坂木司のレビュー一覧

  • うまいダッツ

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     スーパーやコンビニで買える誰もが知ってる身近なお菓子がたくさん登場する。小説によく登場するのはカフェや喫茶店に出てくるデザート系のスイーツだが、うまい棒やシルベーヌ、ホワイトロリータなど次々に登場する身近なおやつにテンションが上がる。喫茶部のある高校いいなぁ。おやつ部4人がそれぞれオタクであり、真剣なおやつ部活動をしていない点が良い。表題作よりコウのおばあちゃんを救う話や、真面目な後輩が不真面目なおやつ部の活動を見学する話が面白かった。
     個人的にブルボンのプチシリーズは昔からえびが断トツトップ。

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    2026年05月30日
  • アンと青春

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    小さな謎解きと、あんちゃんの日常。特に大きな事件もないんだけど。本を読みながら、ぷっと吹き出して笑ったり、涙がじわっとにじんだり、楽しませてくれたので、5つ星にしました。続編へ進む。あんちゃんの恋?と友情?何か進展するのかな?

    テレビ電話で母とおしゃべりしたら、母も読んだと言っていた。「あーゆーの、いいね」と言っていた。何も、大事件は起こらないけど。でも、気持ちの揺れみたいなのは、伝わってきて、良かった。

    ほっこり系だけど、いい人ばかりってわけじゃなく、みんな、嫉妬したり、意地悪したり、素直になれなかったり、悩みながら生きている感じ。

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    2026年05月26日
  • 先生と僕

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    大学生の双葉と天才中学生の隼人が巻き込まれる小さな事件と日常謎を解いていくライトミステリー

    双葉と隼人の関係が凄くいい!殺人事件とか大きな事件は起きないけれど、ラノベ感覚で軽く読めてとてもよい!
    時代的に隼人がどうしても昔の山田涼介君がモデルと思ってしまった

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    2026年05月13日
  • ショートケーキ。

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    最近読んだ中で1番よかったかな。みんないろいろな悩みや辛さを抱えてて、少しずつささえあっていて。願わくばわたしもこの本の世界の中にいたい。

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    2026年05月10日
  • ショートケーキ。

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    坂木さんの描くショートケーキを中心に据えた群像劇。
    ケーキを買う人、売る人関わり方はそれぞれだけど、みなショートケーキに救われている。
    坂木さんらしい心温まる短編が揃っていて、疲れた心と体によく沁みる。

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    2026年05月06日
  • うまいダッツ

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    面白かった~!!!
    わりと最初はついていけなくて
    「これはつかめないタイプの坂木氏か」
    と、思ったのに、二章からはぐいぐい引き込まれて一気読み。

    お菓子についてのあれこれももちろん面白いけど、高校生の日常(?)…というには深い。

    今はやりの(?)言葉で言えば「多様性」が、常に著者には見え隠れするけど、こんな言葉がここまでフューチャーされるよりずっと以前から、著者はこういったテーマを優しくえがくよね…。

    すごい、好き。

    著者の本は、既読でも時折読み返すのがいいんやろな…。そのときどきで受け取る者がすごく変わりそう。
    ひきこもり探偵シリーズを読んだのはたぶん20代やったので、こちらももう一度読み返してみようかな。

    当時は、わたしはもっととがっていて、いうたらわりと他者を排除し歩いてたと思う。

    他者の「好き」をいちいち否定することについての定義がズバンと書かれていてめちゃくちゃ唸った。
    確かにそう。なんとなくわかってるけど、それを言語化されるとすごく刺さる。

    一言でいうなら「妬み」やね。それはそう。

    「自分の」(←ここが大事)「好き」な気持ちを思い切り出せる、また、そうまでできる「好き」に出会えることがうらやましい。

    「うらやましい」という気持ちがねじれて、そうやって「好き」を追求している人を馬鹿にして下に見ることで安心する。そういうムーブは、著者いわく「概念のおっさん」らしいよ。

    わたしはそういうことをするタイプではないけど、ときおりそういう気持ちは出る…。
    やっぱり他者をねたむときって、ひまなんよね。ひま。(他者への気持ちに対して)こねくりまわした理由をつけたがるけど、そんなこねくりも含めて、ひま。ひまやねん。

    もうほんま、他者を妬むひまがあるんやったら自分のことに忙しくしよう、って反省する。


    とはいえ、その「忙しくする」の対象が、若いころは仕事でよかったけど、50才になった今、仕事で忙しくしているだけではいかん、と、思っているのも前述の通り。

    (そこでSNSでは筋トレを勧めるよね。わかる。でもわたしは筋トレが好きではない。笑)

    悲しいかな、手の届くような「熱中できるもの」が、ない…。
    ないわけではないけど、仕事と生活と「熱中できるもの」の、バランス? 体力分布? これが下手。

    仕事や生活にマックス(体力等を)かけすぎて、いざ休みの日に何かしようという気になれない。
    ここらへん、もうすこし仕事や生活への比重を軽くして、個人的な熱中できるものにまわしていかんとな…。

    そうでないと、わたしのなかにも「概念のおっさん」ができてしまう~!

    わたしの場合、同年代や若い子に対して「概念のおっさん」はでないけど、わたしより上世代にめっちゃ出そう。あかんあかん。


    あとどうでもいいけどすごい新しいハードカバーやったので、ページがキリッとしてていい匂いすぎて最高やった。
    何回か本の匂いを吸ってしまいました。すいません。

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    2026年05月05日
  • ウィンター・ホリデー

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    進と大和の出会いと夏休みを描いた「ワーキング・ホリデー」の続編!
    今度は冬休みからホワイトデーあたりまでが描かれている。

    この本でついに大和と由紀子が再開する。それも進とその友達の計画によって。小気味いい会話が多めでテンポよく進む話の中で、たびたび出てくるジャスミンの深い言葉が心に刺さる。
    感動の家族の話が進む裏で、大和とかかわりのある人たちの人生も進んでいく。サブ的なキャラクターたちの絡み方がすごく良くて、一人一人の魅力が凄まじい

    続編を買いたくて調べてみたら、スピンオフがあるみたい。さっそく買ってみよう。大和と由紀子のその後まだ描かれてないんだな。気になる

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    2026年04月05日
  • おいしい旅 初めて編

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    知らない情報がたくさんで読み応えがありました。旅に出たくなったよ。
    「地の果ては、隣」が読んでいて学びがありました。

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    2026年04月03日
  • 青空の卵 ひきこもり探偵シリーズ1

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    読もうと思って読めていなかった、大好きな作家さんのデビュー作。もうだいぶ前に出版されたと知って驚いた。

    異質で深い、坂木と鳥井の関係がとにかくよかった。知的で頭が切れる名探偵のような鳥井。どこか脆くて繊細で、自立して筋が通っていそうなのに何かに縋らないと崩れてしまいそうな鳥井。そのギャップがあまりにも好きでした。

    そして坂木の人の良さ。まっすぐさ。坂木は自分のことを、あまりにも型通りで普通で空虚だと思っているのかもしれないけど、実はそうじゃない。どんなに愛を注がれて育っても、まっすぐに育たない気持ちなんていくらでもあるはずなのに、坂木にはそれが無い。

    まっすぐ天に向かって伸びる大きな木と、その木陰にそっと寄り添って咲いてるタンポポみたいな、なかなか異色だけどなぜかほっこりする2人でした。

    大人なのに不器用な人たちが出てくるのもいい。人間何歳になっても言葉にすることはすごく大切なんだなと思ったし、私は言葉にできない気持ちをこれからもたくさん経験していくんだろうなという、そんな気持ちです。

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    2026年03月24日
  • ワーキング・ホリデー

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    ホストクラブに勤めるヤマトの元に、息子だと名乗る進がやってくる。ヤマトが客に手を挙げ、ホストをクビになるも、オーナーであるジャスミンの粋な計らいで宅配業者のドライバーになる。(P70前後)

    こういう人情の話大好き。めちゃくちゃアツい。ヤマトと一緒に「ジャスミン…!」と言ってしまう。

    全編通してヤマトと進の関係に心が温まる。自分のことを思って怒ってくれることのありがたさ。子にいい所を見せようとして見栄を貼ったり、小さな嘘をついてしまう未完成な親。お互いに刺激を与え、受け取りあって少しずつ成長していく様が素敵。

    ウインターホリデーも読む!!

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    2026年03月20日
  • ショートケーキ。

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    これ、めちゃくちゃ好きかもしれない。
    ケーキにまつわる連作集。「ホール」「ままならない」あたりがかなり響いた。

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    2026年03月01日
  • 先生と僕

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    凄く面白かった
    普段は短編も日常ミステリも読まないが、これは読んでてワクワクほっこりしてリズム良く読めた
    本の紹介も沢山されていてどれもこれも読んでみたいなと思った

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    2026年02月24日
  • アンと青春

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    和菓子のアンの第2弾。アンちゃんの日々の出来事にドキドキ出来て幸せな気分になれました。
    前作よりも人間関係に踏み込んでいて、続きが気になり登場人物に共感できて楽しく読めました。前作同様和菓子がどれも美味しそうで和菓子を食べたくなります。

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    2026年02月23日
  • アンと青春

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    ネタバレ

    1巻よりも、杏子が和菓子屋の店員としても、人としても成長してて、ほっこり愛おしく読める作品だった。
    甘酒屋の荷という言葉が出た瞬間に意味を調べちゃったから、後半はアンちゃん気づいて〜!という気持ちで読んだ。立花さんの気持ちに気づいていない、最後のアンちゃんの独り言が可愛くって絶対次の巻も読もうと思った。

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    2026年02月15日
  • おいしい旅 初めて編

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    「アミの会」という女性作家の集団が書いた他のアンソロジーを読んで興味を持ったので。

    旅をテーマにした短編を綴ったアンソロジー。

    それぞれが短編とは思えないほど内容が濃い。旅に出たくなる。コロナ禍の状況も、ロシアに行けなくなってしまった状況もリアルに描いている。前向きになれる結末が多くてよかった。

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    2026年01月30日
  • うまいダッツ

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    坂木司さんの作品はいずれも大好きで、かなり読んでいるほうです。
    誰にでも起こりそうな日常の謎への、読中の没入感と
    読後の爽快感とほっこり感。
    これを体感したくてこの本を手に取ったんですよー!
    と、毎作感謝です。もちろん今作も。

    自分が学生の時にこの本があって、出会えていたら、
    他人から見たら全く特別には見えなくても、
    今、いい時間の中にいるよ、
    と自分で自分を肯定してあげられただろうなぁと思いました。

    そして、今の自分の子どもがまさに『いい時間』にいるんだという事を、気づかせてくれて、ありがとうございます。

    おかげで、
    最近の若者は!
    って言う大人にならなくてすみそうです。

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    2026年01月21日
  • 青空の卵 ひきこもり探偵シリーズ1

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    「思春期に親友だと信じていた相手が、自分から離れてゆくことに寂しさや喪失感を覚えはしないだろうか。
    ああ、あいつにはもう新しい友達ができたんだな。恋人ならしょうがないか。」

    思春期だけではなく、20代後半にさしかかる時期にもあてはまる。
    ああ、10年来の親友も、1年ちょっと付き合った彼氏と一生を共にする決断をくだしたのかと。
    離れてゆく相手にかける言葉もみあたらない。


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    2026年01月15日
  • 楽園ジューシー

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    なんて、素敵な一冊なんだ。沖縄という、誰しも一度は憧れるであろう場所と、味のない主人公。バイト先で出会う人々や謎解きはもちろん惹かれたが、それ以上にザッくんの人間性や考え方に共感した。自分を守っていたことが他人への思いやりにもなるし悪い方へも転がっていく。辛いけれど、それが現実。大事なものと別れるときは、自分が責任を取ること。すごく刺さりました。涙も出たしザッくんを応援したくなった、この本に出会ってよかったです。

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    2026年01月12日
  • ホテルジューシー

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    面白い!!真面目で天下無敵なヒロちゃん。ホテルジューシーで一夏のアルバイト。色んな人と出逢って色んな体験をして…。さすが沖縄的テーゲー!!

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    2026年01月02日
  • アンと愛情

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    和菓子のアンシリーズ3作目。
    今回はかなりの長編。それなのに、一所懸命なアンちゃんに惹かれて、一気読み。
    毎回、読んでると和菓子が食べたくなる。
    明るく、前向きになれる新年に相応しい本でした。

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    2026年01月01日