ジェーン・スーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まだ大丈夫と思っていても、いつか必ずやってくる親の介護問題。介護認定の付かない「介護未満」だが支援は必要という状態が、もしかしたらいちばん大変なのかもしれない。
特に母親が先に亡くなり、生活能力ゼロの父親がひとり残されたら、私たちはどう生きるか問題が待った無しに襲ってくる。
また、本書は娘が割と近くに住んでいて、経済的なサポートも可能という恵まれたケースだが、そうでない場合は…
我が家のケースに当てはめて、色々考えてしまうが、ビジネスライクに支援プランを立て、お互いをプロジェクトメンバーとして取り組もうという姿勢、スマート介護の導入の話は参考になった。 -
Posted by ブクログ
著者が父親との関係について綴ったエッセイ
自称「未婚のプロ」のジェーン・スーさん
私はエッセイ「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」は読んだけど他のは未読
ただ、この本はドラマを見ていたので内容は既知
自身と父をモデルにした小説かと当時は思ったけど、すぐ後にエッセイだと知る
今回読んで、ドラマはほぼ原作(?)に近かったのを知った
ちなみに、「ジェーン・スー」は芸名で、自称「生粋の日本人」
以前、ホテルの予約する際に、外国人は割引というサービスがあったため偽名を使い、それをmixiネームに流用してそのまま使い続けているのが由来
40歳を超えた著者と既に後期高齢者となった父
引っ越しに際して -
Posted by ブクログ
①YOUR BIRTHDAY CAKE IS NOW A FIRE HAZARD (あなたの誕生日ケーキは、もはや発火の恐れがある)
②ケーキの表面を埋め尽くさんばかりのろうそくの数を誇らしく、愛おしいとさえ思います。燃え盛る炎の勢いこそが、私の命の灯だ。燃えろよ、燃えろ
まずわかる~ってなる。ろうそくやってみようかと思ったけどほんとうに消火器が必要になりそうだからやめましたw
③わかっちゃいたけれど、加齢に比例してセルフメンテナンスにお金と時間が掛かるようになりました。ざっくり〝睡眠・仕事・遊び〟に分ければよかった時間割とお財布事情に〝メンテナンス〟のコマを作らなければいけない感覚
ス -
Posted by ブクログ
ありがとう、ジェーンスー。
私のちょっと先の未来を生きるジェーンスーから毎度生きる指針を頂いています。
実際5歳違いだから、そう遠くない未来だからリアルで、それと共に私の5歳下の子達には私がリアルを伝えていかねばならないなと変な使命感を勝手に覚えました。
昔ヒィヒィ言ったSATCの新作にも触れてくれてたから気づけたことだけど、キャリー・ブラッドショーと私の間にジェーン・スーがいるんだよと。
ジェーンスーを好きになったきっかけ含めて鮮明に思い出せました。
昔よりまろやかになったジェーンスーの文体から時の流れと時代の流れを感じつつも、その変化が心地よいなと思いました。
やっぱり推し続けます、ジェー -
Posted by ブクログ
ネタバレ「こんなにろうそくが増えちゃった…それなのに私は….」と思い始める年齢に、つい先日到達しました。30歳になると周りの変化がすごくて、それもSNSで逐一報告してくるから、同じようになりたいわけじゃないのに、なれていない自分に勝手に焦り始める。あと仕事にも慣れて考える余裕が出来たからか、考えては悩んで落ち込んでばっかりいる。
だからこそ、「ご自愛」が必要になってきたなと。
ご自愛不足で自分の欲望が分からなくなってきた。
この30代が始まるタイミングで読めたのは良かった。
「ご自愛の本質は、自分がなりたい自分の姿を、親友の手助けをするように真剣に探してあげることから始まる」
「対自分のちゃんと -
Posted by ブクログ
ネタバレ独身未婚中年男性の自分が読んでみました。
なかなか面白かったです。
そして、これは逆に独身未婚中年男性がこういうこと書いてもおもしろくないんだろうなと思いました。
以下、自分に響いたことを備忘録的に。
自分の事を大事にしないと人は寄ってこない(p120)というのはまさにその通り。
自分は小さい頃にあまり褒められなかったこともあってどうにも自己肯定感が低く卑下しがちなんですが、それは他人から見たらいじけているように見えるだけと気が付き、普段なるべく笑顔でいるよう心がけています。
おっさんが笑ってても気味が悪いかも知れませんが(笑)。
「せめて、我々氷河期世代は楽しそうな姿を見せていきたい」(p -
Posted by ブクログ
大好きなスーさんのエッセイ。美容医療をした話もあって、気になることは試してみる柔軟さが、何歳になっても大事だなぁと思った。とりあえず、やってみるフットワークの軽さは、人生を楽しむ上で必要。
「ご自愛の本質は、自分がなりたい自分の姿を、親友の手助けをするように真剣に探してあげることから始まる。」
自分のことを、親友のように扱う。親友なら、好きじゃない部分もあっても、まぁ人間そんなもんだよねと許容できるから、いいところに目を向けられるから。それが、対恋人や自分だと急に完璧を求めてしまう。
「出口がないように思えても、手を動かすことさえやめなければ、いつか視界は晴れてくる。」 -
Posted by ブクログ
介護未満という状況がまさに自分の父親のことに思えた。
そうか、そういうフェーズなのかと。
当たり前のように老いていく両親から目を逸らしていたけど、自分がジェーン・スーさんみたいに親の健康を願ってモーレツにサポートができるか?と問われて明朗なYesを返せる自信がない。
ただ、お互いが健やかに過ごせるようにと同居しない選択をするということは、何かしらの金銭的なサポートや福祉のサポートに頼ることも必要と学んだ。
ジェーンさんみたいに年老いた親とヘルシーな関係性を作るためには何より親のことをよくわかっていないといけないし、その上で起こりうるトラブルを未然に防ぐ先回りアクションを実行、なんならそれらを全