藤岡陽子のレビュー一覧
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主人公の「澤木ひかり」は教員生活5年目で、新たに水枝小学校へ赴任することになった。
前に勤めていた小学校の先輩教諭から「水枝小学校は大変だよ」と言われていたが、何が大変なのか具体的には教えて貰えなかった。
これまでは低学年、中学年の担任になった経験は4年間あるのだが、水枝小学校では6年生の担任を任される。
そして先輩が言っていた大変さに直面することになるのだが、孤軍奮闘の様相で、子供たちは勿論、親や上司たる校長・副校長とも対峙することになる。
『 空にピース 』は小学校の教育現場を舞台にして綴られているが、今の日本が抱えている社会問題ここに集積しているように思えた。
学校への不登校、度を越した -
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ネタバレ以前食を題材にした小説を読んだが、本当にあるのか調べたりしたので
本作は有難い。
それこそ温泉、とか喫茶店、とか細かくジャンル分けしても作家さんそれぞれのオススメがあるはずなので
シリーズ化しないかなぁ。。
雰囲気や、ピンポイントの品物目当て、また何を食べても美味しくて通う、と色々なエピソード。
また個人店の儚さと切なさも。。
三浦しをん 京王線千歳鳥山 『Ho 100%drunker』 ベルギービール煮込み
→たかぎなおこ氏のバクダン納豆といい、京王線沿いには魅力的なお店が。。
西加奈子 渋谷 『虎子食堂』スパイス系
→渋谷も新宿も駅近ですますので、開拓したい。。
中江有里 三軒茶 -
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最初は重くて気が滅入る…と思っていたが徐々に好転。心に残るセリフもあった。
自分の人生のダイジェストを辿った時に、必ずその場にいる人間が家族。確かにそうだと思ったしそうでありたい。そう思うと少し優しい気持ちになれる気がする。
以下は沁みた部分の引用。
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「家族になった人間とは、いろんな局面を共有できる凄さがあるぞ。人生においてこれ以上嬉しいことないっていう局面 とか、これ以上ないっていう悲しい局面とか。自分の人生のダイジェストを辿った時に、必ずその場にいる人間ってのは貴重だぞ」
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複数のフォローしている方のレビューに惹かれてチョイス。
三人三様のジイの生き様。
■海神
最期の命の炎を燃やすジイと、その思いを受け止めるひ孫。
男と男の約束を果たそうとするひ孫の姿が健気。
短い話でベタな作りだが、そこはかとなく佳い話。
■夕凪
人生に区切りをつけようとする老医師と、彼に長く仕えてきた看護師さん。
短い話の中に二人それぞれの人生がギュッと詰まって読み応えあり。
言葉の端々に人生への諦観を感じさせる医師であったが、港での最後の姿に男としての矜持を見る。
70代後半と48歳では恋愛話にはならないのだが、それでもなんだかメロドラマみたいな切なさが溢れる。3つの中ではこのお話が一 -
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日本赤十字社から戦地に派遣された従軍看護婦も、戦争末期のフィリピンの惨状も知らなかった私だったが、本書を読むに当たって、あまり影響がないと思われたのは(勿論、これを読んで興味を持つことはあると思うが)、本書で教えてくれる大切なことは、また別のところにあったからだと感じられたからである。
平成生まれの看護師、「高橋紗穂」が夜勤中に見舞われた地震によって意識が遠退き、気が付いたら、1944年のマニラの地で倒れており、彼女の意識は紗穂のままであったが、その身体は、つい先程まで看護していた「雪野サエ」のものであり、当初紗穂は、何故こんなことになってしまったのかと悲嘆し、早く元の世界に還りたいこと -
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ネタバレ表紙の満天の夜空が綺麗だったから
思わず手に取った1冊でした。
“満天のゴール”というタイトルと表紙から
私は綺麗な夜空が印象的な
そんなお話しだろうなぁと想像していた。
だけど実際は
僻地医療や終末期がテーマのお話しで
ゴール=死までの日々の中で
頑張った日に星のシールを貰って
星が集まると満天になっていく。
それも眩しいくらいに輝く。
終末期医療に向き合うって
本当に難しいし毎日が大変で苦しい。
でもその人らしくゴールを迎えられたら
とても素敵なことだと思う。
看護師として
その人らしく過ごせる看護を
提供していけるように
これからも頑張らなくちゃなぁ。