ジェーン・スーのレビュー一覧

  • 私がオバさんになったよ

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    面白く、対話物が初挑戦でも読みやすかった。
    これからの人生でこの本の中の言葉が道標になることがありそう。女性だけじゃなく男性にも読んでみてほしい一冊。
    東京と田舎、結婚と独身、そんな話がいろいろ。

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    2024年08月29日
  • 闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由

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    決して諦めない、自分を信じることが重要だということは皆知っている。でもどうすればいいのかわからないのは、事例があまりに少なく具体的にイメージできないからだ。
    この本は諦めずに自分を信じて成功した人のどん底から這い出るまでの13話まとめている。
    具体性に欠ける自己啓発本を読むより、よっぽど参考になった。

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    2024年08月19日
  • おつかれ、今日の私。

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    大好きなポッドキャスト「オーバーザサン」
    のパーソナリティーのスーさん。

    このラジオでは、
    「素のおばさんぶっちゃけ悪ふざけ」:「まじめ」
    のトーク比率が9:1くらいで、悪ふざけの笑いがほとんど。

    なので、もっとライトで笑えるエッセイかと思いきや、「まじめバージョン」の方でした。

    前半は、そのまじめ具合が「うーん…」「思ったのと違う」感が強くて……だったが。
    慣れてくると「うんうん」、「フガフガ」が増えていった。

    ほんのちょっと上の世代のスーさん。ほんのちょっと先を切り開いてくれてる。ほぼ、ほぼ同世代。

    ラジオのまじめバージョンをまとめたような内容で、既視感もあったけど読んでよかった

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    2024年08月11日
  • わたしの名店

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    どのお店もその人にとってほんとに名店。
    美味しそうで行けるとこかなとおもわずググっちゃった。
    朝井リョウの高田馬場にある居酒屋「丸八」学生たちですんごくうるさそう。でもガリガリ君がそのまま入ってるサワーってちょっと飲んでみたい。
    三浦しおんの近所のビストロも素敵。
    こんなお店がいきつけでふらりとひとりで入って食べて軽く飲んで帰る…なんて贅沢な時間なんだろう。
    藤岡陽子のおばあちゃんちでいつも出前でとってくれるキッチンゴンの”ピネライス”このエッセイに心揺さぶられた。
    まったく同感!

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    2024年07月12日
  • 女のお悩み動物園

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    ジェーン・スーさんのお悩みへの回答、立場に立ってくれる感じや言葉選びが優しくて好きだった
    最後に、の内容がよかった

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    2024年07月03日
  • わたしの名店

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    ネタバレ

    以前食を題材にした小説を読んだが、本当にあるのか調べたりしたので
    本作は有難い。
    それこそ温泉、とか喫茶店、とか細かくジャンル分けしても作家さんそれぞれのオススメがあるはずなので
    シリーズ化しないかなぁ。。
    雰囲気や、ピンポイントの品物目当て、また何を食べても美味しくて通う、と色々なエピソード。
    また個人店の儚さと切なさも。。


    三浦しをん 京王線千歳鳥山 『Ho 100%drunker』 ベルギービール煮込み
    →たかぎなおこ氏のバクダン納豆といい、京王線沿いには魅力的なお店が。。
     
    西加奈子 渋谷 『虎子食堂』スパイス系
    →渋谷も新宿も駅近ですますので、開拓したい。。

    中江有里 三軒茶

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    2024年07月03日
  • 闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由

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    皆振り返ると家族への怒りや居心地の悪さ、諦念や憤怒を多少の原動力にしている。私は今、子供に少しでも不愉快や不都合の無いようにと尽力しているが、快適な家族体験が大いなる原動力にはなりうるのだろうか。家庭の歪なく育った子が人の心に真に寄り添えるのだろうかと却って疑わしくなってしまった。
    女が闘い、勝ち取ってきたものについて語るとどうにもきな臭く化粧臭く、男の影がチラつきやすいが流石のジェーン・スー。人選からしてバランスよく、一辺倒にならずそして勝利を定義せず。正に伝記を読んでいるかのようであった。

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    2024年07月01日
  • 女に生まれてモヤってる!

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    動物の優性生殖の話など、理科っぽい内容も出てくるのですが、そこが特に面白かった!

    2019年の本ですが、戦争についての予想や、ハイヒールがなくなるのでは…(#KuToo運動)という推測もあたっていて、お二人の先見の明や、思考力がすごいと思いました。

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    2024年06月14日
  • 生きるとか死ぬとか父親とか(新潮文庫)

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    Netflixで吉田羊さんと國村隼さんでドラマ化したものを見て、原作を読みたくなった
    先に映像を見たからか文章を読んでいてもジェーン・スーさんと國村隼さんでイメージされてなんというか贅沢だった(笑)
    やっぱりお父様の世代がそうだからかしっかりと先の戦争のことも書いてあり、経験者から聞いたないようをそのまま文章にしているから、内容が生々しくて悲惨で、数回読むことを休んだ。それぐらい経験者が語った言葉は重くて苦しかった
    ジェーン・スーさんのエッセイは2冊めなんだけど、やっぱり文体のリズムがすごく心地よくてすいすい読めるし、エッセイでありながらも文芸的な情景描写もあってとても好き。ほかのエッセイも読

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    2024年06月07日
  • 女に生まれてモヤってる!

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    ネタバレ

    【揺らぐ男性の存在意義】
    ジェーン・スーさんと、中野信子さんのご対談。
    最近思っていたことが言語化されていて、とても共感しました。

    女性の社会の中での立場、状況、これでいいわけがない、
    けれどその女性の性質上もあり、
    はっきりと言ってこなかったことが何てたくさんあるんだろうと。

    スーさんは、自分が女性らしくないというコンプレックスを子どもの時からもっていて、自分の不完全性が抜けないという。

    中野さんは、頭がいいことが女性と相いれない、という点で不快な思いをたくさんされてきたそう。

    自分が無理と思い込んでいること、じつはだいたいがお仕着せの社会規範なんだ、と話されている。

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    2024年05月30日
  • 女に生まれてモヤってる!

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    ネタバレ

    「男とか女という括りではなく個人として幸せであるにはどうすれば良いかを第一優先で考え、その上で現代社会でどうすれば幸せに生存していけるかを考えるのが良い」

    内容だけでなく、言葉遣いや言い回しなど参考になる部分がありすぎて処理しきれていないがこれはお買い得な本だと感じた。
    何度も読み直して論理的思考の勉強もしたい。

    以下覚書
    ・内助の功
    陰ながら援助する身内の功績。
    ・女らしいは完全に褒め言葉だけど、女っぽいだとノイズに近くなる。
    ・得してる人を見ると何か奪われているような気持ちになるが実はそうじゃない。
    ・ニューロエコノミクス
    見えない心の部分を定量的に評価して経済的にも繁栄しようというの

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    2024年05月29日
  • わたしの名店

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    大好きなお店の一皿で、気分があがる! 自身にとっての「名店」と特別な一品を28人の作家たちが想いを込めて綴るエッセイ集。登場するお店の情報も掲載。『asta*』掲載を文庫化。データ:2023年10月現在。

    行ってみたいお店もちらほら。

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    2024年05月26日
  • 私がオバさんになったよ

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    40代女性がテーマの対談集。同年代の女性同士の思うところであったり、同年代男性から見たこの世代の話であったり、また少し上の年代の話を聞いてこれからを想像したり。一般的な40代女性像とは少し違う人生で、それを著者自身これでいいのかと葛藤したことや今の生活に至るまでの話など。
    どんな話でも上手に聞いて返していて、頭の良さそうな人だなあと思った。40代、世間ではおばさんと言われ若い頃のようなことはできなくなってきたなと思うけれど、それでもまだ楽しいこともありそうだと思わせてくれる。

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    2024年04月25日
  • 女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。

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    非常に良かった
    素敵で読みやすい

    最初は林真理子をもっと対象年齢を下げたような人かと思ったが

    林真理子を下げる気は全くなく
    女という水場にどっぷりとつかりながら
    理知的にそれを俯瞰してみており

    その俯瞰している自分をまた水から
    俯瞰してみるような
    色々な視点を持っている点が心地良かった

    私はこの作者が好きだ

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    2024年04月24日
  • 生きるとか死ぬとか父親とか(新潮文庫)

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    父とまっこうから向き合う冷静な娘の姿が見てとれる。 
    家庭には色々な形があるし、どう思うかも、家族との関係性・状況・感情さまざま。 
    娘もいないし、ダメ父になりたくはないが、子供は幸せにする そう信じてるし、だけれどストーリーとして向き合う姿勢に共感したものあり。

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    2024年04月23日
  • 女に生まれてモヤってる!

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    男性は女性の性的な要素を見ると、思いやりや良心を司る脳の領域が働かない。つまりセクシー女性を男性は人と判断できないらしい。
    ほんまかいな。でも性被害をそういう脳の仕組みで捉えると納得できる。
    本書では男性は「美人をモノとみなす」といった視点で議論をしているけど、おいおいブスへの視点はどこいったよ。

    居酒屋で酔っ払った高学歴女子が議論している粗々トークという印象はありますが、とはいえ普段からジェンダーについて発信している彼女たちの話は考えさせられたり、ぐさっとくるものがありました。

    ・女性はキレイにするのにお金や時間をかけているから「おごってもらって当然」という理屈を正当化していると被害者視

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    2024年04月22日
  • 女らしさは誰のため?(小学館新書)

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    読み始めて既視感…と思っていたら「女に生まれてモヤってる」の新書版でした。かつて読んだ本でしたが、再読。
    私も歳をとったので「女らしさ」とかいう社会のバグから解放されつつあり、最初に読んだ時よりは幾分か気楽に読めたなぁ。
    これから大事なのは「選んだ答えを正解にできる力」、納得しかない。
    理想の社会は訪れないけど、それに向かって不完全を完全に近づけていくのが社会だろう、というのも納得であった。
    最初に読んだ時は私自身は独身だったけど今は結婚して子どももいるので特にわかると思ったのは「女同士だからってなんでも分かり合えるわけじゃない」。そして「わかり合えない」イコール「敵」じゃない。ここ大事。

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    2024年04月10日
  • 私がオバさんになったよ

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    初めてのスーさんの本。
    中野信子さんの回が個人的には1番面白かった。
    同じ独身の立場として共感するところも多かった。
    オーバーザサンのすーさんしか知らないけど、エッセイストとしてのスーさんも知っていきたい。

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    2024年04月07日
  • 私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな

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    ネタバレ

    また古い11年前のスーさんの本を読んでしまった
    これは結婚前に読んでいたら、結婚しなかったかもしれない。未婚で働いて稼いで自由な20代30代を過ごしたかった!!!と逆に思わされてしまう恐ろしい本だ

    人生無いものねだりかも?

    73あなたは法律家だ。に出てきた男の「風呂場の水滴をすべて拭き取る」法律、言われたなあ
    私が書いたのかと思った
    この世の中に同じネタを持っている女が他にもいると知れて感慨深い

    共感しか無い本


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    2024年03月31日
  • これでもいいのだ

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    冴えない女の会に入りたい…。
    私に愛嬌がないので、愛嬌だけで渡り歩いてきたんであろう人のくだりに共感。ほんと、真面目にやってるのが馬鹿らしくなるんだけど、でも愛嬌ないからこういう生き方しか出来ないんだよねーと思う。これが私。これでもいいか。

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    2024年03月17日