ジェーン・スーのレビュー一覧

  • 生きるとか死ぬとか父親とか(新潮文庫)

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    毒親といえば、だいたいは母親と相場が決まっている。これは、世間一般ウケはしなさそうな父親と娘の話。私は年老いていく両親に優しくできない。いつも後悔するのに。親の老いを受け入れられないんだと思う。「もっとできていた」、といつまで経っても諦められない。そして、私も老いていく。

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    2024年01月07日
  • これでもいいのだ

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    さくさく読めて、共感したりくすっと笑えたり。
    歳を重ねて行くことが楽しみになった。

    特に「おわりに」と宇垣美里さんの「解説」が良かったなあ。自分で自分に呪いをかけてしまいそうになることもあるけど、「これでもいいのだ」と自分も周りも受け入れて、わたしも生きていきたい。

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    2023年12月27日
  • 私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな

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    テンポが良く読みやすい。
    未婚のプロの言葉は的の真ん中を面白く射過ぎている?と思った。
    自分が未婚の頃、プロやプロのお友だちのように自立して生きて行ける経済力も無かったし、自分の周りの友だちもまぁ似たり寄ったりだったけれど、そんな自立力の低い我々ですらプロが話すいくつかの理由に近い話はよくあったなと思った。
    未だ未婚の友だちも身につまされるだろう。

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    2023年12月20日
  • 女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。

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    女が武装(自分をよくみせる)のために使ういろんなアイテムにまつわるエッセイ。たしかに個々のアイテムを導入するかしないか自体、当人がそんな意図的に選んでなかったとしてもそれも含めてその人のキャラクターをあらわしてしまうんだよなあ。という着眼点から目から鱗だった。

    自分や周りの人や世間の目に対する、深く切り込んだ冷静な分析が面白くて、あと四十路ならではの視点にもところどころで共感した。

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    2023年12月05日
  • 闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由

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    情熱と根性のある女性たちの生き方がとてもよかった。あまり表には出しづらいようなマイナスな感情も見れて共感したし身近に感じることができた。
    大草直子さんの「女に生まれたことを存分に味わいたい欲望」ってとてもわかるなあって思った。

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    2023年11月26日
  • 闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由

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    面白い本だった。
    登場する13人の女性たち。
    名前を知っている人、名前すら知らなかった人色々だったが、共通して感じたのは『彼女たちは自分を生きている』。
    読後の爽快感がたまらない。

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    2023年10月29日
  • これでもいいのだ

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    ジェーン・スーの新刊が出たということで、読んでみた。

    雑誌や新聞に掲載していたエッセイをまとめたもの。

    コロナ禍前なのでちょっと隔世の感がある。キラキラ女子とは対極にいる、一般地味女子の気持ちを代弁している感じで共感を得ているとは思うが、ラジオの帯番組を持って、文章を書いて発表して、世の中から必要とされていて、幅広い友人もいて、同居しているパートナーもいて、十分キラキラしている。本当の一般地味女子とはほど遠い。
    人生も体型も仕事も思うようにはいかないけれど、人と比べずに、受け入れて生きていくのが楽に生きていく方法かなと思う。

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    2023年09月23日
  • きれいになりたい気がしてきた

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    ジェーン・スーさんの文章が大好き。的を得ていて、時々辛辣だけど、温かくて。自虐だけど、自己受容されていて。うなずいたり、クスクス笑えたり、表現が忙しい。
    最後に「自分で自分を好きでいられるような、自分のためのきれいを求めているってこと」。
    自分の中のきれいを私も求めていきたい。それにはやっぱり努力も必要なんだよね。

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    2023年09月13日
  • 新しい出会いなんて期待できないんだから、誰かの恋観てリハビリするしかない

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    ラブコメがどうしても苦手で、楽しむ方法がわかるかもしれないと思って手に取った。
    結果は大正解!(ただし、楽しんだり面白く感じられるようになるかは別)

    おじさんとおばさんが真剣にラブコメ映画を語っているだけなのに、なんだか面白い。
    現在の自分が観たらどう思うのか、時間による印象の変化がきになった。

    内容はもちろん、最後の「ラブコメ映画カタログ」まで充実していて素晴らしい!

    でも、“『キューティ・ブロンド ハッピーMAX』はさんざん”なんかじゃありませんから。

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    2023年08月03日
  • 闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由

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    それぞれ、幼少期からの葛藤が今につながっていることが面白かった
    その葛藤を自分で理解し、言語化できているからこそ、今の行動のエネルギーになっているのかなと思った

    そしてやっぱり、「女に生まれたから」でてくる葛藤も多い。(跡取りとして男児が欲しかったから、堕ろされそうになったとか)

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    2023年12月10日
  • 女らしさは誰のため?(小学館新書)

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    スー様名言、納得のピッタリ表現が多発!絶妙でドンピシャな言葉の使い途に感嘆。
    例えば、、、あなたのせいじゃない、社会のバグ!!とか選択(決断)→アイロン→正解にしていく。など。クマノミ談義も愉しく、男性の行く末はいかに…
    産まなかった、産んでない女性側の心境が良く分かる良書。

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    2023年07月08日
  • きれいになりたい気がしてきた

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    タイトルがまた素直で最高。外見に関することって、鏡で自分だって見るんだから、自分の目と他者の目を行き来して意識することになるんだなあ……と改めて。雑誌の連載だから、そのときで流行やチャレンジするときの心持ちが変わったり、時勢が反映されてるのもとてもよかったな。

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    2023年07月05日
  • 女のお悩み動物園

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    アラサー女に刺さる内容だった。
    職場にお手本がいなくて、自分がどう仕事と家庭を両立しながら生きていくかということに悩んでいたけど、多くの同年代の女性がロールモデルがいないことで悩んでいることが、わかって少し安心した。
    正解なんてない世の中で、自分らしく生き残っていくために、周りと情報共有をしながら、したたかに生きていかなれば。

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    2023年06月15日
  • 女に生まれてモヤってる!

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    スーさんと中野さんがギュッと凝縮されている。二人が対談しているこの話の中に入りたいなと思いました。一文一句逃さず吸収したいと向き合うも、言葉のバイタリティーが凄いので、真面目に読んでいるとやっぱり少し脳疲労感があり、サラッと一気読み出来ないところが歯がゆい〜!
    でも情報量が多く、自分のタイミングで何度でも読み返せそうです。
    共感出来るところ、そうでない部分と7:3ぐらいでした。
    一番嬉しかったのは、コラム。砕けた言い回しで、人間らしい中野さんの一面が垣間見え、私がずっと誰にも言わずに思っていた事と同じ事を言っているのを知ったとき!、「だよね!!!」って思いました。
    勝手に親近感を抱いているのですが、やっぱり、中野さんすごく好きです!

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    2023年06月10日
  • きれいになりたい気がしてきた

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    さくさく読めた。心に残った一文。
    ・私は若く美しかったではなく、「私は歳を重ね今も美しい」
    ・周囲のために自己犠牲を払った人は周りにも同じ犠牲を要求するからよくない。自分の欲望や理想に正直に誰にも遠慮しないで生きる
    ・他者や社会に自分のことをジャッジさせない

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    2023年05月21日
  • きれいになりたい気がしてきた

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    正直、ジェーン・スーさんを存じ上げてなかったのですが、この方面白い…。
    同年代だから面白く感じるだけだろうか?
    笑いをこらえるのが大変な場面も(笑)

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    2023年05月17日
  • これでもいいのだ

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     筆の立つ女性のエッセイ、というと林真理子や酒井順子だが、文章のきめの細かさ、心情の書き分けの巧みさ、が本書の特色ではないか。

     年齢が上がってなかなかスムースに対応ができなくなる、「手ごわすぎる門番」など共感できる内容多数。

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    2023年05月07日
  • 闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由

    ネタバレ 購入済み

    私がこの本を読む理由

    女性の生き方が目まぐるしく変わる時代だ。
    40代未婚OL。
    腰掛けで辞めると思っていた仕事で、人を支え我慢をして心配をして、気づけば、自分の立ち位置に戸惑う。

    女性活躍と初めから言われてすくすく育つ若手と
    勤続率や女性管理職比率を追い風に、縮小した業務時間・量でも評価され働く同期・後輩たち。
    自分は母にも妻にも管理職にもならずに変わらぬ日々を送る。

    他を羨むことは簡単だ。出自を呪うことも、「私なんか」と腰を引き続けることも。
    闘いに出る、自分を好きになり未来の期待を追うための今日の私との闘いに立つ。
    そんな風がふんわりと吹いてくる、まだ怖くて細目でしか先を見られないけど。

    #タメになる #深い #カッコいい

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    2023年04月02日
  • 女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。

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    「読書家への長い長い道のりで思ったこと」が印象的だった。
    ジェーン・スーさんの、痒いところに手が届くような、しかも人を傷つけない言葉の表現が大好きだ。
    そんなジェーン・スーさんが読書が苦手だなんて意外過ぎる。
    文章を書くことは楽しめるけど読書が苦手っていう人もいるんだなぁ。

    「対象物に劣等感を持っていると、自分の感覚が信じられなくなる。これは面白いとされているはずだから、面白がっておいた方がいいかな?と、楽しめなくても楽しいフリをしたり、美味しくなくても美味しいと言ったり、はたまた過剰にけなしたり。」(p75)

    わたしにとって劣等感を持ってしまう対象物は「アート」だった。

    昔から美術館は好きだった。
    なのに、なんだか美術館を楽しめなくなっていた時期があった。
    有名な絵画を見ても、絵よりまず解説文を読み、分かったような気になって絵をじっと見つめる。
    有名な作品なんだから、何か感じなければいけない、という強迫概念に苛まれながらとりあえず見つめる。
    だけど、特になんとも思わない。
    だんだん、これを見ても心が動かないなんて、自分には美的センスが無いんだろうか、と悲しくなってくる。
    そんな自分を認められずに、ミュージアムショップで中途半端なお土産を買って、無理やり楽しかった思い出として記憶する。
    そんな事を繰り返している時期があった。

    今考えるときっと、いつの間にかアートに関して、好きであるが故に劣等感を抱いていたんだと思う。
    アートが好きな自分でいたい、感性が豊かな人間でありたい、という自分への期待が裏切られる劣等感。
    作者が作品に込めた意図を理解したい、汲み取れるはずだ、そんな気持ちが空回りしてしまっていた。

    そこから抜け出すには、いくつか段階があったけれど、ある作品を見た時に完全に劣等感から脱却したと感じたことがあった。

    その作品は、大きいキャンバスいっぱいに緑で人が描かれていた。
    私はいつもの癖で「なんで緑で描いたんだろう。どんな意図が隠されているんだろう」と考えた。
    解説を読むと「好きな色をたくさん使いたくてこの絵を描きました」という趣旨の事が書かれていた。
    それを読んで、そんなのアリ?と思う反面、そっか、そりゃそうだ、と腑に落ちた。
    作品は作者が好きなように表現する場だ。
    好きな色だからたくさん使いたい、当たり前の話だ。
    そこに「人物を緑で描く事によって作者は何を表現したかったのだろう」なんて想像するのは勝手だし、それも楽しいけれど、答え合わせをする必要は無い。
    だってもともと答えなんて無いのかもしれないんだから。

    アートに対して自分の好きなスタンスで接することができるようになって、私はもっとアートを楽しむ事ができるようになった。
    有名だろうとなかろうと、家に帰ったらこの作品の事はきっと覚えていないだろうな、と思う作品はサラッと見て通り過ぎる。
    逆に、惹かれる作品に対しては、純粋に好きという気持ちで向き合う事ができるようになった。
    「作品に込められた作者の意図」ではなく、「なんで自分はこの作品が好きだと感じるんだろう」と、アートを通して自分の内面を掘り下げる感覚。
    それを味わうために美術館に行けるようになって本当に良かった。

    逆にまだまだ劣等感を感じているのは服装に対してだ。
    私は「装う」という行動に対等になれていない。
    洋服を選ぶ事を楽しめずに、流行の服を見て過剰に批判してしまう事もある。
    頭でなんやかんやと考える前に、どんどん色々な服装を試してみて自分が好きなものを探せば良いとわかっているのに、なぜか勇気を持てずにいつまで経っても「装う」事への劣等感を拗らせている。

    そんな卑屈な自分をさっさと認めて、自分に見合ったスケールで自由に楽しめるようになりたい今日この頃。

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    2023年03月22日
  • 女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。

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    流行へのコンプレックス、ファッションとしての健康志向が作り物めいてて気に入らない、楽して綺麗になりたい自分…どれもこれも女性(TRFの世代ではないけど、最近の流行り物への皮肉とかは30代の私を含めどの世代でも共感されそう)の気分を的確に言語化してて、あるある、そう!その通り!と思う。全体的に自嘲を込めて楽しく書かれてるのでたまにクスッと笑ったり、とにかく笑いとばせる。(自意識過剰な自分を自覚して文字にして笑い飛ばしてしまおうというサバサバと読者と共有しようという著者の自意識が見えるという入れ子構造ではあるけどw ) この本を居心地悪く思う人は、同族嫌悪に近い気がする。抜けきれない恋愛体質を理屈っぽく書くのはちょっと飽きた。前半のレギンス、TRF、プチトマトあたりが面白かった。手料理、自撮り「修正箇所は逆説的にコンプレックスを正確に言い当てており」、核心をついててドキッとする京都は名言が多い。「時代という名の遠心分離機」「ヤングの京都は同ブランドのセカンドライン」「文化的サビ抜き」


    p6「京都に興味が持てぬ自分を後ろめたく思う一方で、ハワイに現を抜かす連中に鼻白む。結果、それらの甲冑を軽やかに装着する婦女子をうらやみながら「あのブドウは酸っぱいに違いない」と、いらぬ言葉を吐いてしまう。
    (略)
    フランス人は10着しか服を持たないと言うし、ときめくものだけ残せと言う人もいます。思い込みのストッパーを外し、ひとまずぜんぶ試着する。」

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    2023年03月02日