ジェーン・スーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ人生を生きやすくするエッセンスがぎゅぎゅっと詰まった一冊。
以下、大事にしたいなと思ったフレーズ。
☑︎「傷つけられた」のではなく、「傷ついてきたけど、その後も頑張って生きてきた」にフォーカスを変える
☑︎「世界はあなたを傷つけないようにはデザインされていない」と「何人も私を傷つけることはできない」は同時に成立する
☑︎平野レミさん、気高い姫などキャラを心にすまわせる
☑︎嫌な時にはノーという。ノーと言った方が選択肢が不思議と広がる!
☑︎(他者に)「影響されませんよ」「受け取りませんよ」という意識
サクちゃん、スーさん、それぞれ切り口の違う考え方があって興味深かった。
時折読み返して、さまざまな考えを少しずつでも自分の生活に取り入れていきたい。
☆3.8 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「早く40代になりたいんです」と言い続けてきました。40代になるとさすがに、若い扱いもされなくなるかと思って。
結局、年齢不詳で不審な見た目と言動なまま40代になって、初対面の人とかからの扱いはあまり変わらない訳ですが、内面は本当に楽。知ってる人から面と向かって、結婚云々を言われなくなっただけでもこんなに楽なんて。
でも、たぶん内心では思われてるだろうけど、と思ってしまうところにわたしもまだまだ毒されているんだろうというのがわかる。
この点は、男性の方が大変かも。40代になっても「結婚は?」って言われそう。。。
ジェーン・スーさんと中野信子さん、確か以前読んだスーさんの対談本のおひとりが中野さんで「やり取り面白!」と思っていたので、一冊丸々も楽しく読みました。
お二人とも、その時に出来る精一杯をやってこられたんだろうな、とつくづく感じました。
女性についての諸々も面白く読みましたが、中野さんが紹介されてた、「地球は新たな地質時代に突入している説」が特に印象的でした。
「過剰適応した個体は環境の変化に耐えられない」、なるほど……いつかはホモ・サピエンスも絶滅するのかなぁ -
Posted by ブクログ
「なぜ、自分にはできないと思うのか。うまくいかないときにもめげず、腐らず、頑張った先で花を咲かせた女の話を、ほとんど知らないからではないだろうか。」と考えたジェーン・スーさんが、世の女性に贈る本でした。ジェーン・スーさんが敬意を表す13人(齋藤薫/柴田理恵/君島十和子/大草直子/吉田羊/野木亜紀子/浜内千波/辻希美/田中みな実/山瀬まみ/神崎恵/北斗晶/一条ゆかり)にインタビューしたものを、彼女たちの言葉と著者の言葉で綴ったもの。
名前は知っている人ばかりでしたが、詳しく知っている人はほとんどいなかったので、表面的にでもその人を知っているだろうという体で進む文章は、時にさっぱりわからなかったのですが(例えば、ドラマをほとんど見ないので、野木亜紀子さんのところが私にはわからなった・・・)、それでも、ギュッと端的に濃くまとめられた彼女たちのこれまでと、筆者ならではの知的な言い回しが清々しい一冊でした。
彼女たちに共通していると感じたのは、やわらかいけれど確かな軸を持っているということ。その軸で、猪突猛進に進んだかと思えば、意外と偶然きた波に乗ってのらりくらりとしていることもあるということ。そして、やはり何よりも感じたのは、強い。もうその一言。それはたぶん、多くの一般の人がしていないような苦労、それこそ淡々と語っているけれど、私には想像できないような苦労をしているからだと思いました(まぁ、それを「苦労」と思ってなさそうなとこもありましたが)。
あと、覚悟があると思いました。自分がしていることに対する覚悟だったり、表に出て多くの人に見られる覚悟だったり、SNSで叩かれる覚悟だったり。
13人の中で特に印象的だったのは、同じ福岡県出身だからというのも強く影響していますが、吉田羊さん。意外や意外、ネガティブというか謙遜がすぎるというか、本人曰く自己肯定感が低い。まずそれに驚きましたが、メディアからではわからないような姿がわかってくるのもこういった本(インタビュー)の良さですね。それから、浜内千波さん。あまり馴染みのない方だったのですが、なんかすっごく強いエネルギーを感じる方でした。好感が持てるエネルギッシュさでした。
みなさん、何かひとつ、自分には「これ」というものがあった気がします。
吉田羊さんなら「芝居」、浜内さんなら「家族の健康のための料理」、辻ちゃんなら「何よりも子どもを優先させるお母さん」。
その「これ」というのが、彼女たちが闘い、花を咲かせてきた場所なんですね。
やっぱり世に出る人は違うわ、と感じる一方で、世に出てなくてもすごい人はいっぱいいると思います。メディアに出ない=多くの人が知る機会がないというだけで。今度はそんな女性たちの話も聞いてみたいと思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ◾️record memo
要は、男女問わずみんなに好かれる「いい子」になろうとすると、自己決定権を手放しがちになるんだよ。自分の意思より親や社会の期待を優先して、職場では同僚から嫌われないように、上司の機嫌を損ねないように振る舞う。割を食っても、頑張る。女性の場合は女らしさの社会規範に従い続けていくと、誰かにとってのベストサポーターにはなれるかもしれないけど、自分は何がしたいか、どう生きたいかを自由に考えて決めるのが難しくなることがあるよね。自分のことなのに裁量できなくなっちゃう。
「若さ」や「美人」のように、一般的に「得」と世間にみなされているものは、ほとんど長期的には使えない価値なんだよね。「頭のよさ」のほうがマシだと思ってはいた。若さ貯金って絶対に増えることはない。ずっと減り続けていく。減り続けるしかない貯金に頼る戦略のあやうさって、人間を蝕むと思うんだよね。
ひとつだけ気をつけてほしいのが、若さを何に向かって行使するかってこと。若さに値段をつけてお金に換えるような人たちにそれを行使すると、行使しているつもりで搾取されかねない。
あのね、この本を読んでいる人全員に実感してほしいんですけど、今この瞬間があなたのこれから先の人生においては一番若いんですよ。だから、「私なんてもう若くはないから」という考え方で何かを諦めることはしないでほしいと思う。
と同時に、中野さんの話で『アイ・フィール・プリティ!人生最高のハプニング』って映画も思い出したのよ。コンプレックスだらけのぽっちゃり系女子が頭を打って、実際の見た目は何も変わっていないのに、「私、絶世の美女になっちゃった!」と勘違いするラブコメ映画。外見は変わらないまま自己認識だけがよい方向に変わったら、超ポジティブに行動できるようになって、欲しいものがどんどん手に入るようになる話。まぁフィクションだけど、一理あるとも思う。
もちろん、きれいになりたい気持ち自体は肯定されていい。メイクが上手になりたい、スタイルをよくして服を着こなせるようになりたいという思いは、自分がそうしたいなら、他人につべこべ言われる筋合いはない。
一方で、「女はメイクをしたり着飾ったりするのに時間とお金が掛かる」、「女は社会的にそれを期待されがちだ」までは肯首できるものの、「だから男の人におごってもらうのは当然だ」となると、私は正直どうかと思うよ。その理屈を正当化していくと、だんだんと被害者視点からしか物事を考えられなくなるんじゃないかな。
でも、私自身はおごられることはそう好きなほうじゃない。ちょっと気が重い。
それってなぜなんだろうとじっくり考えてみたんだけど、結局はさっきスーさんが言った「自己決定権を手放すことにつながりかねないから」なんだよね。おごられることを受け入れるのは、相手の支配を受け入れてもよいというサインになることがある。
だから、いわゆるハイスペックな男性は苦手なんです。世の中的には「結婚するなら絶対にハイスペックな男性がいい」という女性は少なくないと思うけど、私は可能な限り避けたいですよ。だってどうしたって向こうはこちらを支配したいでしょうから。そういう関係性を受け入れるか、または別れるかのどちらかしかない。一方だけに裁量権があるような関係性はやっぱりかなりしんどいと思うなあ。
ただ、声を大にして言いたいのは、「世間の考える女の得って、最後は行き止まり」ってこと。その場その場でお得なことはあるんですよ。お金が浮くとか労力がいらないとかね。でもそういう「得」は、年齢を重ねていくと必ず行き止まりになる。
自分を支配しようとする相手にパラサイト(寄生)することでしか得られない得だからだよね。だから離別や死別で宿主がいなくなると、次をすみやかに見つけないと、どうにもならなくなる。
まずは、意見が異なる、利益が対立する。たったそれだけの理由で、誰かを簡単に敵認定しないほうがいいですよね。SNSではそういう場面をたくさん見ますが、そもそも格好よくはないし、無駄も多い気がします。単純に、違うよね、だけでいいよね。
じゃあすべての女が頭脳明晰で自信満々でなきゃいけないのかっていうと、そうでもない。仕事で言えば、できない人のパフォーマンスに結果が大きく左右されないのが本来の会社のあり方だと思うんですよ。ある程度の人数がいる会社ならね。社長や役員は無理でも、課長や係長クラスにだったら多少仕事ができない人がいてもいい。というか、現にいるでしょ。
その理屈で言うと、今後は「仕事ができない女性管理職」が爆誕していいんですよ。「できる女」幻想みたいなのが激しいじゃないですか。役職に就くならとにかく優秀じゃないと、って。そういうこと言ってるから誰もなりたがらないんだよ。仕事ができない男性管理職なんてゴマンといるのに。
休日は休むためにありますが、疲労困憊なら一日中寝ていることが幸せの行使になりますし、体力は残っていても精神的なストレスが強ければ、バッティングセンターに行ったり友達と喋りまくったりするのが幸せの行使になります。雨だったら読書かもしれないし、晴れていたら散歩かもしれません。傍から見ると「せっかくの休みなのにもったいない」と思われることでも、私にとっては必要だったりするのです。つまり、あなたも私も幸せになりたいけれど、幸せな形や幸せにたどり着く方法はその日の状態によって異なるし、人それぞれでもあるということ。
女同士だからって、何でもわかり合えるわけじゃない。でも、それでいい。「わかり合えない」と「敵」はイコールでは結ばれないから。
女性は男性に守られるべき存在であり、小さく、愛らしく、可憐でなくてはならない。そうでなければ「選ばれない」。そういう雑誌記事、ネット記事を本当によく見かける。「モテる女が絶対にやらない◯◯」「男がドン引きする女の3つの共通点」等々。女性は男性よりも能力があるように見せてはならない、女性は男性よりも賢くあろうとしてはいけない、女性は男性よりも……。
いや……もうそんなに言うなら選んでもらわなくていいですよ。
選んでもらっても、タダ働き同然で男性のライフのメンテナンスに一生を捧げることをどうせ求められるのでしょう?
男性だって、自分のほうが強く、賢く、格好よくなくちゃいけないとか、そんな刷り込みのせいで毎日ストレスかかって大変だろうなとも思う。
これは若い世代の女性に伝えたいんですけど、自分が本来持っている「自分らしさ」と世間一般に言う女らしさがうまく合致する人もいれば、私のようにそうではない人もいる。そこが一致した、しないで、自罰的にならなくていいですからね。自分らしければどっちでもいいんだよ。
「誰かのために生きる」って、恐ろしいことに、実に心地よいことなんだよね。だけれどもその心地よさは長く続かないし、基準も簡単に変わる。ちょっとつらい状況に陥ると「どうしてこの人のために、自分がこんなつらい思いをしなきゃいけないんだ」に簡単に変わっちゃうんです。どんなに自発的に決めたとしても。
「自分が一番大事だから、この人に一緒にいてもらいたい」ならいいと思うんです。でも「この人が一番大事だから、自分を犠牲にしてもサポートしよう」はいずれ破綻しちゃう。苦しくなるよね。
私は女らしくないことや、子どもを産んでいないことに対しての税金未納感みたいなものがいまだにあるんですよ。それはやっぱり一生消えないと思う。消えないんだけれども、まあちょっと面白がれるチャームぐらいな感じに今はなっているかな。
何か目標を達成したり仕事に成功したりしても、「私の実力ではなく、運がよかっただけ」と思い込んでしまうことを「インポスター症候群」というのですが、インポスター症候群は女性がすごく多いんです。男性よりも、女性のほうがこの心理を持ちやすい。本当は実力があるのに、「私なんて実力がないのにいいのかな」と罪悪感に苛まれてしまうのは圧倒的に女性のほうだ、という。
ちなみに、自分の不安を埋めるために恋愛や結婚に走るのは無駄だと思う。結婚したからといって、相手や相手の優れた資質が自分のものになるわけではないし。そもそも結婚した夫婦の3分の1が離婚する時代だし。
耳に入ってくるモヤモヤワードに共通点がないかをチェックするのも効き目がありました。結婚式で新婦が言った「これからは一生懸命、彼の人生を支えていきたい」という言葉。女の先輩からもらった「子どもは産んでおきなよ」というアドバイス。「意外と女子力高いね」という褒め言葉だかなんだかわからない評価。言われたことを並べてみると、「私が男だったらそもそも言われないだろうし、別にモヤモヤもしないな」と思うわけです。自分が男だったら言われない、もしくはモヤモヤしないと思ったら、それはバグです。プログラムのミスです。あなたのせいではありません。
「私が男だったら、こうは言わないだろうな」と思うような発言を、無意識でする人もいます。そこで「私が男でも同じことを言いますか?」と相手に尋ねるか、「あ、こりゃバグだな」とスルーするかはあなた次第です。
バグに気づけると、人にもていねいに対応できるようになります。このバグは女にだけ存在するものではありませんから、自分も「あの人が女だったら言わない言葉」を男に投げ掛けずに済むようになるのです。
私を含めた多くの女が、周囲の機嫌を損ねることに対して恐怖を抱いてる。禁忌なんだよね。周りの機嫌を損ねるような行動を取る女に対して、女が男以上に厳しくなるときさえある。「お前は村のルールを忘れたのか?」みたいに。有性生殖がいらなくなったら、それはなくなるね。結婚も出産も、レジャーのひとつになるかもしれない。
そうなると別にパートナーを探す必要がなくなる。強いて言えば、一緒にいる相手として価値が高まるのは、「居心地のいい人」でしょうね。
まだそういう未来はきていないけど、私はそういう人を選んでいるのかもな。家に帰ったら仕事のことは一切話さないし。会計も別なので相手の預金通帳を見たこともなければ、こちらのも見せない。一緒にいて居心地がよければそれでいい。
置かれた場所で咲きなさい、という言葉を見ると、何だか苛立ちを感じてしまう。普通は、こらえ性のない、だらしない自分を叱咤激励して、何かをやり遂げさせるための声援としてありがたく受け止めるべき言葉なのだろうけど、天邪鬼な自分がいる。やっぱり素直には受け取れない。そんな自分にある種の残念な気持ちも感じつつ、違和感を消し去ることができないのが私の業の深さだな、と思う。
その違和感を言語化してみるとこんな感じだ。
なぜ見ず知らずのあなたに、そこで咲きなさいとか言われなければならないの?
置かれた場所で咲く必要はどこにあるの?
私たちには足がついているのに、どうして移動してはいけないの?
その場所に自分が合っていない、と感じたのなら、私たちはいつでも、どこへでも行ける。私たちは、花ではない。環境に合わせて適応するというやり方から、自分に合った環境を探して移動し続けるというやり方を、私たちは選択した。
もうね、悪いほうに気持ちが曲がったらアイロンかける、曲がったらアイロンかける。その繰り返しで「私ならできる」「私ならできる」と思考のクセをつけていく。私は作業として機械的にやるようにしてる。いちいち「でも、やっぱり私なんて……」と考え込まない。「あー!また曲がったー!」ってアイロンかける。それを繰り返したら、ちょっとずつ自信がついて自分で自分の人生を決められるようになったよ。
「普通は〜」も危険ワードだよね。「普通」ほど、人と認識に差があることってないもん。できるだけ言わないようにしてるけど、なかなか難しいよ。 -
Posted by ブクログ
自分の年齢だからか、社会的には女性・独身だからか、話されていることに対しては、時々どきっとするくらい突っ込んだ話をしているな…と感じた。
なかなか、仲のいい友達ともここまで深い、というかすこし踏み込みづらいと感じてしまうところまで話が進むってすごいことだよなと思う。
深い話をするということは自分自身のことや考えもわりと話さないといけないし、それがこうして本になるってことは誰にでも読まれることにもなる。
でもそれが似たような立場にある人に大丈夫だよって伝えることになる。この人なりの応援の仕方なのかな。
すこし余裕ができてきたとき世の中のためになることやれていない焦燥感とか罪悪感とか、ほんとにそうで、、自分以外の人がちゃんと言語化してくれていることに、はっとなった。
女性の権利や不利な状態にあることは仕事でもよく耳にするが、男性学という学問があること、女性の問題を解決しようとしたら男性が受けている呪いやプレッシャーを解決することも必要であること。発見が多かった。
ただし刊行から6年くらいたってしまっていて、今はどういう状況、心境なんだろうというのが気になった。
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Posted by ブクログ
世界の見え方の違いと、自分らしい生き方の探し方を「雑談」形式のエッセイで気が付かせてくれる本。
ポジティブな人、ネガティブな人、だけど根は一緒だったりするのに、見える景色は違っていて、中々解りあうことが出来ない。言葉は万能ではないので、語り合うことで理解し合えるなんてのは幻想だと思うのだけれど、この本の著者二人(サクちゃんとスーさん)の言語化能力はズバ抜けていて、「あぁ、たしかに、そうそう!」と思えるエピソードばかり。2人の相互理解が深まるように、読んでいる自分の自己理解と世界との関わり方も理解が深まってくる。
サクちゃんの、「私の中の平野レミ」なんかは、
個人的にドンピシャで、多重人格のいいとこ取り&使い分けという、自分でも人知れず普段試みていることを、まさにそんな感じ!で、紹介してくれた。
スーさんの考え方も魅力的で「世界はあなたを傷つけないようには出来ていない」のだけど、が故に、世界は広がっていくし、本当に辛いのだったらば、その場所は離れて良いのだという言葉には勇気づけられる。というか、自分がそうしてきたからこそ、言葉にしてもらえて共感出来る。
2人の言語化能力が凄いとレビューしたが、言葉に丁寧な人達が、相互理解を深めるために、時間をかけて、一層、言葉を駆使し、表現を磨いていった結果として、ここまでわかりやすい一冊になったのだと感じる。やっぱりプロは凄い。
数時間でライトに読めるボリューム、読んでいけばなるほどと理解できる秀逸なタイトル、気になる方は肩ひじ張らずに読んでみて。 -
Posted by ブクログ
生き方、考え方にまつわるよもやま話を、ゆるやかにまとめた対談とエッセイ。
人気Podcast番組を書籍化したものだということは、本書を手にしてはじめて知った。
個人的に耳から情報を得ることがあまり得意でなく、楽しそうな番組がいろいろあるのにあまり聞けていないことを残念に思っていたから、こうやって文字化されている本があるのはとても有り難い。
雑談をまとめたものだから、筋があるようでない、ないようである構成だったけれど、それがすごく良かった。
生き方とか、考え方とか、曖昧だけどすごく大切なものの、「今」の空気が凝縮されている。
とくに印象深かったのが、
「人のプールに飛び込まず、自分のプールで泳ぐ」
「困難を乗り越える物語から自分を喜ばせる物語に設定を変える」
「遠くのテーブルに上にあるコップが落ちそうになっても、走って取りに行かないでいい」
のくだり。
自分と他者の境界線をしっかりとること、自分を喜ばせることを大切に生きること、もっと意識して過ごせるようになれたらいいなあ。
仲良しの友達と雑談しているような気分で楽しめる一冊です。