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上野千鶴子が世に介在する男女観を記号論的に分析し、我々の中で無意識的に培われた性差にまつわる自意識の存在を公にしたとき、日本はバブルムード最高潮で「モテ」が支配する世界にいて、そんな中一部の対極に『オリーブ』が位置していて、彼らはカウンターカルチャー的に「モテ」を内在化していた、そんな80年代。
それから20年、いまや草食男子と非恋愛価値観が幅を広げ、肌感としては「モテ」を受け入れられる者と受け入れられない者が50:50くらいかも。
鈴木涼美は前者で、「女子」たるアイコンを積極的に活用する(マジ笑える)。ジェーン・スーは後者で、「女子」たるアイコンへ疑問のナイフを投げ続ける(抱腹絶倒)。湯山玲子は越境的存在で、後者を理解し2つの世界を行き来する前者(むしろ尊敬すら覚える)。マツコ・デラックスはもはや性差を超越しているゆえ、(そしてポジション的には中村うさぎも同じく)、はなから客観的。
つまり、これらは現代若者の精神史をカジュアルに理解する著作たちなのである。
要は、こんな人たちもいるのねカタログ的な、ダイバーシティ促進の参考書として活用するか……もしくは、人生気楽にいこうよってことじゃない?(書店員・エイミー)
Posted by ブクログ 2023年12月19日
表題の「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」は、まさにSNS等で散々議論される「何歳までなら女子を名乗ってもセーフ?」というテーマについて、筆者の自論が展開される。その他にも「独身女性限定マンション」「ブスとババアという言葉の有用性」「男女間に友情は成立するか否か?」等……アラサーからアラフォー世代...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月03日
最高に面白かった。
なんとなく、手に取った作品でしたが
笑いもあり、涙あり。
今までの人生で感じてたモヤモヤが
スーさんの卓越した言語化能力で
スッキリしました。
と、同時に自分の感情に気付いたり、
戒めになったり。
Podcastのover the sun を時々聴いてますが、
本当にラジオでス...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月06日
どの項も良かったが、特に「来たるべき旅立ちを前に」が良かった。
この項だけで、この本を読んで良かった。
「生活は踊る」のジングルやBGMがキリンジなわけがよくわかった。
私は遅れてきたファンなので、リアルタイムでファンな人の話はとてもうれしい。
この項のタイトルや締めの言葉がヤスの曲から引用されてい...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月09日
ジェーン・スーさんは名前だけ知っている、という状態でこちらのエッセイ本はオーディブルで聴き読みした。
女であることに付属するめんどくささ、苛立ち、不条理さについて痛快に語っていて気持ちが良かった。顔面コンプレックスや女性性へのコンプレックスなど、それぞれ程度は違えど誰でもかかえている問題について...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月29日
ラジオで大好きなスーさんのエッセイ。文章にユーモアとセンスがあって面白いです。自身にふりかかる出来事のあれこれをグリグリとこねくり回しながら検証するかんじ。
でも面白いんだけど、読んだあと内容が思い出せない。
スーさんの本は内容というより文章を楽しむものなんだなぁと諦めました。またそのうち再読しま...続きを読む
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