ジェーン・スーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
普段は小説を読んでいる最中でも、何かを思うことはあまりない。でもこのエッセイは、ああだな、こうだなと考えながら読むことができる。エッセイだからか、「この」エッセイだからかは分からない。
考えながら読みつつ、クスりと笑えるところもある。気分転換に良いエッセイ集。成人女性にはハマるんじゃないかな。男性はちょっと苦手な内容かも。とはいえ、苦手な成人女性も、こういう話を読みたかった!という男性もいらっしゃると思うので、まずは手に取ってみてください。
ジェーン・スーさんて「今の自分」に焦点を当てるのが上手でいらっしゃる気がする。
この本を読むのは2度目で、過去の私とは受け取り方が違うエッセイがいくつかあったけど、ジェーン・スーさんほど上手に説明できないよ。
次読む時は、また違ったふうに私の心に沁みるのだろうか。
全44篇。そのなかでも私のお気に入りエッセイは「噂話はちゃんとヴィランになってから」かな。
これは全社会人が読むべき、といったら過言だろうか。
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Posted by ブクログ
ネタバレジェーン・スーさんの父の介護記録のようなもの。遠距離で仕事をしながら、ひとり暮らしの父の介護をどうやってきたか。いろいろと勉強になった。家の掃除から介護保険の認定、はたまた父との距離の取り方。口出しばかりしてもいいことはない、でも言うべきことは言わねばならず、やるべきこともしないといけない。
これから起こりうることの指標としてとても参考になる。
またジェーン・スーさんの父はなかなかできる人だとも思う。最後に書いてあるが、年老いても誰なと手を差し伸べてくれたりするのは、
1.清潔感…いつも身ぎれいにしておくこと。
2.自慢話を一切しないこと
この2つがきいているらしい。
自分にもよく言い聞かせておかなくてはと思った。 -
Posted by ブクログ
美STでの連載をまとめたものなので、話題が美容医療や海外ドラマ、海外アーティストだったりして、田舎暮らしの私には新鮮だった。
その中で、自分にも即して考えながら読めたのは「「ちゃんとする」の効果効能」という章。
「中高年になって他人からの扱いに不満をとなえる人が増えるが、そういう人に清潔感に溢れていたり、他者に細やかな心遣いをしていたり、自分を大切にしていたりするのをあまりみたことがない」とズバリ。ジェーン・スーさんには、世間からの目は気にせず我が道を行く生き方を提唱するイメージがありましたが、ステレオタイプに抗うことと、全く人の目を気にしないっていうのとは確かに違うよね〜と納得。自分も気をつけようっと。
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Posted by ブクログ
ジェーン・スーさんが、高齢の父親の面倒を見る中で思ったこと、気づいたことの記録。徹底した観察者の眼差しと、過去にアレコレあった父娘の間にある複雑な感情の両方が書かれており、参考になることも多い。
著者は、基本的にお金で解決できることはお金で! という方針が清々しいくらいだが、実際先立つものがあるなら、それが一番いいのだろうとも思う。面倒を見る立場の人間が疲れ果ててしまっては、両者の関係は結果的にギクシャクする。元気で若いほうが介護離職するより、ガンガン外貨を稼いで介護は外注する、というのも、今後の日本ではスタンダードになるのかな。
相手の何手か先を読み、対処法を考え心の準備をしておく著者の「先回り思考」は、私も似ているところがあるので、非常に共感できた。だからこそ想定外の事態が起こると、一瞬冷静さが揺らぐところも。
親の介護は、他人とは違って、それまでの家族の歴史がかかわってくる。「親のトリセツ」は、結局親子の数だけあるのだろう。 -
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ネタバレ私は、、父が要介護4で最近施設に申し込みをし、タイムリーな内容だと思い、本屋の新書ランキングで上位にあったこの手に取りました。
ジェーンスーは、Podcastで、少し拝読したことがある感じでした。読み始めは、経済的余裕がある方の介護の考え方だろうなと思っていたのですが、すごく面白く、介護をロジカルにとことん分析し「健康で安全に今の暮らしを続ける」という目標設定と、それに対する手段、食事面、健康面の各方面からのアプローチが考えられてます。そして、セルフコントロールがよくされていて、自分がかけられる時間、体力、精神的ゆとりを最適化したものを考えているのがすごく面白かったです。ほかの本も読んでみたいです。 -
Posted by ブクログ
なんだかんだとジェーンスーさんの本を何冊か読んだ時期があったのだが、なんと言うかフェミニスト系の気の強い風甲冑を身に付けて彼女が不条理であると思う世の中を頑張って生きてこられたお方というイメージが私の中にはある。
でもこの本ではそうじゃないジェーンスーさんがいた。親の介護問題は誰にでも起こる事。甲冑を着て凄いドライに対応しているのかと思いきや。実にまめまめしくお父上とコミュニケーションを取っておられて感動した。確かお父上とはあまり関係が良くない時期もあったように思うがご立派である。
実際にお父上のお宅に参上して直接介護してというのはコロナ禍だったこともあり少ないようだが、子供が直接親の世話をする事がベストな場合ばかりではないと感じた。ジェーンスーさんはその代わり、情報を取ってきて毎日数回お父上とLINEをし、適切な距離をとりつつ(ここに苦心されていてわかるーって思った)実にめちゃくちゃ奮闘されていた。介護に彼女の自腹でお金をしっかりかけて、そのために稼ぐってのが勇ましくて本当に素敵。お父上は気付いてないかもしれないが幸せだと思う。一緒に暮らしたりなんかしたら依存も激しくなりそうだし、なにより喧嘩ばかりでお互いの精神状態も悪くなりそうだし。今まで読んだ彼女の本の中でマイベスト。
あと。
お父さんが文鳥を飼う。そして本当に可愛がる。老後の独り暮らしで、誰かのために生きることは自分のために生きることに繋がると思った。見習いたい。 -
Posted by ブクログ
スーさんの物事への見方や考え方が好き。広い知見をもっていて、それでいて押し付けがましくなく、とても正直。
今回の本の中で、「やれることは全部やれ」という言葉が出てきて、自分の心がすごく反応した。
私はできることをやろうといつも自分に声をかける。子ども優先する、家庭を優先する、自分を優先すると決めている。やれることは全部やれ、は私には強すぎる。でも、私にもそういう時が確かにあった、あの時一心不乱に全力で仕事をしていた自分は確かに輝いていた。五十代のスーさんかっこいい!でもそうできない自分はだめだとか、仕事に全力だからえらいとかそういう風に思わなくてもいいんだと、この本を読むと思える。