ジェーン・スーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本作は2019年12月から2025年1月まで、雑誌「婦人公論」に「スーダラ外伝」として掲載されたものを加筆、修正され単行本化になったものです。
時は新型コロナ蔓延の時期と重なって、その影響も大きく受けつつ、50代になった著者が、20代30代の時との変化になんとか順応し今だからこそわかる自身の身体や心の有り様を軽快なタッチで書き綴っているところに、読み手の私も思わず頷いたり、はて?と考えたりと頭を使いました。
特にインプラント治療事件は、親知らずを切除した経験しかない私は、怖くもあるし、とても考えさせられる話題でした。
ご職業なので、読みたくなる文章が書けるのは当たり前なのかもしれないけれ -
Posted by ブクログ
ネタバレこちらは20代後半から40前後くらいまでの女性向けかなと思います。なのでさらっと読み。
そのくらいの年代の女性が主に悩んでいることについて、性格を動物になぞらえて分類してお答えしていくという人生相談スタイルです。
挿絵や動物キャラの造形(動物をアタマに乗せた女性キャラ)も面白くスイスイ読めます。たぶんその年代の方にはすごく刺さる話題ばかりでしょう。
本書の締めで、本書の中に出てきた悩みの中には個人の悩みというよりも社会問題だとすーさんが言っているものが結構あり、確かにそうだなと私も同感。社会問題であることによる「壁」にぶつかって解決できなかったりどうにもできなかったりすることは本当にたくさ -
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Posted by ブクログ
考えても仕方のないこと
① 自分の言葉を相手がどう感じ受けとるかを先回りして決めない
②起きてもいない未来のこと
③ 起こってしまった過去のこと
という彼女の発言からどんな方なのかなーと気になって手に取りました。
ヘアセットがうまくできないエピソードとか共感できるところが多かった。
もう一度読み返すなら、「幸せは冷たい川の中から砂金を見つけるのではなく、もっと周囲にあっていい。」という幸せに対しての捉え方。
この本に出会うまでは、なかなか会えない人に会える時間が最高に幸せ!と思っていたけど、読んでからは会えない時間でも相手が自分のことを考えてくれていることが分かったり、もらったメールや手紙 -
Posted by ブクログ
くったくたになった心をほぐすべく、癒しを求めて読みました
この手のメンタルケア本はその対処法として、人に話す、寝る、あたたかい風呂に入る、運動する、泣く、敢えて何もしない あたりが定番だと思っているのはですが、筆者の個人的なエピソードも交えながら中々見聞きしない方法が書かれていて有益でした
特にネガティブ思考から抜け出せなくなったら美顔器を当てて己を綺麗にしながら悩む、というのは面白いし顔も綺麗になるしいいなぁーって!
つらいぶんだけ美しくなる、エコだ…(?)
書き方がエッセイというのも斬新だなと思います
遠いところにいる顔も知らないこの人も、踏んだり蹴ったりの中 折り合いつけて生きてるっ