳、高校一年生。そこそこ裕福でいわゆる幸せな家庭の息子。ーーー小さな一滴が大きな波紋を生んでいく、等身大の成長物語ーーー



    思春期でくすぶってる感覚が蘇るような一冊だった。自分自身は大人側になったので、眩しく感じながら読んだ。中高生向けと思いきや、きっと「大人」にも刺さるだろうな。波がくる感覚をとらえて、その波に向けて進む勇気が大切だと教えてくれる物語だと感じた。

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    2024年02月18日
  • シンデレラ・ティース

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    和菓子のアンのようなほっこり心浄化作品!

    主人公が素直で前向きで素敵。

    仕事をただこなして時間が過ぎるだけより
    人に寄り添って優しい気持ちで働いて成長していきたいなと思えますo(^-^)o

    こんなに良好な職場、ぜひ求人出して。

    そしてこの世の全ての人に歯医者は定期的に行ってほしい。
    口臭は指摘しずらいので、、、

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    2024年02月10日