ジェーン・スーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この苦しみに名前がついていないから余計苦しい、という現象がある。普遍的だけど個人の個の部分と切り離せなくて、結局は誰かからのラベリングでは解決できない。家族との関係でこういう苦しみ抱えている人はきっと少なくないと思う。
愛情をかけて育ててもらった、けれど。の先をスーさん、よくぞよくぞ書き切りましたね。これはお焚き上げだと思います。
はい私は互助会員です。
互助会員の皆さんからのメールもそうだけど。
私も負けへんで!と自分の頬っぺたピシャッとしたくなる。
スーさん、いつも励まされています!ありがとう!
最近37歳になったばかりの私は豊かな東京を実感として知らない世代。親も戦後生まれ。一回りしか違 -
Posted by ブクログ
ネタバレポッドキャスト「となりの雑談」で大好きになったジェーンスーさん。初めて著書を読んでみて、惚れ直した。
自分の中で曖昧な輪郭でしかなかったことを、パキッと言語化してくれて終始心地よかった。痒いところに手が届いて、あースッキリ!のあの感じ。
チャプター32
感情や事態の構造を自分なりに把握すれば、私にとっては問題解決とほぼ同義。
自分勝手な思い込みの連鎖を断ち切れれば自分の心のざわめきの矛先を誰かに向けなくても事態は収拾する。
チャプター34
理想の自分になることと理想の自分なら感じないはずの感情を無視することは同義ではない。
みっともない感情を認める。自認はするけど自責はしない。
私に -
Posted by ブクログ
ネタバレラジオの「相談は踊る」で大好きなジェーンスーさんのエッセイ。
ぎっしりとジェーンスーが詰まっていて、ラジオで聴いたあれやこれの背景となる考え方を知ることができました。
コテコテに女子?の内容なので、読んでいて拒絶を感じる時もありますが、なぜ体が拒んでいるのかを丁寧にひらきながら読み進めることで、今までとは違う自分になれるという実感がありました。
自分の心に蓋をして目を背けていた部分を無視せず、ちょっとずつ受け入れていきたいと思います。
女として生きて20年後半の今、この本に出会えてよかったです。
女は生きづらいと言いますが、一方で8通りの生き方のバリエーションがあり、仕事というゲーム -
Posted by ブクログ
ネタバレ出版当時も読んだのに、今とは感じ方が全く違う。再読してよかった。
ラジオもポッドキャストも著書も全て好き。父親が愛嬌があり特に女に好かれる、母親が若くして失くなり、商売での借金、実家をたたみ、父親の生活の面倒をみている…ここまでできることに尊敬の気持ちしか無い。親子喧嘩と言うには激しすぎるものを繰り返し、距離を測りながら、見捨てもしない。同性としてたまらなく魅力的なスーさんは、魅力的なご両親のもとで育っていた。いつもラジオで言っている、自尊感情が高くなるような育てられ方をした、20歳まできちっと育てたからその後は好きに生きていけ(上手くいかないなら親が子育て失敗したってことだから)など、親とし -
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毎週聞いているPodcast『となりの雑談』の書籍化。
私は耳で聞くよりも文字を目で追う方が頭に入りやすいタイプなので、書籍化されて嬉しかった。
スーさんの著書は以前『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』を読んだことがあって、そのときの感想は率直に言えば「自分と全く異なるタイプの人間だ……」だった。興味深く読んだけどそれ以上に違いに驚いた印象の方が強い感じ。
私はどちらかと言えばサクちゃんに共感するところが多いタイプ。土グループだし、これまでの人生で意識するしないにかかわらず様々なことを諦めてきた自覚があるし。
サクちゃんとスーさんが会話しているとしばしば「え、何を言っているの?」という空 -
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⚫︎感想
タイトル、小見出しからして面白い。
いろいろ筆者拗らせてて、それが面白くて可愛いくて愛おしくなった。自分もそうゆうことあったなぁと思うけど、言語化能力の高い筆者の手にかかって、ぼんやりしていたあの気持ちの輪郭がはっきりする。生きることに一生懸命で、笑ったり感心したり切なくなったり共感したり、読んでいて飽きなかった。
⚫︎あらすじ(本概要より転載)「女子会には二種類あってだな」「ていねいな暮らしオブセッション」「私はオバさんになったが森高はどうだ」……誰もが見て見ぬふりをしてきた女にまつわる諸問題(女子問題、カワイイ問題、ブスとババア問題……etc).から、恋愛、結婚、家族、老後ま