ジェーン・スーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「私がここで伴走したいのは、頑張っているし、まだまだ頑張りたいけれど、どうにも息詰まりそうな予感がしてならない女たち。」
私のことだと思った。もっともっと頑張りたいけど、どう自分と向き合えばよいのかを教えてくれたような手引書でした。
正論でズバッとしているのだけど、一つ一つの言葉はとても優しい。
30歳の今、この本を読めて良かった。
まだまだ大人としては未熟だと思っているし、いつまで経っても理想の自分になれていないと思っていたけど、このままでいいのだと言ってくれて安心した。
とりあえず、あと5年は冒険しよう。
そして、自分の気持ちに素直になろう。
スッキリしたー。
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Posted by ブクログ
著者が父親との関係について綴ったエッセイ
自称「未婚のプロ」のジェーン・スーさん
私はエッセイ「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」は読んだけど他のは未読
ただ、この本はドラマを見ていたので内容は既知
自身と父をモデルにした小説かと当時は思ったけど、すぐ後にエッセイだと知る
今回読んで、ドラマはほぼ原作(?)に近かったのを知った
ちなみに、「ジェーン・スー」は芸名で、自称「生粋の日本人」
以前、ホテルの予約する際に、外国人は割引というサービスがあったため偽名を使い、それをmixiネームに流用してそのまま使い続けているのが由来
40歳を超えた著者と既に後期高齢者となった父
引っ越しに際してお金をせびってきたため
「君のこと書くよ」
「いいよ」
というやり取りの末に書かれたエッセイ
知ってはいたが、この親父は中々の曲者だし
人によっては親子の縁を切るくらいではある
ただ、この親子関係は愛憎入り交じっていて、一言では語り尽くせない関係性になっている
20代で母を亡くし、その後は父が事業を傾け破産
生活を娘に頼りつつも遠慮のないような父
気軽にではないのだろうけど、父にそれ程のお金を渡せるという事はそれなりに稼いでいるのが伺える
破天荒な父親
「石原慎太郎と渡邉恒雄を足して2で割らない人」と表現されているし、父親もそう自称しているようだ
何て迷惑な父だろう…… と第三者からは見えてしまうが
そんな父は、「女に『この男になにかしてあげたい』と思わせる能力が異常に発達しているのが私の父だ」と娘から評されている
ファミレスのドリンクバーで
ロイヤルミルクティーしか飲まない父のために
カプチーノの先に出るミルクとお湯で作ってやり、自分はダブルショットを飲むことを自然とやっている著者の意識も「世話を焼いててやりたくなる」からとのこと
そして、そんな手間を掛けているとは父親は知らない
昭和13年生まれの父親は7歳の時に終戦を迎える
戦時中の記憶も飄々と語っているが、果たしてどこまで本当なのか?
結核に罹患して大学を中退
しかし、ユダヤ人の経営する会社で働いていたところを正社員として雇用してもらい、保険適用で1割負担で治療を受けられる事になる
快復後はそこの会社に戻ることはなかった
貴金属の販売会社を立ち上げ事業を拡大、自社ビルを持つほどになる
女性関係も派手で、家の事は母親に任せっきり
自身の病気と妻の病気が重なり、妻を亡くす
著者はこのとき24歳
妻が緩衝材だったためか、その後は事業も立ち行かなくなり4億もの負債を抱える
先見の明があるが、先取りしすぎて成功はしないよう
このエッセイを書く理由としては
母親の「母」の顔以外を知ることができなかったという後悔があり
存命のうちに父の事を知るためという意味もあるそう
前述の通り、第三者的にはとんでもないクソ親父のように思えるが
所々から感じる「愛」の部分もある
「禍福はあざなえる縄の如しというが、親子は愛と憎をあざなった縄のようだ。愛も憎も、量が多いほどに縄は太くなり、やがて綱の強度を持つようになるのだろう」とも語られている
自分自身を顧みると、親に対しては感謝と愛はあるが、憎という感情はないかな
だからと言って綱が細く弱いわけではないと思うのだけれど
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一番近くにいたはずの人が、一番わからない――
父、そして、この世から去った母、家族の肖像を娘が描く。
向田邦子『父の詫び状』、リリー・フランキー『東京タワー』を彷彿とさせる、普遍にして特別な家族の物語。
阿川佐和子さん推薦!
「決して大好きとは言いにくいのに、自分とさほど似ていないと思うのに、娘は父を無視して生きてはいけない」
「私が父について書こうと決めたのには、理由がある」――。
24歳で母を亡くし、我が家は、父と娘の私だけに。それから20年が経ったけれど、いまだに家族は増えていない。気づけば私は40代半ば、父は80歳になろうとしている。
いま猛烈に後悔していることがある。母の人生を、母の口から聞かなかったことを。母の母以外の顔を知らないまま別れてしまったことを。
父については、もう同じ思いをしたくない。
もっと、父のことを知りたい。もう一度、父と娘をやり直したい。それには、これがラストチャンスかもしれない――。
戦時中に生まれ、戦後社会に飛び出て、必死で働いた父。母との出会い、娘の誕生、他の女性の影、全財産の喪失、母の死……。
父への愛憎と家族の裏表を、娘の視点で赤裸々に描く傑作エッセイ。
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