ジェーン・スーのレビュー一覧
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肩の力を抜いてクスッとなったり頷いたりしながら楽しめた。共感すること多数。
コスパ、タイパこそ正義な風潮がある今日この頃、いやいやそうじゃないよねと人生の余白を感じさせてくれる。
時間を重ねて行くと「やらなくていいこと」、「やるべきでないこと」がクリアになっていく。
そこではtodoタスクに追いかけられることはない。みんな欲張り過ぎなのか、ただ不安なのか。
様々なシチュエーションで美談が語られるが必ずしもエビデンスに基づく行為とも限らない。
「緊急時に、気持ちが知性を追い越していいことなんて、なにもないのに」の一文は引っかかっていたものが取れたかのような爽快感があった。
人生という大河 -
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Posted by ブクログ
ばったばたと切り刻むような言葉の羅列で、30.40代の妙齢女のあるあるを綴ってくれます!
丁寧な暮らしそびれる。
片桐はいり村1の美人。
自称女子。
SNSにアップされる女子会は見せるための、女子会。
SNSに載らない女子会も多数存在し、そちらは海賊の宴会と化す。
あーなんかわかる気がする。っていうあるあるばかりで、読んで吹き出したり、そうそう!だったりで、私のイメージは群ようこさんのちょっと若い人向け的な本だった。
笑
群ようこさんは私より上だから、ちょっと年代的にズレる話しが多いんだけど、この人はもしかしたら少ししたかな?
片桐はいり村一番の美人と呼ばれる私が、エビちゃんファ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ◾️record memo
40にもなって、私たち独身女は毎日を比較的楽しく、幸せに過ごしています。どこかでまだ「結婚しないとマズいかなぁ〜」と思いながら、自分の手で自分の生活を切り開いていく楽しさを、日々これでもかと満喫しています。10年前の予想に反し、その楽しさは年々増していくといっても過言ではないでしょう。そうではない人もいるかもしれませんが、私とその周りの独身女たちは、幸運にもみな人生を謳歌しています。誰かひとりでも未婚の罪で処刑されたりしていれば、私たちも心を入れ替えたかもしれないのですが……。
いつしか流行りだした「女性からプロポーズする」という風潮ですが、ある程度の社会的地位 -
Posted by ブクログ
女であることのメリットデメリットを導入として、女であることつまり社会的固定概念としての女らしさを定義し、女らしさの型にはまることの生きにくさに軸足を置いて話を進めている。フェミニズム的な観点で話を進めるわけではなく、この両名の経歴からすれば当然こういった帰結になるだろうなという展開で話が進んでおり、本書の主張は一般女性に対する再現性は低いように感じた。良くも悪くも感情論が排された極めて論理的な思考で話が進んでおり、例えば結婚や出産して一人前に見られる女性のあり方等の古い因習に対する不合理さに話が及んでいる。対談形式であるために、意味がつかみづらいところがあり、一般女性への再現性の低さを感じた