ジェーン・スーのレビュー一覧
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ネタバレ【揺らぐ男性の存在意義】
ジェーン・スーさんと、中野信子さんのご対談。
最近思っていたことが言語化されていて、とても共感しました。
女性の社会の中での立場、状況、これでいいわけがない、
けれどその女性の性質上もあり、
はっきりと言ってこなかったことが何てたくさんあるんだろうと。
スーさんは、自分が女性らしくないというコンプレックスを子どもの時からもっていて、自分の不完全性が抜けないという。
中野さんは、頭がいいことが女性と相いれない、という点で不快な思いをたくさんされてきたそう。
自分が無理と思い込んでいること、じつはだいたいがお仕着せの社会規範なんだ、と話されている。 -
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ネタバレ「男とか女という括りではなく個人として幸せであるにはどうすれば良いかを第一優先で考え、その上で現代社会でどうすれば幸せに生存していけるかを考えるのが良い」
内容だけでなく、言葉遣いや言い回しなど参考になる部分がありすぎて処理しきれていないがこれはお買い得な本だと感じた。
何度も読み直して論理的思考の勉強もしたい。
以下覚書
・内助の功
陰ながら援助する身内の功績。
・女らしいは完全に褒め言葉だけど、女っぽいだとノイズに近くなる。
・得してる人を見ると何か奪われているような気持ちになるが実はそうじゃない。
・ニューロエコノミクス
見えない心の部分を定量的に評価して経済的にも繁栄しようというの -
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男性は女性の性的な要素を見ると、思いやりや良心を司る脳の領域が働かない。つまりセクシー女性を男性は人と判断できないらしい。
ほんまかいな。でも性被害をそういう脳の仕組みで捉えると納得できる。
本書では男性は「美人をモノとみなす」といった視点で議論をしているけど、おいおいブスへの視点はどこいったよ。
居酒屋で酔っ払った高学歴女子が議論している粗々トークという印象はありますが、とはいえ普段からジェンダーについて発信している彼女たちの話は考えさせられたり、ぐさっとくるものがありました。
・女性はキレイにするのにお金や時間をかけているから「おごってもらって当然」という理屈を正当化していると被害者視 -
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読み始めて既視感…と思っていたら「女に生まれてモヤってる」の新書版でした。かつて読んだ本でしたが、再読。
私も歳をとったので「女らしさ」とかいう社会のバグから解放されつつあり、最初に読んだ時よりは幾分か気楽に読めたなぁ。
これから大事なのは「選んだ答えを正解にできる力」、納得しかない。
理想の社会は訪れないけど、それに向かって不完全を完全に近づけていくのが社会だろう、というのも納得であった。
最初に読んだ時は私自身は独身だったけど今は結婚して子どももいるので特にわかると思ったのは「女同士だからってなんでも分かり合えるわけじゃない」。そして「わかり合えない」イコール「敵」じゃない。ここ大事。 -
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ジェーン・スーさんは名前だけ知っている、という状態でこちらのエッセイ本はオーディブルで聴き読みした。
女であることに付属するめんどくささ、苛立ち、不条理さについて痛快に語っていて気持ちが良かったです。
顔面コンプレックスや女性性へのコンプレックスなど、それぞれ程度は違えど誰でもかかえている問題についての話もあり、この部分の受け取り方は読み手それぞれだなと思いました。
私はジェーン・スーさんより田舎に住んでて、女として品定めされる場面に上がることが少ない学生時代、社会人時代を送っていました。
都会の女性は出たくもない品評会に強制的に参加させられているのだと思うと、なんと不条理なことだとお腹の -
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13人の女性からのインタビューをまとめた本。
この本が秀逸なのは、ジェーン・スーの切り取り方だと思う。彼女独自の言葉のセンスが心地良い。
おわりに、から抜粋する
「彼女たちは地図と羅針盤を持っている。そのふたつがあるから、信じ続けることも、あきらめないことも叶う。心の中に輝く北極星がある限り、自分を見失うこともない」
「自分自身ととことん向き合わないうちは、目的地はわからない。けだし、彼女たちは自分と戦い続けている女なのだ」
成功者と思われるひとにも、もがき、苦しんでいたことが赤裸々に語られ、ジェーン・スーが上手に料理している。
戦った女たちのインタビューに、背中を押される。
まわり -
Posted by ブクログ
ネタバレ「女らしく」と言われることに抵抗がある女子校出身者のわたし。
やはり「らしさ」とは、社会が与えた役割と権力の差。
さらに最近感じていた、「女同士で悩みを共有する方が難しい」ということについて。
既婚未婚、仕事のあるなし、子の有無、妊活…ライフステージの分かれ道にいると、女だからこそ共感し合えないのだ。
そもそも性別が同じ=生活がほぼ同じ、という時代ではないし、そうなる必要はない。
■引用
・私が女に生まれてよかったなと思えることの筆頭は、皮肉なことに社会からあまり期待されないで生きてこられたことなんです。
・男女問わずみんなに好かれる「いい子」になろうとすると、自己決定権を手放しがちになる