ジェーン・スーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
Netflixで吉田羊さんと國村隼さんでドラマ化したものを見て、原作を読みたくなった
先に映像を見たからか文章を読んでいてもジェーン・スーさんと國村隼さんでイメージされてなんというか贅沢だった(笑)
やっぱりお父様の世代がそうだからかしっかりと先の戦争のことも書いてあり、経験者から聞いたないようをそのまま文章にしているから、内容が生々しくて悲惨で、数回読むことを休んだ。それぐらい経験者が語った言葉は重くて苦しかった
ジェーン・スーさんのエッセイは2冊めなんだけど、やっぱり文体のリズムがすごく心地よくてすいすい読めるし、エッセイでありながらも文芸的な情景描写もあってとても好き。ほかのエッセイも読もう -
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ネタバレ【揺らぐ男性の存在意義】
ジェーン・スーさんと、中野信子さんのご対談。
最近思っていたことが言語化されていて、とても共感しました。
女性の社会の中での立場、状況、これでいいわけがない、
けれどその女性の性質上もあり、
はっきりと言ってこなかったことが何てたくさんあるんだろうと。
スーさんは、自分が女性らしくないというコンプレックスを子どもの時からもっていて、自分の不完全性が抜けないという。
中野さんは、頭がいいことが女性と相いれない、という点で不快な思いをたくさんされてきたそう。
自分が無理と思い込んでいること、じつはだいたいがお仕着せの社会規範なんだ、と話されている。
そして、社会を正面から考える、変えようとするのではなく、今の社会で自分がどう楽しめるか、に焦点を当てるという。
スーさんも、てっぺんを目指さない、目立ちすぎず、アンチも増やさない、そんな生存戦略をしてくることになったと。
「夢を口にしたって叶うとは限りません。でも黙っていなくてもいい」
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脳科学的にも、
男性は女性を、状況によってはモノとして見ているという驚き。
下に見る、とかいう以前に。
女性を人間として見ることがでいない男性。そこに限界がある。
女性はモノではない。
男女平等のためには、男性のスキルを女性並みに高める必要があるに違いない。
もう一つ興味深くさらに掘り下げたいのは、有性生殖をなくすことについて。
技術が許しても男性が許すのかは分からないけれど。
女性は、出産しなければ庇護下に入る必要も、周りの機嫌を取る必要もなくなる、とのお話。 … -
Posted by ブクログ
ネタバレ「男とか女という括りではなく個人として幸せであるにはどうすれば良いかを第一優先で考え、その上で現代社会でどうすれば幸せに生存していけるかを考えるのが良い」
内容だけでなく、言葉遣いや言い回しなど参考になる部分がありすぎて処理しきれていないがこれはお買い得な本だと感じた。
何度も読み直して論理的思考の勉強もしたい。
以下覚書
・内助の功
陰ながら援助する身内の功績。
・女らしいは完全に褒め言葉だけど、女っぽいだとノイズに近くなる。
・得してる人を見ると何か奪われているような気持ちになるが実はそうじゃない。
・ニューロエコノミクス
見えない心の部分を定量的に評価して経済的にも繁栄しようというのがニューロエコノミクス。
・同性愛の男性と異性愛の女性の脳は似ている。同性愛の女性と異性愛の男性の脳もまた似ている。
・若さや美貌で得た得は、蓄積されない資産。
・男にとってモテる女性や美人は単に捕まえたくなる珍しい虫やポケモンと同じ。
・スタックする
立ち往生する。
・おごられることは自己決定権を手放すこと。
・男のためにキレイを目指す人はもうほとんどいない。自己実現としての美。
・自分をケアしないことはセルフネグレクトだ。
・変化はいつも期待より緩やか。過渡期をどう生き延びるか。
・ステレオタイプ脅威。ステレオタイプな見方をされるとそれが自分の中の一部となって実現されてしまう。
自分の切り捨てたもので生きている人を敵視してしまう。敵視しているものの中に自分が羨ましいと思ってしまう部分が少しあるはず。そうで無ければそもそも攻撃的にまでならない。だから自分の気持ちに正直になってとことん納得が行くまでやると敵視しないで済む。
・綺麗めの男性が男から好まれないのは男の中の女性性ははっきりと嫌いと言いやすいから。筋肉質などの男らしさは否定すると自分が男らしくないと自認するようで言いにくい。
・個であることと全て自己責任で賄うことは別。
・立場が人の発言や行動を作る。
・ピンクと和解する。
・女を1人だけ入れて多様性を演出するな。
・異性の目線が関係なくなってからビンテージになれる
・フランスでは自分の意見が言えないとバカ扱いされる
・迷う機能が残っているということは生存する上で必要な機能だった。セレンディピティは迷いからしか産まれない。
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Posted by ブクログ
男性は女性の性的な要素を見ると、思いやりや良心を司る脳の領域が働かない。つまりセクシー女性を男性は人と判断できないらしい。
ほんまかいな。でも性被害をそういう脳の仕組みで捉えると納得できる。
本書では男性は「美人をモノとみなす」といった視点で議論をしているけど、おいおいブスへの視点はどこいったよ。
居酒屋で酔っ払った高学歴女子が議論している粗々トークという印象はありますが、とはいえ普段からジェンダーについて発信している彼女たちの話は考えさせられたり、ぐさっとくるものがありました。
・女性はキレイにするのにお金や時間をかけているから「おごってもらって当然」という理屈を正当化していると被害者視点でしか物事を考えられなくなる。
・「おごられる」は相手の支配を受け入れることと等価。うーん、、、これはちょっと私の中で結論を先延ばし。
・「男たるものスキンケアなど言語道断」現代では命取りの社会規範。そもそも男性と女性で入手できる情報に偏りがある。「男性は女性より肌が強い」ということもあったのかもね。「男性は日傘使わない」のはそろそろ見直そうよ。
・【ステレオタイプ脅威】「女性は理数系が苦手」というステレオタイプが本当に女性のパフォーマンスを下げている。自分の「〇〇が苦手」は、もしかするとこれによるのかもしれない。
・女性は食べ物じゃないから「賞味期限」は無いし、空気も呼吸するものだから「読む」必要もない。女の敵も女じゃない、性差なんてない。
・仕事ができない男性管理職がごまんといるのだから、仕事ができない女性管理職だって普通にいたっていい。
私的には上記が一番刺さりました。たしかに女性はなぜか役職に就くなら完璧を求められるし、「そうであらねば」といった意識は私にもありました。そんなこと言ってるから誰もなりたがらない。そうだよね。ちょっと自信がでました。
「自分に自信がない」女性への処方箋は【歳を重ねる】【学習して不安を埋めていく】だと本書ではいったん結論としていますが、自分がいかに世の中の社会規範に囚われているか気づくことがいいような気がしますね。気づくためにはある程度の経験値や学習が必要ってことか。 -
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読み始めて既視感…と思っていたら「女に生まれてモヤってる」の新書版でした。かつて読んだ本でしたが、再読。
私も歳をとったので「女らしさ」とかいう社会のバグから解放されつつあり、最初に読んだ時よりは幾分か気楽に読めたなぁ。
これから大事なのは「選んだ答えを正解にできる力」、納得しかない。
理想の社会は訪れないけど、それに向かって不完全を完全に近づけていくのが社会だろう、というのも納得であった。
最初に読んだ時は私自身は独身だったけど今は結婚して子どももいるので特にわかると思ったのは「女同士だからってなんでも分かり合えるわけじゃない」。そして「わかり合えない」イコール「敵」じゃない。ここ大事。 -
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ジェーン・スーさんは名前だけ知っている、という状態でこちらのエッセイ本はオーディブルで聴き読みした。
女であることに付属するめんどくささ、苛立ち、不条理さについて痛快に語っていて気持ちが良かったです。
顔面コンプレックスや女性性へのコンプレックスなど、それぞれ程度は違えど誰でもかかえている問題についての話もあり、この部分の受け取り方は読み手それぞれだなと思いました。
私はジェーン・スーさんより田舎に住んでて、女として品定めされる場面に上がることが少ない学生時代、社会人時代を送っていました。
都会の女性は出たくもない品評会に強制的に参加させられているのだと思うと、なんと不条理なことだとお腹の奥がモヤモヤしました。
とりあえず田舎と都会で分けて書いたけど、たぶん土地柄関係なく女性を無遠慮に品評する人間はいるし、しない人ももちろんいるとは思います。
私は私の歩んできた道のりのせいか、はたまた私自身が鈍感なせいか、筆者よりはあまり女性性を突きつけられて悩まされることはなかったように思います。
しかし、この本を読んで今まで形のなかった女の不条理さが言語として理解できて良かったと思います。
ただそういうめんどくささを含んでも、上回って、女で過ごして楽しい部分や、年をとるのも悪くないエピソードなども書いてあり、暗い気持ちにはならず、読後感良く読み終わりました。 -
Posted by ブクログ
13人の女性からのインタビューをまとめた本。
この本が秀逸なのは、ジェーン・スーの切り取り方だと思う。彼女独自の言葉のセンスが心地良い。
おわりに、から抜粋する
「彼女たちは地図と羅針盤を持っている。そのふたつがあるから、信じ続けることも、あきらめないことも叶う。心の中に輝く北極星がある限り、自分を見失うこともない」
「自分自身ととことん向き合わないうちは、目的地はわからない。けだし、彼女たちは自分と戦い続けている女なのだ」
成功者と思われるひとにも、もがき、苦しんでいたことが赤裸々に語られ、ジェーン・スーが上手に料理している。
戦った女たちのインタビューに、背中を押される。
まわりに流されず、「私はこれがしたい!」と決めたひとが、輝くのかもしれない。
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ネタバレ「女らしく」と言われることに抵抗がある女子校出身者のわたし。
やはり「らしさ」とは、社会が与えた役割と権力の差。
さらに最近感じていた、「女同士で悩みを共有する方が難しい」ということについて。
既婚未婚、仕事のあるなし、子の有無、妊活…ライフステージの分かれ道にいると、女だからこそ共感し合えないのだ。
そもそも性別が同じ=生活がほぼ同じ、という時代ではないし、そうなる必要はない。
■引用
・私が女に生まれてよかったなと思えることの筆頭は、皮肉なことに社会からあまり期待されないで生きてこられたことなんです。
・男女問わずみんなに好かれる「いい子」になろうとすると、自己決定権を手放しがちになるんだよ。自分の意思より親や社会の期待を優先して、職場では同僚から嫌われないように、上司の機嫌を損ねないように振る舞う。割を食っても、頑張る。
・女は一枚岩じゃない。でも、それでいい」という認識が広まるのは、多様性のある社会を目指すのに必須。ただし、注意も必要
・性差と言われている「らしさ」の正体は、役割と権力の差が生むものがほとんど。立場が人の発言や行動を作る
・結婚して夫のために生きることも、子どもを産んで子どものために生きることも選べなくて、そんな自分は利己的だと思ってずっと苦しんでいた。そんな自分が生きていていいのかなみたいな自信のなさがあったんですね。でもあれも今思えば、女らしさが解約できなかったからであって、私のせいではなかった。