ジェーン・スーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
転んでもまた起き上がる。
それを何度も繰り返してきた人の強さと賢さを感じる一冊だった。
この本には、「よくあることだよね」で片付けてしまわない優しさがある。
誰かのつまずきや痛みをつぶさに見て、心から情けをかけてくれるようなまなざし。
なかでも〈トンネルの出口であなたを待つ〉という言葉に胸を打たれた。
今の私は待ってもらう側だけれど、いつか誰かを待てる人になりたいと思った。
ジェーン・スーさんは自分を見る目が厳しい。
その一方で、そこから下す判断は驚くほど冷静で優しい。
そのバランスの良さが心地よかった。
自分に優しくすることの難しさを知っているからこそ、なおさらそう感じる。
恥ずかしいことや苦い経験をたくさん経て、少しずつ健康的な考え方へ辿り着いたことが伝わってくる。
そして、「しあわせ」について何度も語られるのだけれど、そのたびに首がもげるほど頷いてしまった。
あとがきには、「仲の良い友達の背中をさするように書こうとした」とある。まさにその言葉どおりの本だった。
国籍不明の名前に怯まず、もっと早く読めばよかった。
ジェーン・スーさんは、人生の先輩と呼びたくなる人だった。 -
Posted by ブクログ
親が年を取ったな。と気づいた時に読んでおくと、だいぶ参考になると思いました。
みんながみんなジェーンスーさんのようにできるわけではないですが、心にとどめておくと感情的にならずに済むことも多そうでした。
・介護は介護する者される者の共同プロジェクト
・年老いた親はフジロックに招聘した海外からの大物アーティストと思えば腹も立たない
・「日々の食事管理」「居室の整理整頓」「健康維持」
が課題
・スマート介護で余計ないざこざを解消
和田亜希子さんの記事参考
などは誰でも取り入れられる工夫でありやってみる価値があると思いました。
スーさんがお父様のために製作した食事ノート、自分が使いたいのでどこかで売っていないかと探しましたがないようです。残念!
以前のドラマを観ていたので、どうしてもお父様のくだりが出てくると國村隼さんが浮かんでしまいます。(スーさんはスーさんのまま)
私は介護が終わりましたが、介護の前に読んでおけばもっと感情的になったり不安なったりすることが少なくて済んだのではないかと思いました。もっと早く出会いたかった。でもスーさんと同時期に介護していたから無理だったなぁ。
そして、自分がされる立場になる時のことも考えてしまいました。清潔と自慢話をしない。大事です。
まず早めに断捨離しなきゃ!
自分と親は別人格。まさにその通り、子どもも別人格。わかっちゃいるけど、思う通りにいかないと感情が追いつかないのは全く同感。
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Posted by ブクログ
ポッドキャスト「となりの雑談」を、愛聴すること数年。深いけれど軽さとパワーのあるスーさんの言葉に、頷いたり、驚かされたりするのが心地よくて、スーさん個人の本を読みたくなった。
精神的にめためたにやられている時に、掴んだ藁のようなこの一冊は、大声で笑いながら、笑い涙を拭きつつ、膝をバシバシ叩いて読むという、人生で初めての経験をした本になった。
40代に突入し、情緒が安定している時などほとんどない。この苦しさと鬱陶しさを言葉に表そうとすると、しみったれてしまいそうなのに、重みを残しつつ、軽快に押し出してくれるスーさんに感服。
ポッドキャストだけでは足りなくなったときにも、音がうるさく聞こえるような疲れている時でも、開けられるのが本の良いところ。
独身、40-50代の憂う女性、そして、その年代のパートナーの居る男性にも、お勧めしたい一冊。
でも、スーさんは、元々のパワーがある人だからね!という、付箋をつけて。 -
Posted by ブクログ
とうとうジェーン・スーさんのエッセイに手をつけました
文章が面白い、楽しい、1人でニヤッとしちゃう
あー楽しく生きてこーって明るい気持ちになれる、あー楽しかった
「ジャストサイズを更新せよ
本当の居心地の良さを見栄や卑下で放棄するのは、もったいないことです。
下着だけじゃなくさまざまな自分のジャストフィットは常に変化していくもの。」
「私は何を手放したら、取り返しのつかないことになると思うのだろう。」
「自分を不幸せなところに置いたままにしない。自分で選択したことの責任を取る。大人の責務って、この二つくらいだものね。」
「生きることって永遠の微調整。」
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Posted by ブクログ
ジェーン・スー五冊目。
■自分の痛み、他人の痛み
■ニューノーマルと女友達
■「幸せ」と「きれい」について
の三つが特に印象に残った。
自分が傷ついていることを受容することが始まりで⋯誰に対しても親しい女友達に接するような心持ちでいられるように⋯自分に手をかけ、慈しんで、自分を好きでいるための「きれい」を求めること⋯ちゃんと怒ったり、離れることも大事⋯。ほわわ。タイトルもすてき。
ジェーン・スー信者になってしまいそうだけど、そのたびに心の中のスナフキンが、「誰かを崇拝すると自由になれないんだぜ」(←正確ではない)と言ってくれるので、私は信者ではないしそもそも彼女は教祖ではない、と言い聞かす。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本は、いつも聴いている「となりの雑談」の空気が、そのまま温度を保ったまま文字になったような一冊。
耳で聞いていた言葉が活字になることで、より深く自分の中に染みていく感じがあって、「ああ、こういうことだったんだ…!」と理解がクリアになりました。
やさしいやり取りなのに、とても本質的で、自分の心の扱い方を丁寧に見つめ直せる本でした。
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① 主体性
心に残った言葉
• 「人の顔色」ではなく「主人公の自分」にライトを当てる
• 行き先も行動も、人に委ねず自分で決める
まずは「わたしはどうしたい?」を丁寧に聞くことを大事にしていきたい。
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② 快適さ
心に残った言葉
• 快適とは「安心・安全・受容」。不快なら設定を変えていい
• 自己受容に必要なのは「ここにいていい」と思える場所
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③ 他者とのつながり
心に残った言葉
• “わからなさ”を「怖い」ではなく「面白い」に変える
スーさんとサクちゃんは考え方が違っても、否定せずに深く対話している。
“わからなさ”を「面白い」と受け取れるからこそ、あの関係が成り立っているのだと思いました。
私は、分かり合えないかもしれない場面で、つい対立を避けてしまうところがある。
誤解されるのが怖いし、本当の気持ちをわかってもらえる自信がないから。
でも、違いを恐れずに話してみることで世界は広がる。
対話は“勝ち負け”ではなく“知り合う”ためのものだと感じました。
これからは、自分で選び、自分の快適さを大事にしながら、人との違いも楽しめる自分でいたいと思いました。