ジェーン・スーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ【なろうと思ったこと】
①「ナマコ信子」に私もなろう。ナマコ的最小限の働き方。あとの人生、ボーナスゲームみたいなもの。ゴールは自分で設定したい。
どういう状態が自分を幸せにする?時代と自分の置かれた環境の掛け合わせで、その時々のいい感じを変化させていくのが妥当。他人の評価なんて変化するもの。物事を相対化させて考え、時代を楽しめる人間になりたい。
②満点を取るためには、スーパーウーマンに?そんなの無理ゲー、ではどうすれば?
自分の心と生活を安定させるために必要なものは何か、こればっかりは自分で考えて見極めるしかなくて、でも仕組みがわかれば肩の荷は少し軽くなる。
適切な自信を手に入れるために自分を観察すること。まずは、いつまで経っても自分にOK出せない内的要因と外的要因に分けて考えてみる。大切なのは、自分の中で「この選択で成功でした」と言い切れる自信を持つこと。そうなるためには目の前のことを一生懸命考えてやるしかない。
③悪い方に気持ちが曲がったらアイロンをかける、その繰り返しで「私ならできる」という思考のクセをつける。
【救われた言葉】
①自分が一番大事と思うことは悪でもないし、むしろ自分のことを大事にできない状態は健康な状態とは言えないという言葉。
なんでもかんでも自分のせいにしない、つまり客観性とか俯瞰の視点でものを見る習慣を養う。
②目前の40代への不安も、40過ぎるとドーバミンがあまり分泌されなくなって不安感情が落ち着いてくるらしい。決してネガティブなものでなく、「私の人生はこんなものかな」と緩やかな諦観、「40過ぎたら楽になるわよ」と。
【人との関係性】
自信がないと人は攻撃的になる。そうなのか、だからあの人は・・と昨今の身の周りの人に対して感じた。そうなると、威圧的だった人も弱い人間やんと楽に感じれた。
不安な感情をあえて高めている時期が人間にはある。本人にとってはつらいけれど、今は勉強する時期なんだと思って安心してほしい。
【興味深かったこと】
地質年代、今、新たな名は「人新世」。「我が物顔で地上でどんどん巨大化していった恐竜は、やがて環境の変化に耐えられず過剰適応のせいで絶滅する」
我が物顔。それは個々の人間にも当てはまる気がして、スーさんに共感。変化と進化によって、「らしさ」からどんどん解放され、地球規模の大きな変化へ。女に生まれてモヤってる内容から、古代の話、地球規模の話にまで発展したお二人の世界観が好きだし飽きない。 -
Posted by ブクログ
がんばっている、本当にがんばっている、えらいよ、ジェーーン・スー。
親の介護がテーマの本は結構読んできたけれど家族の数だけ介護の形があると再認識した。介護される側がどのような段階にいて何ができて何ができないのか、介護する側の時間と金銭の制約はどれぐらいかを始めとして、説明するのが難しいありとあらゆる「状態」が両者の間には数限りなくある。実際に父を家で看取って(コロナ禍)現在も超高齢者の母と暮らしている身には共感できる部分が多かった。嫌われない老人の心得として「身ぎれいにする」「自慢話をしない」ことを著者のお父様の美徳としてあげていた、大いに賛成です。 -
Posted by ブクログ
肩の力を抜いて楽しく共感しながら読めます。
この人が好きだわ〜と思う。
頭の良さ、文章と生き方、行動が一致している感じが伝わってくる。(「性格の良さ」についてのエッセーがあったが)。会って話をしてみたい。
お正月などの季節行事を忙しい中にも味わう感じの話、電動自転車で転んだ時の感情をびっくりして傷ついたのであって、大丈夫と言って欲しかったんだと振り返った話。
なんだかわかりみが深くてカウンセリングしたような読後感です。
ところで、解説で宇垣美里さんが寄稿している。
その文章にもとても心打たれた。一方で昔バス旅のマドンナ、ゲストとして彼女が出ていた時の立ち居振る舞いがやや残念な感じ(彼女の発言などに正当性はあったが、少なくとも万人受けしない行動だった)というのがあったので意外と思ったものでした。言いたいこととしては、彼女の解説も、とても良い。