ジェーン・スーのレビュー一覧
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大好きなポッドキャスト「オーバーザサン」
のパーソナリティーのスーさん。
このラジオでは、
「素のおばさんぶっちゃけ悪ふざけ」:「まじめ」
のトーク比率が9:1くらいで、悪ふざけの笑いがほとんど。
なので、もっとライトで笑えるエッセイかと思いきや、「まじめバージョン」の方でした。
前半は、そのまじめ具合が「うーん…」「思ったのと違う」感が強くて……だったが。
慣れてくると「うんうん」、「フガフガ」が増えていった。
ほんのちょっと上の世代のスーさん。ほんのちょっと先を切り開いてくれてる。ほぼ、ほぼ同世代。
ラジオのまじめバージョンをまとめたような内容で、既視感もあったけど読んでよかった -
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ネタバレ以前食を題材にした小説を読んだが、本当にあるのか調べたりしたので
本作は有難い。
それこそ温泉、とか喫茶店、とか細かくジャンル分けしても作家さんそれぞれのオススメがあるはずなので
シリーズ化しないかなぁ。。
雰囲気や、ピンポイントの品物目当て、また何を食べても美味しくて通う、と色々なエピソード。
また個人店の儚さと切なさも。。
三浦しをん 京王線千歳鳥山 『Ho 100%drunker』 ベルギービール煮込み
→たかぎなおこ氏のバクダン納豆といい、京王線沿いには魅力的なお店が。。
西加奈子 渋谷 『虎子食堂』スパイス系
→渋谷も新宿も駅近ですますので、開拓したい。。
中江有里 三軒茶 -
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Posted by ブクログ
Netflixで吉田羊さんと國村隼さんでドラマ化したものを見て、原作を読みたくなった
先に映像を見たからか文章を読んでいてもジェーン・スーさんと國村隼さんでイメージされてなんというか贅沢だった(笑)
やっぱりお父様の世代がそうだからかしっかりと先の戦争のことも書いてあり、経験者から聞いたないようをそのまま文章にしているから、内容が生々しくて悲惨で、数回読むことを休んだ。それぐらい経験者が語った言葉は重くて苦しかった
ジェーン・スーさんのエッセイは2冊めなんだけど、やっぱり文体のリズムがすごく心地よくてすいすい読めるし、エッセイでありながらも文芸的な情景描写もあってとても好き。ほかのエッセイも読 -
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ネタバレ【揺らぐ男性の存在意義】
ジェーン・スーさんと、中野信子さんのご対談。
最近思っていたことが言語化されていて、とても共感しました。
女性の社会の中での立場、状況、これでいいわけがない、
けれどその女性の性質上もあり、
はっきりと言ってこなかったことが何てたくさんあるんだろうと。
スーさんは、自分が女性らしくないというコンプレックスを子どもの時からもっていて、自分の不完全性が抜けないという。
中野さんは、頭がいいことが女性と相いれない、という点で不快な思いをたくさんされてきたそう。
自分が無理と思い込んでいること、じつはだいたいがお仕着せの社会規範なんだ、と話されている。 -
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ネタバレ「男とか女という括りではなく個人として幸せであるにはどうすれば良いかを第一優先で考え、その上で現代社会でどうすれば幸せに生存していけるかを考えるのが良い」
内容だけでなく、言葉遣いや言い回しなど参考になる部分がありすぎて処理しきれていないがこれはお買い得な本だと感じた。
何度も読み直して論理的思考の勉強もしたい。
以下覚書
・内助の功
陰ながら援助する身内の功績。
・女らしいは完全に褒め言葉だけど、女っぽいだとノイズに近くなる。
・得してる人を見ると何か奪われているような気持ちになるが実はそうじゃない。
・ニューロエコノミクス
見えない心の部分を定量的に評価して経済的にも繁栄しようというの -
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Posted by ブクログ
男性は女性の性的な要素を見ると、思いやりや良心を司る脳の領域が働かない。つまりセクシー女性を男性は人と判断できないらしい。
ほんまかいな。でも性被害をそういう脳の仕組みで捉えると納得できる。
本書では男性は「美人をモノとみなす」といった視点で議論をしているけど、おいおいブスへの視点はどこいったよ。
居酒屋で酔っ払った高学歴女子が議論している粗々トークという印象はありますが、とはいえ普段からジェンダーについて発信している彼女たちの話は考えさせられたり、ぐさっとくるものがありました。
・女性はキレイにするのにお金や時間をかけているから「おごってもらって当然」という理屈を正当化していると被害者視 -
Posted by ブクログ
読み始めて既視感…と思っていたら「女に生まれてモヤってる」の新書版でした。かつて読んだ本でしたが、再読。
私も歳をとったので「女らしさ」とかいう社会のバグから解放されつつあり、最初に読んだ時よりは幾分か気楽に読めたなぁ。
これから大事なのは「選んだ答えを正解にできる力」、納得しかない。
理想の社会は訪れないけど、それに向かって不完全を完全に近づけていくのが社会だろう、というのも納得であった。
最初に読んだ時は私自身は独身だったけど今は結婚して子どももいるので特にわかると思ったのは「女同士だからってなんでも分かり合えるわけじゃない」。そして「わかり合えない」イコール「敵」じゃない。ここ大事。